SF

何はさておき、取り敢えずは「GAMERA」の事から

いやぁ、今年はなかなか秋刀魚がお値打ちになりませんね (溜息
猫叉家は、魚喰い、茸喰い、野菜喰い一家なので、秋は特に秋刀魚と大根おろし、冬になれば鍋が食卓を飾る事が多くなりますし、楽しみでもあります
せめて今年は白菜がお高くない事を祈りましょう

相も変わらず多忙と過労でへろへろな猫叉ですが、皆様お変わり御座いませんでしょうか
まぁ、今月は猫叉にとって1年分のお楽しみイベント集中月ですので、何とか頑張っております
PCも前よりは高い頻度で開けられる様になって来たし、此の調子で何とか年末まで征きたい物です
とか、言いつつ何だかんだで、又もや1ヶ月も開いてしまった様ですが ^^;
否、ネタは割とあるんですよ
SFとか音楽とか生き物とか飛行機とか、、、
只、調べ出すと止まらない悪癖が色々と災い致しておりまして、どれも中途半端な下書き状態で放置されております
好い加減、整理してうpしないと、ですね
私自身が何を考えて居たのか、何を思って其の話題を選んだのか、忘れてしまいかねないんですよ ^^;;
本格的に不味い、非常に不味い、、、orz

で、此は割と最近、某巨大SNSと顔本に勢いで呟いた「話題」です
少し校正と画像追加すれば1話分になるかな~  
と、思いましたので一寸纏めてみました

事の発端は、某SNSのコミュで話題になっていた此方の動画です
「ガメラ生誕50周年記念映像「GAMERA」SHORT&LONG VER 」

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色々と造形的には正直不満もありますね
細かい所かもしれませんが
例えば、眼が小さいので今一GODZILLA(ゴジラでは無い)ぽく見える、とか
例えば、背中の形状に規則性や対比性が無いので生き物らしくない、とか
例えば、何となく全体的に丸っこいから塩ビ人形みたいだ、とか
特に宿敵ギャオスが、何と言うか、ゴム人形みたいでねぇ
迫力に欠ける様な気がします
折角の緊迫したシーンなのに、、、 ー"ー;
ま、取り敢えず
今回のガメラの造形が「ケヅメ・ベース」ではない事には安堵しました
本当は、そんな事で安堵すること自体、情けないと思うのですが (溜息
ワニガメ要素を一切排除したガメラなんて、ガメラじゃ在りませんからね
(其の辺りのお話しは、過去日記 「うおぅ!!」 をご参照下さい)

唯一の安心材料は、「GODZILLA」みたくハリウッドが絡んでいない事、ですか
怪獣映画の神髄って、結構、日本人特有の精神を象徴している部分が色濃く出ますからね
其の辺り、どうしてもハリウッドでは限界、と言うか、違和感(これじゃない感)が半端ないです
ただねぇ、某カドカワですからねぇ、、、
どうなることやら (溜息
後、メインキャスト(怪獣)が全て「CG」と言う所が、吉と出るのか、果たして凶と出てしまうのか
個人的には、此の動画を見る限り、「凶」の色合いの方が濃い様に思います
但し、たった4分の、然もパイロット・フィルムですからね
此からどう化けていくのかは、不安でもあり、同時に楽しみでもあります
そんな事もあり、 猫叉的には「余り期待しないで公開を待つ」事にしました

まぁ、猫叉は元々「ガメラ3」のガメラの造形が一番格好良い!
と思っている、と言うか、信じて疑わないヤツですからね ^^;

やっぱりなんだな
此のシーンのガメラが兎に角格好良く思えるのですね
「ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒 」

<https://youtu.be/Rl2PCRpUed4>
(1:30辺りの降りてくる所です)
特に甲羅を畳む所などは、何度観ていても思わず「格好良い(かっけぇ)!」と呟いてしまう程好きです ^^

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そう言えば、DVDのオーディオコメンタリで樋口監督が言っていましたね
「ガメラは着地する時が一番格好悪いんですよ
 だからどうやって "誤魔化す" か毎回頭を悩ませていました」
成る程ね~ 
着地寸前までは本当に格好良いのですが、確かに着地の瞬間は、、、ですね ^^;;;
御本人曰わく、一番上手く誤魔化せたのは「ガメラ2」だそうで、親レギオンと戦う為空自のヘリ近くに降り立った時、だそうです
そう言えば、何時の間にか水平飛行からスライド着地してたなぁ ^^;

あと、ギャオスにトドメを刺すガメラの表情と眼差しは、やはりこうでなくちゃね

Gamera32

此の「見つけたぞ」の表情から

Groi2

近寄ってトドメの火球を吐くまでの威圧感!
此所の威圧感が無いと、ギャオス対ガメラの迫力が半減する、と言っても過言では無いと思います
後、目玉飛び出して半身不随になりながら、なおも喚き散らすギャオスの "しぶとさ"!
此が在ってこその「宿敵」ですし ^^

因みに「CG」で、、、と言うなら、同様「ガメラ3」の此を越えなければ「意味」が無い、、、と思っている猫叉でもあります 
「「ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒」 空中戦 (「Gamera 3: Awakening Of Irys」 Dogfight) 」

<https://youtu.be/0VviVwIxQW>

個人的には2機のF-15の間にガメラが現れるシーンが好きです ^^
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ガメラは地球の「守護神」であり、「荒ぶる神」其の物ですからね
時として「人」は、地球という存在の前に「負けて(後回しにされて)」しまいます
其の象徴が「渋谷」の惨状ですし、此のシーンの様に「人」は眼中にありません

Gamera34

彼の視線はビル越しの「ギャオス」を、ギャオス "だけ" を "追って" います
此がガメラの行動の基本なのです
だからこそ怪獣は単なる「Monster」では無いのですよ
其処はゴジラも同じですね
ゴジラは「破壊神」です
あくまでも「人」に抗する、人の造った物を「破壊」する為の「化身」なのです、彼は
ガメラとは違う意味での「荒ぶる神」とも言えます

只、此等の感覚は恐らくハリウッドには伝わらないでしょう
だから其の辺りを、彼等では上手く表現する事が出来ません
幾ら造形をそれらしくし、かつ今風に格好良くしても、ゴジラはあくまでもゴジラであり「GODZILLA」ではない
「GODZILLA」は、何処まで行っても「ゴジラ」にはなれない
、、、と、そう思っている猫叉です

ゴジラより遙かに其の辺りが情緒的で顕著なガメラはもっと無理でしょうね
有る意味、色んな版権や大人の事情でハリウッド版「GAMERA」が造られなかったのは、好運だった、と言えるのかも知れません
「ガメラ」は「平成ガメラ」として蘇った
そして今度は、「GAMERA」として「帰還」するのだそうです
Gamera35
公式ページURLは此方
「http://www.gamera-50th.jp/」

さて、私達は此の、今回の「GAMERA」を「ガメラ」として受け入れる事が果たして可能か否か

個人的には、
そう、余りにも個人的な「感想」なのですが、、
あの、炎上する京都の街を背に無数のギャオスを迎え撃つ「ガメラ」を越えることは出来ない、と思わざるを得ません

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今の所は、、、ですが

何しろ判断資料が此のたった4分のパイロット・フィルムですからね
設定と造り方次第では化けるかな、、、とは思ってますが、
まぁ、前作で散々やらかしてくれたので、どうしてもねぇ
期待より、不安と不信感の方が強いんですよ  

「ガメラ3」でも、今作でも、有る意味キーワードは「子供」なんですよね
其処をどう使っていくのかな、と思っています
元々ガメラって「子供の味方」って言う扱いだった筈なので(大昔の話ですが、、、滝汗)
其れが、平成ガメラ(樋口監督が特殊撮影に絡んでくる)3部作では、子供の味方と言うより、地球の守護神的立ち位置の方がガメラの中で「優先」してますからね
それでもやはりガメラは子供を救うんですよ
「人との繋がりを断ち切れていない」のが「ガメラ」ですから
其処のバランスが結構微妙で扱い辛いと思うのですね
何しろ、其の辺りの扱いで盛大に「失敗」してくれたのが前作ですから
どうにもね、、、 ^^;;

まぁ、何度も言いますが、ガメラの造形が「ケヅメ」でなくなった事 "だけ" は取り敢えず評価しておきますw
後、某SNS、ガメラコミュの皆様が仰っておられる通り、鳴き声ね
あれは良いですね、アレはガメラの声だわ♪

と言う事で、探せば辛うじてプラス点もある、と言う事で
猫叉的には、余り期待をせず「公開」を「気長に待つ」事にしたという次第w

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補足説明と訂正と

此の所、降るのか降らないのかはっきりしないお天気が続いておりまして
どうやら本格的に梅雨らしくなって来たようです
否、個人的には、余り歓迎出来ないんですけれどね
お天道様には勝てない故、致し方御座いません
否、下らぬ愚痴から始まってしまいました
身体の組成が障子紙で出来ているに等しい猫叉には、一番辛いシーズンで御座います故、愚痴の一つも出ようかという物
ご容赦下さい

実際の処、暑いだけなら何とか凌げるのですが、湿度が高いと其れだけでね
もうぅ、壊滅的ダメージを喰らってしまいます、、、orz
然も勤め先のバタバタが色々と治まっておりません
絶賛「6連勤」2回の後は、なんと「8連勤」が待ち構えて居たと言う、、、 ^^;
ええ、もう、どうにでもなれ、焼くなり煮るなり好きにしろ! な気持ちで御座いますw
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さて、そんな些かやけのやんぱち状態の猫叉ですが、今回の話題は前回UPした「人参」のお話しの続きです
と言うか、訂正と補足説明をば

先日、「人参」の片割れだった「短編ベスト10」を読んで居てふと気になったので、件の「テルミヌス(Terminus)」を一足先に読み返してみました
え~~~~と、、、
先ずは訂正とお詫びから
纏めの中で時系列が違って居ました
テルミヌスの発する信号からピルクスが船の過去に気付く
と書きましたが、完全に逆でしたね ^^;

ふとした切っ掛けから航海日誌を漁って自分が今乗っている船が件の事故船だと探り出す
其の後、テルミヌスが発する信号の中に事故当時の乗組員名が出て来るに気付いて驚愕し、、、

と言う流れでした
いやぁ、やっぱり書いてUPする前にはちゃんと確認しないと駄目ですね
一応ざっと見返してたのですが、見落とした様です
申し訳御座いません (平身低頭


此所で紹介しました「テルミヌス(Terminus)」は読んだ当時、文字通り「うおぅ!!」って思わされた1編でしたし
最終話の「運命の女神(Ananke)」は、何と言うか、本当に色々と考えさせられた話でした
他にも非常に興味深いお噺しが幾つも綴られています
冒頭の「テスト(Test)」こそ何となく結末が見えた物の、「パトロール(Patrol)」や「条件反射(Odruch Warunkowy)」、「審問(Rozprawa)」は、最後まで結末の予想が付きませんでしたし
「狩り(Polowanie)」や「事故(Wypadek)」は、各々AIロボットが噺の中心に据えられていますが、主題は其処では無く、人が其れ等機械人形をどう扱うか
其れ等、無機物の塊に何を思い入れるか、が丹念に描かれていて非常に興味深い物があります
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そんな中でもやはり最終話の「運命の女神(Ananke)」は少し別格に感じます
まず、此の話を読んだ時、真っ先に思ったのはレムの視点が正に「医者」の其れだったと言う事ですね
色々と何と言うか
夢も希望もない「裸の現実」が其処には淡々と描かれて居ます
冒頭からしてそうです
宇宙に出る場合、人として避けられない物は何か
其れは、突き詰めるとこう言う事では無いのか
と言った人としての命題、限界を問い掛ける
其処に描かれて居るのは、生物学的な限界であり、人としての限界でもあるから
妙に現実的で綺麗事の欠片も無い
普通なら夢と希望の象徴としてスマートで格好いい「宇宙飛行士」達を描くと思うのですけれど
彼はこう言う「身も蓋もない描き方」をする ^^;

レム自身、病で苦労して居るからこそこう言う描き方になったんだろうな、と其の時は思ったのですが、
其れだけでは無いですね
やはり、医師としての知識や経験や、そう言った物に由来しているんだな
と、今では思って居ます
自身の経験だけでは無い、正規の学問と知識から裏打ちされ描かれた「現実」と「限界」なんだな、、、と
そう言った意味においても、彼のSFはこう言う「寓話的なSF」ですらリアリスティックだったりします

こう言った「科学的アプローチ」に基づいたSFと言う意味で、良く比較されるのが「アーサー・C・クラーク」です
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「アーサー・C・クラーク(Sir Arthur Charles Clarke」

クラークの書くSFは可成り正確に近未来を予言していると言われていますし、実際「宇宙ヨット」が宇宙を飛んでいたりしますしね
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リアル@宇宙ヨット、ことIKAROS(イカロス)」
心情的感情的賛否はあるかも知れませんが、「海底牧場」等は文字通り遠くない未来の「お話し」となる事でしょうし

只、彼の描く未来は割と明るい希望がベース(基本形)の様な気がします
限界を超えて更に其の先へ!
正に「プルス・ウルトラ(Plus Ultra, ラテン語でもっと先へ、もっと向こうへ、更なる前進)」ですね
其の先には明るい未来が或る
そう信じて進もう! 
只、敢えて意地悪な言い方をするならば、其れはあくまでも「希望的観測」に過ぎない
レムの描く未来は、「(現実は)そんなに甘くないと思うぞ」と、そんな希望的観測に基づいた未来予想に水を差して来るのです
だから「お噺」でありながら酷く現実的で、有る意味残酷な近未来が其処には展開される事になります
そう言う意味においても、泰平ヨンシリーズより更に「現実味」を帯びた「お伽噺」がピルクスシリーズなのかも知れません

因みに、下巻収録の「ピルクスの話(Opowiadanie Pirxa)」は、個人的に可成りお気に入りの1話です
実は昨年冬「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」を観に行った時
「あ、此って "アレ" じゃんw ピルクスじゃんw」
と思わず呟いてしまったお話しでもあったりします
此所の経緯と言うか、感想は其の内(特に仕事方面が)落ちついたら、別個に取り上げて「宇宙戦艦ヤマト2199」の考察日記にしようと思っては居ますが、、、何時になる事やら ^^;;;
思い出し序でに一言だけw
アレはさ
「アンリ・ルソー」の絵が出て来た時点で「夢(軽い悪夢)」のお話しと判る
洋画好き、特にシュールレアリスム好き、だと其の辺りの「ガイド」が解り易いんだけどなぁ
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閑話休題

其れでも、レムは宇宙に行くな、とは決して言いません
むしろ、こう言うリスクを抱えてでも征くべきだ、と主張しています
其の辺りは彼の「ソラリス」でも同じです
ただ、「甘い夢は見るなよ」と釘を刺して警告して居るだけなのですね

最終話の後、「ピルクス」はどうしたか
続きは「大失敗( Fiasko)」で、、、と
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なんだか続きはwebで、みたいですねw
まぁ、実際はそんなに甘くも簡単でもないから今も頭抱えている訳で、、、orz

と言うか、何の補足説明にも無っていませんですね、此 ^^;;;

申し訳ない

あ、後、一言だけ苦言を
いえね、「テルミヌス(Terminus)」が、「ローマ神話における境界の標識の神。by.wiki」 である事は非常に重要なんだけど、文中で其処を紹介するのは如何な物かと
せめて訳者註で小説の後に書いて欲しかった、、、と思った次第
否、只の個人的感想です、ハイ

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近況報告と人参と「テルミヌス(Terminus)」

ありゃ~ 前回より3ヶ月も開いてしまいましたか ^^;
どーも、可成~~り お久しぶりな猫叉ですw
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なんと言うか、色々余裕が無さ過ぎましてね
店舗改装によるオーバーワークと過労でヘロヘロな上に、私事でのストレスが何重にも重なったと言うタイミングの悪さ
なんですかねぇ
何かの罰でも当たったんでしょうか ^^;
其れだけで無く、今回はダメージコントロールにも失敗しているんだよなぁ
全く気力がわかない状態で、PCすら碌に開けられなかったし
おかげで、師匠の生誕日にFBの表紙を替え損なってしまった、、、orz
gdgdしている内に日付が変わってしまい、慌てて差し替えた物が此方
Mahler10thsymphonyszell
背景は、マーラー交響曲第10番
彼の絶筆にして未完の交響曲
死後は焼き捨てる様言い置いたと言う曰く付きのアレ、で御座います

勤め先のバタバタ(店舗改装の舞台裏)の1件につきましては、此は此で色々日記1本分にはなる「お話し」があったりしますが
今回は残念ながら割愛致します
只、一つ非常に面白い、と言うか、
興味深い事柄を此の目で見聞いたしましたので一言だけ
『働き蟻の2割は殆ど働かない』

さて、先頃新しく示された "人参" の方は、無事先月末手元に届きました
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其れ等で、何とか此所まで回復出来た、と言う気はしています
否、本当に我ながら情けないのですが、師匠達のアイテムが無いと墜ちたままなんですよねぇ
困った物です

で、其の「人参」のお話しですが、、、
いやぁ、久し振りに「泰平ヨンの未来学会議」を読みましたが、絶好調ですな
もうぅね、所々で思わず苦笑が漏れ出る位です ^^;
流石と言うか何と言うか

元々「泰平ヨンの未来学会議」は諧謔性の強い1編ですが、此の泰平ヨンシリーズの真骨頂とも言うべき作品だと思います
此のシリーズは、此の手の一見はっちゃけた不条理な展開と、言葉遊びが随所に出て来る(本当に訳者の方はご苦労された事と思います ^^;)ブラックなお伽噺が殆どなんですけれど、其処にある指摘とか視線とかは、本当に鋭くて今でも十分通用する問題が提起されて居ます
と、言う事は、此の小説を書いた当時と根本的に何も変わって居ない
つまり、問題は解決されず棚上げのまま今現在に到る、と言う事ですね ^^;

しかし改めて感じるのですが、此の人の知識って何処まで広くて深いのだろうか、、、と
訳者後書きにも在りましたが、色々とリアルと言うか、何と言うか、生々しいまでの描写が随所に御座いましてね 
何処までが現実で何処からが「妄想」なのか判然としません
現実かと思えば夢だと囁きかけ、夢だと信じれば現実を見せ付ける
悪夢の様なジェットコースターに登場人物のみならず、我々読者をも巻き込んで怒濤の如くお噺は進んで行きます
此等をもう少し虚構的(romanticにして夢を絡めると「フィリップ・K・ディック」になるかと思います
ディックは師匠が唯一認めたアメリカのSF作家ですからね
方向性は似て居るのかも知れません
但し、師匠の描くお噺にはそう言った甘美なアイテムは一切出て来ませんから、ゾッとする様な恐い側面が其処此処に顔を覗かせ煽って来ます
お伽噺の多くがそうである様に、此の泰平ヨンシリーズも其の本質は「ホラー」であり、闇の部分であり、冷笑と悪夢の世界です
こう言うお噺しを読んで精神の立て直し(ダメージコントロール)に成功する私も我ながら大概だとは思います (苦笑
ま、そう言う冷徹で、ぶっちゃけて言うなら「身も蓋もない」所が好きだからこそ、長年ファンをやってる訳でして ^^;
伊達に「思考の師」と崇め、自称「不肖の弟子」を名乗って居る訳では無かったりしますw

と言う事で
「未来学会議」は、薬(Drug)無しにトリップの追体験が出来る実に希有な小説で御座います
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不肖の弟子とか大層な事を言っておきながら、結構色んな情報が抜けたり漏れて居たりする猫叉です
実は、恥ずかしながら最近知った事なのですが、
レムの父親は地元で評判の名医で、専門は耳鼻科だったそうです
因みに出典は此方
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御本人が一寸変わったアプローチからのエッセーを書いていらっしゃいます

レム本人が医学生だったのは知って居ましたが、産科医だったとは知りませんでした
此は此で色々と納得出来る描写があったりします
特にソラリスの件(くだり)とか、エデンとか、今回の「泰平ヨンの未来学会議」でも
他にも、ああ、成る程ね~、と思える事柄が一杯
と言うか、今更? 第一この本自体可成り前に買っていたよね?
後、もっとちゃんと "調べ" ようね
と、またもやイタイ所を師匠に突っ込まれた様な気がして居ます、、、orz

元より知識欲の塊の様な方ですからね
然も医科なら当然、薬学や麻酔学とかの基礎学問を修了していらっしゃる事でしょうし、更に踏み込んで麻薬の知識や其の諸症状に詳しくとも不思議ではありません
其処へ、あの文才ですからね
ま、後は推して知るべし、、、と言う事ですよ 
そんな "お噺し" でも在ります
「泰平ヨンの未来学会議」は

で、もう1冊の人参は数日前から読み始めました
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うん、何だかんだ数年振りですからね
大切に読まなくちゃ ^^

レムと言うと「ソラリス」や「エデン」等の長編が有名ですけれど、実は中編や短編も沢山有ります
今回の「泰平ヨンの未来学会議」は中編(考えようによっては短編との中間的存在とも言える)ですが、「泰平ヨンシリーズ」本体は短編集です
個人的に一番お気に入りの「宇宙飛行士ピルクス」シリーズも短編集ですしね
レムの長編は少々取っつき難いかも知れません
テーマが重い上に、明確な解答が無いですし、根本的な理解に必要とされる背景が調べれば調べるほど膨大になって征きますから
其の点、短編は此の「泰平ヨンシリーズ」を初めとして、ブラックなユーモアが漂うお伽噺形式になって居る事が多いので可成り読み易いと思います
そうは言っても其処は師匠の事、可成り辛辣な指摘や、時折ぞっとする程冷たい視点を感じるので、やはり好き嫌い、得手不得手はあるでしょうけれどね

今回此の「短編ベスト10」も後書きから最初に読んでみましたが、成る程ね、と思う事が多々あって面白かったです
ふ~ん、「テルミヌス」って読者アンケートでは最下位だったんだ
で、レム自身のお気に入りだったので収録されたと
成る程なぁ
個人的には読んだ時、「凄い!」と感じた可成り印象深いお話しでしたから、些か意外ですね、アレが最下位と言うのは
個人的には、一押しの「ピルクスシリーズ」の1編なので、御本人のお気に入りだった、と言う話は素直に嬉しいですね ^^

「テルミヌス(原題:Terminus)」は、少し切ないミステリアスなホラーです
何処かに粗筋が紹介されてないかなぁ
自分で纏めるの面倒で、、、、 ^^;
と思ったので、Google先生を呼び付けました所、、、
「テルミヌス(Terminus)は、ローマ神話における境界の標識の神。」 by.wiki
えええ~~ 知らなかった!
あ~、成る程!! 其れで「テルミヌス(Terminus)」なのか!!!
そーゆー事か!!!!
一つ納得が行った、と言うか、そうだったんだ~、だから「テルミヌス(Terminus)、境界、標識の神」なんだ~
、、、、、、、、、、、、、、、orz
やはり、師匠のネーミングは其の殆どに「ウラ」が隠されて居ると考えなければならない
そう思い知った夜更けでも御座いました (悲哀
と言う事で、せめてもの贖罪に「テルミヌス(Terminus)」の粗筋を私なりに纏めてみました

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大昔、とある有名な大事故の為に乗組員が全滅した宇宙船で、唯一生き残ったのが「テルミヌス」と名付けられたロボットだった
此の壊れかけのロボットは、彼の宇宙船にそのままひっそりと残されて居た
ピルクスは、在る時、今は名を変え、所有者を変え、内装や装備等を変えられた其の船の船長となる
そして、其処に居たロボット、テルミヌスと出会う
テルミヌスは反応炉室(機関室の様な処)で放射能漏れを探知し、其れを物理的に防ぐ作業(具体的にはセメントで固める)に従事するロボットである
老朽化し可成りおぼつかないながらも、なんとか仕事をこなしている
ピルクスは其のロボットの作業時に出る音が、図らずもモールス信号になって居るのに気付く
其処で打たれる遣り取りから、彼は現在自分達が乗っている古い貨物船が昔一大ニュースとなった件の船である事を知る
ロボットが打つ信号は、遭難時の乗組員が行って居た物を再現して居るとしか思えなかった
ピルクスは、興味深く其のやりとりを "聴いて居た" のだが、ふと在る疑問が頭をもたげ、彼を悩ませる事になる
ある日、彼は遂にロボットが再現する "最後の遣り取り" に自身の質問を割り入れてしまう
一瞬の沈黙の後、其の質問に返答し掛かったロボットだったが、次の瞬間「ソチラハ ダレダ」の連打で応じはじめる
いたたまれなくなったピルクスは、「ダレダ」を連打するロボットに停止を命じ、逃げる様に其の場から脱出する
そして、ロボットの分解処理命令書にサインするのだった

------------------------------------

とまぁ、こう言うお噺しなんですが
こう言う風に纏めちゃうと、なんか滅茶苦茶素っ気ないですねぇ
もっと、何と言うか、複雑な気分になるお噺しなのですが
短編なのでご自身で読まれるのが一番良いと思います ^^;
収録は此方か此方で
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さて、久し振りにオーケストラ噺でも推敲しながら暫く遊んでから寝るとします
今日も明日も明後日も~ フルで仕事~ なのだよ、ワトソン君、、、orz
いい加減自分の休みが欲しい猫叉でした

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流石のチャイナクオリティ!

矢張り某顔本は面白いわw
こう言う「ネタ」は、なんだかんだ言っても此所でしか得られないからなw
此だから止められないんだよw

はい、のっけから不穏な始まり方で申し訳御座いません
否、別に機嫌が悪いとか、何かとてつもなく不愉快な事があったとか、では有りません
折角の連休なので久々に図書館へ籠もる気満々で居たら
荒天&雪予報、等とゆートンデモな天候に目論見を阻まれましたのでね
些か、欲求不満な”だけ”の猫叉ですw
ああ、何時になったら今年初の「図書館籠もり」が出来るのでしょうか、、、orz
で、ま、渋々PCでも開けるか~、と言う事で1週間ぶりに開けたワケです
はい、当初の「毎日PC開ける」目標は一体何処に飛んでいったんでしょうねぇ (滝汗
ああ、ある意味コレは「餌」かも知れません
こう言う「奔る為の人参」を必要とするのが猫叉クォリティの基本形なので 
はい、全く威張れません
反省してます、、、orz

で、一体何があったかと言いますと、ですね
例によって某顔本頁に「盛大なブログネタ」が転がって居た、、、と
色々な意味で「コレ」を取り上げない手はありません
ま、可成り、と言うか、非常にマイナーなネタではありますが、宜しければお付き合い下さいませ

此までに何度も宣言しておりますが、猫叉は可成り筋金入りの「SF小僧」です
元々本の虫と言うか、読書が人生最大の楽しみ、な所はあったのですが
気が付いたら、其方方面の物を集中的に読み漁っており、どっぷり首まで浸かり混んでいた、、、と言う次第です
で、更に言うならば、著名ではある物の、ちょいとばかし毛色の変わった作家に夢中になりましてね
気付いたら其の作家の作品が精神上の書棚の大半を占めて居た、と
其れが、他ならぬ「スタニスワフ・レム」其の人だった、と言う訳です
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「スタニスワフ・レム」
猫叉は此の方を「思考の師」と仰ぎ、自称「不肖の弟子」を標榜致しております
其の辺りの経緯は、ま、例によって過去日記をご参照下さい
「思考の師「スタニスワフ・レム」のこと」

で、ですね
某顔本に、こう言う猫叉にとってはもうぅ、お宝の山の様な、宿題の宝庫の様な頁が御座いまして、ですね
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「Stanislaw Lem」

此所が結構素敵な頭脳ゲームを仕掛けて来るんですよ
例えば、先日流れて来て居たのが、此方

「The left one? Right one? None? Which cover do you prefer?」
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要は、どちらの表紙がふさわしいか、と言うお題です
此に対する私の答えは此方
<<「邦題「砂漠の惑星」(原題は「Niezwyciężony(無敵)」
無敵号と言う名の宇宙船クルー達が主な登場人物達であり主役の為)
此は、私の宿題の一つ
で、選ぶとしたら「右」か「左」か、、、と言う問い
私の答えは「心情的には右だが、主題に沿うなら左の方がふさわしい気がする」>>
で、後日流れて来た「回答」が此方
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電子書籍verの表紙、だった様です
ま、此に関しては些か異論も御座いましてね
「高い城」はまだしも「ソラリス」はなんか違う気がするのですね
いずれにしても猫叉には余り縁の無いお話しです
基本、本は紙媒体で読みたい人ですし、まして其れが師匠の物ならば尚の事w
因みに翻訳本の表紙は此方
11016044_526173577520350_30847329_2 11050231_527803514024023_80365317_3 11045354_527803740690667_38644870_2

で、ですね
本日久々に覗いた処「盛大なブログネタ」として流れて来て居たのが此方
11014932_10153104851226963_25968014

いやもうぅ
画像から何から、全てが違うとは、何なんでしょうかね、一体w
念の為、Google先生の翻訳verを呼び出して、取り敢えず「名前」を調べて貰いました
「スタニスワフ・レム=Stanislaw Lem=斯坦尼斯拉夫·萊姆」で正しい様ですね
しかし、生没すら違ってるとか、此所は嗤う所なのかな? 一応w
因みに、本物の(笑)スタニスワフ・レム氏の生没は (1921年9月12日 - 2006年3月27日)です

で、コメントが此方
「Everything in China is different 」(中国ではすべてが異なっている)by,Google翻訳
原典はウィンクの顔マーク付きですw
こう言う、何もかも判って居ながら、簡潔な1行コメントと共に黙って流して来る所なぞ
此所の頁の良い所です
好きですね~、本当溜まらないですわw
で、「Everything in China is different (全然違うよ~w)」
と、添えるだけで回答も正解も解説も何も無いのですよ
気になったなら、後は自分で調べなさい
と言う、無言で宿題出して来る、と言うね
良いなぁ、良いなぁ♪ こう言うのってスゲー良いなぁ♪♪ ワクワクするねw
此だから、此所のフォローは外せないのよw (嬉

はい、此の手の煽りにはめっちゃ耐性が無いのが猫叉です
なので、速攻調べましたですよ
で、見付けたのが此の人
チェスワフ・ミウォシュ(Czesław Miłosz 1911年6月30日 - 2004年8月14日)
簡潔にwiki君を転載しておきます
「リトアニア系ポーランド人の詩人、作家、エッセイスト、翻訳家。
共産主義体制下のポーランドからフランスへ亡命。
アメリカ合衆国でポーランド文学教授となり執筆活動を行った。
1980年にノーベル文学賞受賞。」

念の為、再度Google先生の翻訳verを呼び出し「名前」を調べて貰います
チェスワフ・ミウォシュ=Czesław Miłosz=切斯瓦夫·米沃什

あああ、何と言うか、余りにも接点無さ過ぎじゃないですか?!  ^^;;
なんですか、此?
ポーランドの国民的文学家って言うだけで引いたのか?
然も此方でも生没すら違ってるしw
掠りもしないので、逆に心配になった猫叉は、一寸頑張って画像検索を掛けてみました
で、「此方」発見!
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うん、確定っしょw
人の画像だけ取り出すと此が大元だからね
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但し、此の方「チェスワフ・ミウォシュ」氏は、申し訳ないが、全く存じ上げないのですね
故に、只今某顔本の「Stanislaw Lem」主にお問い合わせ中です
と言っても、コメント欄に「この人で間違ってない?」と書いただけですがw
返事があるかは不明です
ま、元々「有れば言いな~」位の期待しか持って居ないですからね
返答が無くとも全く気になりません
何故なら 「自ら自身の頭で考えよ」 と言うのが基本的なレムの命題だからです

元々猫叉はノーベル文学賞とか全く興味が無いのですね
其の上、正直ポーランドと言う国本体も其処まで関心が有る訳ではありません 
レムの故国であり、彼が卒業した由緒ある古い大学があって、其処の古都で彼が人生の大半を過ごし、今は其処に彼の墓がある
と言う、其れ故の関心でしか無い
其の辺り、人生の師「セル」とも似て居ます
彼等が関わって居るからこそ、調べもするし関心も其れなりにあるけれど、、、
と言う奴ですね
だから私は研究者にはなれないのですよ
あくまでも彼等の熱烈な1ファンであり、支持者の一人に過ぎない
否、個人的には「信者」だと思って居ますw

只、ま、自称「不肖の弟子」ですからね
此れ位はちゃんと調べないとですね~
色々駄目出し食らっちゃいますからね~w
師匠達は基本優しいですが、精進を怠ると実にベストなタイミングで指摘して来ます
本当に油断大敵なんですよ ーー;
先日も一寸やらかしたばかりですし、、、orz

それにしても、何だかんだでGoogle先生は超優秀だと言う事がまたぞろ判明した訳ですな
ホント、便利なツールだわ
其の便利さに呑まれない様気を配る事も大事ですがね

と言う事で、久々に愉しくて有意義な1日で御座いました
はい、あくまでも「猫叉的に」では御座いますがw

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「Solaris」 三者三様

と、言うか 十人十色、否、十国十色 の方が正しいですかな 

珍しく続けての投稿ですw
と、言っても画像紹介が主な絶賛「手抜き」のUPで御座いますが ^^;

此等の画像は、某顔本頁「Stanislaw Lem」で紹介されて居た各国の「Solaris」の表紙です
可成りの数が有りますから、全てはとてもご紹介出来ません
其処で、個人的な趣味と嗜好で幾つかピックアップしてみました
結構、其の国での特色が出ている様に思います

まずはお膝元の「Polish ・ ポーランド」から
Poland_1962_n  Piw_poland_1997_n  Polish_2012_n
「Poland 1962」    「Poland 1997」    「Polish 2012」

次に「欧州圏」
Arrow_books_great_britain_1973_n  Celt_france_1974_n  Editrice_nord_italy_1973_n
「UK 1973 」    「France 1974」    「Italy 1973」
Uitgeverij_het_spectrum_holland_197 Deutscher_taschenbuch_verlag_germ_2  Belgium_2010_n_3
「Holland 1972」   「Germany 1983」   「Belgium 2010」

「東欧」
Agm_croatia_2004_n  Kalwarja_ukraine_2005_n  Magyar_konyvklub_budapeszt_wgry_199
「Croatia 2004」   「Ukraine 2005」    「Węgry 1995」

「南欧」
Publicacoes_europaamerica_portugal_   Planeta_deagostini_spain_2006_n Potamos_greece_2003_n
「Portugal 1983」   「Spain 2006」     「Greece 2003」

「北欧」
Brombergs_sweden_2002_n  Tammi_finland_1999_n  Gyldenal_norsk_forlag_norway_1974_n
「Sweden 2002」   「Finland 1999」    「Norway 1974」

「その他」
Hyperion_israel_1981_n  Ast_russia_2014_n  Iletisim_turkey_2010_n
「Israel 1981」     「Russia 2014」    「Turkey 2010」
Francisco_alves_brazil_1984_n  Walker_and_company_usa_1970_n
「Brazil 1984」     「USA 1970
Shanghai_gaotan_culture_china_2014_  Vietnam_2007_n  Hayakawa_japan_1970_n
「China 2014」     「Vietnam 2007」    「Japan 1970」

次に個人的にお気に入りの表紙
Editions_denoel_france_1976_n_2  Spain_2011_n
「France 1976」         「Spain 2011」
Iletisim_turkey_2014_n  Kokusho_kanko_kai_japan_2004_n_2
「Turkey 2014」         「Japan 2004」

最後に 「どうしてこうなった?!」 の2カ国 
Kaktus_ateny_greece_1978_n_2  Ediciones_pleniluni_spain_1988_n
「Greece 1978」      「Spain 1988」

と、「さもありなんw」 な2カ国をご紹介
Arnoldo_mondadori_editore_italy_200  Harcourt_brace_usa_2003_n
「Italy 2003」        「USA 2003」

因みに
同じ映画からの写真を使うにしても「Czech Republic」はこう使いましたw
Academia_czech_republic_2009_n 「Academia Czech Republic 2009」
ここら辺り其の国のお国柄と言うか、センスが出ますなw
結局「Solaris」の主題を装丁者が判っているか否かが明暗を分けた、、、
と、言った所でしょうか

尚、此等はレムが存命中に発刊された物なら、本人の書棚に収められている筈です
自称・不肖の弟子としては、ご本人の辛辣かつ遠慮会釈のない感想を是非お伺いしたい所ですね

Lempotw1018
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「 Solaris 」とは、、、再び

副題
「Solaris」 とは > から1年後に読む 「Solaris」に付いての考察と戯れ言

ふむ、やはりレムの小説は非常に興味深いな 
しかし、新たに読んだり、再度読み返したりする度に、なんだ、
課題の山と、調べ物の山と、考察の量が、其れこそ半端なく増えて逝ってしまうのは一体どうした事なのだろうか、、、orz
まぁ、其れを愉しんだ上で「此ぞライフワーク」とか言えるからこそ、彼のファンを長く続けて居られるあり、「自称・不肖の弟子」とか呑気な事をほざいても居られるのだけどねw

はい、皆様今晩は
と言うか、此の日記をUPする頃には恐らく夜が白々と明けて来る時間帯であろうとは思いますが、取り敢えず今は丑三つ時です故「今晩は」と申し上げておきましょう
またもや前回より1ヶ月を経過しておりますが、お変わり御座いませんか?
此方はと申しますと、、、
やっと新兵の赴任が完了したのが、本部の都合により黄金週間をとうに過ぎた5月中旬!
しかも、其の後、此奴を使える状態にまで調練するのに些か手間取りましてね
何とか使役に耐えうる様にまで底上げを終了するのに、更に2週間程が経過
未だに辞書とか真っ白な状態が続いておりまして、可成り使い辛いです(困
お陰様ですっかり「フィラデルフィア管/セガン」コンサートの感想をかきそびれています
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其の内、チェコフィルと併せ「前後編全2部作」でお送りしようとは思っておりますが
まぁ、もの凄く簡単に書きますと、、、
今秋の「読響/スクロヴァチェフスキー」に期待、と、、、^^;;
1126 Skrowaczewski
後は察してくだせぇ、、、orz

とか言いつつも、ようやく色々と余裕、主に精神面ではありますが、出来て来ました
其処で、此の所、初版でいそいそと購入しておきながら、今まで手付かずだった「国書刊行会」版の「Solaris」をやっと読み始める気になりましてね
現在のお昼休憩は「Solaris」片手に音楽三昧で御座います
はい、またしても完全に私独りの世界に塡まり込んで居ます ^^;
無論、心優しい同僚達は今までと変わりなく「放置」してくれて居ます
いやぁ実に有りがたい事です
只今ようやく7合目なう!と言った所でしょうか
ま、此についてはちょいとばかし事前の説明が必要かと思われます
否、私が読めなかった「理由」ではなくて、「国書刊行会」版の「Solaris」が所謂「完全版」と言われている事情に付いて、ですが

前に何度か取り上げて居ますけれど、
スタニスワフ・レムと言う人はポーランドの作家です
一寸wiki君に触りだけ紹介して貰うと、こんな感じ
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スタニスワフ・レム (Stanisław Lem, 1921年9月12日 - 2006年3月27日)は、ポーランドの小説家、SF作家、思想家。
ポーランドSFの第一人者であるとともに、20世紀SF最高の作家の一人とされる。
また、著書は41の異なる言語に翻訳され、2700万部が販売されており、世界で最も広く読まれているSF作家である。
代表作に、2度映画化もされた『ソラリスの陽のもとに』など。by.wiki 

リンク先を読んで頂ければ判りますが、所謂ソヴィエト連邦「鉄のカーテン」の向こう側に居た人です
当時、日本語訳はロシア版の重訳が殆どでした
重訳とは、原文を翻訳した外国語の文をさらに翻訳すること、を言います
此の場合、原語はポーランド語ですから、其れのロシア語版を更に日本語に翻訳して出版して居た訳ですね
無論此では、原典の正しいニュアンスが伝わらない、と言うデメリットがあります
ま、ニュアンスだけならまだ良かったのですが、所謂「検閲」が至る所に入ってるのがロシア語版な訳でして
結構な箇所、削られて居たのですよ
無論、そう言った事情があるだろう事は判っては居ましたが、ぶっちゃけ何も無いより遙かに「マシ」です
そう言った様々なリスクを知りつつも、私達ファンは彼の新刊を今か今かと待ち望み、出る度喜び勇んで購入して貪る様にして読んだものです
時代が変わり、ソヴィエト連邦が解体し、目出度く「改訂版」が出される事になりましたが、何故か「其れ」は完全版では有りませんでした
此が、飯田規和訳 『ソラリスの陽のもとに』です
9784150102371 A5bda5e9a5eaa5b9
(早川書房・ハヤカワ・SF・シリーズ3091 1965年、ハヤカワ文庫SF、初版1977年、ISBN 4150102376)

2004年にようやく原語であるポーランド語からの翻訳版が出版されます
此が私が今正に読んで居る、沼野充義訳 『ソラリス』です
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(国書刊行会 2004年・ ISBN 4336045011、「スタニスワフ・レム コレクション」の1冊)
で、予想通りと言うか、当たり前と言うべきか、此が非常に面白いのですね
今回、「検閲」でCutされて居た所が文字通り全文翻訳されて載って居るのですが、其処を中心にして全体が物凄く興味深い
流石は「思考の師」だよ、と思わせる箇所ばかりです

今回、私にしては珍しく訳者の後書き(解説)から読んだのですが、確かに削られて居た部分の前半は読み辛いですね ^^;
うん、訳者沼野充義氏の仰る通り、つい読み飛ばしてしまいがちな箇所です
でも、正に「彼処がレムの真骨頂」な訳で、不可欠なんですよね
と、言うか、さ
あれ、彼処を読まないと「レム」じゃないじゃんw
あの箇所にこそ、彼が本当に書きたかった事への揶揄や暗示、思考の方向性、主題なんかの隠された提示があるのに
まぁ、確かに其処を読まなくとも、有る程度は読み取れますけれどね
より正確に彼の思考追うのであれば、其処を飛ばす訳には行きません
丁寧に読む必要があります
だって、もの凄く貴重な手がかりになるんですよ、勿体ない
で、削除部分の後半は、と言えば、、、
ああ、ソヴィエト連邦だから削除されたなw、とモロに判る内容と言うか、件ですね
其方も非常に興味深い
個人的には、彼処を丹念に読み解いて行けば『大失敗 (Fiasko)』に登場する「アラゴ」の意味と其の存在意義について何か判るかもしれない、と思って居ます
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此方も、私にとっては一連の彼の作品を読み解く上で、物凄く貴重な手がかりです
もはや勿体ないとか言うレベルではありませんw

しかし、後書き解説を読むまで「Solaris」を恋愛小説ととらえる人が多い、なんて知りませんでした ^^;
正に「驚愕の事実!」と言う奴ですw
そして、何と言いますか、、そうじゃないだろう?!、、感が半端ないです
何をどう読み間違うと「Solaris」が恋愛小説になるですかね?
果てしなく不可解なんですけれど、、、ー"ー
理解出来ません

ああ、ざっと「あらすじ」をwiki君から引用しておきましょうか
こんな話、と紹介されています
------------------------------
時代は未来。
舞台は、異常な軌道を持ち、有機的な活動を見せる不可思議な海で覆われた惑星ソラリス。
主人公ケルビンは惑星上空に浮かぶソラリス・ステーションに到着するが、ステーションは半ば放棄されていた。
そしてケルビンは死んだはずの恋人が出現するなど、奇妙な現象に悩まされ始める。
同僚の科学者達にも同じようなことが起きており、これらの現象は異常な軌道とともに「海」が原因らしい。
ケルビンらは、自殺した研究員ギバリャンの記録をヒントに「海」と接触を図る。
by.wiki
-------------------------------
ま、割とまともな紹介ですね、此
色々細かい所に異論はありますけれど ^^;
って、言うか
主役は、ケルヴィンじゃないと思うのですが、、、
主役は、ソラリスの「海」其の物でしょ?
どう考えてもw
ああ、もう、此所からして既に、、、orz
因みに、此の「主人公」ケルヴィンの死んだ筈の恋人(ハリーと言います)は、20歳の時に自殺して居るのですよ
原因はケルヴィンにある、とされて居ます
此の辺りの「設定」を必要以上に拡大してロマンチックにしちゃったのが、タルコフスキー監督の映画「惑星ソラリス」なのですがね
此を原作者のレムが
「あれ(映画)はソラリスなんかではない。
彼、タルコフスキーは(ドフトエフスキーの)罪と罰を描いたに過ぎない。」
と、ま、酷評するに到る訳です
事実其の通りなので、此には反論の余地がありませんw
只、近年もっと酷い "の" が再度映画化して居ます
『ソラリス』(2003年、監督スティーブン・ソダーバーグ)が其れですね
なんと言いますかね、もうぅ トンデモとしか表現のしようがない領域ですよ、アレは
何をどう読み間違うと「Solaris」がハッピーエンドな恋愛映画に仕立てあがるんだ?
其の感覚が全くわからない
と言うか、読解力と解釈の能力が大幅に足りないとしか思えない
推測ですが、此の監督は原典の「Solaris」を読んで居ないではないか、と思います
恐らくタルコフスキーの「惑星ソラリス」を観て、其の甘っちょろい所だけを抜き取り、勝手に改変して作ったんじゃないか、と
しかし、アメリカ人と言う奴等はどうして原作の名前を安易に変えるんですかね
否、名前だけならまだしも、設定変えた挙げ句に、ラストを大幅に変えて居ますね
アレはもう、ソラリスと言う名の別物でしかない
と言うか、ソラリス名乗るな!(怒)
あんな物を作るからレム本人から「嗤われる」んだよ
全くアメリカ人と言う奴は、、、 とねw
(ソダーバーグ自身はスウェーデン系の移民みたいですがw)
まぁ、タルコフスキーも原作の意図を読み間違えた挙げ句、ラストを勝手に作り変えて居ますから、広義では彼も件のアメリカ人と「同じ穴の狢」に過ぎないのですが、、、^^;
それでも、まだタルコフスキーの <郷愁+「罪と罰」> の方がまだなんぼかマシじゃないのかなぁ
否、どちらも結局全くの見当違いなのですけれどね

個人的に「Solaris」は、哲学的なホラー小説だと思って居ます
Solarisの「海」が科学者達にして来る事は、人の記憶を実体化する事
そして其の実体物、作中では「お客さん」とか「幽霊(ファントム)」「幽体F」と呼ばれて居る、に無限の回復性と強大な力を持たせ、其の人物を観察させる
「幽体F」に其の自覚はない
問題は、実体化される物を科学者達、即ち「人」が選べない、と言う事
其の基準と指標は「Solarisの海」にしかない
そして一度選ばれた「幽体F」は、何らかの形で其の存在を抹消されると、また一から再生される
真っ新な状態で、延々と、、、
様々な理由(?)から「幽体F」は其の人物のネガティヴな感情や記憶と強く結ばれた物になる傾向がある
故に「主人公」ケルヴィンの元には彼が死なせてしまった恋人であり、妻でもあったハリーがやって来る事になる
でも、其処だけではホラーにはならない
本当の恐怖は其の先にある
「幽体F」は、謂わば、思考から生み出された思念体だ
人がそう記憶する(望む)通りに再生され、行動する
オリジナルとは違う
何故なら、人が、例えばケルヴィンの場合だと、彼が「記憶して居る」ハリーが再現されるのであって、オリジナルのハリー本体が再生される訳ではないからだ
裏返せば、ケルヴィンの知らないハリーは其処に存在し得ない
なのに、実体化したハリーは徐々にケルヴィンの知らないハリーになってゆく
完璧に再生されるが故に、「幽体F」(ハリー)は本来の彼女の様に、日々学習して成長していく事が可能だからだ
ケルヴィンの元に来たハリーは当初何も知らない
自分が何処から来て何をする為に其処に居るのかすら判らない
唯々、彼の側に居る事を強く望む
其れは決して恋愛感情等から来る物ではなく、単純に「海」からの指示に従って居るに過ぎない
其れは「幽体F」達には抗いがたい物で、本能的、本質的な物でもある様彼等の存在自体に深く植え込まれ、組み込まれて居る
やがて「幽体F」のハリーは自分が何者か考える様になる
そして、自分が何者か知る
記憶から生み出された思念体が自我を持つ様になる
「幽体F」であるハリーは苦悩する
何故なら彼女は「個人」としてケルヴィンを愛して居るのに気づいてしまうから
同時に彼女自身が「海」の道具に過ぎず、彼女の行為(其れは酷く皮肉な事に "好意" でもあるのだけれど)「彼」を傷付けて居る事を悟る
最後は自ら消え去る事を望み、ステーションの科学者、スナウトとサルトリウス2人の実験台となって「消える」
ああ、此を書いて居て気付いた
此所 "だけ" を抜き取ると確かに「恋愛小説」かもしれないねw
何度も言う様だけど、「Solaris」の主題は其処じゃない
Solarisの「海」は何故こんな方法を採択るのか
此等の事象に何の意味があったのか
結局最後まで判らない
只、其れ「幽体F」を送り込んで来た事自体、悪意でも好意でもない、と言う事だけが経験則と科学者達の本能から直感的に知られるに過ぎない
其れは、もしかしたら好奇心ですらなかったのかもしれない
単なる反応、反射と言った類いの物だったのかもしれない
何も判らないし、最後まで明らかにはならない
其れは何度も諄い位書いて来たけれど
互いに全く意思疎通が出来ず、不可知としか言えない状態から抜け出せない
そう言うシチュエーションが宇宙に出たら十分あり得るだろう?
と言う、レムからの指摘であり、主張なのだ

今回、国書刊行会の「Solaris」を読んで居て強く感じたのは、此の話はホラーだと言う事
自身の思念から生み出された物が、一個の独立した生き物になる
生み出された瞬間から其れは独立独歩を始める
此ってグロテスクな神の模倣じゃないのかなぁ
自身の思考と記憶の中に「だけ」あった、或いは無意識の領域に遺った物が、実体化して現れ、自身の手を離れる
そして其奴はもう生み出した「人」の手には負えない存在となる
物理的にも精神的にも、そして倫理的にも
可成り強烈なホラーだと思うのだけどね

訳者である沼野充義氏は <「Solaris」は鏡のような小説だ> と言う
様々なアプローチと設定、事象があって読む者ごとに違った顔を見せるのだと言う
レムによって十重二十重に仕掛けられた鏡の迷宮が「Solaris」なのだと
そうかも知れない
「Solaris」に出て来るSolarisの「海」其の物が「鏡」でしかないのかも知れない
Solarisの「海」に限らず、鏡に意図はない
単に其処に鏡として存在するのみである
其処の前に立つも立たないも己の意思だ
無論、覗き見るのも、覗き込むのも自由なら、無視するも、其の前から立ち去るも自由である
「鏡」其の物に意思や、其処に存在して居る事に対する意味はない
まして悪意だの好意だの、そう言った余計な物
と言うより、より判りやすい回答、と言うべきかも知れないが、
は、一切持ち合わせていない
只淡々と姿を写し、其れを観る者の心理を黙って暴き立てて居るだけである
其処に写し出されるのは、他ならぬ自分でしかない
自身の深淵と向かい合う?
其れは、見返して来る闇の深淵よりある意味タチが悪いとも言える
そんな鏡の向こう側とコンタクトを取ろうとするのはアリスだけだし、其れが可能なのもアリスだけだ
君はアリスになりたいか? 
と、言う事なのだろうか
否、アリスになる覚悟はあるか?
と、言うと言う問い掛けなのかもしれない
宇宙に出ると言う事は、そう言う事なのかも知れない

と、薄ら寒くなった初夏の宵闇で御座います

Quotedonottrustpeopletheyarecapable
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「L」の気持ちが分かる様な気がする、そんな初冬の深夜

何と言いますか、正に此の台詞のまんまです、、、orz
L

はい、皆様今晩は
と言うか、多分お早う御座います、ですね ^^;
多忙と風邪気に追いまくられて、またもやPCを開ける事無く1週間が過ぎ去ってしまいました
気付けば早くも12月ではありませんか!
何と言う事だ
年々月日の経つのが早くなって行く気がします
其の癖、仕事の1時間、特に「手の空いた」1時間はなかなか過ぎてくれませんがね
ま、年寄りになった証拠ですなw
正直嬉しくも何ともないです、、、orz

さて、表題の台詞と画像が何に由来するかと言えば
先ずは「デスノート」の「L」ですね
L_2 L6
「 L Lawliet(エル・ローライト)」
前にも何処かで触れた様な気がしますが、猫叉の2次元限定、好きな髪型の持ち主が此の「L」と黒執事の「あくまで執事」な「セバスチャン」の2人です
Sm Sm2_2
「セバスチャン・ミカエリス」
「似た様なの」に、旦那こと「アーカード」も居ますな、そう言えばw
20100711105122452
「アーカード」
此の二人、色々と共通点が多い様に思います
ま、この辺りの事を語らせると激しく脱線しますので、セバスチャンについては例によって、過去日記「人に仕える人外」http://bit.ly/K7Fqmn>を御参照下さい ^^;
ああ、そう言えば可成り長らく「HELLSING」ネタを取り上げていませんねぇ ^^;
否、今でも心情的にアンデルセンの使徒だったりしますよ、猫叉はw
その内、又、アンデルセンについて考察という名の戯れ事を書いてみたいと思っています
Aa Aa1
銃剣神父こと「アレクサンド・アンデルセン」

で、今回の話題は人外とは全く関係ないのですが、、、
否、或る意味あの人達も人外なのかも知れないなw
色々と超越してしまって居ますからね ^^;

某顔本には、私が「思考の師」とする「Stanislaw Lem」の頁があるのですが、此処が結構面白い記事を流して来ます
Sl106_2
其れは、夏のクイズであったり、一寸したエピソードであったり、世界各国でのLem情報であったりします
お気に入りのオーケストラや指揮者の頁と共に此等をチェックするのが、私の顔本の最大の愉しみと言っても良い位ですね
処が此の「Stanislaw Lem」の頁に限らず、情報発信の原語ベースはあくまでも「英語」です
否、英語なのは寧ろ親切な方ですね
イスラエル・フィル等は其の殆どがヘブライ語ですから
Google先生翻訳verを召喚しない事には、何が何だか全く判りません
其れこそ、表題の台詞にして、画像通り「L」の様になってしまいます ^^;
かと言って、英語なら判るのか、と問われても大した違いが無いのが哀しい処ですがw

と言う事で、今回の話題「Stanislaw Lem」の顔本頁ですが
無論此処も例外では在りません
記事に使用されている原語は、あくまでも「英語」が基本です
其所にLemの母国語であるポーランド語の注釈、原典が付く場合が殆どですね
猫叉は、本当に自慢にも何にも成りませんが、語学センスが皆無です
その上、知識も経験も中学1年の春から殆ど進化していません
普通の記事ですら色々とお手上げな上に「思考の師」本人の文章は、哲学書の様に解り難いです
否、流れて来る文章自体は、そんなに長いものでは有りません
寧ろ、スローガン並みに短い物すら有ります
其れなのに、解らないのですよ、、、orz
専門の翻訳家が注釈付きで翻訳して下さって居る「小説」の文言ですら、しばしば頭を抱える羽目に成ると言うのに、反語や比喩、暗示や例えをみっちり詰め込んだ「Lemのエッセンス」は、私にとって可成りハードルの高い物になります
いえ、私の修行が足りて居ないのは、言うまでも無い事なのですがね

先日もこんな一文が此の画像と共に流れて来ました

<I don't think anything can behave as unintelligently as intelligence.>
"Fiasco", transl. by M. Kandel
[Sądzę, że nic nie umie zachowywać się bardziej nierozumnie od rozumu.]
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(因みに "右側" は日本語版翻訳書籍、国書刊行会の装丁で、比較の為に掲載しました)
目下、私の最大の関心事、と言うか
一番大きな課題を喰らっている「Fiasco」に付いての記事の様です
然も、此のパターンは今までの例から行くと、Lem本人が此の小説について「何か」言った事を現しています
此は何としても「意味」が知りたい処です
と言う事で、作業を開始しました
先ずは、原文はポーランド語の為、Google先生の翻訳verにもポーランド語対応をして頂きました
其の結果が此方です

「私は何も、より愚かな理由以上に動作しないことができないと思います」

ん~~~~~ 此では一体「何が何だかわからない」じゃないですか ^^;
あああ、マジで「L」か「セバスチャン」を召還してやりたい、、、orz
かと言って、悪魔(セバスチャン)と契約を交わすわけにも行かない(ま、色々とw)ので、私が気軽に呼び付けられる唯一の「手段(つて)」を召還します
とりあえず、一番手近で身近な「Google先生翻訳ver英語」

「私は何としてunintelligently知性として振舞うことができるとは思わない。」

はあぁ??? 
何だか余計解り難くなったのは気の性でしょうか、、、orz
然も翻訳されていない単語がある始末 ーー;
仕方が無いので、web辞書と言う伏兵を召還します
此の伏兵を扱き使い、語学、特に外国語のセンスと知識が皆無と公言して憚らない私が、苦労して英訳を分解し、再構築した「私」翻訳が此方

「私は何事も知性と同じように理性的に振舞う事が出来ると思わない。」

あああ、此処までしても「結果的に"良く判らない"」と言う点に関しては余り進歩が見受けられないと言う、、、orz

でも、まぁ、何となく師匠の言いたい事は判る様な気もします ^^;
一応「自称・不肖の弟子」なのでw
私なりの解釈だと、つまりはこう言う事では無いかと

「知性」と言う概念の様には振る舞えないよ
人は生き物なのだからね
其所には、概念以外の不確定要素が多過ぎるのだから

と言った処でしょうか ^^;
何と言ったら良いのか
人としての限界が此処には端的に示されていると思うのです
其れは利点でもあり又欠点でもあり、長所でもあり致命的な欠陥でもある
と、まぁそんな所でしょうか

以前にも似た内容のこんな言葉が流れて来て、激しく頭を抱えた物です

<Do not trust people. They are capable of greatness.> (Stanislaw Lem)

此を此のままGoogle翻訳を掛けるとこうなります

「人を信用してはいけません。彼らは偉大さが可能である。」 (スタニスワフ・レム)

否、前段は良いんですよ
此は素直に「人を信頼するな」で良いと思うのですね
問題は後半です
「偉大さが可能」って何??? ^^;
此のままでは矢張り「L」になってしまうので、またもやweb辞書を召還すると、少しだけ意味が通る様になります

「人を信用してはいけません。彼らは偉大に成りかねない。」

此処まで来ても結構「L」なままですよね ^^;;
非常に難しいのですが、此処からは私の解釈です

普通「信頼(trust)」とは肯定的な意味合いにおいて使われると思います
平たく言うなら「好意的」つまりはポジティヴな立ち位置ですね
其れを「否定」して居る
此のままの流れで行くなら、後半は「否定的(ネガティヴ)な形容詞」が来て其の理由の証左になります
つまりは「過大評価するな、警戒しろ」と言う警告になる筈です
処が、何と言うか
流石は「思考の師」と言うべきなのでしょう
"超"「肯定的(ポジティヴ)な」形容詞が来ちゃいましたね
さぁ、此はどう解釈したら良いのか
レムが肯定的な意味合いで「人」を評価する事は余り無いと思います
彼は、常に其の作品において、又は数々の文章において「人と言う物の限界」を思考して来て居るからです
其所には「人を過信するな」「人の行いや思考に過大な期待を抱くな」「科学的根拠の無い理想を謳うな」と言う終始一貫した「視点」が有る様に思います
なので、「過大評価するな」と言う基本的な流れは変わらないのでは無いか
とは思うのですが、分脈から行くと全く逆の事を言って居るようにも思えるのですね
此処で、結構な手詰まりになりました 
判り易く言うなら「お手上げ」と言う奴です ^^;
仕方が無いので、Google先生軍団の ”日本語じゃ無い連中”を駆使する事にします
其所で初めて判ったのは
実は、此の文章、海外のサイトでも「どう解釈するのですか?」と言うスレッドが立って居た事でした
或る方の解釈はこうです
「人を過小評価するな」と言って居るのでは無いか、と
ああ、其所か! 成る程
でも、其れだけでは此の言葉の真意は伝わらないだろうな
コメントを付けていた方は恐らく此の文章のみで解釈を立てたのだと思います
しかし、お陰で私は腑に落る事が出来ました
つまり「思考の師」はこう言って居るのだと思われます
「人を過小評価して(見くびって)はいけない。 だが、過大に評価し(期待を掛けて過ぎ)てもいけない。」

つまりLemの言う「信頼するな」と言う言葉は、感情論や厭世観(えんせいかん)に依るのでは無く、もっと冷徹で科学的思想を基に人の本質を見据えよ、と言う思索から来て居る様に思うのですね
要は「プラスマイナス零(ゼロ)で観ろ」と言う事では無いでしょうか
言葉では非常に表しにくいのですが、プラスの事(利点や長所)があっても其れを過大評価するな、と
同時に、マイナスの事(欠点や欠陥)が有っても其れを過小評価する事なかれ、と
そう言っているのでは無いかと思えるのです
そう言う意味に置いて「全てを信頼するな」と言って居る様に思えます
此は様々な意味に於いて私がずっと追い求めている「視点」でも有ります
だからこそ私の願いは、今も
「流れの中にありながら、流される事無く而して逆らわず、常に冷静に対岸を、自身を含めた流れ其の物を見据えて居られる事」
が「出来る様になる事」に他なりません
此は可成り以前に、そう未だ私が華の高校生だった時代
SF仲間にして音楽友達でも有ったU氏に言った言葉です
それに対する彼の返答は「(色気の何も無いけれど)非常に貴女らしい」でした
此は今でも私へ送られた最大の賛辞だと思っています

さて、予想外に長くなってしまいました
本日はこの辺で
ああ、次回こそ「悲愴を聴きに悲壮な覚悟で、、、」の続きを書かねば! (滝汗

Sl
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案の定戻って来た結構な残暑の夜に

副題
<納得の「宇宙戦艦ヤマト2199・最終章」を観ての感想>

暫くこう言う無駄に長いタイトルで始まるシリーズでも展開しようか、と 密かに企んで居る猫叉ですw
はい、今晩は
過日、色々と公私共にスケジュール満載の文字通り間隙を縫い、勢いだけで征って参りました
「宇宙戦艦ヤマト2199/最終章」劇場公開鑑賞2回目w
Yamato2199_07_main_web
行けたのが、平日の昼過ぎなのでガラガラだろうと思って居たら、
結構観客が居まして、其所に一寸吃驚しました
如何にもなヲタク男性に初老の紳士、一寸怪しげな爺さんだけかと思いきや、
若い家族連れや些かケバい姉ちゃん達も居て、此方の方も意外でしたね
それにしても、劇場について席を取りに行った時、オバサンと言うか、
既に高齢者に類される年代の女性がてんこ盛りでして
おもわず殺せんせー並に目が点 (・ ・) になりました ^^
前売りのブースに集って居たので、多分何かの特典狙いだったとは思うのですが、、、
後から色々思い返してみると、どうやら此らしいです
-------------------------
歌舞伎座新開場を記念してシネマ歌舞伎≪月イチ歌舞伎≫上映が、
全国の映画館で始まります
-------------------------
此、オペラ版が有るのは知って居たのですが、
どうやら歌舞伎版が既に月一スケジュールで始まって居る様です
因みにオペラ版は、彼のMET・メトロポリタン歌劇場上演分です ^^
Met2
「メトロポリタン歌劇場(Metropolitan Opera House)」
METなら音楽監督がレヴァインかファビオの筈なので個人的に一寸興味があります
そもそも「シネマ歌舞伎」ってなんぞや、と言うと
こう言う物らしいです
-------------------------
歌舞伎の舞台公演をHDカメラで撮影し、映画館の大スクリーンでのデジタル上映で楽しむ、シネマ歌舞伎。
-------------------------
まぁ悪くない企画だと思います
歌舞伎は日本の物なので見ようと思えば観られますけれど、
本場のオペラはなかなか観る機会がありませんし、費用も其れなりに掛かります
其れをお手軽に映画館で、 と言うのは悪くない企画だと思います
只、上映前のCMで言っていた様に「舞台に替わる」とは思えません
矢張り「ナマ」に勝る物は無いからです
只、家庭の画面よりは映画館のスクリーンと音響設備で観た方が、単にDVDを観るよりは臨場感があると思いますし、
どちらも膨大な演目と演者が居ますから、其所から好みの物を見付けて何時か本物の舞台を、と言うアプローチには最適でしょう
そう言う意味で、良い企画だとは思います
来年は世界の一流オペラがこぞって来日予定の様ですから、其れに連動して居るのかも知れません
ムーティやメスト、METも来る様ですからね
此等の指揮者は基本御贔屓なのですけれど、オペラとなるとねぇ
イマイチ食指が動かないので個人的には静観の構えですw
ま、後日某国営放送紛いが放送してくれるのを期待するかな
今は未だオペラまで調べたり勉強したりしている暇が無いのだよ、、、orz
否、何時かはやらなきゃ成らないのだけれどね、、、orz
色々とハードルがだな、、、orz
オペラは苦手なのだようぅ~ (泣
因みに、何故私がオペラオペラと騒ぐかと言えば、、
他ならぬ人生の師が欧州に居た頃「オペラの人」だったからに他なりません
はぁ~、オペラかぁ、、、、、orz (←リアル大文字赤字)

と言う事で、話を「宇宙戦艦ヤマト2199・第7章」に戻します ^^;

但し、此は後日に向けての備忘録的なメモです
何しろ検証しようにも映像媒体が10月25日にしか出ませんからね
完全な記憶だけのメモです

先ずは、、、
上映にあたって「お詫び」から始まると言う、、、
何と言うか如何にも「宇宙戦艦ヤマト2199」らしい画面からスタートします(笑

「8月24日より上映を開始いたします第七章「そして艦は行く」(第23話~第26話)でございますが、 御客様にご満足いただけるクオリティを維持するため、劇場で上映いたします上映版につきましては、第25話の上映時間を一部減じて上映を行うことになりました。」   以下略

ちゃんとしたのを見たければ地上波を観ろと?
否、バンダイチャンネルが確か9月末から第7章の有料配信をするとか言って居たな
そっちも観ろと?
一瞬喧嘩売ってんのか? と思いましたが、多分純粋に作画が間に合わなかったんでしょうね
確かに彼のクオリティを地上波で維持するのは大変だと思います
但し、今までトンデモばかり見せられ続けて来た我々古参ファンからすれば、其の位待つ事なぞ屁の河童です
待てと言われれば待ちますよ? 幾らでもw
其の替わり満足の行く作品(物)をちゃんと届けて下さいねww
期待してますからね?!www

さて、本編に征きますか
あ、此の後は本当に壮大なネタバレになります
地上波でご覧の方で、ネタバレを気になさる方は此の先「回れ右」をされる事を御推奨致します ^^;

第23話「たった一人の戦争」
所謂「ガミラス本星決戦」の回です
此の表題を最初に観た時、一人って誰の事だろう? と思ったんですよ
誰だろう
個人的には「ミレーネル」かなぁと
実際のストーリーは予想の上を行きましたねぇ
此、デスラーの事だったんです
スターシャに惚れて居たのね、彼
此の回辺りからデスラーが文字通り壊れていきます
なんだろう
どんどん悲痛な表情に成って、破滅の道を歩むと言うか、寧ろ突っ走っていく
ヤマトを倒す事のみが彼の目標、生きがい、全ての目的に成っていく
哀しみを背負った狂気に奔っていく
其の辺りの描き方がなかなか上手いです
矢張りなんだなぁ
完全な悪役には成らなかったですね、デスラー
此の辺りの描き方が、如何にも日本的な感じがします
単純な勧善懲悪では無い、それぞれの立場と想いと其の悲哀を描く
逆にこう言う複雑な人物像は、日本アニメの十八番なのかも知れません
それにしても、狂気を背負った若き独裁者に振り回されるタラン兄が気の毒過ぎます ^^;
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此、彼の「ゴードン市警本部長」の悲劇に近い物が
20090126215123s
ああ、其れでw(←タラン兄が御贔屓な奴)
旧作でも副総統のヒスは何気に、良臣なのですが此の2199では其の辺りが此の回でもっと鮮明になって居ますね
それにしても「ヒルデ・シュルツ」が登場して居てワロタ
どんだけファンサービスするんだよ、今回のヤマトw
ああ、親衛隊長のギムレーが最後に「此が死かw」と草生やして消滅して逝くのですが
何処かで聞いた様な台詞だよな~~~~? と思って居たら、
何のことはない「ガメラ3」じゃないですかw
然も絵コンテ書いてるの樋口監督本人だしww
2chでも気づい居た人が居て、嗚呼矢張りな、と小一時間
と、此方も思わず草を生やした次第www
因みに本家(ガメラ3)で「此が死か」とのたまったのは此の人
Gamera3kurata
倉田 真也(くらた しんや)演:手塚とおる
推計統計学をモチーフにしたゲームで有名となったコンピュータープログラマー。(中略)最後はガメラとイリスの戦いで破壊された京都駅の落ちてきた天井の瓦礫に笑いながら下敷きになり死亡。 by.wiki

あと、波動砲をぶっ放すヤマト一連の描写が滅茶苦茶格好良いです
今回は重力アンカーだけで無く物理アンカーもフル使用!
いえぇ~~~~い!!!(歓喜
只、此処の沖田艦長、個人的には「らしくない」と感じました
采配が非常に荒っぽいし、理が通らない
まぁ話の展開的には面白くて格好良いのですがね ^^;
特に戦車の前を駆け抜けるヤマトの描写には「うわぁ~!」と

第24話「遙かなる約束の地」
イスカンダル到着の回ですね
イスカンダルの海に浮かぶヤマトが美しいです ^^
此の回は是非景色も愉しまれては如何でしょう
さぁ、此の回の主題は何と言っても「古代守」ですよね
前より様々な予想と言うか憶測が流れていましたが
うん、こう言う使い方をしましたか
此なら色んな処の辻褄が合いますね
あと、何気に「アルカディア号(ハーロック)」における「トチロー」のアイデアを上手く周到して居ます
(只あれ自体、某松本御大のオリジナルかは怪しいと思っています、SFには良くある設定ですから)
彼処まで露骨でファンタジーでは無いけれど、此は非常に上手いリスペクトの仕方だと
個人的には「拍手」ですね
其所を発展させて「コスモリバースシステムをイスカンダルまでわざわざ取りに行かなければならなかった」と言う事の理由付けに使って居ます
で、ま、某松本御大がとち狂って「古代守=ハーロック」にしちゃったトンデモも此の設定で上手く回収してます
矢張りなんだなぁ
宇宙戦艦ヤマト2199のスタッフと出渕総監督の旧作に寄せる思いと、其所に携わった先人達への畏敬の念がこう言う形でコッソリ生かされて居る様に思います
こう言う表現方法、やり方で応える
判る人には判る
本当に見て居て気持ちが良いです ^^

第25話「終わりなき戦い」
此の回は
旧作のデスラー単独艦追撃&移乗白兵戦は此処へこう持って来ましたか~~~!
的な回ですね
然も何故わざわざヤマトに移乗し、白兵戦を仕掛けなければならなかったか、
の理由付けに亜空間ゲート内を使う、とか
森雪の「死亡」原因を此方に持って来る、とか
ミレーネルとデスラーの関係を最終的に此処へ落としに来る、とか
まぁ色々と良く出来てます ^^;
あと、ゲール君何気に再登場w
否、みんなゲール君好きすぎでしょww
因みに「短縮された上映」の縮められた(噂によると)10分は此の回の分だそうです
さぁ何処をどう言う風に補足回収してくれるのかな?
とても10分では間に合わない位一杯有るぞ?(笑

第26話「青い星の記憶」
色々と「そう纏めたかいw」な回ですね
後、こう言う纏め方、回収の仕方をする事で何気に今後のトンデモ展開を封じて居ます
個人的にスピンオフヤマトで一番のトンデモは
「沖田艦長は実は生きてました~W(←敢えて大文字)」
なのですが、此で此の芽は無くなりました
正直、此処に一番感動しましたよ
序でに「古代守=ハーロック」と言う最早暴走したトンデモな設定をも封じる事が出来ましたね
そう言う意味で色々と「GJ!」で御座います
只、一言だけ言わせて頂けるのなら、、、
彼のアイデア(コスモリバースシステムの仕組み)「マージナル」じゃね? ^^;
Img221077840631
「マージナル」
山本怜の設定と言い、此のマージナル擬きの設定と言い、
ウラで萩尾望都が一枚噛んで居ませんかね? ^^;;

後、最終話だけ特別に補足します
と言うか、壮大なネタバレですな

最終話が思い切り綺麗に纏まって居るので、其方に先ず一寸感動
コスモリバースシステムの起動核は「(地球)人の記憶」と言う事の様です
当初イスカンダルで死んでいった「古代守」が其の役目を担って居たのですが、
森雪が死んでしまった為、彼は雪を蘇生させる為にコスモリバースシステムを起動させるんですね
で、一旦起動してしまうと核は量子の海に消滅していく為、再起動は出来ない、そう言うシステムの様です
そう、誰しも思いますよね
じゃあ地球はどうなるんだよ?!  と
目出度く森雪は生き返ったけれど、肝心の地球は??
其所で真田さんが叫びます
「此がお前の、否、ヤマトの意志か?!」と
そう、真田さんは核が守だと気付て居るんですよ
で、怒る、と
ま、当然ですわな
ほうほう、で、どうすんだ?
と思って居たら、沖田艦長が例の名台詞を残して亡くなる訳です
其れをコスモリバースシステムが「起動核」として拾い上げる
地球は沖田の記憶を元(核)に甦るとw

まぁ実に巧く綺麗に纏めましたね~
其の後、テロップが流れ最後に青く復活した地球が写りますから、
沖田の核でコスモリバースシステムを起動した事が判ります
此で、彼の最悪な続編
「実は沖田艦長は生きていました~W(←敢えて大文字)」
(大事な事なので2度書きしましたw)
を完全に封じる事になります
いやぁ、GJ!で御座いますよ!
序でに「ハーロック=古代守」説も永遠に封印w

最終話とその前に可成り人が死ぬのですが、実はその中に密かなファンも多い「遠山」と「岩田」コンビも居ます
Chara_img_iwata Chara_img_touyama
否、多分此はアレだな
守の核で起動した時に生き返って居るだろ、この人達w
地球が見える距離まで還って来た為、展望台に乗員達が集まって来るシーンがあります
其所に榎本掌帆長の姿はあっても此の2人は無い=死亡フラグ、
と言う意見が多いのですが、霊安室みたいな処で「蘇生」して居るから「其の場」には居ないのでは?
と個人的には思って居ます ^^
因みに守はコスモリバースシステムを起動する直前にこう言い残します
「ヤマトをお返しします、沖田さん」
更に言うと、その前に艦長室の前に立つ守の描写があり
更にその前に、沖田と徳川機関長の会話で其れらしい描写がある
と言う事で、ま、彼等の間で話は付いていた、と
こう言う事ですね、判りますw

当初、「宇宙戦艦ヤマト2199」には彼の船が何故「ヤマト」なのか、
其の説明が無いので不満に感じた物ですが、結局ヤマトは「大和」として復活再生の「依り代」になった訳です
そう、今度こそ(救世主として)間に合った、と言う事ですね
色んな意味で本当に上手く綺麗に纏めたなぁ、と私自身はそっちで感動と言うか、感心してたのですが
隣席のチャラい、というか些かケバいお姉さん達が途中何度も「泣いて居た」のには一寸苦笑してしまいました
そうか~
泣いたのは愚息だけでは無かったか
ま、良い事だと思うよ、うん  ^^

そういえば森雪(とユリーシャ)の謎、結局謎のままだったとゆーw
どーすんだあれ? 
カットされた、否、間に合わなかった(噂によると)10分で何か新事実が明かされるとでも言うのだろうか
どう考えても「其れ」だけで充分7~8分は「喰い」そうなんだが、、、 ^^;

まぁ、先日の日記にも書きました様に
全般的に「非常に上手く、然も綺麗に纏めましたね」と言う感想です
あと、出渕総監督、絶対結構なロマンチストでしょう?(笑
まぁ色々と回収し切れていない伏線やら逸話やらは在りますが、
例えば「藪」とか「伊東」とか
「ディッツ親父一派のその後」とか
「フラーケン一味のその後」とか
「地球に残ったイズモ計画派の動向」とかとかとかとかw
ま、幾らでもありますわな
でも、其所は仕方が無いでしょう
なにせ圧倒的に尺が足りないんで ^^;
あくまでも「此」、「宇宙戦艦ヤマト2199」をベースに其の辺りの「周辺」を描く分には結構面白い物が出来そうなのですが、
どうなのかなぁ
観てみたい気持ち半分、もう要らない様な気持ち半分、と言った処ですか
いずれにせよ、10月25日に発売されるDVDは、件の <第25話「終わりなき戦い」 > だけでは無く、第7章全体に修正が掛けられて居るそうですので、其れは其れで期待する所大です
今は、秋の再見を待ちつつ出渕総監督と宇宙戦艦ヤマト2199スタッフ、関係者全員に感謝と慰労の気持ちを捧げたいと思います
本当に有難う御座いました
そしてお疲れ様でした
序でに、今後も出来れば宇宙戦艦ヤマト2199でもう少しだけ頑張って下さると物凄く嬉しいです ^^;

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立秋とは名ばかりの酷暑な朝が始まる日に宇宙(そら)へ旅立つ

ふと気づけば、何時の間にか空が高く、微妙に空気が澄んで居る様な気がします。
否、残暑の本番はこれからなのは重々承知ではあるのですがね ^^;

はい、皆様今晩は
何気に3週間程更新を怠っていた猫叉で御座います
いやぁ、連日の「酷暑日にして熱帯夜」とか言う、何の罰ゲームだよ、的な日々
暑さと湿度には極端に弱い猫叉は、文字通り半死半生の有様で御座いました
オマケに相変わらず公私共に多忙の極みで「ヒマ」が御座いません
あれ程通い詰めて居た、私にとっては命の洗濯とも言える「図書館通い」すらままならないと言う、、、orz

さりとて、暇は作る物、奇跡は起こす物、と信じて疑わない猫叉の事
嘆いてばかり居た訳ではありません
何とか色々な用事や出来事、果てはフィジカルブレイクとメンタルブレイクの隙間を縫い、何とかミッション・コンプリート!
征って参りました 「宇宙戦艦ヤマト2199・第7章」
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仕事の後に文字通り駆け付けたので、最終上映1つ手前でしたが「満員御礼」状態でした
地上波放送が始まってからと言う物、明らかに視聴者が増えている様な気がします
私個人としては、多くの人に「宇宙戦艦ヤマト」を知って頂く
そして、正にリメイクのお手本の様な「宇宙戦艦ヤマト2199」を見て頂けるのは、物凄く嬉しい事です
旧作からの古参ファンの掘り起こしだけでは無く、新しいファン層も着実に増えつつある様で、其れも同時に嬉しかったりします
「宇宙戦艦ヤマト」と言うお話は、本当に色んな要素を内包しています
時には人間模様の群像劇であり、時には個々人のキャラクターが際立つ逸話であったり
そしてほんの少しだけ「SF(サイエンスフィクション、空想科学小説)」して居る
あれを足掛かりに色んな方向への道が開けています
「宇宙戦艦ヤマト2199」は「宇宙戦艦ヤマト」の世界観だけでも楽しめますが、彼方此方にある「大元は此方」の立て看板を是非辿ってみて下さい
今までとは違った、或いは、今まで知らなかった世界が、其所に拡がっているのですから
そして多くの優良アニメや漫画、小説がそうである様に、実に良質の「脳内補完」を提供してくれます
個人的にはこう言うキャパシティのあるお噺は、人類の遺産だと思って居る位です

さて、件の劇場ですが、
事前にチェックして居た某巨大掲示板で書かれていた通りでした
観客の男女比が偏っています ^^;
年令層は結構幅広いのですが、漏れなく「男」みたいな感じでした
内容的には、女性が見ても充分楽しめるのはないか、私は思うのですがねぇ
例えば、(入浴シーンで登場の)デスラー総統とか、
Ca3k02021
(派手にイケメンな)デスラー総統とか、
A2d555ca
(恋する)デスラー総統とか (笑
まぁ私の感覚は色々と世間一般とは違っている様なので、其所は全く宛てにはならないとは思いますw
第1、宇宙戦艦ヤマト2199で一番の御贔屓は他ならぬ「沖田艦長」その人ですしね
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次席は、「タラン兄」だな
Chara_img_welte
あと、「榎本掌帆長」と「フラーケン一味」もお気に入りです ^^
どうしても、冥王星海戦での沖田との遣り取り
Enomoot1
「此で地べたに足ィ付けて戦えますよっ!」の台詞と、
88
フラーケン「潜望鏡深度まで浮上する」 
ゴイニ「いよっしゃあぁぁぁ~! 次元タンクブロオォォォ~~~!!」
の件が大好きなので ^^;

連日、某巨大掲示板や某巨大SNSコミュにも「観て来た」「征って来た」の報告カキコが沢山上がって来て居ます
「感動した!」「不覚にも泣いた!」等の書き込みが多くて、個人的にはちょっと意外な感じですね
と言うのも、私自身は何と言うか、感動とか、泣くとかより「ホッとした」「満足した」が主でしたから
(因みに、一緒に観に行った愚息が横でコッソリ泣いていたのに気付かない振りをして上げた優しい母親は私ですw)
ま、大元の「落とし処」が判って居る古参ファンと、新しいアニメとして見る新しいファン層とでは反応に違いが出るのもやむを得ない所でしょう
只、オリジナル宇宙戦艦ヤマトに感動した頃の若い気持ちを未だに持ち続けている大勢の古参ファンも涙したようですが
個人的には「感動」より「満足」、「泣いた」より「安堵した」が正直な感想です
此の感覚「MTT/SNS」のコンサートに征って来た時の物と全く同じですね
「面白かった」でも「楽しかった」でも無く、「非常に満足した」と言う
そうですね
地球を前に「何もかもみな懐かしい」と呟いた沖田艦長の気持ちが今程判る時は無いかな
と、そんな気持ち、ですか

例によって現在上映中の為、内容の詳細は後日改めて書きます
ですから此処では全体的な感想と私感を、、、
って、もう書いてますが ^^;

上映内容に関して言えば、
全般的に「非常に上手く、然も綺麗に纏めましたね」と言う感想です
あと、出渕総監督、絶対結構なロマンチストでしょ?(笑
まぁ色々と回収し切れていない伏線やら逸話やらが在るのは事実です
しかし、其所は仕方が無いでしょう
なにせ圧倒的に尺が足りません
ああもう、恐らく「宇宙戦艦ヤマト2199」を観て居る全ての人が感じて居るのが
此の「尺足りてない!」と「何でも良いから伏線回収してくれぇ!」
「え? もう終わっちゃうの? あれの後はどうなるのさw」
だと思われます ^^;
実は大元の宇宙戦艦ヤマトも不人気故、26話に削られたと言う経緯があるのは有名なお話でして
其のリメイクな訳ですから、どうしても26話を超えると言う事が出来なかったのでしょう
個人的には「其所は余り気にしなくとも、、、」と思って居るのですが、出渕氏やスタッフの、其所は拘りなのでしょうね
今、某巨大掲示板とかでしきりと囁かれて居るのが
「続編では無く、あくまでも本線を保管する形で ”外伝”を作って欲しい」と言う意見と言うか、要望です
劇場のみ公開でも良いし、HELLSIGの様にOVAのみでも良いから「作成きぼんぬ!」
と言う処ですね
まぁ、関連商品がそこそこ売れて居る状態なので、バンダイが此の商機を逃す筈が無い、と言う穿った見方をする方もあります
個人的には、
今までの様に、クオリティもファンも何もかも置き去りにする様なやり方だけは御免被る
其れ位ならいっそ此のまま「完結」してくれた方が良い
と言う物ですね
古参ファンの多くが同意見だと思いますし、恐らく総監督の出渕氏自身がそう思っていると思います
其れ位、今までヤマトのファンはヤマトに振り回され、何度も裏切られて来た苦い歴史と経緯があるのです
だからこそ、「宇宙戦艦ヤマト2199」を応援し続けて来たのです
其れは、「俺達の、私達の観たかった "宇宙戦艦ヤマト" 」が其所に在るからに他なりません
しかし、期待し信頼しながらも矢張り一抹の不安を拭い切れない
そんな微かな不信を抱えたまま此処まで来ました
其れもあって上映後は「満足した」「安堵した」と言う気持ちの方が強かったのだとも想います

今は此処まで造ってくれた出渕氏とスタッフ全員に限りない感謝を捧げたいですね
本当に良くぞ此処までキチンと造り上げて下さいました
本当に有難う御座います
後は、此の作品を如何に後世に伝えて征くか
それこそが私達一般ファンにして、ヲタクの "仕事" です

さて、御礼を申し述べた所で、私もこそっと言ってみることにします
出来れば、、、 と言うか、何でも良いから、外伝でも何でも構わないから
「伏線の回収編」作製と、尺が足らなかった「七色星団決戦」「ガミラス本星決戦」だけは、
リテイクプリーズ!! ( ← 大文字赤字w )

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眠れぬ夜の過ごし方

いやぁ~ 毎日暑いですねぇ
夏真っ盛りなのだから暑いのは当たり前、とか言う大人の意見は無視して
本気で早く涼しくなってはくれまいか、、、 と願う猫叉です
はい、皆様今晩は
些か間が開いてしまいました
何しろ、猫叉は素が猫で障子紙な物ですから、夏の暑さと湿度は激しく苦手です
否、夏の風物詩には色々と好きな物が有るのですがね
例えば、西瓜とか大好物ですし、所謂夏野菜は其の本番を迎えますし
花火とか、蚊遣りとか、団扇とか、夏祭りとか、、、
何時までも薄明るい夏の宵闇とか、大好きです
それでも、正直、四季の内で何が無くなっても良いか? 
と、問われれば躊躇無く「梅雨」と「盛夏」を上げさせて頂きますね
ああ、「残暑」とか「酷暑」とかも嫌いですね、、、orz
そんな今日は「立秋」だそうで
否、日中の外気温が連日軽く35度を越えているんですけど、、、orz
否、判ってますよ、実際の気候と暦の其れにはズレがあるのは
其れでも「秋」という言葉に儚い期待を寄せてしまうでは無いですか、、、orz

ま、そんな訳で、今回は
「猫叉流眠れぬ夜の過ごし方」と「宇宙戦艦ヤマト2199」のお話です

元々寝付きの良い方ではありません
其れでも若い頃は、1時間も布団の中でgdgdしていたら自然に眠れたのですが、歳を経る毎に寝付きの悪さが悪化して来ましてね
頑なに明け方まで睡魔が襲わない夜も珍しくなくなってきました
こう言う時は、無理に寝ようとしないのが猫叉流です
ネットをしたり音楽を聴いたり漫画を読んだり、でも良いのですが、お勧めなのは「読書」です
読書が一番安全なのでw
ネットや漫画だと思わぬ時間を食ったり、続きや其の先が気になって結局徹夜になる事が多いのですよ ^^;
無論、最初から徹夜するつもりでネットに張り付く事もあります
気になる音源を捜したり、ソースを確認したり、、、
そう言うのは何と言うか
其の時の嗜好や考え方の流れ、想いや疑問を中断させない方が、良い物を得られる様に感じるからです
そうでは無い時、単純に寝たいのに眠れないのよ~ と言う時は
さっさと諦めて本を読み始めます
何を選ぶかは其の時の気分次第なので、読みかけの物や、読み返し中の物、大昔に読んだきり忘れていた物、何度も読み返している愛読書等、千差万別です

先日、そう言う夜に相見えましてね
其の時、手にしたのが此方
「20億の針」
20okunohari 61502    
と、一応その続編の「一千億の針」
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作者は正統派SF作家の「ハル・クレメント」
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因みに私の手元に有る奴は左側の装丁です
今はこんなに凝っていて格好良いのですね ^^;
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思わず買い直したくなりましたよw

お話しは、ま、SF仕立てのミステリー物です
平たく云うと「捕物帖」なんですが、流石にハル・クレメントだけあってSF部分の手抜きは一切有りません
実に「理に適った」良い作品です
元々此の作家は、高校の物理教師なのですね
実際に教鞭を執っていた方ですから、科学的考証には定評があります
大袈裟な設定や派手な立ち回りがない分、実に堅実で興味深い噺を書かれる方です
実は、此の「20億の針」と「千億の針」に似た設定のお話しに、フレドリック・ブラウンの中編「73光年の妖怪」があります
73kounennoyoukai 20111117  
此方は「判じ物」兼「サスペンス」仕立てになっています
此も私の手元にあるのは左側ですね
フレドリック・ブラウン」は、所謂ショート・ショートと言われる超短編の名手です
Fredricbrown_2
(何気にご尊顔を拝し奉るのは「初めて」です ^^;)
彼独自のブラックユーモアと発想の豊かさ、多彩さ
読んだ後の爽快感や、してやられた感(笑)
或いは、ゾッとしない「真相」の示し方等は、圧倒的で他に類を見ない作家でもあります
ですが、所謂科学的空想小説としての緻密さやリアリティとなると、どうしてもハル・クレメントの方に軍配が上がってしまいます
其れは別に良いとか悪いとかでは無く、得手不得手や、ひいては読者の好みだと思います
私は「ミミズ天使をこよなく愛する」と言うファンコミュに参加していますし、或る意味ブラウンの手法や小説(文章)は憧れでもあります
因みに彼のショートショートで忘れ得ぬ噺は「青い蜥蜴」が出て来る「闘技場」
(実は、彼のスタートレックに全く同じ様な設定の話が有るw)
最後に膝の猫が「そんな事、忘れちまいな」と気怠そうに呟く「鼠」
が双璧かな
何れも『スポンサーから一言』(中村保男訳 創元SF文庫)に収録されて居ます
Suponsakara 74c6f67a
此も私の手元にあるのは左側の装丁です
まぁ、表題の「スポンサーから一言」も秀逸と言うか、歴史残る名作だとは思いますがね
どれも、一遍が可成り短いので、是非一度、お読みになる事をお勧め致します ^^
中には其の短さをネタにした、一寸呆気にとられてしまう様な一遍もあったりするんですよ

ああ、話が逸れました
で、其の夜は「20億の針」と続編にあたる「一千億の針」を読み返していたのですが、
ふと「宇宙戦艦ヤマト2199」に出て来る「バラン星」の形状を最初に見た時、
「此って "メスクリン" ぢゃね?」と感じて居た事を思い出しました
考察日記の話題(ネタ)にしようと思って居たのに、すっかり忘れていましたわ、、、orz
「メスクリン」とは、ハル・クレメントの名作「重力への挑戦」に出て来る惑星です
9784488615017 61501
因みに、猫叉は「重力の使命」で読んでいましたから此方の表紙の方が圧倒的に馴染みがありますw
C1930110
其所は「液化メタンの海とアンモニアの氷に覆われ、赤道付近で3G、極地では700Gの重力を持つ巨大惑星」by.amazon です
お話は一見冒険譚のようにも思えますが、実際には可成り緻密に作られた歴としたハードSFです
只、ハル・クレメントの凄い所は、こうした科学的考証を可成り綿密で正確に設定し描写しながらも尚、お話としての面白さを少しも失わせない所にあります
この辺り、流石は実際に高校で教鞭を執っていただけの事はありますね
小難しいお話を如何に楽しく聞かせ、興味を引かせられるか
そう言う意味においては、レムより遙かに読みやすいです
第1、読んでいて楽しいし ^^;
此の超重力惑星に住むメスクリン人達にしても、彼らの生活圏である其の惑星の描写にしても、実に活き活きと描かれています
個人的に、メスクリン人の船長、バーレナンはナイスガイだと思って居ます
無論、其の性格と指導力を言っている訳で、間違っても彼の「外見」では有りませんよ
彼らはリアル「Scolopendra 」(リンク先、閲覧注意w)で御座いますからねw
否、彼らの基準ではどうなのかな? イケメンなのかしらん
うん、ま、何れにしても
ああいう船長の下なら、目的地が例え地の果てであっても付いて行くでしょうね
ま、実際お話の方も「地の果て」を征く噺では御座いますが ^^;
で、此のメスクリンですが、赤道付近は3Gでも、極地では700Gとか言うトンデモな惑星でして、其の超重力の性で惑星自体が歪な形をしている、と言う事に成っています
歪と言っても中央部(赤道付近)が膨らんだ楕円形の球状、と言う事です
で、件の「バラン星」の画像はと言うと、此方
Y5
ほら、バラン星≒メスクリン星、でしょ? ^^;
流石にメスクリンはガス状惑星ではありませんし、内部に人工建造物を置ける様なヤワな組成と構造の星ではありませんから、違うっちゃ違うんですがねw
明らかに意識したでしょ、此ww 
とちょっとばかし草を生やして見たで御座るの巻、です(笑

否、何度も言いますが
非難しているのではありません
こう言う小ネタを、事にSF、スペース・ファンタジーでは無い、文字通り空想科学小説としてのサイエンス・フィクションとしての小ネタを挟んで来てくれるのが、本当に嬉しいのです
何事もそうだと思うのですが、
其れなりの歴史と作品量が今に伝えられている物の多くは、何かしらの形で「前」を意識しています
良くも悪くも意識せざるを得ないからです
そう言う前任者と言うか、先駆者達の作品を大事にしつつ、其所へ自分の夢や想い、希望や思考を積み重ねていく
或いは、其れ等を打破しようと、或いは乗り越えようと、全く別方向からのアプローチを試みる
其の過程や結果に、かつて自分達を宇宙の遠くに連れて行ってくれた作品群を、そっと寄り添わせる
そう言う行いには、其の作品に対する敬意や感謝、そして限りない畏敬の念が有ると思うのです
「宇宙戦艦ヤマト2199」で私が気付いたこうした小ネタの数々も、其の考えや思考、造形等を単に真似ようとしているだけでは無い
其所には、「大元は此方」と言う、見えない看板が立っている様に思えるのですね
其の先には文字通り、広大無限で時空も次元も超越した「SFの世界」があります
確かに「2001年」はとうの昔に過ぎてしまいましたし、現実はどんどんSFの世界を凌駕しつつ有るかも知れません
それでも、未だ宇宙起源の謎処か、同じ太陽系内惑星の真の姿すら良く判って居ない有様です
考える事、調べる事、探す事、検証する事、情報を蓄積する事等、まだまだ是から幾らでもやる事がある
其の取っ掛かりにSFが、ひいては「宇宙戦艦ヤマト2199」が成れれば良いな
と思った「真夏の夜の夢」で御座いました

さて、其れでは、リアルにメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」をBGMに聞きながら、バーレナンの居るメスクリンまで遊びに出掛けるとしましょうか

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