生き物

誤解の多い生き物

ふと気付けば11月も中旬では御座いませんか!
もう立派な「秋」と言うか、既に晩秋で御座いますね
それにしても、またもや1ヶ月も開いてしまいました (汗
ハイ、皆様今晩は
お変わり御座いませんか?
猫叉は、、、、ま、其のままです
色々と、、、orz
いやね、色々と壊れて居たんですよ、実は
9月の末に認知症を患っていた実父が急逝してからと言う物
否、その前からでしたか
本当に公私共に休み、と言うか「私の時間」が取り辛くてですね
軽くストレスMax状態です
猫叉はハッキリ言って「年寄り」で御座いますれば、本来無理の利く身体では御座いません
然も元々、身体が脆弱な質で御座いましてね
否、両師匠が居なければ精神的にも脆弱なままだったのでしょうけれどw
とうとう些かブチ切れまして
先月末、唐突に思いたちコンサートへ征って来ました
此方です ^^
Inf_det_image_126
いやぁ、良い演奏会でしたよ
昔から此処のオーケストラはファンだったのですが、実際に聴くと又、感慨深い物が有ります
其れと、色々と「熱くなる」物を見せて頂きましたし ^^
大変、満足の行く、と言うか、良い演奏会でした

と、此処まで前振りをして置いて、今日の話題は「爬虫類」だったりします ^^;
コンサートの感想と言うか、「やっほい!日記」は、又後日改めてw
ああ、其れと「宇宙戦艦ヤマト2199・最終章」の考察日記も又別途w
申し訳ございません

此は、某巨大SNSで取り上げた話題です
其の時の文章を加筆訂正してUPしてあります

先日、呟きネタに入れたコメントで、私の説明不足と言葉足らずから要らぬ誤解を招いてしまった様です
其所で、此処で少し其の話題について補足したいと思います

呟きの下になった記事が載って居たのは「カラパイア」と言うニュースサイトです
http://karapaia.livedoor.biz/
此処に「ビルマニシキヘビ」と言う記事が載りました
以下、記事の転載です
「たいていの侵入生物は小さいが、このビルマニシキヘビは巨大だ。南アジア原産だが、世界的に有名な湿地帯であるフロリダのエヴァーグレーズに持ち込まれた。地上最大のヘビで、長さ5メートル、体重90キロにもなる。強力な顎、剃刀のように鋭い歯をもち、その圧倒的な力で在来種を食い荒らし、湿地帯を混乱に陥れている。向かうところ敵なしのアメリカアリゲーターすら捕食するという。州の野生管理局によって駆除の優先対象になっているが、今のところ効果はかんばしくない。」
以上、転載終わり

確かに此の記事其の物に大きな過ちは無いのですが、個人的に物凄い違和感を感じました
(実は、精査して居ないので何とも言えないのですが、他に取り上げられた記事にも何処か引っ掛かる所が多々あります)
何と言うのか、、、
何か何処かが大きく違って居るのに、其所が何処か判らなくてモヤモヤした感じです

取り敢えず「地上最大のヘビ」と言う箇所ですが、
正確には「最大級の」が正しいと思います
大きさで言うならアナコンダが有名ですが、長さと言う観点で捉えた時はレティック(アミメニシキヘビ)に此を譲ります
Python_reticulatus
「アミメニシキヘビ(学名:Python reticulatus)」
バーミーズ(ビルマニシキヘビ)は、其の次席と言った処でしょうか
Python_molure
「ビルマニシキヘビ(学名:Python Molure bivittatus)」
アナコンダは重量的に最大級ですし、此に「気性の荒さ」を加えた場合だと文句なく彼等が最強にして最大、そして「最凶」に成ります
Eunectes
「アナコンダ(学名:Eunectes)」
次に来るのがレティックですか

バーミーズは、比較的気性が大人しい為、爬虫類系のイベントや動物園などで行われる「大蛇と一緒に写真を撮ろう」等と言うパフォーマンスに良く使われて居ます
実際、猫叉の地元に有る公立の動物園でも此の手のイベントと言うか、サービスには、アルビノバーミーズが使われていますし
其のアルビノバーミーズと言う生き物が、此処で取り上げられている「画像」の蛇なのです
Apython_molure Apython_molure1
「参考画像」
何れも日本では特定危険動物に指定されて居ますので、飼育や販売には自治体の許可が必要です
許可は保健所の立ち会い検査があり、登録料を支払い、更新をして行く義務が飼育者には課せられて居ます
因みに毒蛇を個人で飼う事は出来ません
法で規制されて居ますから
其れは蛇の大小や毒の強弱には一切関係ありません。
コブラであってもヤマカガシであっても、平等に日本で個人が飼う事は出来ません

これら大蛇と呼ばれる生き物達も様々な理由から、本来個人が趣味で簡単に飼える、
謂わば「誰でも飼える」蛇では無いと思います
一番の理由は矢張り其の大きさです
大きな蛇は其れだけで脅威となりますし、彼等とは意思疎通が出来ませんから
蛇界の犬、とさえ言われて居る彼のバーミーズ(彼等は飼い主を判別する唯一の蛇と言われて居る)ですら、意思の疎通は出来ません
後、良く誤解されて居るのですが、
此等大蛇に限らず蛇の多くは神経質であり、決して好戦的では無いと言う事です
無論、アナコンダやアフリカンロックパイソンの様な例外も有りますから、全てがと言う訳ではありません
Pythondesebasebae
「アフリカニシキヘビ(学名:Python sebae)」

只、間違いなく言える事は、こうした「神経質な」或いは「臆病さ」は、多くの野生動物に共通した特徴です
通常の野生生物は、見知らぬ者と出会した時には「逃走=其の場から去る」事を選択します
其れが適わぬ時に「威嚇」、「攻撃」へと転じるのが通常です

此も良く誤解されて居るのですが、蛇が行う攻撃行動は主に2通りあります
「威喝」と「捕殺」が其れです
其の「攻撃」が発動しやすい種類か否かで、扱い方が大きく変わって来ます
さて、此処で話題になっているバーミーズですが、
日本では其の住宅事情のお陰もあって、決してペットスネークとは呼べない範疇の生き物です
が、彼の地アメリカでは割りとポピュラーな蛇だったりします
モルフと呼ばれる色んな改良品種もありますし
Pythonmolurusbivittatusgranita19563 Python20molurus20bivittatus20leucis
同じ事はレティックにも言えます

しかし、彼等は基本野生動物です
因みに、此処で言う「野生生物」とは、「家畜では無い」と言う意味で使って居ます
流通して居るバーミーズやレティックのほぼ全てが「CB」と呼ばれる人工繁殖個体だからです
何度も言いますが、彼等と意思疎通は出来ません
其所は蜥蜴と大きく違う所です
そう言う所を理解せず、彼等を ”買う”不心得者は残念ながら彼の地にも居る訳です
そして、問題なのはそうして遺棄された個体が野生化してしまった、、、
と言う事なのです
因みに日本では、仮に遺棄されたとしても野生化するまではにはなりません
越冬出来ませんから
彼等、ボアパイソンの類は冬眠が出来ないのです
実は一般の飼育で敷居が高いのが「此処」だったりもします
冷たい空気に弱いんですね
油断するとあっと言う間に肺炎を起こします
蛇はその特殊な進化のお陰で、片肺しか機能して居ません
ですから、肺炎は即、命取りになります
彼等が居る部屋の空気を、常に暖かい湿った状態に保っておく必要がある訳です
其の当たりも日本で彼等を飼育するのが難しい一因になって居ます

さて、気候風土の問題をクリアして帰化してしまった、アメリカはフロリダ州の例ですが、
実は結構昔から此の手の話は伝わって来て居ます
此の記事の元になった話は「フロリダのエヴァーグレーズ」と言う事の様ですから、アメリカの国立公園が舞台と言う事の様ですね
そこで、一寸工夫して検索を掛けてみました
此のようです

「ワニを飲み込むが破裂したニシキヘビ(2006/09/12)」
http://bit.ly/1cB4CD0
註)画像がグロいのでお気を付け下さい
<以下転載>
フロリダのエバーグレーズ国立公園にいた、13フィート(4メートル)のバーミーズパイソン(Burmese Python)にとって不運なことに、敵を食べることは、食欲旺盛な爬虫類が内臓を破裂させる原因になったようである。
南フロリダ自然資源センター(Natural Resources Center)の野生生物研究者は、2005年10月に明らかに長さ6フィート(長さ2メートル)のミシシッピワニ(American Alligator)を消化しようとした、頭の無いニシキヘビの死体を見つけた。
完全に死んでいるワニがニシキヘビの胴の中央部の穴から突き出ているのが見つけられ、そしてワニの皮の固まりは蛇の消化管で見つけられた。
ぞっとするこの発見は、破裂したニシキヘビの最後の食事が単に多すぎたことが原因かもしれないことを示している。
ナショナルジオグラフィックではその番組で違った見解を示した。
それはパイソンがその大きい食事の後に生き残ったかもしれないが、第2のワニが救出に来てヘビの頭を噛み切ったのでは無いかと推測をしてみた。
そしてその争いでニシキヘビは破裂したのであると。
しかし、番組と関連する科学者でさえ、その新しい理論が筋が通っていると確信していない。
フロリダ・ゲインズビルの自然史博物館の爬虫類管理者のウェイン・キング(Wayne King)は、ヘビの比較的きれいな切断された首を指して、「ワニは(綺麗に)噛み切らない」と、マククラッチー紙(McClatchey Newspapers)に話した。
「彼らは噛み付いて、そしてぐるぐると回転します。もしワニがあなたの腕に噛み付いたなら、普通は腕をもぎ取られます。もしあなたのお尻に噛み付いたなら、ワニは肉の塊りをむしり取るでしょう」
ワニとパイソンとの衝突は、過去20年間、エバーグレーズで頻発するようになっていた。
沼に投げ捨てられる不必要なペットのヘビは育った。
そしてアジアの爬虫類は、現在はアメリカのワニの主要な競争相手である。
「ニシキヘビがワニを殺せるならば、彼らは明らかに他の種を殺すことができる」と、フロリダの大学の野生生物学教授であるフランク・マゾッティ(Frank Mazzotti)がAP通信に話した。
「ワニがバーミーズパイソンをコントロールすることができるという若干の望みがありました。…この事件は私に(どの生き物もエサとして)みな同じだと示しました。」
<転載終わり>

元々の記事はナショジオの様なので再度検索をしてみます
此方です
註)上記同様画像がグロいのでお気を付け下さい
http://bit.ly/15FsS2Y
古い話題の性か日本語サイトでは検索できませんでしたが、内容は翻訳サイトを使う限り転載の内容と一致して居ます
と言うか、翻訳ソフトを掛けた其のままを上げて居ますね
日本語が怪しい箇所まで一致していますから
事の真相はどうあれ、様は
「アメリカの国立公園で今一シチュエーションの判らない大蛇とワニの死骸が見つかった」
と言うのが此のニュースの趣旨です
其の考察の中で若干皮肉をこめて
「ワニがバーミーズの駆除に一役買えるかもね」
と、専門家の教授が言って居る、
と私は読んだのですがどうでしょうか
少しだけ私の見解を書くなら
ワニを仕留め獲物を呑んだまでは良かったのですが、分不相応に大きかった為動けなくなった
其所が水辺だった為、別のワニが来て件の蛇を獲物にしようとした
其の時点で件の蛇が生きて居たか否かは判りませんが
と、そう言う言う事では無かったかと思って居ます
助けに来た、と言うのは余りにおかしな解釈ですから、単純に件の蛇を獲物として狙ったのでしょう
確かにワニは獲物を食い千切るのに、噛み付いたまま回転(ローリング)します
しかし彼等の歯は物凄く鋭利だとも聞いて居ますから、切り口云々だけでは何とも判断のしようが無いのでは? とも思います
が、私は専門家でもワニの飼育経験者でも無いので、其所は何とも言えません

結局、大元リンク先の記事は概要で間違っては居なかったのですが
2~3の事実を伏せている所や、誇張した表現等に悪意を感じてしまった、
と言う事が私の感じた「違和感」の理由だった様です
1つは、此の国立公園に帰化してしまったバーミーズの問題は20年以上の歴史があると言う事と、大元の記事自体が「2005年10月」と可成り古い事を示して居ない
と言う所です
確かに現在も優先駆除対象になって居るのは事実ですが、今はもう少し落ち着いた内容の記事になって居ます
日本語サイトでの割りと新しい記事は此方
http://bit.ly/1cB4pj4>August 15, 2012のニュースです
2つ目には、「強力な顎、剃刀のように鋭い歯をもち、その圧倒的な力で在来種を食い荒らし、湿地帯を混乱に陥れている」
の記述ですね
因みに蛇の顎は骨骼的に脆弱です
Rmi20050709_223
此はバーミーズに限りません
獲物を丸呑みにする為、彼等の顎は簡単に外れる様出来て居ます
只、大きな蛇は其れなりに力がありますから、相応の怪我はしますので侮ってはいけませんが、
顎の力云々を言うなら身近に幾らでも居る犬や猫に遠く及びません
歯にしてもカミソリと言うより「針」が近い形容ですし
寧ろ此処に書かれている「強力な顎、剃刀のように鋭い歯」と言う形容は、ワニ其の物です
「在来種を食い荒らし、湿地帯を混乱」
にしても、上記のナショジオ日本語サイトの記事にある通りです
可成りの誇張がある様に見受けられます

蛇は色々と誤解の多い生き物です
生理的に駄目な方も多いと思います
ですが、彼等を色々知ると其の辿って来た進化の過程や、生き様
或いは其の種類の多さやバリエーションの豊富さ
そして、生き物としての強さや脆弱さ等、本当に色んな事を教えてくれる魅力に溢れた生き物です
蛇に限らず、生き物系の話題には誤解や偏見が潜む事が多く、ネット記事の多くは故意に情報を削り、時には捏造し、人の不安や恐怖を煽ったり同情を買おうとした物が散見されます
私が色んな情報の元を辿り多角的に見る癖を身に付けたのも、実はこうした「記事」の多さに昔から辟易して居たからに他なりません
今回の生き物系の話題に限らず、ネットの記事にはこうした表には見えない悪意や敵意が潜んで居る場合がありますので、充分お気を付け下さい

上手く纏められず非常に長文になってしまいました
申し訳御座いません
最後に、某顔本で流れて来た同様の、もっと判り易い事案を取り上げた過去日記をリンクして此の話は一旦終わらせたいと思います
最後まで有難う御座いました
「だ~か~ら~ 」http://bit.ly/WHyqYB

あと、<国内で初の死亡事故>となってしまった「レティック事故」の時に上げた記事は此方です
宜しければご参考までに
「ニュースより再び」http://bit.ly/HNAQh4
「プロの見解」http://bit.ly/ITF0Ra

Evergladesnationalpark Everglades12395

Everglades20national20park20florida
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偶には猫の話

此は、何故私がブリーダー、それもメインクーンと云う特定猫種のブリーダーを始める等と云う暴挙に出たか、という「大失敗(Fiasko)」なお伽噺です
切っ掛けは或る日見せられた1枚のネット画像でした
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その猫の名前は
「マホガニー・ラッシュ(GC,NW kanab's Luanne's Mahogany Rash)」
と言います
(正式な名前の見方等は、例によって過去日記「「天斬」と言う名前は、だな」をご参照下さい ^^; 
で、少しだけ補足すると、NWはRWの更に上で、全世界verでの年間入賞、と言う事になります)
彼は、文字通り伝説のメインクーンです
まぁ、何故伝説か、と云うと、ですね
そもそも「メインクーン」とは、とか、「純血種」とは、とか、愛猫団体「CFA」とは、
「キャットショー」とは、と言う大元の処から話を始めないといけないんですよ
此が、メチャ手間と云うか、果てしなく長くなります ^^;
然も、私がショーを離れてからルール改編がありましたからね
其の辺り、ちゃんと把握してからでないと間違ったことを云ってしまう恐れもあります
只、何れ此等の事柄を簡潔に纏めて判り易く解説し、血統書の持つ意味とか、何かと誤解されがちな純血種の存在意義と、彼等を愛し守るブリーダーの苦労とか、をお話ししたいと思って居ます
ですが、今日の所はwiki君へのリンクでご容赦下さい ^^;; スミマセン

Maine_coon_cat
「メインクーン」

Cfaj_linkb3
「CFA(リンク先は日本支部に当たる”CFA・JAPAN”です)」


で、まぁ何故私がブリードに手を出したかと云いますと

そもそもの初まりは我が家の最長老にして天性の保父さん
「龍之介(芥川龍之介より拝借、愛称・る~る)」
070930_05060001
の存在です

彼は宮崎のブリーダーから迎えた、我が家で初めてのメインクーンです
で、彼が余りにも良い子だったんで、つい地元の某今は無き猫専門店にて一目惚れした母猫の子を勢いだけで予約しました ^^;
其れが我が家で2頭目のメインクーンとなる
「麟太郎(勝海舟の幼名より拝借、愛称・りんた)」
Dscf01071m_2
です

で、またもやこの麟太郎が可愛い良い子でしてねぇ
調子に乗って千葉のブリーダーから迎えた3頭目のメインクーンが、通称「食欲大魔王」にして無敵の「べくしょい攻撃」を誇る
「レイ(レイ・ブラッドベリより拝借、愛称・れいくん)」
070930_05150001
です

其所で初めて私は「血統」という物に興味を持ちます
と言うのも、レイ君の両親はまぁそりゃあ色々と錚々たる顔触れと云うか、物凄い血筋の方々なのですよ ^^;
実は彼自身も一度だけではありますが、地元開催のTICAキャットショーで「Best Altfr(去勢避妊猫のカテゴリーでTop)」に選ばれた事が有りましてね ^^
まぁ、この時のお話しや私のキャットショー参戦日記は又別の機会にしましょう
色々と単純ではありませんでしたし、苦労も有りましたし、事件もありましたから

で、龍之介の血筋を辿って或る方にお話を伺って居た時に「彼のひい爺さんに有名、其れも超有名な猫が居るよ」と云う話になりましてね
其の方が早速ネットで検索して見せて下さったのが、冒頭に紹介しました「マホガニー・ラッシュ」其の猫だった、と云う訳です
文字通りの一目惚れでしてね
ああ言うメインクーンが欲しい!と強く感じました
所が其の時点でマホガニーは可成り以前に鬼籍でしたし、彼を主軸(メインスタッド)として猫舎を運営して居たブリーダーも、其の死後殆ど直ぐに肝心の猫舎を廃業していました
(実は、何故廃業していたか、可成り後になって其のやんごと無い理由が判明、と言うか知りましてね、些か複雑な思いに駆られました)
ですから、実質彼の直血統は其の時点で既に入手困難な状態だったのです

其所で、私はトンデモ無い事を思い付きます
得られ無いのであれば、自分で作り出せば良い
そうです
私は私の理想とするメインクーンを創りたかったんですよ
マホガニーの面影を追う事によって

結局、マホガニーの面影を持つメインクーンを産み出すには到りませんでした
が、別の意味で私は私の理想と思える様なメインクーンに出逢う事が出来ました
そして、彼の数少ない息子の内一番彼に似ている牡を今も自らの膝に乗せる事が出来ましたから、猫の神様は結果的に私の無謀とも思えるチャレンジに対し、其れなりの評価を下し、報酬を与えて下さったようです

私にとって理想のメインクーン
「狗隠(破壊魔定光の流刑体「狗隠」より拝借、愛称・く~にゃ)」
1m
<Gakincho Quon Of Tubaki>

と其の息子の内で色々と一番親父に似ている牡
「風太郎(山田風太郎より拝借、愛称・ふ~)」
091220_091200011 111013_21360001
<Tubaki Fhutarou>

そして私にとっては最も思い入れが強く、想い出も鮮烈な
(此方も過去日記「葵と言う名の猫」を御参照下さい)
「葵(愛称・あおにゃ)」
Dscf0672
<Tubaki Aoi>」

其の葵の生まれ変わりの様に感じた
「蒼獅郎(真田志郎と藤本獅郎から拝借、愛称・ちぇ~ちろ)」
Ca3k01531
<Tubaki Seisirou>

と、大事な友人経由で我が家に来るも早世してしまった
「綱手(NARUTOの綱手より拝借、愛称・つにゃにゃん)」
110721_15560003_2
<Tunade>

其の綱手の生まれ変わりにしか思えない位色々とやることがそっくりな妹
「姫(愛称・ひめめ)」
Ca3k01741m
<Tubaki Hime>

Ca3k02921m_2
「蒼獅郎」と「姫」の兄妹

風太郎と此の子達が私の元に来てくれた、其れだけでもう充分満足出来ました
色々と限界を感じて廃業したブリーダー業です
恐らく今後自らブリードに手を出す事はもう無いと思います
ただ、彼等メインクーン達とは一生付き合って行きたいと思って居ます
彼等は本当に良い伴侶になります ^^

そうですね
余裕が有りさえすればもう一度ショーに征っては見たいと思いますが、、、
征けば征ったなりに色々と真剣に成らざるを得ないので、多分行くとしても当面は見学で終わると思います ^^;
新しいショールールも未確認だし (汗

ああ、そうそう、キャットショーって自由に誰でも見学が可能なんですよ
シーズン中は結構各地で開催されて居ますので、実際に一度ご覧になると良い経験になるかと思います
最近はアンバサダーと言って、見学者の「解説」を受け持つ専門のスタッフもショー会場に待機して居ますし
そう言う方を通じて頂ければ、間近で文字通りトップクォリティな猫達を見ることが出来ます
前にも書きましたけれど、大概のブリーダーは自分達の猫種を愛して居ますから、可成り専門的な知識を持っています
其の守備範囲は半端な獣医師では太刀打ち出来ない位、詳細で且つ最新に渡る事すらあります
其れは其の猫種を愛するだけではなく、其の血統を維持継続して行くと言う責任を担っているからなんですね
其の自覚がありますから、プライドを持って猫を繁殖して行けるのです
と同時に彼等は一愛猫家でもありますから、そう言う小難しい話だけではなく、生身の猫達の話を色々としてくれる筈です
例えば、メインクーンであれば
何時まで立っても「メイクイーン(馬鈴薯)」と間違えられるのだけれど、本来は「北米メイン州(Maine)」の「アライグマ(Coon)」に似た尻尾を持つ猫、と言う意味である、とか
あんなにデカくて勇ましい風貌なのに鳴き声は小鳥のようだ、とか
猫なのに足音はするわ、全然忍ば無いわ、水遊びが好きだとか、雪が降ると狂喜乱舞する、とか、雷や地震があっても平気で爆睡し続ける、とか
素顔の彼等が巻き起こす数々のエピソードを、嬉しそうに語ってくれると想います
因みに、そう言う真面目なブリーダーは其の猫種の良い所だけを語るようなことはしません
必ずデメリットやリスクについても話してくれます
と同時に、其の対処法や管理法も教えてくれる筈です
まぁ、生きた歩く辞書ならぬ、生身のwiki君が実物付きで其所にある、と考えて下さればイメージし易いでしょうか
何と言っても一番のメリットは、ショップでは先ず見られる事の無い、其の猫種の完成形成猫ver.が見られる事です
或る意味、ブリーダーがオーナーとなる方に一番見て欲しい、と願っているのが此の「成猫」の姿なんですね
特にメインクーンは其の魅力でもある成猫の体型になるのに長い時間が掛かります
大体3~4才位で「ああ、君もやっとメインクーンらしくなったね」と私達ですら思う位ですから
そんな「貴重な」猫達が其れこそ選り取り見取り、近くで見放題なのがキャットショーです
是非一度お近くのショーへお気軽にお出掛け下さい ^^
色んな意味でソンはないと思いますよ 

さて、家の無駄にデカイ猫達もみんなそれぞれお気に入りの場所で寝始めました
私も寝る事にします

ではお休みなさい

つーか、君達其所を退きなさいw
と、確か昨日も言った筈だよねぇ、、、ーー;

Ca3k02831m_2
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だ~か~ら~ 

副題<疑いを持つと謂うこと 其の四>

事の発端は某顔本のウォールに上がった記事リンクです
友人がフォローしていたのですが、此の手の記事は、色々と見ても益のない話が多くてですね
何時ものようにスルーするつもりだったんですが、動物ヲタクとして一寸ばかり見逃せない物を見てしまいましてね
で、例によって「怒り」の「元ネタ探索の旅」が始まったと云うわけです

先ずは「問題」の記事
「最近の絶滅5種 食べちゃう、乱獲、自然破壊の被害者達」
http://squashnews.doorblog.jp/archives/20394446.html

もうぅね 個人的に表題からして激しく「 ー"ー 眉根に皺!」 ですよ
中を見たら、ああもう 突っ込み処が、、、、orz
どうして動物関連のネット記事ってこうも間違いが多いんだ? ーー;

せめて写真くらいは正しいのを使え! と小一時間w
以下記事のコピペです

================
アラビアオリックス/ Arabian Oryx
偶蹄目ぐうていもく(ウシ目) ウシ科
まっすぐのびた長い角を持つ、アラビアオリックス。伝説でんせつの生き物、ユニコーンのモデルだという説せつもあるんだ。この美しい角を人間にねらわれて、絶滅ぜつめつしそうなんだよ。
71f66370_2
http://www.konicaminolta.jp/kids/animals/library/field/arabian-oryx.html
---------------
えっと
先ずオリックスには4亜種居まして(Oryx beisa ベイサオリックス Beisa oryxOryx dammah シロオリックス Scimitar horned oryxOryx gazella オリックス(ゲムズボック) GemsbokOryx leucoryx アラビアオリックス Arabian oryx)此処で問題になっているのはアラビアオリックスです
其れを先ず頭に入れておいて、、、、

此奴の問題は簡単じゃない
保護区に国際紛争が絡んでいますからね
只、唯一の光明は人工繁殖が可成り成功していると言うことです
世界中の動物園で成功の報告が上がっています
因みに純然な野生個体は絶滅したとされて久しい筈です
今、現地に生息しているのは人工繁殖個体を野生に戻した物なんですね
実はウシ科は可成りの数まで個体数が減っても復帰が可能と言われています
アメリカバイソンが好例でしょうか
オリックスに関して言えば先ずは保護地区の整備が済まないことにはどうにもなりません
其れまでは世界規模で動物園での血統管理と維持が必要になります
保護区の整備が済み次第、野生に戻せるよう準備を整えておくことが肝心なんですよ
もともと可成り過酷な環境に済む生き物ですから、大元の個体数も小さいです
そう言う意味合いもあって単純に増えれば良いという生き物ではありませんし、保護の在り方も簡単じゃないんですよ
Oryx20leucoryx20israel

================
ハーレクインカエル/Harlequin Toad
この種のカエルは沢山の種類があるようだが、カエルそのものは皮膚が薄く敏感なので温度の上昇など温暖化の影響を受けやすく、簡単に絶滅に追いやせれるようだ。
87e22dabs

----------------
表題の「だ~か~ら~ 」は此奴です
写真、全然違うカエルの物ぢゃんこれ!
好い加減にしろよ!!
だから此の手の記事って信憑性が皆無になっちまうんだよっ!

と、CRTの前で叫ぶこと小一時間w
此ですからね
だから私は生き物自然系は基本ナショジオの記事しか信用しない事にしています
因みに此処で使われている画像のカエルは「アマゾンヤドクガエル」と云います
ヤドクの中でも比較的飼育も繁殖も普通に可能な部類(の筈です、私のような大雑把でずぼらな奴には到底無理ですけれど ^^;)

「アマゾンヤドクガエル」
Ventrimaculatus1
学名「Dendrobates minutus ventrimaculatus 」
通称「ベントリ」
http://www.knowledgelink.co.jp/cgi-bin/service/izukan/ryo/display.cgi?h036

本来の「ハーレクインカエル/Harlequin Toad」は此方
「キマダラフキヤガマ」
Atelopus20spumarius20pebas20stubfoo
http://allabout.co.jp/gm/gc/70746/

大体「Harlequin Toad」はヤドクガエルの仲間ですらありません
小さいですが歴とした蝦蟇蛙の仲間です
意外かも知れませんが、ヤドクガエルの仲間は人工繁殖に成功しています
あの人達は環境と小さな餌(羽のないショウジョウバエが一般的)さえ整えば ”勝手に増える”(知り合いの某カエル教授曰く)そうですし、実際に流通しているメジャーなヤドクカエルもCB(人工繁殖個体)が殆どです
逆に難しいのが蝦蟇の仲間なんですね
彼等は実の所、長期の人工飼育も意外と難しいんですよ

更に云えば、この記事にあるような温暖化は余り彼等には影響がないと思います
彼等を取り巻く問題は其所じゃないし、そんなに簡単で単純な物ではありません

================
ミューレンバーグイシガメ/Glyptemys muhlenbergii
成長して7.9~11.4センチメートル、世界最小の亀一つです。東米の爬虫類は大きな生活の問題があり、湿地開発や排水が大幅に増え、世界中のその他多くの種に適した生息地を減らしてきた。
61c7573fs_2

----------------
「ミューレンバーグイシガメ」
Bog20turtle20clemmys20muhlenbergi_3

否、アメリカでしょ?
サイテス(通称・ワシントン条約)1類でしょ?
マニアが動物園が放って置くわけがないと思いますがw
絶対人工繁殖に成功していますね
其れが証拠のヨークサック付き子亀の画像、だと私は思います
正に語るに落ちた画像じゃないかな、此は
ヨークサックというのは、まぁ、卵の栄養分のことです
孵ったばかりの子亀の腹には此奴が付いてましてね
或る一定の期間は此から栄養を補給し、其の間は絶食です
此を吸収しきって暫く経つと自分で喰うようになります
多分、何処かの動物園が人工繁殖孵化に成功したときの写真を引いてきて居るんじゃないかな
環境の問題は確かにイシガメ・クサガメには厳しい問題が山積しています
でもそう言う地球の裏側のマニアックな亀の話題を取り上げる前に、先ずは足元のアカミミをなんとかしろと小一時間w
因みに此の子亀の画像が本当に「ミューレンバーグイシガメ」なのか、残念ながら私には判別が付きません
http://allabout.co.jp/gm/gc/70790/
参考までにAllboutもリンクしておきましたので此の亀の詳細は其方を参照下さい
(あ、やっぱり人口繁殖成功して居るんだ、然もEXPOに出てるのねw)

================
ドワーフサラマンダー/Dwarf Salamander
かわいい顔してますね、アメリカが主な生息地、スラリとした体で、夜行性。やはり生息地の破壊が原因だったりして絶滅の一途のようです。
3553de32s

----------------
いやいや、ドワーフサラマンダーだけでは全く同定できませんから(泣
ドワーフサラマンダーって単純に「小型山椒魚」っつー事ですよ?
其れで何をどう同定しろと?
何でこう大雑把というか、十把一絡げなんだ!

と、此又CRTの前で騒いでしまいましたよ ーー;
種類が判らなければ生息地とか其処の環境問題とか全く判らないじゃないですか
そもそも画像の山椒魚が希少種なのか否かも此だけでは判別が付きません
小型山椒魚なら何でも、、、と云う乱暴な話でお茶を濁すつもりなんでしょうかね
でも両生類マニアの恐ろしさを知らないですな
多分、この画像はなんですか~? と尋ねたら、絶対同定して学名や生息地はおろか、いろんなあれやこれを教えてくれる輩が居ることだけは確かですねw
さぁ! コアなマニアの諸君!! 
後は頼んだ! 宜しく!!

================
メガネザル/Siau Island tarsier
このメガネザルは、火山の噴火と食用のための狩猟により絶滅の危機に瀕している。
Ede43c72s

----------------
あ?
先ずはメガネザルとか大きい括りにしている割には英名に「Island」の文字が
えっと、つまりは何処かの「島」にいる「固有亜種」のメガネザルが危機に瀕していると、云うことですかね?
で、何処の島だよ、と言うことでGoogle先生にお尋ねしたらばインドネシアの孤島のようですな

と、此処まで調べて来てメガネザルの画像がどうにも気になったから、ちょっと突っ込んで検索してみたら、、、、

うわぁ~~~~~
此、元々は全部ナショジオの”過去”記事ぢゃん!   orz ←大文字赤字

メガネザルは此
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011062304&expand#title
然も一年以上前の物!
火山の影響ならその後どうなっているか位確認しろよ!!!

山椒魚は此方
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011062305
此も同時期じゃねぇか!
流石元記事には学名も書いてあるわ
ほら、地元も懸命に努力しているとか書いてあるぢゃんか!
そう言うことは絶対載せないのなw

ミューレンバーグイシガメは此方
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011062306&expand#title
此奴もだ!

蛙は此方
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011062307&expand#title
此もだわ!
やっぱり!!  フキヤガマぢゃん!!!

どうして大元の記事を改悪して流すかなぁ
ナショジオの記事なら其のままリンクすれば良いのに!
こう言う物を見ると「悪意」を感じますよ
正しい情報じゃなくて自分に都合の良い情報を流しているとしか思えないんですよね
此の手の物に遭遇すると怒りと共に何とも云えない無力感に苛まれます
画像がすり替わっているのなんか、もう悪意その物としか思えません
だって大元がナショジオなんですからね
画像のクオリティや正確性、信頼性ではなくて、如何に「(情に)訴えかけるか」に主眼が置かれている
と言うか、其所にしか置かれていない
だから亀の物は ”可愛い”「小さな子亀」になったし、カエルの其れはより「鮮やか」で「見栄えの良い」物に変えられた

事、環境問題や動物保護については、情に流されてはいけない、と言うのが私の基本スタンスです
其れ(情)は問題の大元を見えなくし、別の物へと結論や思考を誘導しかねないからです
同じ星に世界に時間に生きる物達だからこそ、共存を図らなくてはならない
よりよい共存を目指して今を、此からを、どうするか、どうしていくか、が一番大切な問題の筈
其れを、可愛いだの可哀相だの、まして知性があるの賢いだのは論外です
そんな物は単なる主観であって客観的な視点ではない
問題の本質は其所には絶対にない
こう言った問題に必要なのは、あくまでも客観的な事実に基づいた分析と理解と、其れに根ざす活動方針の筈です
こう言う「捏造記事」はそう言う視点を曇らせ、問題を一気に矮小化する
様々な過程の果てに、最終的に「情に訴える」と言う手段は許されるかも知れませんが、其れはあくまでも正確な事実の認識と、正確な知識を得てからの話ですよ
今回の物は完全に「情に訴え」ようとして、肝心の画像を間違えてしまった
若しくは間違っているのに気付かず其のまま流してしまった
其の結果、一番大事なはずの「正確性」が大きく損なわれることになった
こう言う「悪意」の積み重ねが、ひいては肝心の生き物達を追い詰める事になるのがどうして判らないのか
極論を言うなら「可愛」くて「綺麗」で「稀少」でありさえすれば良い、となりかねない
良い例がパンダと朱鷺です
朱鷺の学名を知っていますか
「Nipponia nippon」ですよ?
学名に日本の日本種と入っている、或る意味国鳥の雉より日本固有種の看板みたいな鳥です
なのに日本固有亜種は絶滅しました
同じ頃、お隣の大熊猫の為には何千万円もの寄附が集まり、何億と云う「レンタル料」を払っています
こう言うことが「情」に訴えるとまかり通ってしまう

でもこう言う記事を嬉々として発信する輩にはそう言うことはどうでも良いのでしょう
一寸したプロパガンダになれば良い、位の気持でしょうね
其れが証拠に記事の年号が1年以上前の物
その後の検証なんか何一つやってないだろう事くらい容易に予想が付く
画像の「明らかな過ち」すら気付かないのだから

あ゛~ も゛~ 
暴れて良いですか?!!  ーー;

大体此処に出て来るのって「絶滅危惧種」であって「最近の絶滅5種」ぢゃねぇ!
「絶滅危惧種」と「絶滅種」を一緒くたにすんな!!
生き物の絶滅ってそう簡単には決まらないんだよっ!!!

ナショジオの同じ様な記事に「南米のヒキガエル、絶滅両生類再発見」と云うのがあるんだけど、こう言うのは絶対取り上げないんだろうなw
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011021801

連中に必要なのは「綺麗で可愛い」或いは「格好良い」生き物の「危機」であって、其れに携わる人々の苦闘とか研究の成果じゃないから

何でもそうですが、此までして来た「人間の所行」をあげつらい批判するだけでは先に一歩も進めません
現状を正しく認識し、どう科学的に対処できるか、が鍵なのです
其所には「感情」に支配された「情」は要りません
科学的な根拠と実証データ、こう言う自然保護で云うなら観察や飼育に基づいた経験も含まれるでしょう
そう言う物に基づいた長期的展望と思考が必要なのであり、其れはあくまでも「科学」です
科学には正確性が必要不可欠です
ですからこう言うミスリードを狙った悪意に満ちた、或いは未必の故意に彩られた、記事はどうしても許す事が出来ません

今後も気付き次第取り上げて行きたいと思っています

と、此処まで書いて来て更に酷いことが判明

オリックスの元記事は此方です
「アラビアの“一角獣”、絶滅危機を脱す」
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110620001&expand#title

ああ、もう、云うべき言葉がありません
此は明らかな捏造ですね ーー;

砂漠のユニコーン達に幸いあれ!

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元ネタが酷くても

ちょっと手間をかければ面白い物が釣れるという好例 第3弾
元ネタは某大手SNSのニュースサイト
「これはキュウリだっつってんだろーがああ! どうしてもブドウが欲しいサルにキュウリを与え続けたら……」<http://bit.ly/QqbPhl

某大手SNSアカウントが無い方用に記事をコピペ---------

隣のサルはブドウをもらっているのに、自分はキュウリしかもらえず腹を立てているサルの映像を紹介します。ある実験で行われたもので、サルの映像は動画の1分33秒ごろから。
(動画:http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1211/07/news131.html
実験はオランダの霊長類学・動物行動学者により行われたもの。同じ働きをした2匹のサルに、もし平等でない支払いをしたらどういった反応が返ってくるかを調査しました。当然ですが、キュウリしか与えられなかったサルは不満爆発。怒ってキュウリを実験者へ投げ返したり、囲いを両手で掴んで揺さぶったり……。不服を示す一連の動作がコントのようで、かわいそうと思いつつもつい笑ってしまいます。キュウリを投げつけられた実験者が、動じることなくキュウリをまた与える流れも最高です。
動画は研究発表会でも上映され、サルが露骨に怒りをあらわす映像が流れると、聴講者が声をあげて笑います。一緒にサルのコミカルな動きを楽しんでみてはどうでしょうか。

--------------------------------

過去に何回かイタイ目と云うか、トンデモな記事に遭遇し開いた口が塞がらず、顎が外れそうになった苦い経験があるので、此処のニュースの元ネタは必ず元ソースを辿っている
 (詳細は過去日記「疑いを持つと謂うこと」と「疑いを持つと謂う事 其の弐」を参照下さい)

今回の元ネタは此方らしい
これはキュウリだっつってんだろーがああ! どうしてもブドウが欲しいサルにキュウリを与え続けたら……キュウリへの不服っぷりが露骨すぎる。」
http://bit.ly/VUu3nK> By.ねとらぼ

で、是を読んだ私の第1感想はと云うと
そもそも此の実験対象になっているサルたちは「労働の対価としての不公平」を認識しているのだろうか?
と云う物
単に隣との単純比較で「私(牝らしい)、ブドウ貰えてない!」と思っているだけじゃないのか?
是だけでは、とても其所に「公平」とか「労働の対価」とかの認識を示したり、実証したりが出来ていないのではないか
そうなるとそもそも実験の目的は何だったのだろうか

前回も前々回もちょっと確認したら面白い物に行き着いたので、今回も柳の下の何匹めかの泥鰌を狙って「ソース(大元)確認の旅」に出る事にする

先ずは、動画の上がっているyoutubeへ行って元の動画を見る

「Capuchin monkeys reject unequal pay 」

で、私がyoutubeを見る時に必ずやっている「概要」を確認する、を行う

<Frans de Waal shows us a task he gave Capuchin monkeys to see if they responded to a sense of fairness. For the full video see http://www.youtube.com/watch?v=GcJxRqTs5nk
Frans de Waal is a Dutch primatologist and ethologist. He is the Charles Howard Candler professor of Primate Behavior in the Emory University psychology department in Atlanta, Georgia, and director of the Living Links Center at the Yerkes National Primate Research Center and author of numerous books including Chimpanzee Politics and Our Inner Ape. His research centers on primate social behavior, including conflict resolution, cooperation, inequity aversion, and food-sharing. He is a Member of the United States National Academy of Sciences and the Royal Netherlands Academy of Sciences.>

英語は激しく苦手な為、是だけでは何のことやらサパ~リである
なのでGoogle先生の翻訳ソフトに是をコピペして翻訳して貰う

<フランス·デワールは私たちに、彼は彼らが公平感に応えているかどうかをオマキザルを与えたタスクを示しています。フルビデオについてhttp://www.youtube.com/watch?v=GcJxRqTs5nkを参照してください。
フランス·デワールは、オランダの霊長類学者と動物行動学者である。彼はエモリー大学心理学科アトランタ、ジョージア州、そしてリビングリンクヤーキス国立霊長類研究センターのセンターとチンパンジーの政治と私たちの内側の類人猿を含む多数の書籍の著者のディレクターで霊長類行動のチャールズ·ハワード·キャンドラー教授です。紛争解決、協力、不公平回避度、食品·共有を含む霊長類の社会的行動についての彼の研究センター、。彼は科学と科学のオランダ王立アカデミーの米国国立アカデミーのメンバーでもあります。>

ま、自動翻訳なので日本語が至る処で怪しいのは目をつぶる
重要なのは、此の動画が所謂トンデモではなくちゃんとした研究者の物であるらしいと云う事
なので、此処から再度文中にリンクされているフルVerを観に行く

「Frans de Waal: Moral behavior in animals 」

其所でも同様に「概要」を開いて確認する
矢張り英語オンリーなのでワケワカメである
なのでもう一度Google先生の翻訳ソフトの御世話になる

<共感、協力、公正性·互恵性 - 他人の幸福を気にはとても人間の特徴のように思える。しかし、私たちのどのようにこれらの道徳的な特性の多くのすべてのシェアを示す霊長類および他の哺乳動物、上のフランス·デ·ワールは、株式行動テストのいくつかの驚くべき映像を、。
TEDTalksは、世界をリードする思想家や徒は18分で、自分たちの生活の話を与えるTEDカンファレンスから最高の講演や公演の毎日のビデオポッドキャストです。注目のスピーカーは、気候変動、設計上のフィリップ·スタルク、"シックスに子供一人当たり1つのラップトップ、チンパンジー、マラリアにビル·ゲイツや蚊、パティーのマースでジェーン·グドールに彼女自身のストローク、ニコラス·ネグロポンテを観察する上でジルボルティーテイラーにアル·ゴアが含まれている感覚"ウェアラブルハイテク、そして"謎の魅力にロスト "プロデューサーJJエイブラムス。 TEDは、テクノロジーのためのエンターテイメント、デザイン、立ってTEDTalksは、次のトピックだけでなく、科学、ビジネス、開発、芸術をカバーしています。様々な言語でのクローズドキャプション、翻訳字幕はhttp://www.ted.com/translateで、今TED.comで利用できまする。
ご質問やこれや他のTEDのビデオに関するコメントがございましたら、http://support.ted.comにアクセスしてください>

ほうほう!
翻訳字幕Verがあるとな?!
是は是非観てみたいぞ
と、云う訳でリンク先に飛ぶ

「TED」<http://www.ted.com/translate
其所で暫く迷ったけれど、無事該当動画の翻訳字幕付きVerを発見する

「フランス・ドゥ・ヴァール: 良識ある行動をとる動物たち」

17分と結構長いけれど内容は中々興味深いです
どうもフランス·デワールと言うオランダの動物行動学者の行った一般の人への講演会録画が大元の動画ではないかと思える
若しくは教育TV番組の一般教養、と言った類の放送用動画かも知れない
そう思っていたら当たらずとも遠からずだった、で御座るの巻

「TED」
TED(テド、英: Technology Entertainment Design)とは、アメリカのカリフォルニア州モントレーで年一回、講演会を主催しているグループのこと。

何れにしても此で最初の疑問は氷解
ちゃんとした実験だったようですねw
只、実験その物は可成り古い物のようで10年前の、、、と言った発言が出て来る
此の手の分野では著名な実験だったようでもあるけれど

個人的に動物行動学への知識は殆ど無いので、此の動画で言われて居るように「不公平」とか、「共感」とかの認識が動物にも存在し、其れが示されている実験だったのかは、私には判断できない
まぁ、此の動画を見る限り「そう見えはする」事には同意するけれど
なので「そう言う考え方も出来るね」としかコメント出来ないが、非常に面白い動画だったと思う

此処までしないと気が済まない私は、矢張り
自称であっても、懐疑主義でペシミストなLEMの弟子なんだなw、
と納得すること小一時間 (笑

因みに11月8日のGoogle先生は「ブラムストーカー仕様」になってます
Bramstoker2012hp
なんでも生誕165周年なのだそうですよ、皆様

「詳しくはブラムストーカーを読め」
by.インテグラル・ウィンゲーツ・ヘルシング卿(HELLSING)
Title

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粋だねぇ

先日、ネットニュースをチェックしていたらこんな表題が流れて来ました
「レース後跪いて両陛下に最敬礼 ミルコ・デムーロ「日本人より日本人らしい」」

Sponichin_20121029_0002_0

<第146回天皇賞・秋(G1)が2012年10月28日、東京競馬で行われ、名手ミルコ・デムーロが騎乗した5番人気のエイシンフラッシュが優勝した。ミルコ騎手はレース後、観戦された天皇、皇后両陛下にひざまずいて最敬礼した。その場面の動画アクセスはすでに20万回を超え、「感動した!」「日本人より日本人らしい」といった賛辞のコメントが並んでいる。>

成る程、粋ですねぇ ^^
イヤ、此の騎手の方は勿論、JRA(日本競馬会)も、、、ですよ
と言うのも、レース終了後の計量前に勝手に下馬しちゃダメなんですね ^^;
本来なら制裁措置が執られる、ヘタすると失格処分が下される様な行為な訳です ^^;;
まぁ、数年振りの天覧レースですし、何分両陛下への御挨拶なので其の辺りの細かい規則は不問にされた様ですけどね ^^;;;

ハイ、すみません
随分長い間更新を怠ってしまいました
申し訳御座いません(汗
まぁ、色々と御座いましてね
大変だったわけです、物凄く個人的に、然も心身共に、、、orz
只、お陰様で当分ネタには困らなくなりましたが(笑
ま、例によってヲタの戯れ事の極みでは御座いますが、何か 

で、小休止後の復帰第1弾がコレと云うのもちょっと唐突なようですけれど、
実は猫叉、無類の馬好きで御座います
幼い頃から両親親類縁者をして「此の子は馬を怖いと思った事が無いのではないか」と言わしめ、事実、大人になって要らぬ知識が付くまで、馬を怖いと思った事は1度もありませんでした
本当は乗馬を習いたかったのですけど、諸事情あって絶賛中断中なう! で御座います
因みに大して習得している訳ではありません
辛うじて「トロット」が「ん~~~、落馬こそしないが物凄く不格好」なレベル止まりで御座います、ハイ

ま、そんな奴なので当然小さい頃から「競馬」も好きでした
シーズンには毎週欠かさず見ていた物です
此処では余り取り上げる事が無かったのですけど、ン十年前までG1位まではちゃんとチェックして見ていました
只、引き籠もりのヲタクなので、実際に競馬場に出向くわけではありません
専らTV観戦が主です
然も、馬券は買わない主義で御座いましてね
一度も馬券を自分で買った事は無いです
と言うのも、贔屓馬が出来るんですよ、必ず
是ではギャンブルになりません
私としては単純に勝ち馬予想が楽しい訳で、贔屓馬の勇姿を見られれば満足、と言うのとはちょっと違うのですね

サラブレッドの世界は血統が命です
現存するサラブレッドは全て3頭の馬が元になっている、と云うのは割と有名なトリビアだと思います
種としての血統だけでなく勝負としての優劣も血統に支配される世界です
でも、生き物故に100%では無いのですよ
極々稀に、余り活躍した事がない馬の血筋から大物が化けて出る事があります
しかし、其れは本当に奇跡に近い様なレベルのお話です
また、其れは恐らく狙って出来るような物ではないと思われます
強いて云えば馬の神様の気紛れなのでしょう
が、厳然としてそう言う奇跡のような馬が存在するのもまた事実です
なので、予想屋としてはこう言う不確定要素が有ればあるほど、予測は難しくなり予想に費やす作業や考察は煩雑になります
だから飽きないし、やっていて楽しいのですね
また、彼等は家畜ですから結果が命です
どんなに血統が良かろうと、人々が期待しようと、結果を残せない馬は処分されます
毎年何千頭もの仔馬が産まれていますが、彼等の中で実際にレースに出られ、然もG1に出場出来るような馬は本当に極々僅かなんですよ
レースで走っている馬達は其れは其れは綺麗です
あれはもう生きた駆ける芸術品です
でも、其の後にはこうした無数の走れなかった命と、馬と、人と、運命と、物語があるんですよ
そして同じ位、今走っている馬の血統を支えた命と、情熱と、努力と、人知れない祈りがあるんですね
そこら辺りが「競馬はドラマだ」と言われる所以だと思います

最近はG1ですら全くチェックし無くなっちゃっていましたから、出走馬の名前すら判らないのですけど、こう言う騎手が居たんですねぇ

「ミルコ・デムーロ(Mirco Demuro)」
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イタリアの方ですか
ああ、ネオユニヴァースの人か
つーか、外国人騎手だったのね、ネオユニヴァース ^^;

Img1
「ネオユニヴァース」

まぁ此方は、ご多分に漏れずサンデーサイレンス産駒の社台ファ-ム育ちです
ところが今回の天皇賞馬って独逸からの持ち込み馬なのですねぇ
Pp01
「エイシンフラッシュ」

此は、新しい血統が出来るかも知れませんね
猫叉は軽くアンチ社台ファームなんで嬉しい、と言うか、今後がとても楽しみです ^^
メジロ牧場が解散しメジロ産駒が居なくなってからは、何だかもうぅ何もかもがイヤになってしまったので、本当に全くのノーチェックでした
是で暫くは競馬と云うかG1を楽しみにする切っ掛けが出来ました
デムーロ騎手とエイシンフラッシュに感謝です ^^

最後に、今話題の動画を貼っておきます

 
「ミルコ・デムーロ、天皇両陛下の前で跪いて礼をする」

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へんないきもの

さて、猫の話をしようか
それとも順番に犬の話からか
いっそ、鯨と海豚の話にしてみるか
とか思いつつ、有る方の新着日記に「ハダカデバネズミ」の話題が上がっていたので此処は一つ”へんないきもの”について書く事にした

世の中には実に様々な生き物が居る
過去日記を読まれた方はご存じだと思うが、私は”爬虫類”を飼っている
この爬虫類愛好家という物が生息している世界は、実にマニアックな方が多くて幾らでも”知らない”生き物の話題が出て来るのだ
時に常識を覆される生き物に出会う事もある
話題の(?)ハダカデバネズミもそんな生き物の一つだ
先ず、写真は此方

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<ハダカデバネズミ>(裸出歯鼠、Heterocephalus glaber)

まぁ、見た目は”キモイ””ハダカ”の”ネズミ”なのだが、小奴等一筋縄ではいかない生き物なのだ
そもそも1属1種と言う辺りからして、堅気では無い
大体基礎代謝が高い筈の齧歯類のくせに、触るとヒンヤリしているのだ(経験者は語るw)
哺乳類のくせに体温調節機能が無いという、トンデモなフラグ
然も、短命な生き物の代名詞の筈な”ネズミ”の仲間のくせに超長命(28年と言う記録がある)である
まだある
奴等は「真社会性」の社会構造を持っている
真社会性というのは、蜂や蟻の様に1匹の”女王”を頭に多くの”不妊階級”を持つ物を言う
「真社会性の定義」
*共同して子の保護が行われる
*繁殖の分業、特に不妊の個体が繁殖個体を助けること
*少なくとも親子二世代が共存、子の世代が巣内の労働をする程度に成長するまで共存する    以上 wikiより引用
哺乳類で「真社会性」を持っているのは、デバネズミ科のハダカデバネズミとダマラランドデバネズミの2種のみと言われている
と、まぁ、色々とトンデモな生き物である
で、動物好きな輩達は、普通に考える訳だ
何でこうなったんだ?
一体どういう進化の過程でこうなったんだ?
此奴等はどんな所に、一体どういう風に暮らしているんだ?
今はネットにGoogle先生とwiki君が常に待機しているから、有る意味簡単に調べられてしまうが、私の様な旧型はコツコツ図書館に通い、様々な図鑑やら書籍やらで調べたものだ
昔の事だから大概は写真ではなく文章と図版である
もどかしい、もどかしい、、、笑
イヤもうぅ、靴の上から足指を掻く様なイライラ感満載w
だから、直にその生き物に逢ってみたいと言う”憧れ”は半端じゃなかった
で、爬虫類愛好家という奴は基本的に無類の動物好きな上に、大概が「野生動物」に直接逢う事に憧れて生きて来た連中が多いから、このハダカデバネズミが某爬虫類ショップに入荷した時もちょっとした騒ぎになった
恐らく普通の人は名前すら知らないだろうし、知っていたとしても”なんかキモいネズミ”で終わる生き物だと思うのだが、私の周りの愛好家達は皆、生態はおろかいらん事やどうでも良い事まで本当に良く知っていた
店頭一般公開の日を今か今かと待ち侘び、公開の日に「裸出歯鼠様のご尊顔を拝し奉り」に皆でぞろぞろと出向いた物だ(実物の裸出歯鼠様は意外と小さくて、可愛かった・笑)

実の所、私は爬虫類関係はさほど詳しい訳では無い
只、興味はあった
本当にひょんな事から足を突っ込む事になって早5年経つが、本当に勉強勉強の毎日だったし、今でも日々勉強の毎日である
例えば、、、
脚の無い蜥蜴だとか
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<バルカンヘビガタトカゲ>(Ophisaurus apodus)別名・ヨーロッパアシナシトカゲ

足が退化してヒレのような物だけになった蜥蜴(守宮に近い種だそうだ)だとか
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<ジカリーヒレアシトカゲ>(Lialis jicari)

最早、手の付いた蚯蚓にしか見えない蜥蜴とか
Btridactylus01
<ミツユビアホロテトカゲ>(Bipes tridactylus)

その他にも、守宮は蜥蜴の仲間だとか、蛇は蜥蜴が進化した生き物だとか、亀の甲羅には愛と不思議が詰まっているのだとか、、、笑
いやぁもうぅ 知らない生き物が未だに次から次へと出て来る、出て来る
まだまだ世の中には不思議な生き物が満ちている

個人的に”へんないきもの”は好きだ、大好きである
常識を覆す様な生き物に逢ったり、その存在を知ったりするだけで凄くワクワクする
そんな私の今まで一番のヒットは何と言っても「クマムシ」であろう

Tardigrada
<クマムシ>(Hypsibius dujardini) 
体長は50マイクロメートルから1.7ミリメートル。熱帯から極地方、超深海底から高山、温泉の中まで、海洋・陸水・陸上のほとんどありとあらゆる環境に生息する。堆積物中の有機物に富む液体や、動物や植物の体液(細胞液)を吸入して食物としている。by wiki

地球上の何処にでもいる小さな動物なんだけどね、その”何処にでも居る”具合が半端じゃないんだ
超高圧の深海(真空から75,000気圧の高圧まで耐える)とか
超高温の熱水噴出孔の中(151℃の高温から、ほぼ絶対零度(0.0075ケルビン)の極低温まで耐える)とか
極寒の高山や極地等という極端な気候にも適応(通常は体重の85%をしめる水分を0.05%まで減らし、極度の乾燥状態にも耐える)とか、
果ては裸で宇宙空間に放り出しても死なない(10日間生存記録有り)とか
宇宙線(高線量の紫外線、X線等の放射線に耐える)も平気とか
ま、判りやすく言うと「レンジで3分間チン!」しても死なないって事ですよw
しかも、120年前の標本に水掛けたら甦ったと言う伝説まである、、、

まぁ、種明かしすると彼等は「クリプトビオシス (クリプトバイオーシス, cryptobiosis) 」という実に「特殊な状態」になってこれらの過酷な環境を乗り切るのだけれど
是は、そうだなぁ、、、
文字通り”死んだようになる”事で、生命活動を極限まで落として耐える
呼吸すら止めてしまう
最早死んでいると言っても過言じゃない
そう言う状態
でも、再び生存に適した環境に置かれると”復活”するんですね
だから死んでは居ない
でも、殆どの生命活動を休止してしまうから”生きているとも言い難い”微妙な状態
でも、この微妙な状態が”クマムシ最強伝説”の根幹を成している
一旦この”樽(tun)”と呼ばれる状態になってしまうと、前述したような超過酷な条件にさらされた後も、水を与えれば再び動き回る事が出来るようになる、、、と言う魔法のようなフラグ
文献によって違うのだけれど、クマムシのクリプトビオシスが耐えうる年数は数年程度~10年位らしい
まぁ、120年と言う御伽噺からは随分と現実的な数字にはなったが、これもクマムシの通常の寿命が数ヶ月程度と言うことを考えれば夢のような数字ですがね
だって、ヒトに換算すると1000年位は軽く休眠出来るという計算になるんですぜ
否、絶対彼奴は地球外生命体だって! 
設定があり得ねぇもん!! 
どんだけチートだよ!!!
もう伯爵(アーカード)レベルじゃねぇか?!

ほら、其処の貴方、地球にはまだまだこんなに”へんないきもの”が居るんですぜ
お隣の○チガイが可愛く思えてきたでしょw

興味の出た諸兄にお勧めの1冊(否、続編があるから2冊だな)が此方

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へんないきもの」早川 いくを著 出版社: バジリコ ISBN-10: 4901784501


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またまたへんないきもの」早川 いくを著 出版社: バジリコ ISBN-10: 4901784773

恐らく地上最強生物であろう「クマムシ」の格好良いイラスト(「へんないきもの」より)
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蝦蟇の話

基本的に”背骨”さえあれば、大概の生き物は平気である
鱗があろうと脚が無かろうと、全く気にならない
無論、”毛”が無くても、全然問題ない、大丈夫だ (笑)
まぁ、何事にも一寸外れた所に壺がある私であるが、事、生き物に関しては割と素直に王道を行く
そんな私は世間的にはマイナーで、何故か今でもアングラな雰囲気がそこはかとなく漂っている「爬虫類の世界」にも足を突っ込んでいる
いやぁ、この世界って実にディープなんですよねぇ
世の中には本当に色んな生き物が居て、それぞれにその生き物を愛する人々が居て、その熱意たるや半端では無いし、箇々の生き物について知ろうとすると、それはそれは本当に深くて底が知れない
実は私、基本形は「蛇」の人なのだが、「蛙」も好きなんですね
私が特にお気に入りな蛙達が「Bufo」の仲間、つまり「蝦蟇」です
今回はそんな「蝦蟇」達のお話が主題
まぁ、蛙が苦手な方も一寸覗いてみて下さいな
世界にはこんなに色々な蛙が居るんですぜ

有名処だと、この人達ですかね
「アカメアマガエル(赤目雨蛙、Agalychnis callidryas)」
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良く色々なデザインのモデルになっている蛙ですが、実際に実物を見るまで「本当に」こんな蛙が居るなんて思いもしなかったですよ
普通にデフォルメされていると思ってました
所が、まんまこの姿なんですね~
でもこの人達、夜行性なので昼間はこんな格好で「寝て」ますw

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寝ていると只の緑色した大きめの”アマガエル”なんですが、一旦 起きて活動を始めると、、、あの有名な姿になると言う訳です

色彩的に”なんじゃあこれ?!”と言う代表選手は「ヤドクガエル」の方達
コバルトヤドクガエル(Dendrobates azureus)
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イチゴヤドクガエル(苺矢毒蛙、Dendrobates pumilio)
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キオビヤドクガエル(黄帯矢毒蛙、Dendrobates leucomelas)
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因みに「ヤドク」の名前の大元になった方は此方
モウドクフキヤガエル(猛毒吹矢蛙、Phyllobates terribilis)
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尚、ヤドクガエルの毒は彼らの食性に由来する物と言われており、人工飼育下では毒は持っていないようです

ネーミング的に”なんじゃあこれ?!”と言う方々の代表
「オイランスキアシヒメガエル(花魁鋤足姫蛙、Scaphiophryne gottlebei)」
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名付け親は、昔、民法の某動物クイズ番組に常連で出ていたS先生
いやぁ、この方のネーミングセンスはどれもこれも一寸、、、w

「ウルワシアデガエル(麗艶蛙、Mantella pulchra)」
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此も名付け親はS先生w

「コガタナゾガエル(Phrynomantis microps)」
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長い間どの分類に入れるのか決めかねていたが故に付けられた、と言う逸話の持ち主

形状的に漫画な方
「ベルツノガエル(Ceratophrys ornata)」
その名も「パックマン・フロッグ」
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ハイ、見事な2頭身で御座いますなw
因みにあの「ウサビッチ」に登場する蛙”レニングラード”と彼の母”シャラポア”はこれがモデル
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「レニングラード」

この他にも「アベコベガエル(Pseudis paradoxa)」とか「ケガエル(Trichobatrachus robustus )」とか「ムネトゲガエル(Paa spinosa)」とかね、もうぅ色んな意味で冗談のような蛙達がわらわら居るんですよ、世界には(笑)
あ、因みに( )内は学名です

で、日本は世界的にも”両生類”(特に”有尾類”)の宝庫だったりします
なにげに地味~ではありますが、世界に誇れる両生類が沢山いるんですよ
私は日本の両爬虫類が好きです
その中でも特にお気に入りなのが「青大将」と「蟇蛙」
今回はそんな「蝦蟇」のお話なのですが、、、はぁぁ、枕が長くなってしまいました、汗

まぁ、蝦蟇というと「児雷也」とか「四六の蝦蟇」とかが出てくるんですが、個人的にはやっぱり落語の「蝦蟇の油売り」が思い起こされます
最近はご無沙汰ですが、昔は良く落語を聞いたり、見たり、読んだりしていました
古典落語が好きでしてね
只、余り聞き込まなかったので、そんなに詳しくはありません
特に好きだった5代目柳家小さん(やなぎや こさん)師匠と2代目桂枝雀(かつら しじゃく)が亡くなってからはとんと聞かなくなってしまいました
で、肝心の「四六の蝦蟇」ですがネタバレしてしまうと蟇蛙の指は、前4後5なんで四六じゃないんですが、牡は後足に瘤(婚姻瘤)があるのでそれが脚指に見えたのでしょうね
日本に生息するヒキガエルは、アジアヒキガエル(沖縄県宮古島に固有亜種ミヤコヒキガエル)、ニホンヒキガエル(本土に生息)、ナガレヒキガエル(渓流産)オオヒキガエル(亜熱帯域の外来種)の4種類なのですが、普段一番良く目にするのはニホンヒキガエル(Bufo japonicus japonicus)かアズマヒキガエル(Bufo japonicus formosus)のどちらかである場合が多いです
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ニホンヒキガエルとアズマヒキガエルは非常に良く似通っている上に、両亜種の分布は入り組んでいるので、中々見分けが付きません
一般的には、鈴鹿山脈以西の近畿地方南部から山陽地方、四国、九州、屋久島に自然分布しているものをニホンヒキガエル、鈴鹿山脈以東、関東から東北にかけて分布しているものをアズマヒキガエルと大まかに区別していますが、細かくは鼓膜の大きさと位置で見分けるようです
因みに私はこの2亜種が全く区別出来ません(笑)
この蝦蟇さん達、実は良く人に慣れるんですよ
普通に人の顔を見て「餌くれ」と要求するようになりますしね
格好が厳つい割にやることはドン臭いし、この手の生き物にしては食性が広く、結構なんでも食べてくれるようになります
元々、爬虫類や両生類というのはとても「頑なな」生き物です
彼らは「腹が減った、とりあえず食えるものを喰っておこう」という融通性からは無縁な生き物で、コレしか食べない、、、なんてぇのがザラにいます
特に顕著なのが「蛇」です
「蛙専食」とか「蚯蚓専食」なんてのも居ますし、酷いのになると「爬虫類の卵専食」なんていう種類の蛇も居ます
大概は別の食べ物に移行できませんので、その食い物がなければ”餓死”します
蛙の仲間は基本的に完全肉食で、概ね「昆虫」類を餌としています
そんな中でも蟇蛙たちは、比較的他の餌に移行しやすいと言われています
慣らせば「人工餌」にも餌付くそうです
そんな順応性の高さも手伝ってか、蝦蟇好き(Bufo Mania)というのはそこそこ居て、密かに色々な蝦蟇達を愛でています

先週末、地元では今年で3回目の開催となる「ナゴヤ・レプタイルズ・ワールド」と言う両爬虫類愛好家のイベントがありました
2日間に渡って様々なイベントが行われるのですが、主な内容は「展示即売会」です
扱うモノは「爬虫類」「両生類」にエキゾチックアニマルと呼ばれている「小動物」と「猛禽類」、一部にとてもコアなファンが居る「奇虫類」にその周辺の飼育用品とグッズ各種、と言ったところですか
夏の日記に[JRS]の話を掲載しましたが、まぁ、それの名古屋verと言った所ですね
で、この手のイベントには各地から同好の士が集まって来るので、毎度一寸したオフ会になります
今回も皆で「蛙ラーメン」を食べに行きましたよ
とりあえず会場で互いに連絡の取れた仲間7人で、ぞろぞろと行ってきました
残念ながら肝心の蛙が品薄のため、私は冷やし中華になりましたが(やっぱり遠方から来て下さっている方を優先しないといけませんからね・笑)普通に美味しかったです
又、店主のお爺さんが素敵な方でしてね
色んな意味で良い味出しています
この手のイベントではついつい誘惑に負けて予定外の生体をお迎えしてしまう悪癖があるのですが、今回は余り食指を動かす個体が居なくてお迎えは、以前から目を付けていたこの方々のみでした

ナンブヒキガエル×2 
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なんと国内CB(人工繁殖個体)です
実はヒキガエルの上陸個体というのは非常に小さくて、大きくするのが難しいのですがその辺り流石は「あわしまマリンパーク」です
このサイズまで育っていれば普通に市販されている餌虫(蟋蟀)を与えることが出来ますからね

後は、多分”居る”だろうと見当を付けていた「ニホンヒキガエル」をゲット
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此方はWC(野生捕獲個体)ですね


ヒキガエルは牝の方が大きくなる為、牝の方が人気があります
が、其処は天の邪鬼な私
雄のヒキガエルが大好きなんですね~
何故かと言うと「鳴く」のは牡だけだから、です
ヒキガエルの声って見かけによらず可愛いんですよ
特に好きな声が、牡の”放せよ”コール
繁殖の際、牡は牝に抱きついて交尾するのですが、別名「蝦蟇合戦」と呼ばれる程 激しい争いになります
この時、牡は手当たり次第に近くのモノに抱きつきます
相手が牡だろうと牝だろうと一切かまいません
とりあえず抱きついてみる訳です
こんな牡がそこいら中に居るわけですから、抱きつかれた方はたまったモノではありません
実際この「蝦蟇合戦」で牝が死んでしまう事もある位です
なので、牡は「自分は牝ではない」と言うことをアピールするために「鳴く」訳です
此が所謂「リリースコール」、別名「放せよ!コール」と言うわけです
なので、有る程度の大きさのヒキガエルなら、牡牝の区別はとても簡単です
持ってみて「鳴く奴」が牡です
こんな感じ

ね、可愛いでしょ?
意外に思われるかも知れませんが、蟇蛙たちはこのリリースコール位しか鳴きません
そう言う意味ではとても静かな生き物なんですよ

今回は実にラッキーな事に牡のニホンヒキガエルを見つけることが出来、早速「蝦蟇文太」と名付けてみました

出典は此方
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NARUTOには言いたいことが山程有る私ですが、このキャラクターを初め魅力的なキャラクターが多いのも事実です
こんな具合に育ってくれれば、いろんな意味で愉しいのですがね(笑)

来週は神戸で「ぶりくら祭り」が開催されます
此方は他のイベントとは一寸趣旨が異なっていて、所謂「ブリーダーが自家繁殖した個体」を持ち寄っての「展示即売会」なのです
ですから、即売されるのは所謂「CB・繁殖個体」と持ち腹と呼ばれる「購入してから生まれた個体」を各ブリーダーや繁殖者達が餌付けた個体達です
実はこの「ぶりくら祭り」、私が1年を通じて一番楽しみにしているイベントなのです
昨年は残念な出来事が起こり、今年の開催が危ぶまれた時期があったのですけれど、今年も無事に開催されることになりました
此方はぬかりなく休みを取りましたので、週末の日曜日は神戸サンボーホールに行くつもりで居ます
さてさて、今からとても楽しみです
今年はどんな生き物達とブリーダーさん達に会えるのでしょうか

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冒険者たち

人様の日記の、更に人様のコメントに触発されての日記です(笑)
あぁ、HELLSINGのベルナドット隊長(此が又イイ男なんだなw)の紹介と新撰組のお話は何時になったら書けるのでしょう(哀)

ハイ、HELLSING同様、前提の確認を、、、
私がこれから取り上げようとしているのは「此方」です

『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』斉藤惇夫の児童文学作品
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最初に読んだのが何時だったのか、はっきりとは覚えていません
多分小学生の時に図書館で借りたのではないかと思います
主人公はガンバと呼ばれる”ドブネズミ”です

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主人公「ガンバ」とオオミズナギドリの「ツブリ」

これがまぁ、良く出来たお話でしてね
簡単に言ってしまうと、ノロイという名の白いイタチとそのノロイが率いるイタチ軍団とネズミ達の生死をかけた攻防を描いているのですが、どちらもそのキャラクターが本当に良く出来ている上に、色んな要素や事件、出来事が絡めてあってお話の最後の最後まで飽きさせない作りになっています

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宿敵  白いイタチ「ノロイ」

一応、児童文学のカテゴリーですが大人でも十分楽しめますよ
特に、ネズミ達の仲間割れや諍い、ノロイの心理戦等見所、否、読みどころ満載です
恐らく図書館なら何処でも蔵書として持っているのではないでしょうか
是非一読をお勧めいたします
因みに同じ作者でリスが主役のお話(『グリックの冒険』)とカワウソが主役のお話(『ガンバとカワウソの冒険』)があります

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      『グリックの冒険』 

 

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   『ガンバとカワウソの冒険』

非常に完成度の高い作品なので、アニメやミュージカル、更には舞台にもなっているようですね
只、私はどうしても最初に読んだ時のイメージと挿絵の見事さから「冒険者たち」は、この絵でないと駄目なんですね
異論は一切受け付けません、その辺りヲタの拘りです(笑)
挿絵は恐らく動物画を描かせたら右に出る者は、ほんの一握りであろう「薮内正幸」です

私は動物が好きです
大好きです
絵も好きです
だからこそ動物の絵の良し悪しにはとても拘ります
上手なだけでは駄目なのです
生き生きと画けて、尚かつ個性的で、更に正確でないと受け付けません(どんだけ上から目線?! 笑)
此処で言う個性的というのは、一目で「誰それの絵」と解ることを言います
何も奇をてらえば良いという物ではありません
正確に書いてさえあれば良いと言うのなら、学術書の挿絵を見ていれば宜しい訳で、ちゃんと描かれている生き物に個性や表情が無くてはいけません
その辺りのバランスが上手く取れている人は中々いません
大概は単に正確(写真を見て書いただけ)なだけか、デフォルメし過ぎ(某ネズッミーがそうですねw)ています
今まで様々な動物を画いた物を見てきましたが、私が認めるのは3名のみ
「手塚治虫」と「山口華揚」とこの「藪内正幸」だけです
手塚治虫の書く動物は動物でありながら人と同格の存在感を放ちます
恐らく動物だけであれだけ漫画が書けたのは、後にも先にも彼以外居ないでしょう
(『銀牙 -流れ星 銀-』を初めとする一連の高橋よしひろ作品は、私的には惜しい所まで行っているのですが、如何せん登場する動物の種類が限られ過ぎているのと、後年明らかにワンパターンに陥ってしまっています)
大抵の漫画やアニメに登場する動物は「刺身のつま」に過ぎません
あくまでも主役を引き立てる”脇役”なのです
それを堂々と主役を張れるキャラクターとして描ききれるか否か、人との絡みでも引けを足らないどころか逆に人を食ってしまう、そこまでキャラの立つ”動物”を画けるのは、個人的には「手塚治虫」だけだったと思っています

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 <ミューズとドン> 
SFネタのお話 ミューズと呼ばれる雌豹と山犬ドンが登場 

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 <鳥人大系> 猿の惑星、鳥verみたいな大河ドラマ仕立ての物語、だが笑えないオチがある
個人的に”モッズ警部”が好みだったのだが、此奴も負のジンクスに倒れやがったw

 

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 <シャミー1000> 一寸したSF小咄、題名は勿論”三味線”に引っかけてあります
手塚治虫ってこの手のオアソビが良く出て来るんですよ

       

山口華揚は動物画を好んで描いた日本画家です
私はこの人の絵となら何時間でも対話が出来ます
一番のお気に入り「生」
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牛なら奥村土牛の牛も捨てがたいのですが、華揚さんのこの絵にはもう溢れんばかりの生き物への慈しみが感じられ、どうしようも無く好きなのです
もう理屈の世界ではありませんね

有名な      「黒豹」        
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と   「凝視(ぎょうし)」
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さて、本題の「藪内正幸」ですが「この人の絵」と初めて意識したのは、某酒造メーカーが日本野鳥の会とタイアップして出した新聞の一面広告でした
新聞一面に描かれた「イヌワシ」のイラスト
それはもう強烈なインパクトを私に与えました
イヌワシの実物には逢った事が無いのだけれど、きっとこう(いう感じ)だ! と直感的に思いました
その一面広告はずいぶん長い間スクラップブックにして大切に保管されていたのですが、何時の間にやら散逸してしまいました
非常に残念です
その後、このタイアップ広告は何度か紙上を賑わしました
そのうちの一つがこれです

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藪内正幸の絵はその正確性において定評があります
何しろ専門書の挿絵にもなっている位ですから
ですが、彼の凄い所は「正確」なのは当たり前でそれだけじゃない所です
例えば冒険者たちには様々なキャラクターを持ったネズミ達が登場しますが、彼はそんなネズミ達をちゃんと描き分けています

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    準主役の「ヨイショ」

 
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  と    「ガクシャ」

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私の一番のお気に入り 「イカサマ」(耳に挟んだサイコロにご注目w)

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白いイタチ「ノロイ」との駆け引きに臨む「イカサマ」(上)と「ガンバ」(下)
 

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       洋上での死闘

ドブネズミの絵なのになんと生き生きとしている事でしょう
でも妙なデフォルメは一切していません
みんなちゃんと”ネズミ”です
でも、彼らの台詞が聞こえて来るような気がしませんか?

これは好き嫌いがあるので、あくまでも私個人の意見としてお聞き下さい
某有名ネズッミーは、擬人化に頼りすぎて居るような気がしてならないんですよ
人の様な”なり”をして、人の様に動いて、人の様に喋る
もはや其処には「ネズミ」はいません、必要ありません
ネズミだった「ネズッミー」が居るだけです、只それだけです
ならば、と意地悪な私は思います
ネズミである必要なくね?
ならばあえて「ネズミ」を表現しなくとも「ネズッミー」で良くね?
て言う事は「手抜き」なんじゃね? 
「楽」してんじゃね? 
「ネズッミー」に胡座かいてんじゃね?
、、、、、と(笑)
何故なら藪内正幸や手塚治虫の手法は、大変骨が折れるからです
どういう事かと言うと「人の形をしたネズッミー」を画けば良い、のでは無くて人の様なキャラクターを持つ「ネズミ」、を画かなければならないからです
それには「本物のネズミ」を知る所から始めなければなりません
まさに楷書を知って草書に臨む、訳です
実際、手塚治虫も藪内正幸並みの細密画が描けましたし、山口華揚は絵を描く前に彫像を造っていたと聞きます
藪内正幸の正確性については専門家の折り紙付きですしね
この辺りの感性は鳥獣戯画に良く表われているのではないでしょうか

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<鳥獣戯画>

日本の漫画やアニメの原点と言われる「鳥獣戯画」の精神は、こう言う所にも脈々と生きています
自然を調伏するのでは無く、野山の生き物達と共に自然の只中で生きてきた日本人の感性が、こんな所にこんな形を取って現れているような気がします
野の生き物達を「人型」に模すのでは無く、有りの儘の姿を受け入れ、更にそのキャラクターを尊重した上で、人を写す鏡とする
そんな感性を持つ日本人が誇らしくもあります

近いうちに「藪内正幸美術館」に行ってみたいと思う今日この頃です

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