書籍・雑誌

衝動買いと言う名の憂さ晴らし

ふと気付けば妙に空が高くなり、店頭には新物の秋刀魚が出回っております
暦は既に白露を過ぎ、秋分へと遠慮無く過ぎて行って居る様ですが、
皆様お変わり御座いませんか

やれやれ、やっとPCを開ける事が出来ました
何と! またもや2ヶ月半の長きに渡り放置!!
其の間、溜まりに溜まりまくったPCメールがなんと約1730通!!!
ま、大半と言うか、其の殆どが迷惑メールと某顔本等からの通知メールですから、半自動的にゴミ箱行きです故、余り支障は御座いませんw

実は7月中旬頃に熱中症になりまして、何十年振りかに夜間診療所で点滴と言う、余り有り難く無い出来事が御座いました
其の後、どうにも体調が悪くてですね
リカバリーとダメコンの失敗が延々と続いておりました
其処へ持って来て、親族絡みのあれやこれやで色々と振り回されたり、
長老猫さんの病が発覚したり、訳あり仔猫’sを預かるハメになる等、
文字通りてんやわんやな毎日でありました
然も、相変わらず人手不足による職場の多忙は続くよ何処までも、、、
とばかり、情け容赦の無い追い打ちを掛けられる始末
過労とストレス過多による「不定愁訴」が盛大にパレードを始めるに当たり
そろそろ不味いぞ、、、と言う自覚はありましたが、親や猫共の病院通いに追いまくられ、自分の分が取れない!
そうこうする内に案の定、胃がヤバい事になりまして、文字通り「ダウン」致しておりました、、、orz
幸い、職場の上司と同僚の暖かい理解と協力を得まして、暫くお休みを頂ける事になりました
お陰様で、何とか復調出来た様に思います
いやいや、其の節は本当にご迷惑をお掛け致しました
此の場をお借りして心より御礼申し上げます

皆様も体調を崩しやすい時期です故、無理の無い様充分ご自愛下さいませ

さて、色々とストレスMAXな日々を送って居た訳ですが、先日一寸思い付きで立ち寄った本屋で某コミックの新刊を買って来たのが、事の始まり
いやぁ、付録に吊られて雑誌とコミックを大人買いするなんざ随分と久し振りです
少なくとも、二桁年数単位ではないかと思われますw

で、買ったのが此方
「魔法使いの嫁 4」の限定版
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何が欲しかったかと言うと、此方のアクリルチャーム
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ルツ、好きなんですよ~ ^^;

「ルツ」とは、此の物語に出て来る墓守犬(チャーチ・グリム)の名で、主人公・羽鳥智世(はとり ちせ)の使い魔です
由来は「ヘブライ語で『哀れみ深い友』の意」だそうですが、
Google先生翻訳verに依れば、「友」のヘブライ語は「חבר」なので、「רות(Ruth・ルツ、ルース)」とは異なる様に見えます
では、何処からの引用なのかと言うと、旧約聖書の「ルツ記」が其の由来らしいですね
所が、此のルツ記に出て来る「רות(Ruth・ルツ、ルース)」さんは「女性名」みたいなんですよ~~~ ^^;
全くチセちゃんてばw 

<『ルツ記』(ルツき)はヘブラ語聖書(ヘブライ語 תַּנַ"ךְ‎、תּוֹרָה, נביאים ו(־)כתובים)におさめられたモアブ人女性・ルツの物語。>by.wiki
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只、此の "ルツ"さん、wiki君に依れば
<この『ルツ記』のポイントは、モアブ人(異邦人)であるルツがイスラエル人の慣習に従い、その律法に従ってイスラエルの子孫存続をなした、という事柄にある>by.wiki
との事なので、ま、家系血統を守り次代へ繋げる象徴、とも言えるかと
ならば、魔法使い系図の護り手と言う意味であれば当たらずとも遠からず、、、なのかな?
まぁ、聖書的な意味合いにおいて 「רות(Ruth・ルツ)」=哀れみ深い友 なのでしょうね

そう言えば、ヘブライ語聖書って一寸聞き慣れない言葉だな、と思ったら「旧約聖書(Old Testament, הברית הישנה)」の事らしいですね
最も
<「旧約聖書」というのはキリスト教徒や彼らの影響を受けた異教徒の呼び方、考え方であり、ユダヤ教、つまりユダヤ人はキリスト教徒の言う「新約聖書」を認めないため、旧約聖書とは呼ばない>by.wiki
のだそうです
カトリック系幼稚園とプロテスタント系大学に通っただけの基本無神論者な猫叉は、全く存じ上げ申さず、大変失礼致しました ^^;
宗教って難しい、、、、orz
因みに
<ルツは日本正教会(日本ハリストス正教会"Orthodox Church in Japan")ではルフィと表記される>by.wiki
んだそーな
「オレは海賊王に、、、」 以下略w

後は、一応エリアス(エリアス・エインズワース)の師匠の、リンデル氏(本人曰わく "知人 ")も好みですね
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ドラゴンの管理者 「リンデルこと "白花の歌(エコーズ) "」
ああ言う口は悪いけど、根はお人好しな "爺さん "キャラは、可成りツボだったりします♪

序でに4巻の続きが気になったのと、ヤングキングアワーズ(ドリフターズ〔画伯の書く、ご存じ妖怪・首置いてけが主人公の漫画w〕が連載されて居る月刊誌)の様に、他に読んで面白いのがあれば定期購読して良いかな、とも思ったので買ってみたのが此方
「月刊 コミックガーデン」
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う~~~ん、私的には「魔法使いの嫁」以外に読む物が無いです ^^;
強いて上げるなら 「PSYCHO-PASS (サイコパス)」 かなぁ

で、、オマケのポスターがどうしても欲しくて初めて買ったのが
「ジャンプNEXT」
"どうしても"欲しかったのは此方
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噂通り此は格好良い! 是非ラミネートして部屋に貼ろう♪

いやぁ、「僕のヒーローアカデミア」が絶好調なのは物凄く嬉しいです
何せ「逢魔ヶ刻動物園」から大のお気に入りなので ^^
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「逢魔ヶ刻動物園」

毎度思うのですが、本当に此の人は絵が上手い
特に「悪」の描き方が物凄く上手い
って、多分今までにも何回か、多分諄い位言って居ると思います ^^;
生前、手塚治虫氏が「自分は正式に絵を習っていないから、、、」と仰っていましてね
私的には、あんなに自在に絵や漫画が描ける人が何故?
と、今一腑に落ちなかったのですが、最近とみに、此の人の扉絵とか見て居ると
手塚治虫氏の気持ちと言うか、仰って居る意味が解る様に思います
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因みに此の子は、「轟 焦凍(とどろき しょうと)」君
「敵(ヴィラン)」じゃ無くて主人公の学友です ^^;
後、先々週号だったかな?
「魔ヶ刻動物園」のキャラクター、ウワバミさんが「スネークヒーロー」として「僕のヒーローアカデミア」に登場して居て、一寸驚いたのと同時に凄く嬉しかったですね
園長の椎名(シイナ)と、「でら」言葉のサカマタも其の内出て来ないかなw
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あ、漫画紹介序でに2つ程面白い作品を推薦しておきます

「ダンジョン飯」
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登場人物達はこんな感じ
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ゲーム、特にRPGを全くやらない(お使いが面倒ですぐ飽きるw)私でも充分楽しめたので、恐らくゲーム好きにはたまらない作品だと思います
因みに此書いてて気付いたのですが、2巻の作者名が間違っていますねw
誤植だろうな ^^;
九井  "諒子 " (くい りょうこ)」が正しい作者名だと思われます

さて、もう一つは此方
「薄暮のクロニクル」
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「パトレイバー」と「鉄腕バーディ」で有名な「ゆうきまさみ」氏の「オキナガ(生長と書くのだそう)日本版吸血鬼物語
内容的にはミステリー仕立てでなかなか面白いです
此方も色々と渋いおじさま方が地味に活躍する、、、と言う実に私好みの展開w
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最後に、ゆうきまさみ氏の「格好良いおじさま代表」の此の方を貼って本日はお終いと致しましょう
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近況報告と人参と「テルミヌス(Terminus)」

ありゃ~ 前回より3ヶ月も開いてしまいましたか ^^;
どーも、可成~~り お久しぶりな猫叉ですw
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なんと言うか、色々余裕が無さ過ぎましてね
店舗改装によるオーバーワークと過労でヘロヘロな上に、私事でのストレスが何重にも重なったと言うタイミングの悪さ
なんですかねぇ
何かの罰でも当たったんでしょうか ^^;
其れだけで無く、今回はダメージコントロールにも失敗しているんだよなぁ
全く気力がわかない状態で、PCすら碌に開けられなかったし
おかげで、師匠の生誕日にFBの表紙を替え損なってしまった、、、orz
gdgdしている内に日付が変わってしまい、慌てて差し替えた物が此方
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背景は、マーラー交響曲第10番
彼の絶筆にして未完の交響曲
死後は焼き捨てる様言い置いたと言う曰く付きのアレ、で御座います

勤め先のバタバタ(店舗改装の舞台裏)の1件につきましては、此は此で色々日記1本分にはなる「お話し」があったりしますが
今回は残念ながら割愛致します
只、一つ非常に面白い、と言うか、
興味深い事柄を此の目で見聞いたしましたので一言だけ
『働き蟻の2割は殆ど働かない』

さて、先頃新しく示された "人参" の方は、無事先月末手元に届きました
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其れ等で、何とか此所まで回復出来た、と言う気はしています
否、本当に我ながら情けないのですが、師匠達のアイテムが無いと墜ちたままなんですよねぇ
困った物です

で、其の「人参」のお話しですが、、、
いやぁ、久し振りに「泰平ヨンの未来学会議」を読みましたが、絶好調ですな
もうぅね、所々で思わず苦笑が漏れ出る位です ^^;
流石と言うか何と言うか

元々「泰平ヨンの未来学会議」は諧謔性の強い1編ですが、此の泰平ヨンシリーズの真骨頂とも言うべき作品だと思います
此のシリーズは、此の手の一見はっちゃけた不条理な展開と、言葉遊びが随所に出て来る(本当に訳者の方はご苦労された事と思います ^^;)ブラックなお伽噺が殆どなんですけれど、其処にある指摘とか視線とかは、本当に鋭くて今でも十分通用する問題が提起されて居ます
と、言う事は、此の小説を書いた当時と根本的に何も変わって居ない
つまり、問題は解決されず棚上げのまま今現在に到る、と言う事ですね ^^;

しかし改めて感じるのですが、此の人の知識って何処まで広くて深いのだろうか、、、と
訳者後書きにも在りましたが、色々とリアルと言うか、何と言うか、生々しいまでの描写が随所に御座いましてね 
何処までが現実で何処からが「妄想」なのか判然としません
現実かと思えば夢だと囁きかけ、夢だと信じれば現実を見せ付ける
悪夢の様なジェットコースターに登場人物のみならず、我々読者をも巻き込んで怒濤の如くお噺は進んで行きます
此等をもう少し虚構的(romanticにして夢を絡めると「フィリップ・K・ディック」になるかと思います
ディックは師匠が唯一認めたアメリカのSF作家ですからね
方向性は似て居るのかも知れません
但し、師匠の描くお噺にはそう言った甘美なアイテムは一切出て来ませんから、ゾッとする様な恐い側面が其処此処に顔を覗かせ煽って来ます
お伽噺の多くがそうである様に、此の泰平ヨンシリーズも其の本質は「ホラー」であり、闇の部分であり、冷笑と悪夢の世界です
こう言うお噺しを読んで精神の立て直し(ダメージコントロール)に成功する私も我ながら大概だとは思います (苦笑
ま、そう言う冷徹で、ぶっちゃけて言うなら「身も蓋もない」所が好きだからこそ、長年ファンをやってる訳でして ^^;
伊達に「思考の師」と崇め、自称「不肖の弟子」を名乗って居る訳では無かったりしますw

と言う事で
「未来学会議」は、薬(Drug)無しにトリップの追体験が出来る実に希有な小説で御座います
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不肖の弟子とか大層な事を言っておきながら、結構色んな情報が抜けたり漏れて居たりする猫叉です
実は、恥ずかしながら最近知った事なのですが、
レムの父親は地元で評判の名医で、専門は耳鼻科だったそうです
因みに出典は此方
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御本人が一寸変わったアプローチからのエッセーを書いていらっしゃいます

レム本人が医学生だったのは知って居ましたが、産科医だったとは知りませんでした
此は此で色々と納得出来る描写があったりします
特にソラリスの件(くだり)とか、エデンとか、今回の「泰平ヨンの未来学会議」でも
他にも、ああ、成る程ね~、と思える事柄が一杯
と言うか、今更? 第一この本自体可成り前に買っていたよね?
後、もっとちゃんと "調べ" ようね
と、またもやイタイ所を師匠に突っ込まれた様な気がして居ます、、、orz

元より知識欲の塊の様な方ですからね
然も医科なら当然、薬学や麻酔学とかの基礎学問を修了していらっしゃる事でしょうし、更に踏み込んで麻薬の知識や其の諸症状に詳しくとも不思議ではありません
其処へ、あの文才ですからね
ま、後は推して知るべし、、、と言う事ですよ 
そんな "お噺し" でも在ります
「泰平ヨンの未来学会議」は

で、もう1冊の人参は数日前から読み始めました
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うん、何だかんだ数年振りですからね
大切に読まなくちゃ ^^

レムと言うと「ソラリス」や「エデン」等の長編が有名ですけれど、実は中編や短編も沢山有ります
今回の「泰平ヨンの未来学会議」は中編(考えようによっては短編との中間的存在とも言える)ですが、「泰平ヨンシリーズ」本体は短編集です
個人的に一番お気に入りの「宇宙飛行士ピルクス」シリーズも短編集ですしね
レムの長編は少々取っつき難いかも知れません
テーマが重い上に、明確な解答が無いですし、根本的な理解に必要とされる背景が調べれば調べるほど膨大になって征きますから
其の点、短編は此の「泰平ヨンシリーズ」を初めとして、ブラックなユーモアが漂うお伽噺形式になって居る事が多いので可成り読み易いと思います
そうは言っても其処は師匠の事、可成り辛辣な指摘や、時折ぞっとする程冷たい視点を感じるので、やはり好き嫌い、得手不得手はあるでしょうけれどね

今回此の「短編ベスト10」も後書きから最初に読んでみましたが、成る程ね、と思う事が多々あって面白かったです
ふ~ん、「テルミヌス」って読者アンケートでは最下位だったんだ
で、レム自身のお気に入りだったので収録されたと
成る程なぁ
個人的には読んだ時、「凄い!」と感じた可成り印象深いお話しでしたから、些か意外ですね、アレが最下位と言うのは
個人的には、一押しの「ピルクスシリーズ」の1編なので、御本人のお気に入りだった、と言う話は素直に嬉しいですね ^^

「テルミヌス(原題:Terminus)」は、少し切ないミステリアスなホラーです
何処かに粗筋が紹介されてないかなぁ
自分で纏めるの面倒で、、、、 ^^;
と思ったので、Google先生を呼び付けました所、、、
「テルミヌス(Terminus)は、ローマ神話における境界の標識の神。」 by.wiki
えええ~~ 知らなかった!
あ~、成る程!! 其れで「テルミヌス(Terminus)」なのか!!!
そーゆー事か!!!!
一つ納得が行った、と言うか、そうだったんだ~、だから「テルミヌス(Terminus)、境界、標識の神」なんだ~
、、、、、、、、、、、、、、、orz
やはり、師匠のネーミングは其の殆どに「ウラ」が隠されて居ると考えなければならない
そう思い知った夜更けでも御座いました (悲哀
と言う事で、せめてもの贖罪に「テルミヌス(Terminus)」の粗筋を私なりに纏めてみました

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大昔、とある有名な大事故の為に乗組員が全滅した宇宙船で、唯一生き残ったのが「テルミヌス」と名付けられたロボットだった
此の壊れかけのロボットは、彼の宇宙船にそのままひっそりと残されて居た
ピルクスは、在る時、今は名を変え、所有者を変え、内装や装備等を変えられた其の船の船長となる
そして、其処に居たロボット、テルミヌスと出会う
テルミヌスは反応炉室(機関室の様な処)で放射能漏れを探知し、其れを物理的に防ぐ作業(具体的にはセメントで固める)に従事するロボットである
老朽化し可成りおぼつかないながらも、なんとか仕事をこなしている
ピルクスは其のロボットの作業時に出る音が、図らずもモールス信号になって居るのに気付く
其処で打たれる遣り取りから、彼は現在自分達が乗っている古い貨物船が昔一大ニュースとなった件の船である事を知る
ロボットが打つ信号は、遭難時の乗組員が行って居た物を再現して居るとしか思えなかった
ピルクスは、興味深く其のやりとりを "聴いて居た" のだが、ふと在る疑問が頭をもたげ、彼を悩ませる事になる
ある日、彼は遂にロボットが再現する "最後の遣り取り" に自身の質問を割り入れてしまう
一瞬の沈黙の後、其の質問に返答し掛かったロボットだったが、次の瞬間「ソチラハ ダレダ」の連打で応じはじめる
いたたまれなくなったピルクスは、「ダレダ」を連打するロボットに停止を命じ、逃げる様に其の場から脱出する
そして、ロボットの分解処理命令書にサインするのだった

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とまぁ、こう言うお噺しなんですが
こう言う風に纏めちゃうと、なんか滅茶苦茶素っ気ないですねぇ
もっと、何と言うか、複雑な気分になるお噺しなのですが
短編なのでご自身で読まれるのが一番良いと思います ^^;
収録は此方か此方で
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さて、久し振りにオーケストラ噺でも推敲しながら暫く遊んでから寝るとします
今日も明日も明後日も~ フルで仕事~ なのだよ、ワトソン君、、、orz
いい加減自分の休みが欲しい猫叉でした

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流石のチャイナクオリティ!

矢張り某顔本は面白いわw
こう言う「ネタ」は、なんだかんだ言っても此所でしか得られないからなw
此だから止められないんだよw

はい、のっけから不穏な始まり方で申し訳御座いません
否、別に機嫌が悪いとか、何かとてつもなく不愉快な事があったとか、では有りません
折角の連休なので久々に図書館へ籠もる気満々で居たら
荒天&雪予報、等とゆートンデモな天候に目論見を阻まれましたのでね
些か、欲求不満な”だけ”の猫叉ですw
ああ、何時になったら今年初の「図書館籠もり」が出来るのでしょうか、、、orz
で、ま、渋々PCでも開けるか~、と言う事で1週間ぶりに開けたワケです
はい、当初の「毎日PC開ける」目標は一体何処に飛んでいったんでしょうねぇ (滝汗
ああ、ある意味コレは「餌」かも知れません
こう言う「奔る為の人参」を必要とするのが猫叉クォリティの基本形なので 
はい、全く威張れません
反省してます、、、orz

で、一体何があったかと言いますと、ですね
例によって某顔本頁に「盛大なブログネタ」が転がって居た、、、と
色々な意味で「コレ」を取り上げない手はありません
ま、可成り、と言うか、非常にマイナーなネタではありますが、宜しければお付き合い下さいませ

此までに何度も宣言しておりますが、猫叉は可成り筋金入りの「SF小僧」です
元々本の虫と言うか、読書が人生最大の楽しみ、な所はあったのですが
気が付いたら、其方方面の物を集中的に読み漁っており、どっぷり首まで浸かり混んでいた、、、と言う次第です
で、更に言うならば、著名ではある物の、ちょいとばかし毛色の変わった作家に夢中になりましてね
気付いたら其の作家の作品が精神上の書棚の大半を占めて居た、と
其れが、他ならぬ「スタニスワフ・レム」其の人だった、と言う訳です
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「スタニスワフ・レム」
猫叉は此の方を「思考の師」と仰ぎ、自称「不肖の弟子」を標榜致しております
其の辺りの経緯は、ま、例によって過去日記をご参照下さい
「思考の師「スタニスワフ・レム」のこと」

で、ですね
某顔本に、こう言う猫叉にとってはもうぅ、お宝の山の様な、宿題の宝庫の様な頁が御座いまして、ですね
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「Stanislaw Lem」

此所が結構素敵な頭脳ゲームを仕掛けて来るんですよ
例えば、先日流れて来て居たのが、此方

「The left one? Right one? None? Which cover do you prefer?」
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要は、どちらの表紙がふさわしいか、と言うお題です
此に対する私の答えは此方
<<「邦題「砂漠の惑星」(原題は「Niezwyciężony(無敵)」
無敵号と言う名の宇宙船クルー達が主な登場人物達であり主役の為)
此は、私の宿題の一つ
で、選ぶとしたら「右」か「左」か、、、と言う問い
私の答えは「心情的には右だが、主題に沿うなら左の方がふさわしい気がする」>>
で、後日流れて来た「回答」が此方
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電子書籍verの表紙、だった様です
ま、此に関しては些か異論も御座いましてね
「高い城」はまだしも「ソラリス」はなんか違う気がするのですね
いずれにしても猫叉には余り縁の無いお話しです
基本、本は紙媒体で読みたい人ですし、まして其れが師匠の物ならば尚の事w
因みに翻訳本の表紙は此方
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で、ですね
本日久々に覗いた処「盛大なブログネタ」として流れて来て居たのが此方
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いやもうぅ
画像から何から、全てが違うとは、何なんでしょうかね、一体w
念の為、Google先生の翻訳verを呼び出して、取り敢えず「名前」を調べて貰いました
「スタニスワフ・レム=Stanislaw Lem=斯坦尼斯拉夫·萊姆」で正しい様ですね
しかし、生没すら違ってるとか、此所は嗤う所なのかな? 一応w
因みに、本物の(笑)スタニスワフ・レム氏の生没は (1921年9月12日 - 2006年3月27日)です

で、コメントが此方
「Everything in China is different 」(中国ではすべてが異なっている)by,Google翻訳
原典はウィンクの顔マーク付きですw
こう言う、何もかも判って居ながら、簡潔な1行コメントと共に黙って流して来る所なぞ
此所の頁の良い所です
好きですね~、本当溜まらないですわw
で、「Everything in China is different (全然違うよ~w)」
と、添えるだけで回答も正解も解説も何も無いのですよ
気になったなら、後は自分で調べなさい
と言う、無言で宿題出して来る、と言うね
良いなぁ、良いなぁ♪ こう言うのってスゲー良いなぁ♪♪ ワクワクするねw
此だから、此所のフォローは外せないのよw (嬉

はい、此の手の煽りにはめっちゃ耐性が無いのが猫叉です
なので、速攻調べましたですよ
で、見付けたのが此の人
チェスワフ・ミウォシュ(Czesław Miłosz 1911年6月30日 - 2004年8月14日)
簡潔にwiki君を転載しておきます
「リトアニア系ポーランド人の詩人、作家、エッセイスト、翻訳家。
共産主義体制下のポーランドからフランスへ亡命。
アメリカ合衆国でポーランド文学教授となり執筆活動を行った。
1980年にノーベル文学賞受賞。」

念の為、再度Google先生の翻訳verを呼び出し「名前」を調べて貰います
チェスワフ・ミウォシュ=Czesław Miłosz=切斯瓦夫·米沃什

あああ、何と言うか、余りにも接点無さ過ぎじゃないですか?!  ^^;;
なんですか、此?
ポーランドの国民的文学家って言うだけで引いたのか?
然も此方でも生没すら違ってるしw
掠りもしないので、逆に心配になった猫叉は、一寸頑張って画像検索を掛けてみました
で、「此方」発見!
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うん、確定っしょw
人の画像だけ取り出すと此が大元だからね
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但し、此の方「チェスワフ・ミウォシュ」氏は、申し訳ないが、全く存じ上げないのですね
故に、只今某顔本の「Stanislaw Lem」主にお問い合わせ中です
と言っても、コメント欄に「この人で間違ってない?」と書いただけですがw
返事があるかは不明です
ま、元々「有れば言いな~」位の期待しか持って居ないですからね
返答が無くとも全く気になりません
何故なら 「自ら自身の頭で考えよ」 と言うのが基本的なレムの命題だからです

元々猫叉はノーベル文学賞とか全く興味が無いのですね
其の上、正直ポーランドと言う国本体も其処まで関心が有る訳ではありません 
レムの故国であり、彼が卒業した由緒ある古い大学があって、其処の古都で彼が人生の大半を過ごし、今は其処に彼の墓がある
と言う、其れ故の関心でしか無い
其の辺り、人生の師「セル」とも似て居ます
彼等が関わって居るからこそ、調べもするし関心も其れなりにあるけれど、、、
と言う奴ですね
だから私は研究者にはなれないのですよ
あくまでも彼等の熱烈な1ファンであり、支持者の一人に過ぎない
否、個人的には「信者」だと思って居ますw

只、ま、自称「不肖の弟子」ですからね
此れ位はちゃんと調べないとですね~
色々駄目出し食らっちゃいますからね~w
師匠達は基本優しいですが、精進を怠ると実にベストなタイミングで指摘して来ます
本当に油断大敵なんですよ ーー;
先日も一寸やらかしたばかりですし、、、orz

それにしても、何だかんだでGoogle先生は超優秀だと言う事がまたぞろ判明した訳ですな
ホント、便利なツールだわ
其の便利さに呑まれない様気を配る事も大事ですがね

と言う事で、久々に愉しくて有意義な1日で御座いました
はい、あくまでも「猫叉的に」では御座いますがw

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「Solaris」 三者三様

と、言うか 十人十色、否、十国十色 の方が正しいですかな 

珍しく続けての投稿ですw
と、言っても画像紹介が主な絶賛「手抜き」のUPで御座いますが ^^;

此等の画像は、某顔本頁「Stanislaw Lem」で紹介されて居た各国の「Solaris」の表紙です
可成りの数が有りますから、全てはとてもご紹介出来ません
其処で、個人的な趣味と嗜好で幾つかピックアップしてみました
結構、其の国での特色が出ている様に思います

まずはお膝元の「Polish ・ ポーランド」から
Poland_1962_n  Piw_poland_1997_n  Polish_2012_n
「Poland 1962」    「Poland 1997」    「Polish 2012」

次に「欧州圏」
Arrow_books_great_britain_1973_n  Celt_france_1974_n  Editrice_nord_italy_1973_n
「UK 1973 」    「France 1974」    「Italy 1973」
Uitgeverij_het_spectrum_holland_197 Deutscher_taschenbuch_verlag_germ_2  Belgium_2010_n_3
「Holland 1972」   「Germany 1983」   「Belgium 2010」

「東欧」
Agm_croatia_2004_n  Kalwarja_ukraine_2005_n  Magyar_konyvklub_budapeszt_wgry_199
「Croatia 2004」   「Ukraine 2005」    「Węgry 1995」

「南欧」
Publicacoes_europaamerica_portugal_   Planeta_deagostini_spain_2006_n Potamos_greece_2003_n
「Portugal 1983」   「Spain 2006」     「Greece 2003」

「北欧」
Brombergs_sweden_2002_n  Tammi_finland_1999_n  Gyldenal_norsk_forlag_norway_1974_n
「Sweden 2002」   「Finland 1999」    「Norway 1974」

「その他」
Hyperion_israel_1981_n  Ast_russia_2014_n  Iletisim_turkey_2010_n
「Israel 1981」     「Russia 2014」    「Turkey 2010」
Francisco_alves_brazil_1984_n  Walker_and_company_usa_1970_n
「Brazil 1984」     「USA 1970
Shanghai_gaotan_culture_china_2014_  Vietnam_2007_n  Hayakawa_japan_1970_n
「China 2014」     「Vietnam 2007」    「Japan 1970」

次に個人的にお気に入りの表紙
Editions_denoel_france_1976_n_2  Spain_2011_n
「France 1976」         「Spain 2011」
Iletisim_turkey_2014_n  Kokusho_kanko_kai_japan_2004_n_2
「Turkey 2014」         「Japan 2004」

最後に 「どうしてこうなった?!」 の2カ国 
Kaktus_ateny_greece_1978_n_2  Ediciones_pleniluni_spain_1988_n
「Greece 1978」      「Spain 1988」

と、「さもありなんw」 な2カ国をご紹介
Arnoldo_mondadori_editore_italy_200  Harcourt_brace_usa_2003_n
「Italy 2003」        「USA 2003」

因みに
同じ映画からの写真を使うにしても「Czech Republic」はこう使いましたw
Academia_czech_republic_2009_n 「Academia Czech Republic 2009」
ここら辺り其の国のお国柄と言うか、センスが出ますなw
結局「Solaris」の主題を装丁者が判っているか否かが明暗を分けた、、、
と、言った所でしょうか

尚、此等はレムが存命中に発刊された物なら、本人の書棚に収められている筈です
自称・不肖の弟子としては、ご本人の辛辣かつ遠慮会釈のない感想を是非お伺いしたい所ですね

Lempotw1018
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「 Solaris 」とは、、、再び

副題
「Solaris」 とは > から1年後に読む 「Solaris」に付いての考察と戯れ言

ふむ、やはりレムの小説は非常に興味深いな 
しかし、新たに読んだり、再度読み返したりする度に、なんだ、
課題の山と、調べ物の山と、考察の量が、其れこそ半端なく増えて逝ってしまうのは一体どうした事なのだろうか、、、orz
まぁ、其れを愉しんだ上で「此ぞライフワーク」とか言えるからこそ、彼のファンを長く続けて居られるあり、「自称・不肖の弟子」とか呑気な事をほざいても居られるのだけどねw

はい、皆様今晩は
と言うか、此の日記をUPする頃には恐らく夜が白々と明けて来る時間帯であろうとは思いますが、取り敢えず今は丑三つ時です故「今晩は」と申し上げておきましょう
またもや前回より1ヶ月を経過しておりますが、お変わり御座いませんか?
此方はと申しますと、、、
やっと新兵の赴任が完了したのが、本部の都合により黄金週間をとうに過ぎた5月中旬!
しかも、其の後、此奴を使える状態にまで調練するのに些か手間取りましてね
何とか使役に耐えうる様にまで底上げを終了するのに、更に2週間程が経過
未だに辞書とか真っ白な状態が続いておりまして、可成り使い辛いです(困
お陰様ですっかり「フィラデルフィア管/セガン」コンサートの感想をかきそびれています
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其の内、チェコフィルと併せ「前後編全2部作」でお送りしようとは思っておりますが
まぁ、もの凄く簡単に書きますと、、、
今秋の「読響/スクロヴァチェフスキー」に期待、と、、、^^;;
1126 Skrowaczewski
後は察してくだせぇ、、、orz

とか言いつつも、ようやく色々と余裕、主に精神面ではありますが、出来て来ました
其処で、此の所、初版でいそいそと購入しておきながら、今まで手付かずだった「国書刊行会」版の「Solaris」をやっと読み始める気になりましてね
現在のお昼休憩は「Solaris」片手に音楽三昧で御座います
はい、またしても完全に私独りの世界に塡まり込んで居ます ^^;
無論、心優しい同僚達は今までと変わりなく「放置」してくれて居ます
いやぁ実に有りがたい事です
只今ようやく7合目なう!と言った所でしょうか
ま、此についてはちょいとばかし事前の説明が必要かと思われます
否、私が読めなかった「理由」ではなくて、「国書刊行会」版の「Solaris」が所謂「完全版」と言われている事情に付いて、ですが

前に何度か取り上げて居ますけれど、
スタニスワフ・レムと言う人はポーランドの作家です
一寸wiki君に触りだけ紹介して貰うと、こんな感じ
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スタニスワフ・レム (Stanisław Lem, 1921年9月12日 - 2006年3月27日)は、ポーランドの小説家、SF作家、思想家。
ポーランドSFの第一人者であるとともに、20世紀SF最高の作家の一人とされる。
また、著書は41の異なる言語に翻訳され、2700万部が販売されており、世界で最も広く読まれているSF作家である。
代表作に、2度映画化もされた『ソラリスの陽のもとに』など。by.wiki 

リンク先を読んで頂ければ判りますが、所謂ソヴィエト連邦「鉄のカーテン」の向こう側に居た人です
当時、日本語訳はロシア版の重訳が殆どでした
重訳とは、原文を翻訳した外国語の文をさらに翻訳すること、を言います
此の場合、原語はポーランド語ですから、其れのロシア語版を更に日本語に翻訳して出版して居た訳ですね
無論此では、原典の正しいニュアンスが伝わらない、と言うデメリットがあります
ま、ニュアンスだけならまだ良かったのですが、所謂「検閲」が至る所に入ってるのがロシア語版な訳でして
結構な箇所、削られて居たのですよ
無論、そう言った事情があるだろう事は判っては居ましたが、ぶっちゃけ何も無いより遙かに「マシ」です
そう言った様々なリスクを知りつつも、私達ファンは彼の新刊を今か今かと待ち望み、出る度喜び勇んで購入して貪る様にして読んだものです
時代が変わり、ソヴィエト連邦が解体し、目出度く「改訂版」が出される事になりましたが、何故か「其れ」は完全版では有りませんでした
此が、飯田規和訳 『ソラリスの陽のもとに』です
9784150102371 A5bda5e9a5eaa5b9
(早川書房・ハヤカワ・SF・シリーズ3091 1965年、ハヤカワ文庫SF、初版1977年、ISBN 4150102376)

2004年にようやく原語であるポーランド語からの翻訳版が出版されます
此が私が今正に読んで居る、沼野充義訳 『ソラリス』です
510fmdjft5l
(国書刊行会 2004年・ ISBN 4336045011、「スタニスワフ・レム コレクション」の1冊)
で、予想通りと言うか、当たり前と言うべきか、此が非常に面白いのですね
今回、「検閲」でCutされて居た所が文字通り全文翻訳されて載って居るのですが、其処を中心にして全体が物凄く興味深い
流石は「思考の師」だよ、と思わせる箇所ばかりです

今回、私にしては珍しく訳者の後書き(解説)から読んだのですが、確かに削られて居た部分の前半は読み辛いですね ^^;
うん、訳者沼野充義氏の仰る通り、つい読み飛ばしてしまいがちな箇所です
でも、正に「彼処がレムの真骨頂」な訳で、不可欠なんですよね
と、言うか、さ
あれ、彼処を読まないと「レム」じゃないじゃんw
あの箇所にこそ、彼が本当に書きたかった事への揶揄や暗示、思考の方向性、主題なんかの隠された提示があるのに
まぁ、確かに其処を読まなくとも、有る程度は読み取れますけれどね
より正確に彼の思考追うのであれば、其処を飛ばす訳には行きません
丁寧に読む必要があります
だって、もの凄く貴重な手がかりになるんですよ、勿体ない
で、削除部分の後半は、と言えば、、、
ああ、ソヴィエト連邦だから削除されたなw、とモロに判る内容と言うか、件ですね
其方も非常に興味深い
個人的には、彼処を丹念に読み解いて行けば『大失敗 (Fiasko)』に登場する「アラゴ」の意味と其の存在意義について何か判るかもしれない、と思って居ます
433604502x
此方も、私にとっては一連の彼の作品を読み解く上で、物凄く貴重な手がかりです
もはや勿体ないとか言うレベルではありませんw

しかし、後書き解説を読むまで「Solaris」を恋愛小説ととらえる人が多い、なんて知りませんでした ^^;
正に「驚愕の事実!」と言う奴ですw
そして、何と言いますか、、そうじゃないだろう?!、、感が半端ないです
何をどう読み間違うと「Solaris」が恋愛小説になるですかね?
果てしなく不可解なんですけれど、、、ー"ー
理解出来ません

ああ、ざっと「あらすじ」をwiki君から引用しておきましょうか
こんな話、と紹介されています
------------------------------
時代は未来。
舞台は、異常な軌道を持ち、有機的な活動を見せる不可思議な海で覆われた惑星ソラリス。
主人公ケルビンは惑星上空に浮かぶソラリス・ステーションに到着するが、ステーションは半ば放棄されていた。
そしてケルビンは死んだはずの恋人が出現するなど、奇妙な現象に悩まされ始める。
同僚の科学者達にも同じようなことが起きており、これらの現象は異常な軌道とともに「海」が原因らしい。
ケルビンらは、自殺した研究員ギバリャンの記録をヒントに「海」と接触を図る。
by.wiki
-------------------------------
ま、割とまともな紹介ですね、此
色々細かい所に異論はありますけれど ^^;
って、言うか
主役は、ケルヴィンじゃないと思うのですが、、、
主役は、ソラリスの「海」其の物でしょ?
どう考えてもw
ああ、もう、此所からして既に、、、orz
因みに、此の「主人公」ケルヴィンの死んだ筈の恋人(ハリーと言います)は、20歳の時に自殺して居るのですよ
原因はケルヴィンにある、とされて居ます
此の辺りの「設定」を必要以上に拡大してロマンチックにしちゃったのが、タルコフスキー監督の映画「惑星ソラリス」なのですがね
此を原作者のレムが
「あれ(映画)はソラリスなんかではない。
彼、タルコフスキーは(ドフトエフスキーの)罪と罰を描いたに過ぎない。」
と、ま、酷評するに到る訳です
事実其の通りなので、此には反論の余地がありませんw
只、近年もっと酷い "の" が再度映画化して居ます
『ソラリス』(2003年、監督スティーブン・ソダーバーグ)が其れですね
なんと言いますかね、もうぅ トンデモとしか表現のしようがない領域ですよ、アレは
何をどう読み間違うと「Solaris」がハッピーエンドな恋愛映画に仕立てあがるんだ?
其の感覚が全くわからない
と言うか、読解力と解釈の能力が大幅に足りないとしか思えない
推測ですが、此の監督は原典の「Solaris」を読んで居ないではないか、と思います
恐らくタルコフスキーの「惑星ソラリス」を観て、其の甘っちょろい所だけを抜き取り、勝手に改変して作ったんじゃないか、と
しかし、アメリカ人と言う奴等はどうして原作の名前を安易に変えるんですかね
否、名前だけならまだしも、設定変えた挙げ句に、ラストを大幅に変えて居ますね
アレはもう、ソラリスと言う名の別物でしかない
と言うか、ソラリス名乗るな!(怒)
あんな物を作るからレム本人から「嗤われる」んだよ
全くアメリカ人と言う奴は、、、 とねw
(ソダーバーグ自身はスウェーデン系の移民みたいですがw)
まぁ、タルコフスキーも原作の意図を読み間違えた挙げ句、ラストを勝手に作り変えて居ますから、広義では彼も件のアメリカ人と「同じ穴の狢」に過ぎないのですが、、、^^;
それでも、まだタルコフスキーの <郷愁+「罪と罰」> の方がまだなんぼかマシじゃないのかなぁ
否、どちらも結局全くの見当違いなのですけれどね

個人的に「Solaris」は、哲学的なホラー小説だと思って居ます
Solarisの「海」が科学者達にして来る事は、人の記憶を実体化する事
そして其の実体物、作中では「お客さん」とか「幽霊(ファントム)」「幽体F」と呼ばれて居る、に無限の回復性と強大な力を持たせ、其の人物を観察させる
「幽体F」に其の自覚はない
問題は、実体化される物を科学者達、即ち「人」が選べない、と言う事
其の基準と指標は「Solarisの海」にしかない
そして一度選ばれた「幽体F」は、何らかの形で其の存在を抹消されると、また一から再生される
真っ新な状態で、延々と、、、
様々な理由(?)から「幽体F」は其の人物のネガティヴな感情や記憶と強く結ばれた物になる傾向がある
故に「主人公」ケルヴィンの元には彼が死なせてしまった恋人であり、妻でもあったハリーがやって来る事になる
でも、其処だけではホラーにはならない
本当の恐怖は其の先にある
「幽体F」は、謂わば、思考から生み出された思念体だ
人がそう記憶する(望む)通りに再生され、行動する
オリジナルとは違う
何故なら、人が、例えばケルヴィンの場合だと、彼が「記憶して居る」ハリーが再現されるのであって、オリジナルのハリー本体が再生される訳ではないからだ
裏返せば、ケルヴィンの知らないハリーは其処に存在し得ない
なのに、実体化したハリーは徐々にケルヴィンの知らないハリーになってゆく
完璧に再生されるが故に、「幽体F」(ハリー)は本来の彼女の様に、日々学習して成長していく事が可能だからだ
ケルヴィンの元に来たハリーは当初何も知らない
自分が何処から来て何をする為に其処に居るのかすら判らない
唯々、彼の側に居る事を強く望む
其れは決して恋愛感情等から来る物ではなく、単純に「海」からの指示に従って居るに過ぎない
其れは「幽体F」達には抗いがたい物で、本能的、本質的な物でもある様彼等の存在自体に深く植え込まれ、組み込まれて居る
やがて「幽体F」のハリーは自分が何者か考える様になる
そして、自分が何者か知る
記憶から生み出された思念体が自我を持つ様になる
「幽体F」であるハリーは苦悩する
何故なら彼女は「個人」としてケルヴィンを愛して居るのに気づいてしまうから
同時に彼女自身が「海」の道具に過ぎず、彼女の行為(其れは酷く皮肉な事に "好意" でもあるのだけれど)「彼」を傷付けて居る事を悟る
最後は自ら消え去る事を望み、ステーションの科学者、スナウトとサルトリウス2人の実験台となって「消える」
ああ、此を書いて居て気付いた
此所 "だけ" を抜き取ると確かに「恋愛小説」かもしれないねw
何度も言う様だけど、「Solaris」の主題は其処じゃない
Solarisの「海」は何故こんな方法を採択るのか
此等の事象に何の意味があったのか
結局最後まで判らない
只、其れ「幽体F」を送り込んで来た事自体、悪意でも好意でもない、と言う事だけが経験則と科学者達の本能から直感的に知られるに過ぎない
其れは、もしかしたら好奇心ですらなかったのかもしれない
単なる反応、反射と言った類いの物だったのかもしれない
何も判らないし、最後まで明らかにはならない
其れは何度も諄い位書いて来たけれど
互いに全く意思疎通が出来ず、不可知としか言えない状態から抜け出せない
そう言うシチュエーションが宇宙に出たら十分あり得るだろう?
と言う、レムからの指摘であり、主張なのだ

今回、国書刊行会の「Solaris」を読んで居て強く感じたのは、此の話はホラーだと言う事
自身の思念から生み出された物が、一個の独立した生き物になる
生み出された瞬間から其れは独立独歩を始める
此ってグロテスクな神の模倣じゃないのかなぁ
自身の思考と記憶の中に「だけ」あった、或いは無意識の領域に遺った物が、実体化して現れ、自身の手を離れる
そして其奴はもう生み出した「人」の手には負えない存在となる
物理的にも精神的にも、そして倫理的にも
可成り強烈なホラーだと思うのだけどね

訳者である沼野充義氏は <「Solaris」は鏡のような小説だ> と言う
様々なアプローチと設定、事象があって読む者ごとに違った顔を見せるのだと言う
レムによって十重二十重に仕掛けられた鏡の迷宮が「Solaris」なのだと
そうかも知れない
「Solaris」に出て来るSolarisの「海」其の物が「鏡」でしかないのかも知れない
Solarisの「海」に限らず、鏡に意図はない
単に其処に鏡として存在するのみである
其処の前に立つも立たないも己の意思だ
無論、覗き見るのも、覗き込むのも自由なら、無視するも、其の前から立ち去るも自由である
「鏡」其の物に意思や、其処に存在して居る事に対する意味はない
まして悪意だの好意だの、そう言った余計な物
と言うより、より判りやすい回答、と言うべきかも知れないが、
は、一切持ち合わせていない
只淡々と姿を写し、其れを観る者の心理を黙って暴き立てて居るだけである
其処に写し出されるのは、他ならぬ自分でしかない
自身の深淵と向かい合う?
其れは、見返して来る闇の深淵よりある意味タチが悪いとも言える
そんな鏡の向こう側とコンタクトを取ろうとするのはアリスだけだし、其れが可能なのもアリスだけだ
君はアリスになりたいか? 
と、言う事なのだろうか
否、アリスになる覚悟はあるか?
と、言うと言う問い掛けなのかもしれない
宇宙に出ると言う事は、そう言う事なのかも知れない

と、薄ら寒くなった初夏の宵闇で御座います

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「エデン(原題/EDEN)」

副題 我が思考の師、スタニスワフ・レム (Stanisław Lem)の命日に寄せて

ハイ、皆様  今晩は
只今、気分は絶讃「コーディネーター」な猫叉ですw
我が思考の師でもあるレムの作品群の中で 実は一番お気に入りなキャラクターなのが、此の「エデン(原題/EDEN)」に登場する「コーディネーター」氏です
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「エデン(原題/EDEN)」

固有名は有りません
文字通り
「吾が輩はコーディネーターである。(固有の)名前はまだ無い」
な御方です ^^;
彼の立ち位置を少しだけ解説するなら
どこかへ移動中の宇宙船乗組員達の纏め役にしてリーダーですかね
宇宙船の乗組員(メンバー)は、「化学者」、「技師」、「物理学者」、「サイバネティスト」(オートマット(ま、平たく、と言うか私達日本人に馴染みの深い言葉で言うなら「ロボット」ですね、の専門家)に「ドクター」(医師)と、此のコーディネーター氏の5人です

「大失敗(原題/fiasko)」と違う処は、
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「大失敗(原題/fiasko)」

物語の中心に来る先遣隊「ヘルメス」号の指揮官がスティアガードで、彼は何ちゃら社会理論の専門家(確かゲーム社会理論だった様な気が、、で其のゲーム社会理論って何ぞ?と聞かれてもサッパリ判りませんがw)でもあった事なのですが、「エデン」のコーディネーター氏は、どうも何かの専門家ではない様です
作中にも「自分は専門家ではないから」と言うような言い回しが出て来ますし
否、もしかしたらこう言う宇宙船乗組員のリーダーを「専門」とする専門職なのかも知れません
実は、エデンでは一度も指揮官と言った様な固有名詞が出て来ません
それどころか、彼(コーディネーター氏)がリーダーだ、と言う説明も無いんですよ
彼の役割は、文字通り「コーディネーター」の様なのですね
但し、私達が思い描くコーディネーターと、此のコーディネーター氏との間には、割りと大きな隔たりが有るように思えます
と言うのも、最初から点呼を取ったり、指示を出したり、意見を統括したり、メンバーからの意見がない時は自身で決断したりして居ますからね
単なる調整役と言うより、可成りリーダー的要素の強い役割を担うコーディネーター、と言う方が正しいかも知れません
汚れ役も進んで引き受けて居ますしね
彼は、彼の「スティアガード」より、少しだけ攻撃的で、決断を下すのが早いように想います
そう言えば、スティアガードの場合は「部下」であったのに対し、彼はメンバー達を「仲間」として扱って居るようです
此の辺り、読み比べるとなかなか興味深い物があります

「大失敗(原題/fiasko)」は、レムの長編小説最後の作品にして、所謂彼のファースト・コンタクト物の集大成的な作品でもありますから、
此のコーディネーター氏がより洗練されて行った形が、指揮官であり、専門家でもあり、更に宙航士でもあるスティアガードなのだとは思います
他にも色々「大失敗(原題/fiasko)」に繋がる設定やシチュエーションが出て来ます

私の「エデン」に対する想いが一般的な代表作「ソラリス」より強いのは、此の「コーディネーター氏」がお気に入り、と言うだけではありません
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「ソラリス (原題/Solaris)」

私自身が所謂探求の迷路に入り込んだ初めての作品が、此の「エデン」であり、
初見よりン十年の月日が経とうとして居るにも関わらず、未だ其の回答(出口)が見えて来ないからに他成りません

命題は至極簡単な物です
< 何故此が「エデン」なのか? >
レム自身は筋金入りの無神論者ですが、彼の母国はキリスト教圏で、カトリックの教えが広く伝わっている土地柄です
(ヨハネ・パウロ2世はポーランド出身)
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空飛ぶ教皇こと「ヨハネ・パウロ2世」
「エデン」の元ネタは、当然聖書に出て来る彼の「エデン」な訳です

何故アレがエデンなのか?
そもそもエデンとは何か?
其処を解るには何を読んだら良いのか?

とりあえず、当時の私はミルトンの「失楽園」を選びました
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         「失楽園」

次にダンテの「神曲」を選び、、、
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         「神曲」

此の辺りで派手に脱線し路頭に迷い始めます
で、未だに「何故彼が <エデン> なのか判らない」と言う為体です、、、orz

レムの作品にはしばしばギリシャ神話や聖書の引用、果てはラテン語の諺をベースにした台詞や言い回しが出て来ます
此等は生粋の日本人にして、理系思考に憧れる只の文系崩れには大変ハードルの高い世界です
と言うのも
此等、特にラテン語の諺や聖書 =其れもクソ面白くもない(失礼!)旧約聖書です= は、所謂アルファベット言語圏の知識人には、必須の知識らしいのですね
まぁ コレは日本の所謂知識人層が、源氏物語や古今和歌集をさらっと引用するようなモノ、だそうですが、、、 ^^;
あたしにはどっちも無理なんだよぅ  ヽ(`Д´)ノ 勘弁してくれぇ
嗚呼、暴れて良いですか、、、orz

ま、実際の所、其処まで逝かなくても「富士山」のお題がでれば、
「葛飾北斉の富岳三十六景」 を思い起こしたり、
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葛飾北斎 『冨嶽三十六景』の「神奈川沖浪裏」

< 田子の浦ゆ うち出てみれば 真白にそ 富士の高嶺に雪は降りける > (山部赤人、「万葉集」) と詠めたり、 
< 富士には月見草がよく似合う > (太宰治、「富嶽百景」) が出て来たりるようなモノなんだそうですが
否、其れでも充分ハードル高いです、、、orz

此処等でちょっとばかし絶望に呑まれた私は、些かダークネスな思考に奔りますw
以下、其の時の毒吐くならぬ独白w

厳格な情報統制の在る、見掛け上非常に美しい場所(惑星)がエデン、と言う事なのか
激しい情報統制の結果、著しく偏重してしまった終焉の惑星
だが、かと言って其処を脱する意志も術も得られない閉塞した醜悪な世界
其れがエデン?
違うな
否、違うのでは無く不十分なんだ
神の軛(くびき)を外れたヒトは、情報と言う知恵を手に、何処へ行こうとして居るのだろう
案外其の行き着く先は、彼のクゥインタ星なのかも知れない
私達は皆、心の内にエデンの「技師、ヘンリック」を住まわせ、ピルクスを囲い、エデンの「コーディネーター氏」の声を聴き、スティアガードが感じて居る深い絶望を見て居るのかも知れない

技師・ヘンリック
唯一固有名が描かれて居るエデンの登場人物
恐らく 彼が、彼のみが、人として描かれて居る
彼は人の代表、具現化、象徴なのだろうか

ならば、私達は何処へ行こうとして居るのか
余りにも美しいので、航路を外してまでエデンの近くを飛びたかったヘンリック
人故の計算ミスから起きた一連の旅は、一体彼に、人類に何をもたらしたのだろうか
コーディネーター氏の最後の言葉が、物凄い皮肉と凄まじい現実と、其れに伴う恐るべき真実を現して居るように思われてならない
物事は結局、サイコロを振るかのごとく確率の世界に支配されて居る、とでも言うのだろうか
それこそが、「宇宙の真理」なのだろうか

「エデン(原題/EDEN)」の怖い所は、此を書いたのが他ならぬ「スタニスワフ・レム」で有り、彼はポーランドの作家であり、文字通りの「鉄のカーテン」経験者でも在ると言う事実だろう
然も、此の作家はニヒリストでも、ペシミストでも無い
歴とした科学者の目を持ったリアリストで在る
其の事が、より一層「エデン」を単なる御伽噺から遠ざけて居る
経験から来る「現実」の一つ形がエデンだとしたら?
其の醜悪で、偏重し尽くした歪な世界が、或る意味人の世の最終形態だとしたら?
こんな皮肉で恐ろしい話は他に無いだろう

結果的に「エデン(原題/EDEN)」は、「大失敗(原題/fiasko)」に昇華する事で、或る意味 其の姿を変える
否、「隠された」のかも知れない

にもかかわらず、エデンの、否 エデンを始めとする一連の作品群のテーマは、所謂「ディスコミュニケーション」だ
人知が及ばない認識の限界を描く事で、相互理解の危うさと脆さを指摘する
最終的には彼等は「エデン」の住人とのコミュニケーションに失敗する
其れはあたかも、互いの意志疎通が可能で有るかのような、夢と希望に満ちた一節の後に訪れる、厳しい現実であり、避ける事の出来無い結論でもあった
そして彼等はエデンを後にする
手酷い失敗を犯し、深く辛辣な後悔と懺悔とを彼等自身の内に内在したまま、此の惑星を去る事になる
確率の世界に、其の「希望に満ちた」と言う表現で、虚偽に満ちた現実を堅く塗り込めて覆い隠し、暗澹たる前途の其の全てを其所に賭けながら、飛び続ける事を選ぶ
そうやって人は、今を、過去を、未来を、現実を、誤魔化しながら生きていく
あたかも知恵の実の存在を知りつつ、其れを無いものとしてエデンに住み続ける住人達の様に
真実を知る事は、或る意味、此の世には互いに全く理解も認識も出来ない存在が「在る」と言う事を想い知る事になるのだろう
人の限界とは取りも直さず、己自身の認識の臨界点を知る事に他ならないのだから

やっぱりなんだ
深夜に「エデン」と言うか、レムを読むとこう言う思考に奔り易いのは、或る意味デフォかも知れんなw
多分今日1日、否、当分は「ダークネスな深海魚」だわ、こりゃww
因みに只今気分は、絶賛「コーディネーター氏」にして「スティアガード」で御座いますwww

と、言う事で、本日は我が思考の師「スタニスワフ・レム」の7回忌で御座いました

其れでは、私も師に習い「エデン」から「クゥインタ星」へ赴くとしましょう
還れるかどうかは、非常に怪しい限りなのですがね
何しろ彼の地には、悩み迷える指揮官「スティアガード」と人ならざるリーダーの「コーディネーター氏」がお待ちですから
只、此の期を逃したら其れこそ 「時の輪が接しても」 逢えない可能性が高いですからね
今日ばかりは何があっても征っておかないとw
と言う訳で、一寸思考の師へ遭いに逝って参ります

  73911
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「大失敗(原題/fiasko)」

はい、現在「大失敗(原題/fiasko)」通読3巡目に突入中です w
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註)「fiasko」とは、英名詞(野心的な企てがこっけいな結果で終わるような)大失敗、若しくは、完全な失敗、大しくじり

でもって、例によって「ヘルメス号」の様に途方に暮れて彷徨ってますが、何か ww
註)「ヘルメス号」とは、「大失敗(原題/fiasko)」に出て来る先遣偵察艇の名前

従って、只今、気分は絶讃「スティアガード」で御座いますよ www
註)「スティアガード」とは、先遣偵察艇「ヘルメス号」指揮官の名前

いえね、前々から薄々感じては居たんですけれど、どうも私はレムの描く指揮官に弱いようですね
其れも最前線の10名位を指揮する指揮官に惚れるケースが多いです
「エデン」のコーディネーター然り、「砂漠の惑星」の無敵号隊長然り
可成り重要なポストを占める「脇役」であるのは間違いないのですが、間違っても主人公には成らない人達ですね
然も「死亡フラグ」(特に精神的に)が立っているケースが殆どです
まぁ此奴は、私の場合お約束みたいな物ですが、、、^^;;;
(ここいら辺りのジンクスについては、過去日記「エースは俺の嫁」参照)

彼等は総じて、指導力に富み決断力もある優秀な指揮官達なのですが、テーマがテーマ、と云うか
作者が作者だけに皆さん大概が色々と行き詰まり、挫折しまくります ^^;
1つ1つの指示決定は決して過ち等では無く、考えられ得る最善策である筈なのに、結果的には「大失敗」を招いてしまう、、、と言う ^^;;

今回も例によってと言うか、案の定と言うか、此の不運な先遣隊指揮官に惚れたようです
個人的にレムの作品中では「エデン」のコーディネーター(彼は名前すら付けて貰えないw)が不動の第一位なのですが、此のスティアガードは今回可成り私的に高ポイントを獲得しましてね
因みに第3位は、久々の主役「宇宙飛行士ピルクス物語」の主人公「ピルクス」かな
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ああ「ヘルメス号」のメインフレームAI「GOD」も気に入ったので、同率3位ですかね

今回も、凄く冷静に静かに狂気へと「判って」いながら流されて行く指揮官の描写は、流石はレムだなと
後、コンピュータ(GOD)との遣り取りが非常に面白いですね
此の辺りゴーレム14世(「虚数」に収録)を髣髴とさせるシーンが随所に出て来ます
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(「虚数」についての想いは、過去日記「長い待ち時間を敢えて待つ愉しみ」参照)

大失敗が取り上げるテーマを考える時、人の文明への傲慢さを笑っているだけでは無い、と思うのですね
今までに色々なレムの作品を読んで来ましたが、基本的にキャラクターと言う「人物」を余り「描かない」レムの作品の中で、此の「大失敗」は比較的「人物」を中心に据えて、其の周辺を丁寧に描いているように感じます
なにしろ「エデン」なんか役職名で終始してしまい、最後まで「固有名」を付けて貰えないまま終わりますからw
そう言う人の作品にしては、丁寧に描いている様に思います
個々の人物、と行くに指揮官は至極真っ当で、優秀な、モラル或る、常識以上の人達なのに、もたらされる結果は大失敗、、、と言う諧謔性だけじゃないのですね
1人1人は優秀過ぎるくらいなのに、その背景にある人類(の総意という欺瞞)は度し難く傲慢で愚かしい存在で、最終的には優秀な個々人が其の狂気に呑まれて行く様を描いているような気がします
此の辺り、私がSinfonia(シンフォニア)で図らずも作中人物の「レム」に云わせた「小さな狂気が大きな狂気となって人を飲み込んでいく」の例えを云う件に似かよっているようで、可成り興味深い物がありました
一見全く関連が無いようにさえ感じられる、第1章とそれ以降の展開にしても絶対繋がりがあると睨んでいます
何しろ1/10にまで推敲する人なんですよ?
無駄な物を残しておく筈がないじゃないですかw
確かに第1章と、それ以降が描かれた年代は離れているかも知れませんが、私は敢えてああ言う「舞台背景」を設えたのでは無いかと思っています
作中に出て来る「伝説(是も作中作のような架空の伝承が元)の蟻」の例えは面白い、と言うか既視感が凄いですね
ブラウンだな、此の辺りの既視感はきっとw
「赤と黒」だったと思います
蟻と言う存在に「人類」のミニチュアを重ねる手法は、或る意味古典的なのかもしれません
只、其の両者の解釈には余り共通項はないのですが、何と言うか、こう、狂気じみた諧謔性には似た物を感じます
、、、とか言うと「思考の師」に雷落とされそうですが ^^;;
「存在」と「認識」のテーマは、Lemに掛かると何時もこう云う形而上学の問題にまで発展して征きます
でもって何時もの事ですが、答えは用意されていません
そうは云っても、答えが無い訳でも無いのですけれどね

しかしながら此の「大失敗」は、「虚数」に比べると遙かに読みやすいです
物語としても非常に興味深いですし、色々な描写や人物の言動1つ1つが割と分かり易いのですよ
但し、其の全体像たるや可成り抽象的で、救いは、、、相変わらず有りません
今回は、巻末に簡単な解説や、注釈や、架空固有名の一覧等が有りましてね
此が本当に物凄く有り難かったです
何時もはこう言う便利グッズのような頁は有りませんから、疑問点や判らないこと、描かれている事の背景等は自分で調べ、元になっている文献を漁り、関連した本を読み返す、、、と言う作業をイチから自分1人でやらないといけません
此がまた大変と云うか、大概はそうした「作業」の量が「オリンポス山(実際に火星にある大火山、高さがエベレストの3倍はあるとされる)」もかくやと思わせる位の勢いで私の前に立ち塞がり、しかも其の道中で「遭難」し路頭に迷う事確実ですから、マヂでリアル「orz」となります
今回ネーミングが物凄く凝っています
と云うか、ネーミング1つにアレコレ踏まえたり、背景や周辺の知識を要求しすぎです、師匠 ーー;
もうぅ、泣いて良いですか   TT

因みに、巻末にレムを評してこう書かれていましてね
物凄く納得しました
「認識の限界の飽くことなき追求者」 by.沼野充義

閑話休題

私がメインに使っているブログサイトのアクセス解析には、言語、国別と言う項目がありまして、何処の言語圏からのアクセスなのかを見る事が出来ます
先日、何気なく其の項目で解析しましたら、英国圏からのアクセスがコンスタントに付いていて吃驚しました
流石に少ないですが、毎日コンスタントに付いているんですよ
更に「Polish」(ポーランド語)と言うのが3件もあってですね
思わず 「ひょえぇ~~~! @@!!」 となりました ^^;
此は恐らく、以前某顔本頁「Stanislaw Lem」に上がった動画のコメント欄に「日記で取り上げました」と書き込みをしましたから、其の性かとは思います
其れにしても「Polish」(ポーランド語)ですか~
いやぁ、光栄と云うか、何と言うか、、、^^;
なんですかねぇ
やっぱりネットって裏側では、ちゃんと世界に繋がって居るんですね 
有り難いような、恐れ多いような、怖いような、不思議な感覚です

本当に私のブログなんか個人の、其れもド素人の書く独断と偏見に満ちた「戯れ事」に過ぎません
其れなのに、顔が見えなくとも、足跡機能が無くとも、ちゃんとこうして見に来て、更に読んでくれる人が居る事が判るのは、本当に嬉しいです ^^
様々な意味で、実はとても怖い事柄ではあるのですが、CRTの向こう側は其れなりの「先」へと繋がって居るのだな、と実感した出来事でした
うん「裏の人など居ない、キリッ!」と云った処でしょうか(笑
あ、因みに書き込みや解読はネット上の簡易翻訳ソフト使って居ます
当然ぢゃないですかw
猫叉は基本、和製妖怪ですからね
アルファベットだの、英語だのと云うハイカラな物を観ると総毛立ちます

さて、もうそろそろ救いも何もないクゥインタ星に戻りますか
彷徨える指揮官、スティアガード航宙士がお待ちですからw

しかし、思考の師「Lem」もこうして写真見る限りでは、犬好きな普通のオジサンにしか見えないんだけどなぁ、、、^^;
(因みにドイツシェパードと写っている写真も何処かで見た気がします)

Lem

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思考の師「スタニスワフ・レム」のこと

大事な友人との出逢いの経緯を余り覚えていない私は、実は私にとって思考の師でもあるS・Lemとの出逢い(ファースト・コンタクト)もうろ覚えだったりする
其れは恐らく高校1年(か2年)の秋、友人と一緒に授業をエスケープして観に行った「2001年宇宙の旅」が1つの切っ掛けとなったのではないだろうか
其れは「劇場公開は此で最後」の煽り文句が付いた上映で、SF仲間と映画オタクの友人達から「一度は(劇場で)見ておけ」と一押しされた作品だった
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「2001年宇宙の旅」

其の上映期間は可成り短く、週末(当時は土曜日も授業があった)を待っていると其のまま上映期間が終了してしまう状態だった
何としてでも劇場で観たかった私は、志を同じくする悪友Jと共に教習生の授業を抜け出して映画館まで足を運んだ、という訳だ
確か其の時に「2001年宇宙の旅」と並び称される名作「惑星ソラリス」(タルコフスキー版)も同様、最後の劇場公開に成るというチラシが購入したパンフレットに挟まっていたように思う

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「惑星ソラリス」(タルコフスキー版)

其所から本格的にレムの名を認識したのではなかったかと記憶する
無論、其れまでに彼の作品を読んではいたと思うのだが、余り印象に残っていない
当時は、クラークやアシモフ、ブラッドベリ辺りを読み説くので手一杯だったのだ
で、此方の方、 「惑星ソラリス」(タルコフスキー版)は文化祭の準備を抜け出して「観に」行った
上映後、何れの映画館にも同じ学年の御同輩が居たのはご愛敬だろう
そう言う学校であり、そう言う仲間達であり、そう言う時代だったのだ
短期間の間に両者を観ることが適ったのは本当に有り難い事だったと思っている
今のように記録媒体が豊富では無い時代のこと
見比べるのも容易ではなかった
其れを両者のイメージや感想、印象が強くて鮮明な内に見比べる事が出来たのは、非常に幸運だったと言わざるをえない
観て感じたのは、両者は色んな意味で対極を征く作品である、と言う強烈な印象だった
恐らく主題の根幹は同じテーマなのだが、伝わる事柄は全く相反する内容であり、描かれた「事実」はどちらも切ないくらい厳しく哀しい
しかしながら、其のテーマも、描き方も、メッセージも、何もかもが対極にありながら、両者が決して相殺することはない
文字通り「両雄並び立つ」のである
但し、其の行き着く先は大きく異なる
「2001年宇宙の旅」は人類の秘められた可能性を謳い、「惑星ソラリス」は人の限界を指摘する
後年、此の映画「惑星ソラリス」が原作者、スタニスワフ・レムの逆鱗に触れる作品だった事を知り、些か複雑な気持ちになった
師の作品を可成り読みあさった今は、其の逆鱗に触れる理由が「判る」のだが、あれはあれで良いのではないかと思う
何にせよ「2001年宇宙の旅」とは違う意味で、美しくて哀しい映画であるとは思う

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何れにせよ「惑星ソラリス」は難解な映画なので、当然の如く私は ”原作”で有るはずの「ソラリスの陽のもとに」(早川書房版での邦題)を購入して読む事になった

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「ソラリスの陽のもとに」(飯田規和訳、早川書房版)

其所で改めて意識する
レムの描く「人としての限界」は、今まで無意識に私が感じていた疑問その物に対する1つの回答を提示した物だった
クラークもアシモフもブラッドベリも手塚治虫も、基本は「人間賛歌」が根底にあるように感じる
其所に登場する異星生命体の多くは人とのコミュニュケーションが可能で、齟齬があったり誤解があったりしながらも「分かり合える」事が基本だ
其れは時に侵略という形式を取る事があるにせよ、お互いの意志は明確に把握できる
私は物凄く漠然としながらも其の「認識」に疑問というか、微かな違和感を覚えていた
「判かり合える」? 
果たしてそうだろうか
同じ星の同じDNAを基礎としている人間
其の言語が違うだけでこんなにも「判らない」のに、全く違う星の、恐らく組成その物が全く異なるであろう生き物同士が「判りあえる」のだろうか
この根底には私の中に巣くう根強い人間不信があり、同時に無類の動物好きも大きな影響を及ぼしていると思う
仮に私がどんなに犬や猫達を愛しても彼等の精神(こころ)は「判らない」
そもそも視覚も聴覚も何かもが違う世界を生きる彼等を「判る」事自体不可能だろう、と私は思っている
其所を判るとするのは人の傲慢であり欺瞞であると思う
もっと判りやすく言うなら「判るという嘘を私は付きたくない」と言う事だ
ソラリスの主題は「悪意もなく恣意もなく作意もなく、単に互いに判りあえない」と言う相互認識の限界を示す
ソラリスの海は知性を持つ
だが、人とのコミュニュケーションは取れない
互いが相手を理解しようと様々にアプローチを試みるのだが、結果は惨憺たる有様で結局双方が、否、ソラリスの ”海”がどう思っているかは結局「判らない」のだが、深く傷付く事になる
其所に厳然と存在する「理解の壁」は、私の長年の違和感に1つの回答をもたらす物だった
此処から私はレムの作品を読み漁る事になる
所が此の記念すべき切っ掛けとなった「ソラリスの陽のもとに」(飯田規和訳、早川書房版)だが、実はまたもや原作者の意にそわない翻訳であった事が判明する
此には色々とやむを得ない事情があると思う
何しろダイレクトに原文、無論ポーランド語だ、を翻訳している訳ではなく、其の過程に様々な言語と体制が関与していたのだから
近年、やっと原文からのダイレクト翻訳が発刊された
「ソラリス(Solaris)」(沼野充義訳、国書刊行会版)である

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「ソラリス(Solaris)」(沼野充義訳、国書刊行会版)

発売と同時に勇んで購入してあるのだが、実は未だ読めていない
何しろ師の作品を読むには、気力体力共に充実していないとハナの数行で撃沈するからだ
まぁ、そう堅苦しく考えるな、と言う声も聞こえ来るのだが、私にとってレムの作品は何時も真剣勝負になる
只、いつぞやの読み切り短編の中で、藤子不二雄がこんな風にソラリスの海を表現していて思わず笑ってしまった
「ソラリス星の失敗を忘れたか! 文明が滅びると同時に星その物もパーになった!」
ああ、成る程、そう言う解釈もあるね~ ^^;

レムの其れはSFでは無い、と評する人を見かける事がある
確かに其の通りかも知れない
彼の描く世界は何時も可成り抽象的だからだ
SF(サイエンスフィクション)と言うより寧ろ哲学書や思想書に近い物があるように思う
其所には「サイエンス」は余り介在してこない
ソラリスにしてもエデンにしても天の声にしても、其処に至る設定には「サイエンス」が出て来るが、其れはあくまでも背景の1つに過ぎず、決して主題ではない
此の「ゴーレムⅩⅣ」辺りは典型ではないかと思う
其所にある機械生命体の其れは最早人の手に負える代物ではなくなり、果ては内なる世界に自ら引き籠もる
そして「彼」は人に対して講義を始めるのだが、人が人である故の限界を容赦無く晒してゆく
誤解の無いように言えばレムは人の限界を描きながら、同時に(人によって造り出された)機械生命体の限界をも嗤っている
先日、偶々フォローしてるサイトにこんな動画が上がった

「Stanislaw Lem」
animated short film based on "Golem XIV"

GOLEM from GOLEM on Vimeo.

レムの世界観を映像化するのは非常に難しいと思う
結局、こう言う抽象的なCGに頼らざるを得ないのだろう
此がゴーレムを上手く表現できてるか否か、私は論評できない
ただ、生前、舌鋒鋭く他作家に対しても非寛容な批評を行う事で知られ、普段から口さがなく容赦も無かったLem本人のコメントは聴いてみたい気がする

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妖書ではなく「洋書」

私の最も不得意とする分野に「外国語」と言うモノがあります
その余りの不向き具合をして遂に「日本語がまともに話せないヤツは外国語なんか学んでも仕方がない」と開き直らせてしまう位、苦手です
D・ボウイやQUEENに嵌っていた頃には其れでも懸命にヒアリングを試みたり、ほんの少しばかり勉強したりしてみたのですが、まぁ、何というか一言で言うと「向いてねぇ~!!!orz(赤字)」なんですね ^^;
で、まぁ早々に諦めましてね
歌詞の意味はレコードやCDについてくる歌詞カードを全面的に頼る事にしました
で、その後、時が流れる事幾星霜
爬虫類という新しい分野の虜になった訳ですけど、此処でまたもや「外国語」の壁にぶち当たります
爬虫類関係の専門書、と言ってもそんなに難しい物ではなく、図版に説明書き、後基礎知識に最新情報が載った感じでしょうか
多くの専門書は海外ブリーダーが直接執筆していますので、飼育や繁殖についての情報もしっかり載っています
爬虫類系の飼育繁殖に関しては矢張りアメリカやドイツが日本の(随分)先を征きますから、どうしても最新の情報を手に入れようとすると「洋書」頼みとなりがちです
個人的には動物関連の書籍はどうしても海外の方が種類も豊富ですし、クオリティも高いように思っています
なので、海外に行った際に必ず立ち寄るのが「本屋」だったりしますし、空港でも雑誌や絵本の類のチェックは欠かした事がありません
元々本に掛けるお金は厭わないタチなので、懐が許す限り洋書だろうが何だろうが欲しいと思った物は買っています
爬虫類系で買い揃えた洋書が此方

「Ball Pythons in Captivity, Professional Breeders Series」
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著者 : Kevin McCurly 1500円

「The Complete Ball Python, Comprehensive Guide to Care, Breeding, and Genetic Mutations」
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著者 : Kevin McCurly 7900円

「Pythons of the World, Volume II BALL PYTHONS - The History, Natural Hisotry, Care, and Breeding」
A790_z1
著者 : David G. Barker,  Tracy M. Barker 13900円

「Boas in Captivity」
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著者 :  Vincent Russo 1500円

「The Complete Boa Constrictor - A Comprehensive Guide to the Care, Breeding, and Geographic Races」
A493_z1_2
著者 :  Vincent Russo 7900円

「Designer Morphs, The Complete Guide to Medium Sized Python and Boa Morphs」
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著者 : John Berry 6900円

まぁそれぞれのお値段を見て頂ければお判りのように決してお安くはないです 
っつーか、お財布に厳しいお値段ばかりです ^^;
でもって、此全部「英語」なんですねぇ
普通は専門用語とかが出て来た時点で洋書の難易度は可成り上がると思うのですけど、此の手の本は返ってその専門用語が読み解く上で上手い具合に手掛かりに成りましてね
何とか”読む”事が出来ました
後、図録的な側面も大きいですから単純に写真を見ているだけでも愉しいです

そう言えば、こういった洋書では無く所謂「ペーパーバック」に挑戦したのは「スターウォーズ」が切っ掛けでした
劇場公開第2作目の「帝国の逆襲」を友人と観に行きましてね
当時、洋画と言えば矢張り字幕が主流、と言うか当たり前でして、スターウォーズのようなテンポの速い映画だと幾ら秀逸な字幕でも観ている方が可成り「忙しく」なります
そこら辺を配慮してるいのでしょう
字幕の台詞が所々飛ぶんですよ
其れで「原作」を読んでみよう!と思い立った訳です
Starwarstheempirestrikesback
「Star Wars The Empire Strikes Back」

幸いお話自体そんなにややこしい物ではありませんし、某画伯のドラキュラ漫画のような「長台詞」も、特殊で専門的な「言い回し」もありません
映画は観ていますから大体のストーリー展開や、登場人物名なんかの固有名詞も見当が付きます
なので、さほど苦労することなく「完読」出来ました

ところがですね
今回、某サイトに紹介が載っていて思わず速攻で密林から取り寄せた洋書なんですが、
思いきり「文字ばかり」な上「ハードカバー」で「知らない単語」だらけです、、、、、orz

       「George Szell: A Life of Music (Music in American Life) 」
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まぁそりゃそうだろうなぁ
伝記だもの此 ^^;

当たり前ですが、
全篇コレ「アルファベット」のオンパレードなんですよね、、、しくしく
然も、英語は昔から”超”苦手なんですよね、、、しくしく
文字ばっかりがバッチリ400頁以上在るんですよね、、、しくしく
先ずは何処かの堆積層に埋もれている「英和辞典」を掘り出してですね
頑張って「読み解く」事にします
でもって、時が経ちすぎて洋書が「妖書」に成らないように鋭意努力致しますです
はい

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考察の前に一寸珈琲でも如何?

「宇宙戦艦ヤマト2199」第2章劇場公開分、第3話~第6話を初日の夕方に観に行ってきました
映画を、と言うか、映画館に足を運んだのなんて一体何年振りなんでしょうか
まして、子供のお付き合いではなく自分の観たい物を、となると本当に見当も付きません(笑
感想を一言で言うなら
「出渕監督、GJ!」
其れと観客のマナーが異常に良かったんですね ^^;
一番驚いたのは、上映中、只の一度も「携帯が鳴らなかった」事です
なんと、マナーモードの気配すらしませんでした
みんなちゃんと「上映前に電源を切った」んですね
否、当たり前の事なんですけどね、至極当たり前の、、、
でも最近は、其の”至極当たり前の事柄”がキチンと守られるのを見た事も無ければ、無論聴いた事すらなかったので、素直にとても感動したんですよ
他にも「エンドロールが始まっても誰1人席を立とうとしなかった」
とか、「独り言はあっても私語はなかった」
とか、ね
いやあもう「観客もGJ!」でしたよ
そうそう、昼過ぎまで仕事だったので夕方の上映時間に合わせ事前に座席の予約を入れて行ってきたのですが、予約を入れて置いた時間は既に「満席」で、次の上映分も満席でしたね
目を付けていたグッズも早々に売り切れ済み(早っ!)で、仕方なくパンフレットだけ購入
年令層は30代後半~40代に50代前半辺りが主流かなぁ
男女比は、7:3かそれ以上で男性が多かったです
それにしても、なかなか良い出来でしたよ!
只ですねぇ
見惚れてと言うか、夢中で観ていたので「考察」する余裕がありませんでした ^^;
後、余り書くとネタバレに成っちゃいますしね
気になる方は是非映画館へお越し下さい
第2章のBD、DVDの発売は7/27の様です
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ハイ、当然のように密林で予約ポチってますよ
因みに第3章は10/13だそうです
またもや3ヶ月待ちかぁ、長いなぁ、、、、、orz

例によってマイフレさんの日記よりスピンオフ的な話題で、一寸こんな「モノ」を取り上げてみようかと思います

一番初めに宇宙戦艦ヤマトを見た時、私的に一番印象深かったのが「2重惑星」でした
ご存じの通り「悪魔の星・ガミラス」と「救いの星・イスカンダル」は姉弟星と言う設定です
当時、既に立派な「SF小僧」だった私は、此の「2重惑星」なるモノに強く惹かれました
先ずは実在するのか、と言う所で図書館に赴きあれこれ文献を漁ってみました
すると「実在する」と言う事が判り、一気にテンションが上がります
では、そもそも2重惑星とは何ぞや? と言いますと、ですね
<二重惑星(にじゅうわくせい)とは、明確な定義は存在しないが、大きさの近い2つの惑星が共通重心の周りを互いに公転しているような系のことである> by.wiki
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と、ありますが、現在「惑星の定義」を巡って色々と揉めて、否、議論が紛糾しているようなので、実は何を持って「2重惑星とするか」は明確に定まっていません
が、おおまかに言えば
・二重惑星を構成する2つの天体の質量が似通っていること
但し、「2つの天体の質量比がどの範囲までであれば二重惑星系と言えるのかが決まっていない」為、此を持って「2重惑星とは」を明確に定める事が出来ないんですね
只、判り易く身近な「例」として「地球と月(1/81.3地球質量)」「冥王星と其の衛星カロン(1/8.6冥王星質量)」が良く知られています
・二重惑星を構成する2つの天体の共通重心が、いずれの天体の表面よりも外側、すなわち宇宙空間にあるかどうかによって判断
どう言う事かと言うと、共通重心がいずれかの天体内部にあればその系は惑星と衛星だと判断し、共通重心を内部に持つ側の天体を母惑星、もう一方をその衛星とする定義です
なので、逆に共通重心が宇宙空間にあればその系は二重惑星だと判断します
この方法だと、地球‐月は共通重心が地球中心から0.74地球半径しか離れていないので惑星‐衛星系となり、冥王星‐カロンは共通重心が冥王星中心から約2.0冥王星半径離れた宇宙空間にあるため二重惑星と判断されます   
ですが、前にも少し触れました通り、現在「冥王星」自体が「惑星」の定義から外されていますので、定義上「太陽系に二重惑星は存在しない」事になっています
因みに「二重小惑星」は発見されています

では、、、と生粋のSF小僧は思うのです
宇宙は広い! 其の広大な宇宙の何処かに在る二重惑星! 其所はどんな世界なのだろう、、、と
何せ可成り特殊な状況下ですから、文明が育つ予知があるのだろうか
いやいや、そもそも生き物が生きていけるような環境なのか
ロシュ限界(ロシュげんかい、英語:Roche limit、とは惑星や衛星が破壊されずにその主星に近づける限界の距離のこと by.wiki)はどうなる?
とか色々思うわけです
で、まぁ其れが転じてガミラスとイスカンダルの矛盾とかね
噺が果てしなく、、、
   次元の貴方の宇宙(そら)遠く幸い住むと人の言う
、、、に成ると ^^;

小僧ですらこんなにあれこれ無い知恵絞って思うくらいですから、当然、プロも思う訳ですよ
其所はどんな世界なのか、、、とね
なので、二重惑星を扱った、と言うか、二重惑星を舞台にした噺や漫画は当然、宇宙戦艦ヤマト以外にもあります
有名処では、萩尾望都の『続・11人いる! 東の地平・西の永遠』でしょうか
前作の登場人物にして次作の主役でもある王様と友人の4世の故郷が二重惑星であり、此の物語の舞台にもなっています
他にも「藤子・F・不二雄」が『ドラえもん』(劇場版)で取り上げたり、本物の物理学者にてSF作家だった「ロバート・L(ラル)・フォワード」とか、私との相性は最悪な大家「アーシュラ・(クローバー・)ル=グウィン」とか、只今例によって絶賛休載中ナウ!な『HUNTER×HUNTER』のあの作者とか、結構な大御所が扱ってますね

只、個人的に好きなのと言うか断トツでお気に入りなのは、フレドリック・ブラウンの「気違い星プラセット」(原題Placet is a Crazy Place. )です
本当は一寸二重惑星とは違っていて、強いて云うなら「連星」の変形バージョン?でしょうか
因みに「連星(れんせい、binary star)とは2つの恒星が両者の重心の周りを軌道運動している天体である。通常は明るい方の星を主星、暗い方を伴星と呼ぶ。また、3つ以上の星が互いに重力的に束縛されて軌道運動している系もあり、そのような場合にはn連星またはn重連星などと呼ばれる。」by.wiki

連星は二重惑星と違い、其の数が多く天界の1/4が連星とも言われていますし、はくちょう座X-1やいっかくじゅう座X-1なんかは、ブラックホールを含む連星として非常に有名です
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物語の舞台、惑星プラセットでは何もかもが不確定で、時間すらおかしな具合になっています
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「フレドリック・ブラウンは2度死ぬ」より

「同時に自分自身を2度触することが出来る唯一の天体として知られているようです
其れはつまり40時間毎に自分の中に突入し、其れから視界から遠ざかる自分自身を追跡する事になる」とか
「プラセットは大小不同の二つの太陽の周囲を8の字型の軌道を描いてその内側と外側を回っている。其の2つ太陽自身は高速度且つ極めて接近した距離で互いの周囲を公転して居るという有様で、然も其の2つの太陽の中間点にはブレイクスリー界と言う実にカオスに満ちた空間がある。」原作より抜粋
つまりは難しい事を一切抜き(読んでいただければ其の辺りの尤もらしくこしらえた”ヘ”理屈が愉しめますw)で絶賛「ブレイクスリー効果中」なう!の事務所はこんな感じなのです
「一面、草に覆われたデスクに向かって腰を降ろし、両足はさざ波の立つ水面に立つ」
「デスクの上の草の上にはピンクの花瓶が置いてあり、その中には明緑色の蜥蜴(土星産らしいw)が鼻を先にして突っ込んである。=其れは理性が教えるところのインク壺とペンのようだ=」
「綺麗なクロス・ステッチで”我らが故郷に神の祝福あれ”と刺繍してある製品見本は、実は地球センターから送られてきたばかりの通信文だ」
「双頭の怪物で、時には明るい青色のギスギスした骸骨なのは、有能な助手リーガン」
「葬式用の白百合の花輪は、実は壁に掛けられた時計」
な、有様です
とまぁ、F・ブラウンの信奉者にして我らが坂田靖子画伯曰く「ぐちゃらまな惑星(ほし)」が舞台の、実にウィットに富んだ楽しいショートショートの傑作です

そう言えば、ナショジオことNational Geographicのニュースに以前面白い記事が掲載されていました
「連星間をバウンドする“ピンポン”惑星」
新たなコンピューターモデルによると、連星系の惑星は重力の作用で“ピンポン玉”のようにバウンドする可能性がある。100万年ほどバウンドを続け、最終的には星間空間へ放出されるという。
以下詳細な記事はリンク先へ
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120207001&expand#title

なんかリアル「Placet is a Crazy Place.」ですよ ^^;
まぁ、もっとも可成り珍しい現象な上に不安定(と言っても100万年単位w)なので肝心の惑星がバウンドしている状態を観察するのは至難の技のようです

フレドリック・ブラウンが「良い事」と言うか、こんな「巧い事を」言っています
『純粋のファンタジーは、SFとは区別して定義できる形態である。
ファンタジーは存在せぬもの、存在しえぬものののことを扱う。
一方、SFは、存在しうるもの、いつの日か存在するようになるかもしれぬものを扱う。
SFはみずからを、論理の領域の中に限定するのである。』
by.フレドリック・ブラウン、天使と宇宙船「序」から

だから今日もSF小僧は「考察」を愉しみながら宇宙(そら)を駆けて征きます

Messier81galaxypia09579sw
おおくま座にあるメシエ81(M81)銀河の合成画像。
Photograph courtesy NASA/JPL-Caltech/ESA/Harvard-Smithsonian CfA

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