文化・芸術

今更の新年御挨拶と訃報其の壱

本当は昨年12月中旬のお話なんですよね、此
出来れば旧年中に、少なくとも1月中には上げたかった話題なのですが
ま、例によって "色々諸々" 御座いまして、今現在に到る、、と
そして、今年もまた絶賛「節分」を過ぎてからの初投稿と言う、、、^^;

「本当は昨年末に上げようと考えて居た話題なのですね、此
少なくとも1月中には、、、 と思って居たのですが、、、
にもかかわらず、何故こんな時期になってしまったのか、と言う
今、何月だよ
2月だよ、所謂「如月」だよ、節分も終わっちゃったよ」
by.「「Das Neujahrskonzert2015」で明ける今更の謹賀新年」

あああ、デジャヴが、が、が、ががががg、、、、orz

と言うことで、とっくの昔に新年は明けておりますが、取り敢えず御挨拶をば

新年明けまして お目出度う御座います
どうぞ本年も宜しくお願い致します <(_~_)>


さて、物凄い「遅ればせ」を見せた流れで大変申し訳ないのですが、本題は「訃報」で御座います
と言っても、大半の方はご存じない方かも知れません
指揮者のクルト・マズア(Kurt Masur)氏が、12月19日
アメリカ・コネチカット州グリニッジで亡くなられました
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「クルト・マズア(Kurt Masur)」 
享年88歳

猫叉は、某顔本で世界各地のお気に入りオーケストラ頁をフォローして居ます
其の内の一つ、イスラエル・フィルの頁「Israel Philharmonic」から第1報が流れて来たのが昨年12月21日の事です
こんな内容の記事でした
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英語ですらおぼつかないと言うのに、ヘブライ語ではもうぅお手上げです
故に「翻訳を見る」を使う事になる訳なのですが
此の「自動翻訳」くんはですね
自他共に認める(であろう)「使えないヤツ」で御座いまして、正にいつぞやの「L」状態w
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当時の時間軸に上げたの記事を転記するならば

「自動翻訳は本当に使えない、、、ー"ー;
まぁ、元がヘブライ語だから余計難しいのかも知れないけれど
「マエストロマズール」って何のこっちゃ??? と思ったら
「クルト・マズア(Kurt Masur)」の事かいな
で、何故イスラエル・フィルが? 
と首を捻りながらも読み進めていった処、え? もしかして
此って「訃報」じゃ無いのか?!
亡くなったの?? @@


と言った感じです
此所から取り敢えずwikiを引いたり、ネットニュースを確認したりと言った作業に入ります
で、間もなく訃報が確定したと、、、

実は、先程再度確認の為、件の記事を見に行ってきたのですが
自動翻訳くん、少しばかり「賢く」なられておりましたw
そうそう、是非、此の調子で日々勉学に励み、精進してくれ給え
とか、自身の事(勉学)は棚に上げ、「自動翻訳」くんの尻を叩いて、其の勤勉振りに期待していたりする猫叉です ^^;
いやぁ、外国語は本当に苦手なんですよ、、、orz

クルト・マズアは、一言で言うと「手堅い指揮者」でしてね
色々な意味でハズレが無い方です
正統派の欧州独逸系なのですが、堅苦しく無い音を作られる
彼の其れは、良い意味で柔らかい、とても人間臭い音です
庶民派なのですね
だからこそ、メータの後のニューヨーク・フィルを支えられたのだと思います
彼の組み合わせは本当に良かった
そう言う意味に置いても、日本のオーケストラとは相性が良く、また、縁も深かった方です
3度目の奥様は日本人でしたしね ^^

世間の評判は、やはりベートーヴェンなのでしょうが
個人的には此のシェヘラザードみたいな、美しく豊かに唱わせる管弦楽曲が向いて居た様に思います
暖かく豊かに唱い上げる
とても叙情的でありながら、大げさにならない冷静さを併せ持って居る
きちんと基本を押さえた、正統派の演奏だと思います
オーケストラは、縁(えん)も、縁(ゆかり)も、相性も、最高な
「ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団( Gewandhausorchester Leipzig)」
追悼の1曲をどうぞ
巨匠の魂に、合掌
「Rimsky-Korsakov: "Shéhérazade": 1st Movt. - Kurt Masur 」

https://youtu.be/kT3ILorqLL4
Kurt Masur conducts the Leipziger Gewandhausorchester in Rimsky's Sheherazade
1st Movement: Largo e maestoso - Allegro non troppo (The sea and the Sindbad's ship)
Karl Suske, violin - Cornelia Grohmann, flute - Thomas Hipper, oboe - Bernhard Krug, french horn -Jürnjacob Timm, cello - Peter Schurrock, clarinet.
Leipzig, 1993

因みに、此の「「ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団( Gewandhausorchester Leipzig)」」ですが
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「ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団( Gewandhausorchester Leipzig)」

此所も私にとってはチェコフィル同様、昔からの御贔屓オーケストラの一つです
一昨年だったでしょうか 
来日して居たんですよね
只、指揮者が「シャイー」だったんですよ 
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「リッカルド・シャイー(Riccardo Chailly)」
で、征かなかった、、、とw
何故かと言うに、例によって至極明確にして個人的な理由で御座います
曰わく 「イマイチ好みの、と言うか、御贔屓(な指揮者)では無かった」と、、、 ^^;
其の時、ぎりぎりまでイスラエルフィル/メータで迷っていましてね
結局フィラデルフィア/セガンを選び、、、
リアル@眉根にしわ(ー”ー;) & 大文字orz となって帰って来た、と、、、
今年、同じ組み合わせで再び来日するようですが、猫叉的には「暫くは結構」ですね
少なくとも向こう数年は聴きに出向かない、と思われます
其れだけ失意の方が大きかったのですよ、、、orz

失意序でに当時の事を色々と思い出して来ましたw
結局、ニューヨーク・フィルも散々迷って止めたのだった
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団も、ゲバントハウス管と同じ様な理由で結局止めてしまったし
ボストン交響楽団/デュトワは色々都合が付かなくて、泣く泣く見送ったんだった、、、
やっぱり、あの時無理してでもバイエルン放送交響楽団/ヤンソンスで火の鳥、征っておけば良かったな
今から思うと、恐らく彼の公演が一番猫叉的に楽しめて面白かったと思う
そう思うと、正直な処些か悔しいのですが、
現実には色々と制限(主に時間と諭吉様の問題w)が御座います故、
なかなかに難しゅう御座います
まぁ、有る意味車選びと同じですね
あれこれ考えて、悩んで選んで居る時が一番愉しい、、、と言う ^^; 

ああ、盛大に話が逸れた
クルト・マズアの話に戻ります
まぁ、此の方も所謂「欧州圏東側」の方ですから、色々と政治的に苦労されていらっしゃいます
にもかかわらず、めっぽう明るくて人懐こい
演奏は王道なのですが、暖かくて柔らかい、人当たりの良い庶民的な音を作られる
一口に王道と行っても実は色んなVersionがあります
例えば、クレンペラーのベートーベンだと、文字通りの力押しで、言い方は悪いですが人を真正面から冷徹に威圧して来る様な、有無を言わさぬ迫力があります
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「オットー・クレンペラー(Otto Klemperer)」
クルト・マズアの其れは、もっと聞く人に優しい
決して易くは無いけれど、何と言うのかな
構えて聞かなくても良い感じ、と言いますか
普通に聞き心地の良い、気取らない、そして間違いの無い音が流れて来る
彼のベートーヴェンなら、米国オーケストラだろうが、欧州古豪のオーケストラだろうが、日本のオーケストラだろうが、安心して聴いていられる、そんな感じでしょうか

と言う事で、クルト・マズアの「エロイカ」(ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」)を貼っておきます
4楽章のみですが、オーケストラが鉄板のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団なので
宜しければ是非

「Beethoven's Symphonie No3 in Eb Op55 ''Eroica'' - Part 4: Finale 」

https://youtu.be/3DoqPT0wY6I
Official desribtion:
GEWANDHAUSORCHESTER LEIPZIG,
Kurt Masur
Recording: 1974, Gewandhaus, Leipzig, Germany.

そうそう、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の本拠地には、こう言う銘板が掲げられて居るそうです
『Res severa verum gaudium ― 真の歓びとは、真面目な仕事にほかならない』」
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此は彼等のモットーだそうで、古代ローマの思想家である小セネカの名言なんだそうです

何と言うか、縁の深かったクルト・マズア込みで凄く彼等 " らしい " お話です ^^

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補足説明と訂正と

此の所、降るのか降らないのかはっきりしないお天気が続いておりまして
どうやら本格的に梅雨らしくなって来たようです
否、個人的には、余り歓迎出来ないんですけれどね
お天道様には勝てない故、致し方御座いません
否、下らぬ愚痴から始まってしまいました
身体の組成が障子紙で出来ているに等しい猫叉には、一番辛いシーズンで御座います故、愚痴の一つも出ようかという物
ご容赦下さい

実際の処、暑いだけなら何とか凌げるのですが、湿度が高いと其れだけでね
もうぅ、壊滅的ダメージを喰らってしまいます、、、orz
然も勤め先のバタバタが色々と治まっておりません
絶賛「6連勤」2回の後は、なんと「8連勤」が待ち構えて居たと言う、、、 ^^;
ええ、もう、どうにでもなれ、焼くなり煮るなり好きにしろ! な気持ちで御座いますw
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さて、そんな些かやけのやんぱち状態の猫叉ですが、今回の話題は前回UPした「人参」のお話しの続きです
と言うか、訂正と補足説明をば

先日、「人参」の片割れだった「短編ベスト10」を読んで居てふと気になったので、件の「テルミヌス(Terminus)」を一足先に読み返してみました
え~~~~と、、、
先ずは訂正とお詫びから
纏めの中で時系列が違って居ました
テルミヌスの発する信号からピルクスが船の過去に気付く
と書きましたが、完全に逆でしたね ^^;

ふとした切っ掛けから航海日誌を漁って自分が今乗っている船が件の事故船だと探り出す
其の後、テルミヌスが発する信号の中に事故当時の乗組員名が出て来るに気付いて驚愕し、、、

と言う流れでした
いやぁ、やっぱり書いてUPする前にはちゃんと確認しないと駄目ですね
一応ざっと見返してたのですが、見落とした様です
申し訳御座いません (平身低頭


此所で紹介しました「テルミヌス(Terminus)」は読んだ当時、文字通り「うおぅ!!」って思わされた1編でしたし
最終話の「運命の女神(Ananke)」は、何と言うか、本当に色々と考えさせられた話でした
他にも非常に興味深いお噺しが幾つも綴られています
冒頭の「テスト(Test)」こそ何となく結末が見えた物の、「パトロール(Patrol)」や「条件反射(Odruch Warunkowy)」、「審問(Rozprawa)」は、最後まで結末の予想が付きませんでしたし
「狩り(Polowanie)」や「事故(Wypadek)」は、各々AIロボットが噺の中心に据えられていますが、主題は其処では無く、人が其れ等機械人形をどう扱うか
其れ等、無機物の塊に何を思い入れるか、が丹念に描かれていて非常に興味深い物があります
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そんな中でもやはり最終話の「運命の女神(Ananke)」は少し別格に感じます
まず、此の話を読んだ時、真っ先に思ったのはレムの視点が正に「医者」の其れだったと言う事ですね
色々と何と言うか
夢も希望もない「裸の現実」が其処には淡々と描かれて居ます
冒頭からしてそうです
宇宙に出る場合、人として避けられない物は何か
其れは、突き詰めるとこう言う事では無いのか
と言った人としての命題、限界を問い掛ける
其処に描かれて居るのは、生物学的な限界であり、人としての限界でもあるから
妙に現実的で綺麗事の欠片も無い
普通なら夢と希望の象徴としてスマートで格好いい「宇宙飛行士」達を描くと思うのですけれど
彼はこう言う「身も蓋もない描き方」をする ^^;

レム自身、病で苦労して居るからこそこう言う描き方になったんだろうな、と其の時は思ったのですが、
其れだけでは無いですね
やはり、医師としての知識や経験や、そう言った物に由来しているんだな
と、今では思って居ます
自身の経験だけでは無い、正規の学問と知識から裏打ちされ描かれた「現実」と「限界」なんだな、、、と
そう言った意味においても、彼のSFはこう言う「寓話的なSF」ですらリアリスティックだったりします

こう言った「科学的アプローチ」に基づいたSFと言う意味で、良く比較されるのが「アーサー・C・クラーク」です
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「アーサー・C・クラーク(Sir Arthur Charles Clarke」

クラークの書くSFは可成り正確に近未来を予言していると言われていますし、実際「宇宙ヨット」が宇宙を飛んでいたりしますしね
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リアル@宇宙ヨット、ことIKAROS(イカロス)」
心情的感情的賛否はあるかも知れませんが、「海底牧場」等は文字通り遠くない未来の「お話し」となる事でしょうし

只、彼の描く未来は割と明るい希望がベース(基本形)の様な気がします
限界を超えて更に其の先へ!
正に「プルス・ウルトラ(Plus Ultra, ラテン語でもっと先へ、もっと向こうへ、更なる前進)」ですね
其の先には明るい未来が或る
そう信じて進もう! 
只、敢えて意地悪な言い方をするならば、其れはあくまでも「希望的観測」に過ぎない
レムの描く未来は、「(現実は)そんなに甘くないと思うぞ」と、そんな希望的観測に基づいた未来予想に水を差して来るのです
だから「お噺」でありながら酷く現実的で、有る意味残酷な近未来が其処には展開される事になります
そう言う意味においても、泰平ヨンシリーズより更に「現実味」を帯びた「お伽噺」がピルクスシリーズなのかも知れません

因みに、下巻収録の「ピルクスの話(Opowiadanie Pirxa)」は、個人的に可成りお気に入りの1話です
実は昨年冬「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」を観に行った時
「あ、此って "アレ" じゃんw ピルクスじゃんw」
と思わず呟いてしまったお話しでもあったりします
此所の経緯と言うか、感想は其の内(特に仕事方面が)落ちついたら、別個に取り上げて「宇宙戦艦ヤマト2199」の考察日記にしようと思っては居ますが、、、何時になる事やら ^^;;;
思い出し序でに一言だけw
アレはさ
「アンリ・ルソー」の絵が出て来た時点で「夢(軽い悪夢)」のお話しと判る
洋画好き、特にシュールレアリスム好き、だと其の辺りの「ガイド」が解り易いんだけどなぁ
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閑話休題

其れでも、レムは宇宙に行くな、とは決して言いません
むしろ、こう言うリスクを抱えてでも征くべきだ、と主張しています
其の辺りは彼の「ソラリス」でも同じです
ただ、「甘い夢は見るなよ」と釘を刺して警告して居るだけなのですね

最終話の後、「ピルクス」はどうしたか
続きは「大失敗( Fiasko)」で、、、と
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なんだか続きはwebで、みたいですねw
まぁ、実際はそんなに甘くも簡単でもないから今も頭抱えている訳で、、、orz

と言うか、何の補足説明にも無っていませんですね、此 ^^;;;

申し訳ない

あ、後、一言だけ苦言を
いえね、「テルミヌス(Terminus)」が、「ローマ神話における境界の標識の神。by.wiki」 である事は非常に重要なんだけど、文中で其処を紹介するのは如何な物かと
せめて訳者註で小説の後に書いて欲しかった、、、と思った次第
否、只の個人的感想です、ハイ

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近況報告と人参と「テルミヌス(Terminus)」

ありゃ~ 前回より3ヶ月も開いてしまいましたか ^^;
どーも、可成~~り お久しぶりな猫叉ですw
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なんと言うか、色々余裕が無さ過ぎましてね
店舗改装によるオーバーワークと過労でヘロヘロな上に、私事でのストレスが何重にも重なったと言うタイミングの悪さ
なんですかねぇ
何かの罰でも当たったんでしょうか ^^;
其れだけで無く、今回はダメージコントロールにも失敗しているんだよなぁ
全く気力がわかない状態で、PCすら碌に開けられなかったし
おかげで、師匠の生誕日にFBの表紙を替え損なってしまった、、、orz
gdgdしている内に日付が変わってしまい、慌てて差し替えた物が此方
Mahler10thsymphonyszell
背景は、マーラー交響曲第10番
彼の絶筆にして未完の交響曲
死後は焼き捨てる様言い置いたと言う曰く付きのアレ、で御座います

勤め先のバタバタ(店舗改装の舞台裏)の1件につきましては、此は此で色々日記1本分にはなる「お話し」があったりしますが
今回は残念ながら割愛致します
只、一つ非常に面白い、と言うか、
興味深い事柄を此の目で見聞いたしましたので一言だけ
『働き蟻の2割は殆ど働かない』

さて、先頃新しく示された "人参" の方は、無事先月末手元に届きました
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其れ等で、何とか此所まで回復出来た、と言う気はしています
否、本当に我ながら情けないのですが、師匠達のアイテムが無いと墜ちたままなんですよねぇ
困った物です

で、其の「人参」のお話しですが、、、
いやぁ、久し振りに「泰平ヨンの未来学会議」を読みましたが、絶好調ですな
もうぅね、所々で思わず苦笑が漏れ出る位です ^^;
流石と言うか何と言うか

元々「泰平ヨンの未来学会議」は諧謔性の強い1編ですが、此の泰平ヨンシリーズの真骨頂とも言うべき作品だと思います
此のシリーズは、此の手の一見はっちゃけた不条理な展開と、言葉遊びが随所に出て来る(本当に訳者の方はご苦労された事と思います ^^;)ブラックなお伽噺が殆どなんですけれど、其処にある指摘とか視線とかは、本当に鋭くて今でも十分通用する問題が提起されて居ます
と、言う事は、此の小説を書いた当時と根本的に何も変わって居ない
つまり、問題は解決されず棚上げのまま今現在に到る、と言う事ですね ^^;

しかし改めて感じるのですが、此の人の知識って何処まで広くて深いのだろうか、、、と
訳者後書きにも在りましたが、色々とリアルと言うか、何と言うか、生々しいまでの描写が随所に御座いましてね 
何処までが現実で何処からが「妄想」なのか判然としません
現実かと思えば夢だと囁きかけ、夢だと信じれば現実を見せ付ける
悪夢の様なジェットコースターに登場人物のみならず、我々読者をも巻き込んで怒濤の如くお噺は進んで行きます
此等をもう少し虚構的(romanticにして夢を絡めると「フィリップ・K・ディック」になるかと思います
ディックは師匠が唯一認めたアメリカのSF作家ですからね
方向性は似て居るのかも知れません
但し、師匠の描くお噺にはそう言った甘美なアイテムは一切出て来ませんから、ゾッとする様な恐い側面が其処此処に顔を覗かせ煽って来ます
お伽噺の多くがそうである様に、此の泰平ヨンシリーズも其の本質は「ホラー」であり、闇の部分であり、冷笑と悪夢の世界です
こう言うお噺しを読んで精神の立て直し(ダメージコントロール)に成功する私も我ながら大概だとは思います (苦笑
ま、そう言う冷徹で、ぶっちゃけて言うなら「身も蓋もない」所が好きだからこそ、長年ファンをやってる訳でして ^^;
伊達に「思考の師」と崇め、自称「不肖の弟子」を名乗って居る訳では無かったりしますw

と言う事で
「未来学会議」は、薬(Drug)無しにトリップの追体験が出来る実に希有な小説で御座います
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不肖の弟子とか大層な事を言っておきながら、結構色んな情報が抜けたり漏れて居たりする猫叉です
実は、恥ずかしながら最近知った事なのですが、
レムの父親は地元で評判の名医で、専門は耳鼻科だったそうです
因みに出典は此方
51g6vdrb3al
御本人が一寸変わったアプローチからのエッセーを書いていらっしゃいます

レム本人が医学生だったのは知って居ましたが、産科医だったとは知りませんでした
此は此で色々と納得出来る描写があったりします
特にソラリスの件(くだり)とか、エデンとか、今回の「泰平ヨンの未来学会議」でも
他にも、ああ、成る程ね~、と思える事柄が一杯
と言うか、今更? 第一この本自体可成り前に買っていたよね?
後、もっとちゃんと "調べ" ようね
と、またもやイタイ所を師匠に突っ込まれた様な気がして居ます、、、orz

元より知識欲の塊の様な方ですからね
然も医科なら当然、薬学や麻酔学とかの基礎学問を修了していらっしゃる事でしょうし、更に踏み込んで麻薬の知識や其の諸症状に詳しくとも不思議ではありません
其処へ、あの文才ですからね
ま、後は推して知るべし、、、と言う事ですよ 
そんな "お噺し" でも在ります
「泰平ヨンの未来学会議」は

で、もう1冊の人参は数日前から読み始めました
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うん、何だかんだ数年振りですからね
大切に読まなくちゃ ^^

レムと言うと「ソラリス」や「エデン」等の長編が有名ですけれど、実は中編や短編も沢山有ります
今回の「泰平ヨンの未来学会議」は中編(考えようによっては短編との中間的存在とも言える)ですが、「泰平ヨンシリーズ」本体は短編集です
個人的に一番お気に入りの「宇宙飛行士ピルクス」シリーズも短編集ですしね
レムの長編は少々取っつき難いかも知れません
テーマが重い上に、明確な解答が無いですし、根本的な理解に必要とされる背景が調べれば調べるほど膨大になって征きますから
其の点、短編は此の「泰平ヨンシリーズ」を初めとして、ブラックなユーモアが漂うお伽噺形式になって居る事が多いので可成り読み易いと思います
そうは言っても其処は師匠の事、可成り辛辣な指摘や、時折ぞっとする程冷たい視点を感じるので、やはり好き嫌い、得手不得手はあるでしょうけれどね

今回此の「短編ベスト10」も後書きから最初に読んでみましたが、成る程ね、と思う事が多々あって面白かったです
ふ~ん、「テルミヌス」って読者アンケートでは最下位だったんだ
で、レム自身のお気に入りだったので収録されたと
成る程なぁ
個人的には読んだ時、「凄い!」と感じた可成り印象深いお話しでしたから、些か意外ですね、アレが最下位と言うのは
個人的には、一押しの「ピルクスシリーズ」の1編なので、御本人のお気に入りだった、と言う話は素直に嬉しいですね ^^

「テルミヌス(原題:Terminus)」は、少し切ないミステリアスなホラーです
何処かに粗筋が紹介されてないかなぁ
自分で纏めるの面倒で、、、、 ^^;
と思ったので、Google先生を呼び付けました所、、、
「テルミヌス(Terminus)は、ローマ神話における境界の標識の神。」 by.wiki
えええ~~ 知らなかった!
あ~、成る程!! 其れで「テルミヌス(Terminus)」なのか!!!
そーゆー事か!!!!
一つ納得が行った、と言うか、そうだったんだ~、だから「テルミヌス(Terminus)、境界、標識の神」なんだ~
、、、、、、、、、、、、、、、orz
やはり、師匠のネーミングは其の殆どに「ウラ」が隠されて居ると考えなければならない
そう思い知った夜更けでも御座いました (悲哀
と言う事で、せめてもの贖罪に「テルミヌス(Terminus)」の粗筋を私なりに纏めてみました

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大昔、とある有名な大事故の為に乗組員が全滅した宇宙船で、唯一生き残ったのが「テルミヌス」と名付けられたロボットだった
此の壊れかけのロボットは、彼の宇宙船にそのままひっそりと残されて居た
ピルクスは、在る時、今は名を変え、所有者を変え、内装や装備等を変えられた其の船の船長となる
そして、其処に居たロボット、テルミヌスと出会う
テルミヌスは反応炉室(機関室の様な処)で放射能漏れを探知し、其れを物理的に防ぐ作業(具体的にはセメントで固める)に従事するロボットである
老朽化し可成りおぼつかないながらも、なんとか仕事をこなしている
ピルクスは其のロボットの作業時に出る音が、図らずもモールス信号になって居るのに気付く
其処で打たれる遣り取りから、彼は現在自分達が乗っている古い貨物船が昔一大ニュースとなった件の船である事を知る
ロボットが打つ信号は、遭難時の乗組員が行って居た物を再現して居るとしか思えなかった
ピルクスは、興味深く其のやりとりを "聴いて居た" のだが、ふと在る疑問が頭をもたげ、彼を悩ませる事になる
ある日、彼は遂にロボットが再現する "最後の遣り取り" に自身の質問を割り入れてしまう
一瞬の沈黙の後、其の質問に返答し掛かったロボットだったが、次の瞬間「ソチラハ ダレダ」の連打で応じはじめる
いたたまれなくなったピルクスは、「ダレダ」を連打するロボットに停止を命じ、逃げる様に其の場から脱出する
そして、ロボットの分解処理命令書にサインするのだった

------------------------------------

とまぁ、こう言うお噺しなんですが
こう言う風に纏めちゃうと、なんか滅茶苦茶素っ気ないですねぇ
もっと、何と言うか、複雑な気分になるお噺しなのですが
短編なのでご自身で読まれるのが一番良いと思います ^^;
収録は此方か此方で
510qrigds2l Lem9784336045058_4

さて、久し振りにオーケストラ噺でも推敲しながら暫く遊んでから寝るとします
今日も明日も明後日も~ フルで仕事~ なのだよ、ワトソン君、、、orz
いい加減自分の休みが欲しい猫叉でした

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流石のチャイナクオリティ!

矢張り某顔本は面白いわw
こう言う「ネタ」は、なんだかんだ言っても此所でしか得られないからなw
此だから止められないんだよw

はい、のっけから不穏な始まり方で申し訳御座いません
否、別に機嫌が悪いとか、何かとてつもなく不愉快な事があったとか、では有りません
折角の連休なので久々に図書館へ籠もる気満々で居たら
荒天&雪予報、等とゆートンデモな天候に目論見を阻まれましたのでね
些か、欲求不満な”だけ”の猫叉ですw
ああ、何時になったら今年初の「図書館籠もり」が出来るのでしょうか、、、orz
で、ま、渋々PCでも開けるか~、と言う事で1週間ぶりに開けたワケです
はい、当初の「毎日PC開ける」目標は一体何処に飛んでいったんでしょうねぇ (滝汗
ああ、ある意味コレは「餌」かも知れません
こう言う「奔る為の人参」を必要とするのが猫叉クォリティの基本形なので 
はい、全く威張れません
反省してます、、、orz

で、一体何があったかと言いますと、ですね
例によって某顔本頁に「盛大なブログネタ」が転がって居た、、、と
色々な意味で「コレ」を取り上げない手はありません
ま、可成り、と言うか、非常にマイナーなネタではありますが、宜しければお付き合い下さいませ

此までに何度も宣言しておりますが、猫叉は可成り筋金入りの「SF小僧」です
元々本の虫と言うか、読書が人生最大の楽しみ、な所はあったのですが
気が付いたら、其方方面の物を集中的に読み漁っており、どっぷり首まで浸かり混んでいた、、、と言う次第です
で、更に言うならば、著名ではある物の、ちょいとばかし毛色の変わった作家に夢中になりましてね
気付いたら其の作家の作品が精神上の書棚の大半を占めて居た、と
其れが、他ならぬ「スタニスワフ・レム」其の人だった、と言う訳です
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「スタニスワフ・レム」
猫叉は此の方を「思考の師」と仰ぎ、自称「不肖の弟子」を標榜致しております
其の辺りの経緯は、ま、例によって過去日記をご参照下さい
「思考の師「スタニスワフ・レム」のこと」

で、ですね
某顔本に、こう言う猫叉にとってはもうぅ、お宝の山の様な、宿題の宝庫の様な頁が御座いまして、ですね
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「Stanislaw Lem」

此所が結構素敵な頭脳ゲームを仕掛けて来るんですよ
例えば、先日流れて来て居たのが、此方

「The left one? Right one? None? Which cover do you prefer?」
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要は、どちらの表紙がふさわしいか、と言うお題です
此に対する私の答えは此方
<<「邦題「砂漠の惑星」(原題は「Niezwyciężony(無敵)」
無敵号と言う名の宇宙船クルー達が主な登場人物達であり主役の為)
此は、私の宿題の一つ
で、選ぶとしたら「右」か「左」か、、、と言う問い
私の答えは「心情的には右だが、主題に沿うなら左の方がふさわしい気がする」>>
で、後日流れて来た「回答」が此方
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電子書籍verの表紙、だった様です
ま、此に関しては些か異論も御座いましてね
「高い城」はまだしも「ソラリス」はなんか違う気がするのですね
いずれにしても猫叉には余り縁の無いお話しです
基本、本は紙媒体で読みたい人ですし、まして其れが師匠の物ならば尚の事w
因みに翻訳本の表紙は此方
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で、ですね
本日久々に覗いた処「盛大なブログネタ」として流れて来て居たのが此方
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いやもうぅ
画像から何から、全てが違うとは、何なんでしょうかね、一体w
念の為、Google先生の翻訳verを呼び出して、取り敢えず「名前」を調べて貰いました
「スタニスワフ・レム=Stanislaw Lem=斯坦尼斯拉夫·萊姆」で正しい様ですね
しかし、生没すら違ってるとか、此所は嗤う所なのかな? 一応w
因みに、本物の(笑)スタニスワフ・レム氏の生没は (1921年9月12日 - 2006年3月27日)です

で、コメントが此方
「Everything in China is different 」(中国ではすべてが異なっている)by,Google翻訳
原典はウィンクの顔マーク付きですw
こう言う、何もかも判って居ながら、簡潔な1行コメントと共に黙って流して来る所なぞ
此所の頁の良い所です
好きですね~、本当溜まらないですわw
で、「Everything in China is different (全然違うよ~w)」
と、添えるだけで回答も正解も解説も何も無いのですよ
気になったなら、後は自分で調べなさい
と言う、無言で宿題出して来る、と言うね
良いなぁ、良いなぁ♪ こう言うのってスゲー良いなぁ♪♪ ワクワクするねw
此だから、此所のフォローは外せないのよw (嬉

はい、此の手の煽りにはめっちゃ耐性が無いのが猫叉です
なので、速攻調べましたですよ
で、見付けたのが此の人
チェスワフ・ミウォシュ(Czesław Miłosz 1911年6月30日 - 2004年8月14日)
簡潔にwiki君を転載しておきます
「リトアニア系ポーランド人の詩人、作家、エッセイスト、翻訳家。
共産主義体制下のポーランドからフランスへ亡命。
アメリカ合衆国でポーランド文学教授となり執筆活動を行った。
1980年にノーベル文学賞受賞。」

念の為、再度Google先生の翻訳verを呼び出し「名前」を調べて貰います
チェスワフ・ミウォシュ=Czesław Miłosz=切斯瓦夫·米沃什

あああ、何と言うか、余りにも接点無さ過ぎじゃないですか?!  ^^;;
なんですか、此?
ポーランドの国民的文学家って言うだけで引いたのか?
然も此方でも生没すら違ってるしw
掠りもしないので、逆に心配になった猫叉は、一寸頑張って画像検索を掛けてみました
で、「此方」発見!
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うん、確定っしょw
人の画像だけ取り出すと此が大元だからね
11014932_10153104851226963_259680_2

但し、此の方「チェスワフ・ミウォシュ」氏は、申し訳ないが、全く存じ上げないのですね
故に、只今某顔本の「Stanislaw Lem」主にお問い合わせ中です
と言っても、コメント欄に「この人で間違ってない?」と書いただけですがw
返事があるかは不明です
ま、元々「有れば言いな~」位の期待しか持って居ないですからね
返答が無くとも全く気になりません
何故なら 「自ら自身の頭で考えよ」 と言うのが基本的なレムの命題だからです

元々猫叉はノーベル文学賞とか全く興味が無いのですね
其の上、正直ポーランドと言う国本体も其処まで関心が有る訳ではありません 
レムの故国であり、彼が卒業した由緒ある古い大学があって、其処の古都で彼が人生の大半を過ごし、今は其処に彼の墓がある
と言う、其れ故の関心でしか無い
其の辺り、人生の師「セル」とも似て居ます
彼等が関わって居るからこそ、調べもするし関心も其れなりにあるけれど、、、
と言う奴ですね
だから私は研究者にはなれないのですよ
あくまでも彼等の熱烈な1ファンであり、支持者の一人に過ぎない
否、個人的には「信者」だと思って居ますw

只、ま、自称「不肖の弟子」ですからね
此れ位はちゃんと調べないとですね~
色々駄目出し食らっちゃいますからね~w
師匠達は基本優しいですが、精進を怠ると実にベストなタイミングで指摘して来ます
本当に油断大敵なんですよ ーー;
先日も一寸やらかしたばかりですし、、、orz

それにしても、何だかんだでGoogle先生は超優秀だと言う事がまたぞろ判明した訳ですな
ホント、便利なツールだわ
其の便利さに呑まれない様気を配る事も大事ですがね

と言う事で、久々に愉しくて有意義な1日で御座いました
はい、あくまでも「猫叉的に」では御座いますがw

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苦難の作曲家

久し振りに吐き気がする様な酷い頭痛に見舞われ、軽く寝込んで居た猫叉です
今晩は
気付けば、春の訪れを告げる国府宮のはだか祭りも無事済んでいたようですし、
案の定と言うか、毎度恒例と言うべきか、、、
記事upのタイミングを些か外してしまったのですが、折角なので上げておきます

と言う事で、今回も引き続き音楽家の話題ですね
理由は、ま、後程w

生前色々と(特に経済的に)恵まれた作曲家とか作家とかを問われた場合、確かにメンデルスゾーン位しか、俄には思い当たらない気はして居たのですけれど
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フェリックス・メンデルスゾーン(Jakob Ludwig Felix Mendelssohn Bartholdy)
と、思ったらこの人も何と言うか、う~~~ん、
天才と何とかは紙一重、な方だったのですかねぇ 

先日のムソルグスキーと言い、此のスメタナと言い
実に過酷な人生を送られた様です
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ベドルジハ・スメタナ(チェコ語: Bedřich Smetana)
wiki君によれば、晩年は精神を蝕む病に冒され、最終的には収容施設で正気に返る事無く亡くなった様ですね
右側の写真は1883年、亡くなる直前の物だそうです
画像を見る限り、哀しい眼をした気難しそうな爺さん、と言う感じですが
施設に、、、と言う辺り、他人事では無い猫叉には可成り複雑な思いもあります
基本的な状況は違うかも知れませんが、ムソルグスキーと似た所がある様にも思えます
溢れる才能と創作活動、平穏で静かな普通の暮らし、と言う物は案外両立し難い物なのかも知れませんね

最も、猫叉はムソルグスキーにしても、此のスメタナにしても、大して深く突っ込んでは聴いて居りません
「モルダウ(原題:ヴルタヴァ Vltava)」で有名な「わが祖国」と、精々「売られた花嫁」位しか聴いた事が無いのが実情です
其れも、例によって師匠(GeorgeSzell)の音源があったから、に過ぎませんし、、、^^;
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因みに、右側のCDが最新リマスター版で、猫叉が現在愛聴している物です
何故か表題にはドヴォルザークしか載っていませんが、、、^^;;

「我が祖国」にしろ、「売られた花嫁」しろ、非常に情景豊かで日本人好みの曲風です
しかし、「モルダウ」が「完全失聴」の後に書かれた物、と言う事実は初耳でしたね

何ですかねぇ、逆に、だからこそああ言う楽曲が書けたのでしょうか

途中失聴した作曲家と言えば、真っ先に浮かぶのが、かの有名なベートーヴェン先生です
彼の難聴失聴には色々な原因説がありますが、今は何が主な通説になって居るのでしょうか?
と、言う事で早速wiki君を呼び付けてみます
ほぅほぅ、「耳硬化症説」が有力ですか
(耳硬化症のリンク先は慶応大学病院の医療治療情報サイトです)
持病の難聴が段々と酷くなって失聴したのは大凡40代の頃と推測される様ですね
其れまでは何とか聞こえていた、と言う事のようです
確かに、此の説だと
「人の声は聞こえないが、弟子が弾くピアノの音色や鳥の声は聞こえて居た」
と言う逸話の説明は付きますね
骨伝導による補聴器を使ってピアノの音を”聞いていた”という話も残っていますし
しかし、其れは聞こえると言うには余りに大きな障害です
リンク先にもある様に此の病だと「耳鳴り」が激しいようですので、身体的にも可成り苦痛だったのでは無いでしょうか
本当に、よくぞまぁ其の状況下で、、、と言う気がします

28歳で高度の難聴とか、音楽を志す、と言うか、音に傾倒する者にとっては致命的な病でしょう
治る、或いは治らないまでも何らかの治療により軽減するならいざ知らず
悪化の一途をたどる状況では、本気で自殺を考えるのも無理の無い話だと思います
其の辺りの逸話は、所謂「ハイリゲンシュタットの遺書(独: Heiligenstädter Testament)」で有名です
実際に彼がしたためた遺書の画像が此方で
Beethoven_heiligenstadt_testam2
中身(翻訳)はこんな感じです
「ベートーヴェンの生涯」岩波文庫、岩波書店
(青空文庫作成ファイル:より)

誰かも書いていましたが、此をしたためた時点で彼自身割と立ち直って居る様に私も思います
此所からは、あまり、絶望を其処に感じない
まぁ、どうしても「翻訳」と言う猫叉には越えられない壁がありますのでね
其処はいかんともしがたい
只、彼自身、一旦は本当に死を考えたんだと思います
絶望に身を任せた、其の上で、新たに作曲家として生きていく道を見出し、其処に全てを掛ける決心をした、其の証が此なんじゃ無いかな?
と思えるのですよ
どちらにせよ、ベートーヴェン先生は並の御仁じゃ有りませんからね
こうした精神的などん底から見事に這い上がって来ただけで無く、其の後、文字通り後世に残るような名曲を連発(アレはもう乱発に近いw)出来たんでしょう
そうか、、、
彼のエロイカ(ベートヴェン交響曲第3番「英雄(Eeroica) 」)は正に此の遺書の2年後に発表されて居るから、此の後の作曲は本当に神がかって来るんだなぁ
本気のベートヴェン先生、襲来! 楽聖遂に覚醒す!! って言う所ですか ^^;;コワイ

死因でもある水銀中毒の件は、少し前、何かの記事で目にした事があります
時代が時代ですからねぇ
此ばかりは本当にいかんともし難い訳で、どうにもなりません
今は手術で「治る」らしい耳硬化症と同じです
しかし、そういった全ての物を撥ね除けてベートーヴェンは猛進していきます
手塚治虫氏が奇しくも自身の漫画エッセイで描いて居る
「自分の歳を10歳勘違いしていたとしか思えない男」の文言通り、
56歳で亡くなるまで走り続けた人こそが、ベートーヴェン其の人でした

彼のキャラクターについては、奇人変人と言う定説がまかり通って居るのも、数々逸話があります故、致し方ない側面もあります
此の方”も”其方方面(逸話w)には事欠かない人だった様ですからね ^^;
只、個人的には、奇人と言うより、もの凄く意志の強い人、と言う印象ですし
変人と言うより、固定概念にとらわれず自身の感性を信じ続け、其れを貫いた作曲家、と言うイメージなんですけれどね
只まぁ、有る意味「破壊者」、其れも可成りの「破壊魔」だったとは思います
当時の常識を片っ端から破って、其れを超越して征く
今まで聴いた事もない音を再現する
新たな約束事を取り入れる
斬新と言うだけでは無い、全く違う物を其処に構築してみせる
当然、反発も大きいですが、熱狂的な支援者も多かった
そう言う意味に置いても、ベートーヴェンの音楽は、ロックンロール其の物ですからねw
で、ふと思ったのですが
彼が現世によみがえって来たらどうだろうか、、、と
可成り大昔に読んだ山下洋輔のエッセイ(「ベートーヴェンかく語りき」)に書いてあった通り
矢張り「物凄いモノ」を造るに違いない、と思うのですよ
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山下 洋輔(やました ようすけ)」
何故なら、彼ならばきっと
自分の死後に生まれた全ての音楽の楽譜は言うに及ばず、音源が有れば全てチェックするだろうし
恐らく批評や、其れ等について書かれたありとあらゆるモノを調べる事だろうし
楽器を含めたツールや理論に関しても、音楽に関わる事ならばありとあらゆる事柄を精査し吸収するだろうし
無論、其れは「ジャンル」には一切こだわらない筈だから、膨大な量になるけれど、恐らくは其処に挫けたりめげたりする事は無いと思う
むしろ、喜々として挑むんじゃ無いかなぁ
情熱的な方ですしね ^^;
そう言った情報と知識を得た上で、自分なりの理論とスタイルを確立する
でもって作品を全て作り直す
と言うか、超発展系で書き上げる
きっと誰もが、驚くモノが出来上がる
もしかしたら、其れは既に音楽と言う範疇では括れない何か、に成るかも知れない
無論、批判とか評判とかには一切耳を貸さない
むしろ、貸していたらベートーヴェン先生では無いですよ、色んな意味で ^^;
仮に、賛同者や理解者が現れず単独で、、となっても全く困らない
彼自身、稀代のピアニストだったから、いざとなったら自分で演奏るだろうしね
一旦そうなったら、自演リサイタルの嵐だろうな
只、彼自身遺書に書いても居る様に意外と人と関わるのが好きなんですよね
で、何故か(失礼w)人気がある、人を惹き付けて止まないモノがある
未だに世界中で愛され、上演されている事実は見過ごせない
「楽聖」の「字」は伊達ではありません
当時ですら、亡くなった時にウィーン中の市民が弔問に訪れた、と言う記録がある位ですからね
きっと現世でも、あっと言う間に支援者やらスポンサーやら信者やらを集める事でしょう
でもって、連日連夜「ベートヴェン大会、開催中なう!」となる訳だ、、、
あ、やっぱ、無敵だわ、ベートーヴェン先生w

因みに、そうなった場合、猫叉も其の一角にずっぽり塡まり込んでますね、きっと ^^;

と言う事でとりあえず1話完結w

あ、何故いきなりスメタナだったかと言うと、3/2が彼の生まれた日だったからです

因みに、同日誕生日の方は此方
1931年 - ミハイル・ゴルバチョフ、旧ソビエト連邦大統領
1950年 - カレン・カーペンター、ミュージシャン
1962年 - ジョン・ボン・ジョヴィ、歌手、作曲家、俳優
1968年 - ダニエル・クレイグ、俳優 (スカイフォール、ボンド役の人)

此の日に亡くなっている人は此方
1939年 - ハワード・カーター、考古学者、ツタンカーメン王墓発見
1982年 - フィリップ・K・ディック、SF作家(* 1928年)

そして何故かスメタナの悲劇的人生紹介のお話しが、何時の間にか盛大なベートーヴェン賛歌になって居たで御座るの巻、でした ^^;
ま、今月はベートーヴェン先生の月命日であります故、良いんじゃないかな、と小一時間w

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展覧会

先日、某所から「鳥獣戯画展」が東京国立博物館で開催される
しかも、現存する全ての物が展示されると言う
実に、聞き捨てならぬ情報が流れて参りましてね
詳細はこちら
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「東京国立博物館」特別展「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」

良いなぁ、帝都の人は本当に良いなぁ、、羨ましい、、、orz
可成り、心情的に落ち着かない猫叉です

今晩は
なかなか、毎日PCを開ける、と言う基本動作すらおぼつかない状態ですが、
季節は確実に春に向かっているようで御座います
今日など、常連のお客様曰く「最高気温が16度位有った」そうでしてね
道理で一寸忙しく立ち働いただけで軽く汗ばんだりしました
此でこのまま春に突入! なら良いのですが、もう一度くらい寒波が戻ってくるのが
此の地のデフォルトで御座います故、まだまだ油断大敵な季節で御座います
ま、国府宮の裸祭りが済んでいませんのでね
もう少し春の訪れは先のお話しとなりましょう
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尾張大国霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)
此所で毎年開催される「儺追神事(なおいしんじ)」、通称「はだか祭り」が済むと
本格的な春の訪れとなるのが、此の辺りの気候風土で御座います
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「儺追神事(なおいしんじ)」、通称「はだか祭り」

さて、「展覧会」と言えば、真っ先に思い浮かぶのが「展覧会の絵」でして
クラシックファンの猫叉は、「展覧会の絵」と此の肖像画が完全にリンクしています
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モデスト・ペトロヴィッチ・ムソルグスキー
( Моде́ст Петро́вич Му́соргский)

まぁ、なんつーか、色々と不幸な人でしてね、此の方
生活苦等から酒に溺れ、結局アルコール依存症による心臓発作で亡くなります
享年42歳
確かに夭折と言う年ではありませんが、些か早過ぎるように思います

表題の「展覧会の絵」が、元々「ピアノ組曲」なのは割と有名なお話しなのですが、
一番演奏数が多いのは、やはり「ラヴェル」の手による「編曲」verでしょうね
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ジョゼフ=モーリス(モリス)・ラヴェル(Joseph-Maurice Ravel)」
楽譜が変態な事では、此の人のも人後に落ちませんw
出来るか! あんなの!! っつーか、私には読めない、、、orz
と、思わず買ってしまった「ダフニスとクロエ」のスコアを前に、呆然となった経験がある猫叉です ^^;
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此、プレゼントの包装紙なら単に「綺麗だねぇ」で済むんだけどなぁ
あ、実際の処、楽曲は可成り美しいですよ、もちろんw
実は、ラヴェルも色々と気の毒な方でしてね
晩年は本当に辛かった事と思われます

ラヴェル以外にも色んな人が、此のピアノ組曲「展覧会の絵」を編曲してオーケストラverにしています
昨年、某巨大SNSで知り合ったトロンボーンの先生に、あのディズニーアニメ「ファンタジア」で有名な「ストコフスキー」の編曲verがある事を教えて頂きましてね
此は此でなかなか興味深い物がありました ^^
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レオポルド・アントニ・スタニスラフ・ボレスラヴォヴィチ・ストコフスキー
(Leopold Antoni Stanislaw Boleslawowicz Stokowski)」


只、猫叉は師匠の信者wなので、やはり此方の方が聞いていて一番安心します 
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そう言えば此のジャケット、暫く携帯の待ち受けに使っていましたね ^^;
ま、「不肖の弟子」と言うより「ミーハーな信者」と言う方が正しいので、其処の処は敢えて突っ込まないようにw
此の録音音源CDは、つい最近リマスターverが出ました
ファンとしては非常に嬉しい所です
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早速、密林でポチったのは言うまでもありませんw

あと此の「展覧会の絵」と双璧な位有名処、と言えば、やはり「禿げ山の一夜」でしょうか
「交響詩『禿山の一夜』
但し、ディズニーのファンタジア等で有名な耳慣れたあれは、実は、リムスキー=コルサコフによる補筆版だったりします
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ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ
(Николай Андреевич Римский-Корсаков
Nikolai Andreyevich Rimsky-Korsakov)


只、猫叉の場合、「リムスキー・コルサコフ」と言えば、「シェヘラザード」でして
「『シェヘラザード』(Шехераза́да)」と来るなら、
やっぱり「コンドラシン」しかないのでありまして
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「キリル・ペトローヴィチ・コンドラシン
(Кирилл Петрович Кондрашин)」

此方のが「至上」にして「史上最強」で御座いますな
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コンドラシンに関しては、本当に残念としか言いようがありません
まったく「クラウス・テンシュテット」にはですね
きっちり其の辺りの事情と苦情を懇々と小一時間 ー"ー;

で、有る意味情けない話なのですが、たった今知った事なのですけれど
<リムスキー=コルサコフに作曲の個人指導を受けていたストラヴィンスキー>by/wiki
へ~~~ええぇぇぇ ストラヴィンスキーってコルサコフの個人指導受けていたんだ!
まぁ、コルサコフ自身相当優秀な「先生」だった、と言う逸話はどこかで耳にした事がありますから、有る意味、納得なお話しなのですけれどね
問題なのは、彼のシェヘラザードなる非常に美しくて官能的な楽曲を書かれる人にですよ
教えを請うて居たにもかかわらず、あの変態極まる音と譜面は、一体何??? 
、、、と、これまた小一時間w
否、好きですよ、ストラヴィンスキー
正直「シェヘラザード」よか「春の祭典」の方が猫叉は断然好みですけどねw
ま、そんな私も大概、、、
おっと話が盛大に逸れたようです

で、前置きが重畳になりましたが、実は今回の話題はと言うと
音では無く「絵」と「画像」だったりします ^^;
冒頭のムソルグスキーに関する「絵」や諸々の「画像」のお話しですね

先ずは、肝心の「展覧会の絵」ですけれど
彼の友人であった画家の遺作展での印象を曲に纏めた物、と言われています
絵と言うか、主題は10個ありまして
「小人(グノーム)」、「古城」、「テュイルリーの庭 - 遊びの後の子供たちの口げんか」
「ビドロ(牛車)」、「卵の殻をつけた雛の踊り」、「サムエル・ゴールデンベルクとシュムイエ」
「リモージュの市場」、「カタコンベ-ロー マ時代の墓」、「鶏の足の上に建つ小屋 - バーバ・ヤガー」、「キエフの大門」
それぞれに可成り印象的な楽曲ですし、可成り有名なので一度は耳にした事もあるかと思われます
が、大元の「絵」は意外と皆さんご存じないのでは無いでしょうか
なかなか素敵な絵なんですよ、此が
折角なので出し惜しみせず、一挙公開!といきましょう
Hqdefault
個人的に原画が是非みてみたい絵の一つですね ^^

実は、風呂敷残業(社用画像のPhotoshop処理)をしてまして
”仕事”に飽きたもんですから、某顔本の表紙に使う「素材」(直筆スコアの画像)を探してネットをウロウロしてましたら、ちょっと面白い、と言うか、興味引かれる「画家」に出くわしたのですよ
此方の方です
イリヤー・エフィーモヴィチ・レーピン
(Илья́ Ефи́мович Ре́пин、Ilya Yefimovich Repin)

Ilya_repin__self_portrait Ilya_yefimovich_repin_18441930
左側が御本人の手になる「自画像」だとの事でした
なんでも説明によれば、「ムソルグスキーの肖像画」で有名、とあるではありませんか
えっと、彼の肖像画って確か、、、とGoogle先生にお尋ねすることン十秒
冒頭の画像が出て来て「納得」の猫叉です
むしろムソルグスキーってこの絵のイメージしかありませんw ^^;
wiki君によれば、無くなる直前の「肖像画」のようです
ああ、だから何となく彼の素性とか生い立ち生き様なんかを知る前から、どことなく「深い闇」を感じさせたんだな
序でなので、此の方の他の作品もGoogle先生に尋ねてみました
ああ、なかなか印象的な絵ですね
Ilya_yefimovich_repin_rimskykorsako  Tolstoy_1887
リムスキー=コルサコフ」      「レフ・トルストイ(Tolstoy)」
Portraitofthecomposerantonrubinstei  Medeleeff_by_repin
「アントン・ルビンシテイン」      「ドミトリ・メンデレーエフ

等々肖像画は勿論ですが、なかなか奥行きの深い絵を描かれる方のようです

個人的には此が一番インパクト大でしたね
Ivan_the_terrible_and_his_son_ivan_
「Ivan the Terrible and His Son Ivan」
<1885年には、心理的側面において最も強烈な絵画『イワン雷帝と皇子イワン』を完成させる。
カンバスの中でイワン雷帝は、怒りを抑えきれずに息子を殴って深手を負わせてから正気に戻り、死にゆく息子を抱き締めつつ恐れ慄いている。
怯えきったイワン雷帝の横顔は、力ない息子の横顔と対比をなしている。> by.wiki

此の方、wiki君によりますと、彼の「ムソルグスキー肖像画」を売って彼を教会に埋葬する代金に充当したそうです
晩年のムソルグスキーは相当すさんだ生活をしていたでしょうし、絶望も色々と深かったと思われますが、やはり支援者というか、援助者が最後まで居た人なのですね
此の方の展覧会が開催される事が有ったら、是非出向いて原画を直に見たいと思います

元々は自筆スコアの「画像」を漁って居ましたから、序でに、と言うか
折角なので此所に上がった方々の「自筆譜面」画像を紹介致しましょう

先ずは、主題(テーマ)のムソルグスキー「展覧会の絵」
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なんと言いますか、もの凄く几帳面な譜面ですね
きっと繊細な神経の持ち主だったんだろうな
件の肖像画に似合わない線の細さを感じさせます
逆に、そう言う人だったからこそ、友人の急逝や苦難に耐えきれず、酒に溺れてしまったのかもしれません

次は、変態composerの一角「ラヴェル」先生
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変態なのに綺麗です、と言うか、非常に丁寧な譜面と言うべきか、、、 

譜面が綺麗なことには定評がある「モーツァルト」先生のだとこんな感じです
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何と言うか、本当に無造作なのに綺麗ですねぇ
う~~~~ん、猫叉は彼の人に喰われたトラウマがありますから
此所まで無造作だと一寸怖いです ^^;;

で、此方が、猫叉が敬愛してやまないベートーヴェン先生のです
Beethoven_5th_symphony
ふつーに「汚い」ですね ^^;;
此等なんかもうぅ、清書屋泣かせだったと言う逸話を見事に裏付けてくれるような汚さ、ですし、、、^^;;;
Bethovenautographofsym9 Beethovenop132score1m_4

只、こう言う沢山の試行錯誤が入った原稿は決して嫌いではありません
むしろ、見ていて安心します
ああ、此の音、或いは絵、表現、文章に到達するのにこんな葛藤があったんだ
と、とても人間らしい物を感じますので
そう言う意味に置いても、無造作すぎるモーツァルトの譜面は怖いです

やはり、人の本質みたいな物がこう言った所にも現れるのでしょうね

と言う事で、本題です
さて どのスコアで某顔本の表紙を作ろうかなw
と言う事で作ったのが此方
ベートーヴェン交響曲第1番に師匠の「George・Szell」
何時ものパターンですね ^^;

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007 「SkyFall」

やっぱりなんですねぇ
慌てて更新すると碌な事にはなりませんね ^^;
前回の記事ですが、画像の差し替え修正と追加及び誤字脱字の訂正をしました
う~~ん、多分、それでも何処かしら抜けやら漏れやら有ると思われ、、、orz

で、反省するだけなら猿でも出来る
と言う訳で(どう言うわけなんだ?w) 次の話題です

先週の木曜日の夜半
何となく寝付けなくてですね
例によって何か読もうと本棚をぼ~と見ていたのですよ
うん、寝付けない夜は読書に限りますw 
(例によって、過去日記をご参照下さい→「眠れぬ夜の過ごし方」
で、偶々目に付いたのが此方
「レッド・オクトーバーを追え!(The Hunt for Red October)」
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映画化もされていまして、ショーン・コネリーが主人公のラミウス艦長を演じています
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相変わらずこの人は、こう言う役をやらせると本当に格好いいですな ^^
でも、猫叉の好みは主人公の「ラミウス」では無くて、
脇役とはいえ、有る意味一番重要なポジションである米海軍原潜ダラスの艦長
「バート・マンキューソ」の方ですw
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で、読んで居る内にDVDが見たくなりましてね
翌日、早速借りに行ったのですが、其の「序で」にと借りてきたのが、今回話題の「スカイフォール」と言う、、、 ^^;

2013年冬公開、と言う事はもう一昨年の話ですので「今更」感が半端ないのですが
ま、折角なので感想日記に仕立ててみました

『007 スカイフォール』(原題:Skyfall)
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劇場公開の時から観たいと思って居たのに、中々その機会が得られ無くてですね
とうとう此の日まで来てしまった作品です
否、基本「007」シリーズには余り興味が無いので、ずっとスルーしていたのですけれどね
前評判が良かったのと、何より設定とストーリーがね、気になったのですよ

粗筋はwiki君を見て頂くとして(ネタバレになるしw)、、、
此が公開された当時、私の周りでは此の映画が何気に話題になって居ました
曰く
色々と、天上天下唯我独尊で独断専行で、然も可成りの素行不良者なのに仕事「だけ」は有能!的な部下を持つ上司は、、、そりゃ「大変」だよなw
然も、普通のリーマンじゃなくて、所謂「00(ダブルオー)」持ちだろ?
普通ならとっくに胃に穴が開いてるよ
あの映画は、ボンド映画なのに彼の上司である「M」のお話で、その「M」が何気に格好いいんだよ
と、
其処で、ちょいとばかし関係各位に尋ねてみたところですね
「最盛期を過ぎた中年(元)凄腕諜報員」が主役、と言う大前提にもかかわらず、非情で有能かつ冷徹な彼の上司が地味に活躍する話だ、、、との事
え?
ボンドの上司って、アレか? 「M」とか言う謎の符号な人のことか?
まさか、間違っても「ミスターL」とかじゃ無いよなw
「エロイカより愛を込めて」という漫画に007、「M」のパロディとして「ミスターL」なる人物が登場して来ます ^^;)

否、でも其れだと、アクション一辺倒の派手なスパイ映画、と言うカテゴライズから些かずれてやしないか?
う~ん、本当に此って007シリーズなのかいな??
ちょっと観てみたいなw
と、思った次第
ま、そうは言っても、其の後色々御座いましてね
今まで観る機会を逸していたという事で御座います

で、実際に、と言うか、やっとこさのことで「観た」感想
うん、評判通り中々面白かった
巷で言われて居る通り、あの映画の主役はボンドじゃなくて「M」だよなぁ
と言うのが私の感想です ^^;
しかし、強い女性を書かせると英国は中々興味深い描き方をしますねぇ
って言うか
「M」のMって「mam(お母さん)」のMだったのかよw
「00」の上司って女性だったんかい!
Skyfall0
早速wiki君を呼びつけて、調べて見たところ
可成り前(1995年)からジュディ・デンチの「M」だったようです (滝汗
知らんかったわ、、、orz
で、此のwiki君にはもっと凄い「事実」が載ってました
<<(Mは)キャラクターは1992年から1996年まで実際にMI5の長官だったステラ・リミントンに基づいている>>
*参考*
英国保安局(Security Service、SS)は、イギリスの国内治安維持に責任を有する情報機関である。MI5(Military Intelligence Section 5、軍情報部第5課) by.wiki

え? 英国軍国家保安局の局長が女性?! @@!!
流石は、リアル「鉄の女」を排出したお国柄なだけの事はありますなw
「M」って「00ナンバー」、所謂殺人許可証を持つ連中を管理するセクション(イギリス情報局秘密情報部「MI6」)の局長に当たる、と言う設定のハズなんだけどな
いくらフィクションとはいえ、色々と凄いなぁ、、、
と思っていたら、何のことは無い、リアルにモデルが居たと、、、
そう言うオチだったで御座るの巻w でした  ^^;;;

で、此の上司「M」が本当に格好いいんですよ~
ブレない、怯まない、恥じない、退かない、諦めない、迷わない
否、お前は「リアル女”ラオウ”かいっ?!」って言う突っ込みをですね
マヂで入れたくなる位凄いです ^^;
いざと言う時の判断も的確で冷徹ですから、窮地の部下を切り捨てる時も一切ためらわない
だから後悔もしない
にもかかわらず、最後まで部下を信じる
無論責任は全て負う
非難の矢面に立ちながら一歩も退かない
いやぁ、究極「上司の鏡」ですな、ありゃ

Mを演じられている俳優さんは、可成り小柄で年配なんですけれど、兎に角本当に格好いいです
5eb47a.jpeg
ああ、序でに余計かも知れませんが、、、
何と言うか、北島三郎を何処か彷彿とさせる「箇所」が御座いまして、ですね ^^;; 
うん、それ以上はレディーに失礼、、、(ry

それにしても、査問会でテニスンの詩が引用される辺り、なんつーか、英国ですねぇw
否、「テニスン」の詩とか、或いは「キーツ(ジョン・キーツ、John Keats)」の其れとか
ま、猫叉は全く存じ上げないのですけれどね
其の名自体、彼の国のお話には度々登場いたしますのでね
お名前だけは存じ上げておりますですよ

アルフレッド・テニスン(Alfred Tennyson)
Alfred_tennyson

で、作中引用された詩というのは此方のようです

===============================

hongh much is taken, much abides ; and though

多くのものが奪われたとはいえ、まだ残るものは少なくない。

We are not now that strength which in old days
Moved earth and heaven ; that which we are; we are

その昔、地をも天をも動かした剛の者では今はないとしても
今日の我らは斯くの如し、である

One equal temper of heroic hearts,
Made weak by time and fate,

英雄的な心がもつ共通の気質は、
寄る年波と宿縁で弱くなったとはいえ、

but strong in will
To strive, to seek, to find, and not to yield.

その意志力は強く、努力し、求め、探し、そして屈服することはないのだ。

アルフレッド・テニスン「ユリシーズ」
岩波文庫『対訳テニスン詩集』より

=================================

猫叉、英国文学には(も)全然明るくないので、色々とGoogle先生に問い合わせてみました所
此は、復活と再生の詩なのだそうです
ああ、成る程ね
スカイフォール其の物のテーマが「此」だものな
成る程、これは英国の希望であり「願望」なんだ

と言う事で
実は、わりかし奥の深い「アクションスパイ映画」だったというお話
地味に良い作品だと思います
静と動の対比、正義と悪の力関係、都会の喧噪と田舎の静寂
古典的な武器と、最新の科学技術兵器との対決
老境にさしかかったベテランと、若い天才
栄光ある過去と、「世代交代」の現実と、若手が台頭する未来
そして、その象徴のような「Q」
Skyfallbenwhishawq
*参考*
QはQuartermaster(「需品係将校」の意)から来ており、Mのように役職名ではない。
Qはイギリス情報局秘密情報部(MI6)の架空の研究開発であるQ課の課長  by.wiki

殊に武器の扱い方は非常に興味深い物があります
ハイテクな小物から最新式のボンドカー、ミサイルヘリに到るまで
其れと対照的な古いライフル銃にナイフ、往年のボンドカー(アストンマーチン)
で、結局最後を制するのは、、、と言うオチと流れはなかなか見事です

そして、人としての愛憎、部下と上司に課せられた各々の責任と義務
其れ等に対応する信頼と信頼の、時に命をかけた遣り取り
いずれも中々見応えがあります
全体的にバランスが非常に良く取れているし、時間配分が絶妙ですね
対比が判りやすいので小難しく考えなくても良いですし

後、意外だったのは所謂ボンドガールがあっという間に、然も全く救いの無い状態であっけなく「退場」した事でしょうか
あっと言う間に退場しちゃった所謂「ボンドガール」さんが此方
Skyfall00704
例によって「スッゲー」美人で、人外かと思わせるようなプロポーションの持ち主で御座いましたよ ^^;;
にもかかわらず「そっち方面」の見せ場は、なんつーか
滅茶苦茶おざなりというか
文字通りのワンカットのみと言う
やっぱり、異色の「007」なのかも知れないなぁ
もし、此の作品が「異色」で無いのなら、007シリーズ其の物を一から全部見直しても良いとさえ思うくらいですw

後は、「M」のキャラクターに被せての此の「小物」の扱い方が粋でしたね
うん、何故ブルドックかという処も含めてw
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結末は些かgdgdと言うか、手早く丸く納め過ぎと言うか
明るく終わりすぎた様なキライはありますが
ま、其処はしかたないやね
英国版水戸黄門だもの、007って ^^;;
うん、余裕がある時にDVD買っても良いな、、と思わせるだけの作品でした
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只ねぇ
どうしても気になる事が、
と言うか、看過出来ない難点が1つだけありましてねぇ
敵役の「シルヴァ」がですねぇ
闇墜ちした「沢田研二」、然も「最新の劣化ver」にしか見えなかったのですよ ^^;
Skyfallr0srq2
闇墜ちした「沢田研二」こと「ラウル・シルヴァ(本名:ティアゴ・ロドリゲス)」

其れが、です、金髪メイクがと言うか、役作りが完璧だった、と言うか
途中からどうしても「闇堕ち沢田研二、最新劣化ver」にしか見えなくて、ですね ^^;;
ストーリーに集中出来なかった、と言う、、、orz

否、俳優さんが悪いわけではありませんですよ
演じていらっしゃる「ハビエル・バルデム(Javier Ángel Encinas Bardem)」氏は本来こんなにイケメンなんですし
Skyfalljavierbardem

実は、なかなかの怪演でしてね
うん、正直かなり気持ちわr、、、以下自粛
まぁ、最後アレも都度都度出て来るあの台詞も、Mの「mom」に引っかけての設定なんだろうな
とは判る物の、、、ですね
やっぱりなんだ、 気持ちわr、、、、orz

結論
敵役が闇堕ちした最新劣化verの「沢田研二」にしか見えなかった映画だったで御座るの巻w

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「Das Neujahrskonzert2015」で明ける今更の謹賀新年

本当は昨年末に上げようと考えて居た話題なのですね、此
少なくとも1月中には、、、 と思って居たのですが、、、
にもかかわらず、何故こんな時期になってしまったのか、と言う
今、何月だよ
2月だよ、所謂「如月」だよ、節分も終わっちゃったよ
然も、前回のUPは何時だよ、6月だ?
半年以上開いたとか、色々と問題あり過ぎだろ ーー;
と、自分自身に突っ込む事、小一時間w

ハイ、皆様今晩は
と言うか、例によって
此の記事が上がる時間帯では「おはよう」で御座いましょうなw
久々にPC開けて、某顔本頁チェックして、画像処理して、溜まりに溜まりまくって居たメールを片して居たら「こんな」時間です
う~~~~ん、やはりなんですねぇ
無理してでも毎日PC開けないと駄目ですね
色々と片付かない上に全然先に進まないw
頑張ります、、、orz

で、肝心の「話題」は、と言うと
新年恒例の
とは言う物の、実は、余り興味の無い
「ウィーンフィルのニューイヤーコンサート」で御座います ^^;
うん、シュトラウスはね
ヨハン (Johann Baptist Strauß )もリヒャルト(Richard Georg Strauss)も得意じゃ無いんだ
と言うか、正直寝てしまうんだ、、何度聞いて居ても
モーツァルトより更に判らないんだよぅ、、、
で、どちらも色々柵があって長年の課題なんだようぅぅ、、、
泣いて良いですか、シクシクシク

と、そんな訳で (どんな訳だ? ^^;)
今年の指揮者は、昔からの恋人こと「ズービン・メータ(Zubin Mehta)」氏で御座いました
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「ズービン・メータ(Zubin Mehta)」

冒頭にも書きました様に、事前に「宣伝」しておこうと思ってた居たのですよ
ところが、風邪やら何やらひきましてね
では、年明け早々には、、、、
と思って居たら、なんの因果か謀略か「ぎっくり腰」になった、、、と 
う~~ん、此はなんだ
私に「紹介させない」為の陰謀でも働いて居るのか?
或いは、昨年来日コンサートに出向かなかった、其の呪いなのか?
もしかして、イスラエル・フィルも一枚咬んでの「祟り」なのか?

いやぁ、人間色々と思う様に行かないと碌な事を考えない、と言う見本の様な状態に陥りますな ^^;

取り敢えず「youtube」に上がって居た物を先日初めて聞きました
と言っても、例によって「ラデツキー(ラデツキー行進曲/Radetzkymarsch)」と「ドナウ(美しく青きドナウ/An der schönen blauen Donau)」だけなんですけれどね ^^;
すまぬ、マジ得意じゃないんだ、、、orz
「New Year's Concert 2015 / Vienna Philharmonic Orchestra (finale)」


http://urx2.nu/gY4B
<Conductor: Zubin Mehta
Orchestra: Wiener Philharmoniker>

しかし、何時聞いても、何度聴いても、そして誰の指揮で聞いても
彼等、ウィーンフィルの「ドナウ」は優雅で華麗で美しいですねぇ
本場のと言うより「これぞドナウ!異論は認めん!!」に近いよなぁ、此 ^^;
正直、ドナウがドナウとして聴くに堪えうるのって、此所とベルリンフィルしかないのではないか、と密かに思っています

そして、此所でもちゃんと「法則」が発動していますね
聞いて楽しい曲という物は総じて演奏すると”死ぬ”、と言う ^^;;
実は、ドナウはそう言う曲の典型なのです
其れを此所まで軽やかに美しく、そして一分の隙も見せず演奏り切れるのは
演奏者(オーケストラ)が、何気に人外の集まりな「ウィーン・フィル」だからこそ、なんですよ

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「何気に人外の集まりな「ウィーン・フィル(Wiener Philharmoniker)」」

来年は「ヤンソンス(3回目)」らしいですね
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マリス・イヴァルス・ゲオルグス・ヤンソンス(Mariss Ivars Georgs Jansons)
うん、此は此で楽しみです♪
色々と楽しくなりそうな組み合わせですし ^^

因みにメータがウィーン・フィルのNewYearConcertを振るのは5回目で、最多だそうです
なんだかんだウィーンフィルの連中に好かれているようで、何より ^^

って、言うか
好かれてるのか? 本当に??
歴代のニューイヤーConductorググると一抹の不安ががが、、、^^;
「ニューイヤーコンサート」
否、嫌われてたら、そもそも呼ばれないしね
其処は好意的に解釈しておこう、うん 

個人的にはマゼールが4回とか、良く判らないんですがね
(彼は猫叉が「嫌い」と公言する本当に数少ない指揮者です ^^;;)
まぁ、アーノンクールとか、ムーティとか、メスト辺りが3回と言うのは判りますし
古い所だと、クライバーとか、アバドとかが振っているのはね
至極妥当と言うか、諸々彼等とは縁の深い人たちですし
只、お一人、全く知らない指揮者が居るんですよ
「ジョルジュ・プレートル」って誰 ^^;;;

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ジョルジュ・プレートル(Georges Prêtre)」
2013年時点でスクロヴァチェフスキやマリナーと共に1920年代に生まれた再高齢現役指揮者の一人 by.wiki

御年90歳? 
「奇跡の1920年生まれ三羽烏」ですか!
成る程、仏蘭西はオペラ中心の指揮者の様ですね
ああ、それなら手堅いかも、と言うか、多分色んな意味で名指揮者です
まぁ、猫叉と感性が会うかは別として、オペラ振りに「下手」は居ませんからね
時間があったらyoutubeで音源探してみようかな

因みに、Mr.Sことスクロヴァチェフスキー氏は言うに及ばず、マリナー氏の手堅さは若い頃から鉄板です ^^

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スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ(Stanisław Skrowaczewski)

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サー・ネヴィル・マリナー (Sir Neville Marriner)

で、此方は同じメータで2007年の物
「Radetzky March」

http://urx2.nu/gY5B
<<Johann Strauss famous march played by Vienna Philharmonic.
Conductor Zubin Mehta.
Live concert from Heldenplatz, Vienna.
Radetzky March, Op. 282 is a march composed
by Johann Strauss Sr. in 1848. It was dedicated to >>

今年の演奏は、2007年の演奏に比べるとテンポが少しゆったりで音が優しくなって居る様に感じるのですが、どうでしょう ^^

因みに、NHKの中継を見ていた リアル@姉の感想
「いやぁ~ それにしてもなんだね
此の所ますます、なんつーか、魔法使いっぽくなってね?」

確かに言われてみると、ドラクエなんかのRPGに出て来る魔法使いの衣装が滅茶苦茶似合いそうな気がしますw
うん、多分凄く似合うと思う ^^;
序でに「StarWars」でオビ・ワン・ケノービが来ていた衣装も似合うと思うww
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「「StarWars」でオビ・ワン・ケノービが来ていたアレ」
因みに猫叉は新旧どちらのケノービも好みですが、アレックギネスの方が色々と味があって好きですね ^^

まぁ、メータに関して言えば
確かに年齢と共に「ターバン」が似合う雰囲気になって来たよなぁ、、、
とは思って居たけどさw
「RPGの魔法使い」は盲点だったわ
流石はドット絵やら線描だけだった頃からのゲーマーにして古参ウィザードリーリストだよ
着眼点が違ってたww

と言う事で
今年もこんな感じでブログ再開です、多分 ^^;;

皆様、どうぞ今年もよろしくお願いいたします

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「Solaris」 三者三様

と、言うか 十人十色、否、十国十色 の方が正しいですかな 

珍しく続けての投稿ですw
と、言っても画像紹介が主な絶賛「手抜き」のUPで御座いますが ^^;

此等の画像は、某顔本頁「Stanislaw Lem」で紹介されて居た各国の「Solaris」の表紙です
可成りの数が有りますから、全てはとてもご紹介出来ません
其処で、個人的な趣味と嗜好で幾つかピックアップしてみました
結構、其の国での特色が出ている様に思います

まずはお膝元の「Polish ・ ポーランド」から
Poland_1962_n  Piw_poland_1997_n  Polish_2012_n
「Poland 1962」    「Poland 1997」    「Polish 2012」

次に「欧州圏」
Arrow_books_great_britain_1973_n  Celt_france_1974_n  Editrice_nord_italy_1973_n
「UK 1973 」    「France 1974」    「Italy 1973」
Uitgeverij_het_spectrum_holland_197 Deutscher_taschenbuch_verlag_germ_2  Belgium_2010_n_3
「Holland 1972」   「Germany 1983」   「Belgium 2010」

「東欧」
Agm_croatia_2004_n  Kalwarja_ukraine_2005_n  Magyar_konyvklub_budapeszt_wgry_199
「Croatia 2004」   「Ukraine 2005」    「Węgry 1995」

「南欧」
Publicacoes_europaamerica_portugal_   Planeta_deagostini_spain_2006_n Potamos_greece_2003_n
「Portugal 1983」   「Spain 2006」     「Greece 2003」

「北欧」
Brombergs_sweden_2002_n  Tammi_finland_1999_n  Gyldenal_norsk_forlag_norway_1974_n
「Sweden 2002」   「Finland 1999」    「Norway 1974」

「その他」
Hyperion_israel_1981_n  Ast_russia_2014_n  Iletisim_turkey_2010_n
「Israel 1981」     「Russia 2014」    「Turkey 2010」
Francisco_alves_brazil_1984_n  Walker_and_company_usa_1970_n
「Brazil 1984」     「USA 1970
Shanghai_gaotan_culture_china_2014_  Vietnam_2007_n  Hayakawa_japan_1970_n
「China 2014」     「Vietnam 2007」    「Japan 1970」

次に個人的にお気に入りの表紙
Editions_denoel_france_1976_n_2  Spain_2011_n
「France 1976」         「Spain 2011」
Iletisim_turkey_2014_n  Kokusho_kanko_kai_japan_2004_n_2
「Turkey 2014」         「Japan 2004」

最後に 「どうしてこうなった?!」 の2カ国 
Kaktus_ateny_greece_1978_n_2  Ediciones_pleniluni_spain_1988_n
「Greece 1978」      「Spain 1988」

と、「さもありなんw」 な2カ国をご紹介
Arnoldo_mondadori_editore_italy_200  Harcourt_brace_usa_2003_n
「Italy 2003」        「USA 2003」

因みに
同じ映画からの写真を使うにしても「Czech Republic」はこう使いましたw
Academia_czech_republic_2009_n 「Academia Czech Republic 2009」
ここら辺り其の国のお国柄と言うか、センスが出ますなw
結局「Solaris」の主題を装丁者が判っているか否かが明暗を分けた、、、
と、言った所でしょうか

尚、此等はレムが存命中に発刊された物なら、本人の書棚に収められている筈です
自称・不肖の弟子としては、ご本人の辛辣かつ遠慮会釈のない感想を是非お伺いしたい所ですね

Lempotw1018
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「 Solaris 」とは、、、再び

副題
「Solaris」 とは > から1年後に読む 「Solaris」に付いての考察と戯れ言

ふむ、やはりレムの小説は非常に興味深いな 
しかし、新たに読んだり、再度読み返したりする度に、なんだ、
課題の山と、調べ物の山と、考察の量が、其れこそ半端なく増えて逝ってしまうのは一体どうした事なのだろうか、、、orz
まぁ、其れを愉しんだ上で「此ぞライフワーク」とか言えるからこそ、彼のファンを長く続けて居られるあり、「自称・不肖の弟子」とか呑気な事をほざいても居られるのだけどねw

はい、皆様今晩は
と言うか、此の日記をUPする頃には恐らく夜が白々と明けて来る時間帯であろうとは思いますが、取り敢えず今は丑三つ時です故「今晩は」と申し上げておきましょう
またもや前回より1ヶ月を経過しておりますが、お変わり御座いませんか?
此方はと申しますと、、、
やっと新兵の赴任が完了したのが、本部の都合により黄金週間をとうに過ぎた5月中旬!
しかも、其の後、此奴を使える状態にまで調練するのに些か手間取りましてね
何とか使役に耐えうる様にまで底上げを終了するのに、更に2週間程が経過
未だに辞書とか真っ白な状態が続いておりまして、可成り使い辛いです(困
お陰様ですっかり「フィラデルフィア管/セガン」コンサートの感想をかきそびれています
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其の内、チェコフィルと併せ「前後編全2部作」でお送りしようとは思っておりますが
まぁ、もの凄く簡単に書きますと、、、
今秋の「読響/スクロヴァチェフスキー」に期待、と、、、^^;;
1126 Skrowaczewski
後は察してくだせぇ、、、orz

とか言いつつも、ようやく色々と余裕、主に精神面ではありますが、出来て来ました
其処で、此の所、初版でいそいそと購入しておきながら、今まで手付かずだった「国書刊行会」版の「Solaris」をやっと読み始める気になりましてね
現在のお昼休憩は「Solaris」片手に音楽三昧で御座います
はい、またしても完全に私独りの世界に塡まり込んで居ます ^^;
無論、心優しい同僚達は今までと変わりなく「放置」してくれて居ます
いやぁ実に有りがたい事です
只今ようやく7合目なう!と言った所でしょうか
ま、此についてはちょいとばかし事前の説明が必要かと思われます
否、私が読めなかった「理由」ではなくて、「国書刊行会」版の「Solaris」が所謂「完全版」と言われている事情に付いて、ですが

前に何度か取り上げて居ますけれど、
スタニスワフ・レムと言う人はポーランドの作家です
一寸wiki君に触りだけ紹介して貰うと、こんな感じ
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スタニスワフ・レム (Stanisław Lem, 1921年9月12日 - 2006年3月27日)は、ポーランドの小説家、SF作家、思想家。
ポーランドSFの第一人者であるとともに、20世紀SF最高の作家の一人とされる。
また、著書は41の異なる言語に翻訳され、2700万部が販売されており、世界で最も広く読まれているSF作家である。
代表作に、2度映画化もされた『ソラリスの陽のもとに』など。by.wiki 

リンク先を読んで頂ければ判りますが、所謂ソヴィエト連邦「鉄のカーテン」の向こう側に居た人です
当時、日本語訳はロシア版の重訳が殆どでした
重訳とは、原文を翻訳した外国語の文をさらに翻訳すること、を言います
此の場合、原語はポーランド語ですから、其れのロシア語版を更に日本語に翻訳して出版して居た訳ですね
無論此では、原典の正しいニュアンスが伝わらない、と言うデメリットがあります
ま、ニュアンスだけならまだ良かったのですが、所謂「検閲」が至る所に入ってるのがロシア語版な訳でして
結構な箇所、削られて居たのですよ
無論、そう言った事情があるだろう事は判っては居ましたが、ぶっちゃけ何も無いより遙かに「マシ」です
そう言った様々なリスクを知りつつも、私達ファンは彼の新刊を今か今かと待ち望み、出る度喜び勇んで購入して貪る様にして読んだものです
時代が変わり、ソヴィエト連邦が解体し、目出度く「改訂版」が出される事になりましたが、何故か「其れ」は完全版では有りませんでした
此が、飯田規和訳 『ソラリスの陽のもとに』です
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(早川書房・ハヤカワ・SF・シリーズ3091 1965年、ハヤカワ文庫SF、初版1977年、ISBN 4150102376)

2004年にようやく原語であるポーランド語からの翻訳版が出版されます
此が私が今正に読んで居る、沼野充義訳 『ソラリス』です
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(国書刊行会 2004年・ ISBN 4336045011、「スタニスワフ・レム コレクション」の1冊)
で、予想通りと言うか、当たり前と言うべきか、此が非常に面白いのですね
今回、「検閲」でCutされて居た所が文字通り全文翻訳されて載って居るのですが、其処を中心にして全体が物凄く興味深い
流石は「思考の師」だよ、と思わせる箇所ばかりです

今回、私にしては珍しく訳者の後書き(解説)から読んだのですが、確かに削られて居た部分の前半は読み辛いですね ^^;
うん、訳者沼野充義氏の仰る通り、つい読み飛ばしてしまいがちな箇所です
でも、正に「彼処がレムの真骨頂」な訳で、不可欠なんですよね
と、言うか、さ
あれ、彼処を読まないと「レム」じゃないじゃんw
あの箇所にこそ、彼が本当に書きたかった事への揶揄や暗示、思考の方向性、主題なんかの隠された提示があるのに
まぁ、確かに其処を読まなくとも、有る程度は読み取れますけれどね
より正確に彼の思考追うのであれば、其処を飛ばす訳には行きません
丁寧に読む必要があります
だって、もの凄く貴重な手がかりになるんですよ、勿体ない
で、削除部分の後半は、と言えば、、、
ああ、ソヴィエト連邦だから削除されたなw、とモロに判る内容と言うか、件ですね
其方も非常に興味深い
個人的には、彼処を丹念に読み解いて行けば『大失敗 (Fiasko)』に登場する「アラゴ」の意味と其の存在意義について何か判るかもしれない、と思って居ます
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此方も、私にとっては一連の彼の作品を読み解く上で、物凄く貴重な手がかりです
もはや勿体ないとか言うレベルではありませんw

しかし、後書き解説を読むまで「Solaris」を恋愛小説ととらえる人が多い、なんて知りませんでした ^^;
正に「驚愕の事実!」と言う奴ですw
そして、何と言いますか、、そうじゃないだろう?!、、感が半端ないです
何をどう読み間違うと「Solaris」が恋愛小説になるですかね?
果てしなく不可解なんですけれど、、、ー"ー
理解出来ません

ああ、ざっと「あらすじ」をwiki君から引用しておきましょうか
こんな話、と紹介されています
------------------------------
時代は未来。
舞台は、異常な軌道を持ち、有機的な活動を見せる不可思議な海で覆われた惑星ソラリス。
主人公ケルビンは惑星上空に浮かぶソラリス・ステーションに到着するが、ステーションは半ば放棄されていた。
そしてケルビンは死んだはずの恋人が出現するなど、奇妙な現象に悩まされ始める。
同僚の科学者達にも同じようなことが起きており、これらの現象は異常な軌道とともに「海」が原因らしい。
ケルビンらは、自殺した研究員ギバリャンの記録をヒントに「海」と接触を図る。
by.wiki
-------------------------------
ま、割とまともな紹介ですね、此
色々細かい所に異論はありますけれど ^^;
って、言うか
主役は、ケルヴィンじゃないと思うのですが、、、
主役は、ソラリスの「海」其の物でしょ?
どう考えてもw
ああ、もう、此所からして既に、、、orz
因みに、此の「主人公」ケルヴィンの死んだ筈の恋人(ハリーと言います)は、20歳の時に自殺して居るのですよ
原因はケルヴィンにある、とされて居ます
此の辺りの「設定」を必要以上に拡大してロマンチックにしちゃったのが、タルコフスキー監督の映画「惑星ソラリス」なのですがね
此を原作者のレムが
「あれ(映画)はソラリスなんかではない。
彼、タルコフスキーは(ドフトエフスキーの)罪と罰を描いたに過ぎない。」
と、ま、酷評するに到る訳です
事実其の通りなので、此には反論の余地がありませんw
只、近年もっと酷い "の" が再度映画化して居ます
『ソラリス』(2003年、監督スティーブン・ソダーバーグ)が其れですね
なんと言いますかね、もうぅ トンデモとしか表現のしようがない領域ですよ、アレは
何をどう読み間違うと「Solaris」がハッピーエンドな恋愛映画に仕立てあがるんだ?
其の感覚が全くわからない
と言うか、読解力と解釈の能力が大幅に足りないとしか思えない
推測ですが、此の監督は原典の「Solaris」を読んで居ないではないか、と思います
恐らくタルコフスキーの「惑星ソラリス」を観て、其の甘っちょろい所だけを抜き取り、勝手に改変して作ったんじゃないか、と
しかし、アメリカ人と言う奴等はどうして原作の名前を安易に変えるんですかね
否、名前だけならまだしも、設定変えた挙げ句に、ラストを大幅に変えて居ますね
アレはもう、ソラリスと言う名の別物でしかない
と言うか、ソラリス名乗るな!(怒)
あんな物を作るからレム本人から「嗤われる」んだよ
全くアメリカ人と言う奴は、、、 とねw
(ソダーバーグ自身はスウェーデン系の移民みたいですがw)
まぁ、タルコフスキーも原作の意図を読み間違えた挙げ句、ラストを勝手に作り変えて居ますから、広義では彼も件のアメリカ人と「同じ穴の狢」に過ぎないのですが、、、^^;
それでも、まだタルコフスキーの <郷愁+「罪と罰」> の方がまだなんぼかマシじゃないのかなぁ
否、どちらも結局全くの見当違いなのですけれどね

個人的に「Solaris」は、哲学的なホラー小説だと思って居ます
Solarisの「海」が科学者達にして来る事は、人の記憶を実体化する事
そして其の実体物、作中では「お客さん」とか「幽霊(ファントム)」「幽体F」と呼ばれて居る、に無限の回復性と強大な力を持たせ、其の人物を観察させる
「幽体F」に其の自覚はない
問題は、実体化される物を科学者達、即ち「人」が選べない、と言う事
其の基準と指標は「Solarisの海」にしかない
そして一度選ばれた「幽体F」は、何らかの形で其の存在を抹消されると、また一から再生される
真っ新な状態で、延々と、、、
様々な理由(?)から「幽体F」は其の人物のネガティヴな感情や記憶と強く結ばれた物になる傾向がある
故に「主人公」ケルヴィンの元には彼が死なせてしまった恋人であり、妻でもあったハリーがやって来る事になる
でも、其処だけではホラーにはならない
本当の恐怖は其の先にある
「幽体F」は、謂わば、思考から生み出された思念体だ
人がそう記憶する(望む)通りに再生され、行動する
オリジナルとは違う
何故なら、人が、例えばケルヴィンの場合だと、彼が「記憶して居る」ハリーが再現されるのであって、オリジナルのハリー本体が再生される訳ではないからだ
裏返せば、ケルヴィンの知らないハリーは其処に存在し得ない
なのに、実体化したハリーは徐々にケルヴィンの知らないハリーになってゆく
完璧に再生されるが故に、「幽体F」(ハリー)は本来の彼女の様に、日々学習して成長していく事が可能だからだ
ケルヴィンの元に来たハリーは当初何も知らない
自分が何処から来て何をする為に其処に居るのかすら判らない
唯々、彼の側に居る事を強く望む
其れは決して恋愛感情等から来る物ではなく、単純に「海」からの指示に従って居るに過ぎない
其れは「幽体F」達には抗いがたい物で、本能的、本質的な物でもある様彼等の存在自体に深く植え込まれ、組み込まれて居る
やがて「幽体F」のハリーは自分が何者か考える様になる
そして、自分が何者か知る
記憶から生み出された思念体が自我を持つ様になる
「幽体F」であるハリーは苦悩する
何故なら彼女は「個人」としてケルヴィンを愛して居るのに気づいてしまうから
同時に彼女自身が「海」の道具に過ぎず、彼女の行為(其れは酷く皮肉な事に "好意" でもあるのだけれど)「彼」を傷付けて居る事を悟る
最後は自ら消え去る事を望み、ステーションの科学者、スナウトとサルトリウス2人の実験台となって「消える」
ああ、此を書いて居て気付いた
此所 "だけ" を抜き取ると確かに「恋愛小説」かもしれないねw
何度も言う様だけど、「Solaris」の主題は其処じゃない
Solarisの「海」は何故こんな方法を採択るのか
此等の事象に何の意味があったのか
結局最後まで判らない
只、其れ「幽体F」を送り込んで来た事自体、悪意でも好意でもない、と言う事だけが経験則と科学者達の本能から直感的に知られるに過ぎない
其れは、もしかしたら好奇心ですらなかったのかもしれない
単なる反応、反射と言った類いの物だったのかもしれない
何も判らないし、最後まで明らかにはならない
其れは何度も諄い位書いて来たけれど
互いに全く意思疎通が出来ず、不可知としか言えない状態から抜け出せない
そう言うシチュエーションが宇宙に出たら十分あり得るだろう?
と言う、レムからの指摘であり、主張なのだ

今回、国書刊行会の「Solaris」を読んで居て強く感じたのは、此の話はホラーだと言う事
自身の思念から生み出された物が、一個の独立した生き物になる
生み出された瞬間から其れは独立独歩を始める
此ってグロテスクな神の模倣じゃないのかなぁ
自身の思考と記憶の中に「だけ」あった、或いは無意識の領域に遺った物が、実体化して現れ、自身の手を離れる
そして其奴はもう生み出した「人」の手には負えない存在となる
物理的にも精神的にも、そして倫理的にも
可成り強烈なホラーだと思うのだけどね

訳者である沼野充義氏は <「Solaris」は鏡のような小説だ> と言う
様々なアプローチと設定、事象があって読む者ごとに違った顔を見せるのだと言う
レムによって十重二十重に仕掛けられた鏡の迷宮が「Solaris」なのだと
そうかも知れない
「Solaris」に出て来るSolarisの「海」其の物が「鏡」でしかないのかも知れない
Solarisの「海」に限らず、鏡に意図はない
単に其処に鏡として存在するのみである
其処の前に立つも立たないも己の意思だ
無論、覗き見るのも、覗き込むのも自由なら、無視するも、其の前から立ち去るも自由である
「鏡」其の物に意思や、其処に存在して居る事に対する意味はない
まして悪意だの好意だの、そう言った余計な物
と言うより、より判りやすい回答、と言うべきかも知れないが、
は、一切持ち合わせていない
只淡々と姿を写し、其れを観る者の心理を黙って暴き立てて居るだけである
其処に写し出されるのは、他ならぬ自分でしかない
自身の深淵と向かい合う?
其れは、見返して来る闇の深淵よりある意味タチが悪いとも言える
そんな鏡の向こう側とコンタクトを取ろうとするのはアリスだけだし、其れが可能なのもアリスだけだ
君はアリスになりたいか? 
と、言う事なのだろうか
否、アリスになる覚悟はあるか?
と、言うと言う問い掛けなのかもしれない
宇宙に出ると言う事は、そう言う事なのかも知れない

と、薄ら寒くなった初夏の宵闇で御座います

Quotedonottrustpeopletheyarecapable
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