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近況報告と人参と「テルミヌス(Terminus)」

ありゃ~ 前回より3ヶ月も開いてしまいましたか ^^;
どーも、可成~~り お久しぶりな猫叉ですw
600902

なんと言うか、色々余裕が無さ過ぎましてね
店舗改装によるオーバーワークと過労でヘロヘロな上に、私事でのストレスが何重にも重なったと言うタイミングの悪さ
なんですかねぇ
何かの罰でも当たったんでしょうか ^^;
其れだけで無く、今回はダメージコントロールにも失敗しているんだよなぁ
全く気力がわかない状態で、PCすら碌に開けられなかったし
おかげで、師匠の生誕日にFBの表紙を替え損なってしまった、、、orz
gdgdしている内に日付が変わってしまい、慌てて差し替えた物が此方
Mahler10thsymphonyszell
背景は、マーラー交響曲第10番
彼の絶筆にして未完の交響曲
死後は焼き捨てる様言い置いたと言う曰く付きのアレ、で御座います

勤め先のバタバタ(店舗改装の舞台裏)の1件につきましては、此は此で色々日記1本分にはなる「お話し」があったりしますが
今回は残念ながら割愛致します
只、一つ非常に面白い、と言うか、
興味深い事柄を此の目で見聞いたしましたので一言だけ
『働き蟻の2割は殆ど働かない』

さて、先頃新しく示された "人参" の方は、無事先月末手元に届きました
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其れ等で、何とか此所まで回復出来た、と言う気はしています
否、本当に我ながら情けないのですが、師匠達のアイテムが無いと墜ちたままなんですよねぇ
困った物です

で、其の「人参」のお話しですが、、、
いやぁ、久し振りに「泰平ヨンの未来学会議」を読みましたが、絶好調ですな
もうぅね、所々で思わず苦笑が漏れ出る位です ^^;
流石と言うか何と言うか

元々「泰平ヨンの未来学会議」は諧謔性の強い1編ですが、此の泰平ヨンシリーズの真骨頂とも言うべき作品だと思います
此のシリーズは、此の手の一見はっちゃけた不条理な展開と、言葉遊びが随所に出て来る(本当に訳者の方はご苦労された事と思います ^^;)ブラックなお伽噺が殆どなんですけれど、其処にある指摘とか視線とかは、本当に鋭くて今でも十分通用する問題が提起されて居ます
と、言う事は、此の小説を書いた当時と根本的に何も変わって居ない
つまり、問題は解決されず棚上げのまま今現在に到る、と言う事ですね ^^;

しかし改めて感じるのですが、此の人の知識って何処まで広くて深いのだろうか、、、と
訳者後書きにも在りましたが、色々とリアルと言うか、何と言うか、生々しいまでの描写が随所に御座いましてね 
何処までが現実で何処からが「妄想」なのか判然としません
現実かと思えば夢だと囁きかけ、夢だと信じれば現実を見せ付ける
悪夢の様なジェットコースターに登場人物のみならず、我々読者をも巻き込んで怒濤の如くお噺は進んで行きます
此等をもう少し虚構的(romanticにして夢を絡めると「フィリップ・K・ディック」になるかと思います
ディックは師匠が唯一認めたアメリカのSF作家ですからね
方向性は似て居るのかも知れません
但し、師匠の描くお噺にはそう言った甘美なアイテムは一切出て来ませんから、ゾッとする様な恐い側面が其処此処に顔を覗かせ煽って来ます
お伽噺の多くがそうである様に、此の泰平ヨンシリーズも其の本質は「ホラー」であり、闇の部分であり、冷笑と悪夢の世界です
こう言うお噺しを読んで精神の立て直し(ダメージコントロール)に成功する私も我ながら大概だとは思います (苦笑
ま、そう言う冷徹で、ぶっちゃけて言うなら「身も蓋もない」所が好きだからこそ、長年ファンをやってる訳でして ^^;
伊達に「思考の師」と崇め、自称「不肖の弟子」を名乗って居る訳では無かったりしますw

と言う事で
「未来学会議」は、薬(Drug)無しにトリップの追体験が出来る実に希有な小説で御座います
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不肖の弟子とか大層な事を言っておきながら、結構色んな情報が抜けたり漏れて居たりする猫叉です
実は、恥ずかしながら最近知った事なのですが、
レムの父親は地元で評判の名医で、専門は耳鼻科だったそうです
因みに出典は此方
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御本人が一寸変わったアプローチからのエッセーを書いていらっしゃいます

レム本人が医学生だったのは知って居ましたが、産科医だったとは知りませんでした
此は此で色々と納得出来る描写があったりします
特にソラリスの件(くだり)とか、エデンとか、今回の「泰平ヨンの未来学会議」でも
他にも、ああ、成る程ね~、と思える事柄が一杯
と言うか、今更? 第一この本自体可成り前に買っていたよね?
後、もっとちゃんと "調べ" ようね
と、またもやイタイ所を師匠に突っ込まれた様な気がして居ます、、、orz

元より知識欲の塊の様な方ですからね
然も医科なら当然、薬学や麻酔学とかの基礎学問を修了していらっしゃる事でしょうし、更に踏み込んで麻薬の知識や其の諸症状に詳しくとも不思議ではありません
其処へ、あの文才ですからね
ま、後は推して知るべし、、、と言う事ですよ 
そんな "お噺し" でも在ります
「泰平ヨンの未来学会議」は

で、もう1冊の人参は数日前から読み始めました
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うん、何だかんだ数年振りですからね
大切に読まなくちゃ ^^

レムと言うと「ソラリス」や「エデン」等の長編が有名ですけれど、実は中編や短編も沢山有ります
今回の「泰平ヨンの未来学会議」は中編(考えようによっては短編との中間的存在とも言える)ですが、「泰平ヨンシリーズ」本体は短編集です
個人的に一番お気に入りの「宇宙飛行士ピルクス」シリーズも短編集ですしね
レムの長編は少々取っつき難いかも知れません
テーマが重い上に、明確な解答が無いですし、根本的な理解に必要とされる背景が調べれば調べるほど膨大になって征きますから
其の点、短編は此の「泰平ヨンシリーズ」を初めとして、ブラックなユーモアが漂うお伽噺形式になって居る事が多いので可成り読み易いと思います
そうは言っても其処は師匠の事、可成り辛辣な指摘や、時折ぞっとする程冷たい視点を感じるので、やはり好き嫌い、得手不得手はあるでしょうけれどね

今回此の「短編ベスト10」も後書きから最初に読んでみましたが、成る程ね、と思う事が多々あって面白かったです
ふ~ん、「テルミヌス」って読者アンケートでは最下位だったんだ
で、レム自身のお気に入りだったので収録されたと
成る程なぁ
個人的には読んだ時、「凄い!」と感じた可成り印象深いお話しでしたから、些か意外ですね、アレが最下位と言うのは
個人的には、一押しの「ピルクスシリーズ」の1編なので、御本人のお気に入りだった、と言う話は素直に嬉しいですね ^^

「テルミヌス(原題:Terminus)」は、少し切ないミステリアスなホラーです
何処かに粗筋が紹介されてないかなぁ
自分で纏めるの面倒で、、、、 ^^;
と思ったので、Google先生を呼び付けました所、、、
「テルミヌス(Terminus)は、ローマ神話における境界の標識の神。」 by.wiki
えええ~~ 知らなかった!
あ~、成る程!! 其れで「テルミヌス(Terminus)」なのか!!!
そーゆー事か!!!!
一つ納得が行った、と言うか、そうだったんだ~、だから「テルミヌス(Terminus)、境界、標識の神」なんだ~
、、、、、、、、、、、、、、、orz
やはり、師匠のネーミングは其の殆どに「ウラ」が隠されて居ると考えなければならない
そう思い知った夜更けでも御座いました (悲哀
と言う事で、せめてもの贖罪に「テルミヌス(Terminus)」の粗筋を私なりに纏めてみました

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大昔、とある有名な大事故の為に乗組員が全滅した宇宙船で、唯一生き残ったのが「テルミヌス」と名付けられたロボットだった
此の壊れかけのロボットは、彼の宇宙船にそのままひっそりと残されて居た
ピルクスは、在る時、今は名を変え、所有者を変え、内装や装備等を変えられた其の船の船長となる
そして、其処に居たロボット、テルミヌスと出会う
テルミヌスは反応炉室(機関室の様な処)で放射能漏れを探知し、其れを物理的に防ぐ作業(具体的にはセメントで固める)に従事するロボットである
老朽化し可成りおぼつかないながらも、なんとか仕事をこなしている
ピルクスは其のロボットの作業時に出る音が、図らずもモールス信号になって居るのに気付く
其処で打たれる遣り取りから、彼は現在自分達が乗っている古い貨物船が昔一大ニュースとなった件の船である事を知る
ロボットが打つ信号は、遭難時の乗組員が行って居た物を再現して居るとしか思えなかった
ピルクスは、興味深く其のやりとりを "聴いて居た" のだが、ふと在る疑問が頭をもたげ、彼を悩ませる事になる
ある日、彼は遂にロボットが再現する "最後の遣り取り" に自身の質問を割り入れてしまう
一瞬の沈黙の後、其の質問に返答し掛かったロボットだったが、次の瞬間「ソチラハ ダレダ」の連打で応じはじめる
いたたまれなくなったピルクスは、「ダレダ」を連打するロボットに停止を命じ、逃げる様に其の場から脱出する
そして、ロボットの分解処理命令書にサインするのだった

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とまぁ、こう言うお噺しなんですが
こう言う風に纏めちゃうと、なんか滅茶苦茶素っ気ないですねぇ
もっと、何と言うか、複雑な気分になるお噺しなのですが
短編なのでご自身で読まれるのが一番良いと思います ^^;
収録は此方か此方で
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さて、久し振りにオーケストラ噺でも推敲しながら暫く遊んでから寝るとします
今日も明日も明後日も~ フルで仕事~ なのだよ、ワトソン君、、、orz
いい加減自分の休みが欲しい猫叉でした

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