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T先生の命日

だったらしい、、、orz
いかんなぁ
何故だか、どうしても毎年失念してしまうのよね ーー;

2/9は手塚治虫氏の命日だった様です
毎年Twitterで流れて来る関連投稿でようやく気付く私
そして毎回思う事
色んな人に影響を与えた人だったなぁ、、、と
あの人が居なかったら、今どうなって居た事だろうか、、、と
手塚治虫氏の功罪は、以前より色々と指摘されています
其の内の「罪」についての半分位は、私も常々思う所なので異論はありません
だが、HM
お前だけは絶対に許さん
例えご本人が容認されたとしても私は金輪際、未来永劫
己自信が何処にどうなろうとも、決して許さないからな

と言う事で(どう言う事だ?)
今回は漫画のお話アレコレです
折しも先日、某巨大SNSのなんちゃって短文掲示板擬きに「最初の漫画は?」のお題が流れてましたのでね
ま、其の序でに、、、と

私が意識して買ったコミックの内、一番古い記憶は「ブラックジャック」です

『BLACK JACK』(ブラック・ジャック)
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因みに可成り衝撃を受けたラストが此方と此方
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恐らくそれ以前にも何冊か買っているでしょうし、買って貰って居るとは思うのですが、
「続きが見たい」と感じ、自ら「購入」したのは多分アレが最初の様に思います
なんだかんだ言われていますが、私にとっても影響の大きかった作品ですしね

アレと「火の鳥」はちょっと別格だなぁ
特に、火の鳥ですかね
あれほど色々と考えさせられた漫画は初めての経験でした

『火の鳥』(ひのとり)
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いやぁ~ 此(輪廻転生)をこう書き表せるのって手塚治虫氏位なものでしょう
因みにトリコの作者が割と最近此の手法をまんまマネしてましたねw
相当な劣化verだったけどなw

火の鳥は此所でもの凄い衝撃を受けた記憶があります
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火の鳥の「絵」は漫画では無くもはや「絵画」です
しかし、絵画でありながら、やはり「漫画」なんです
生命を説く「絵巻物」其の物なんですね
まさに「鳥獣戯画」が一気に時空を飛び越えて「昭和」に現れたかの様な
鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)
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それだけでは無い
お話も画面も主張もテーマもキャラクターも色々とスケールが違う
奥行きが違う
いくらでも掘り下げる事が出来る漫画なんて、そうそうお目にかかれる物じゃ有りません
なんでしょうね
ああ言うのを「チート」とでも言うのでしょうか
今でも思うんですよ
手塚治虫と言う人は、モーツァルトと同じく「神の筆」だったのでは無いかと
それ故、ご自身を削り切ってしまったのではないか、、、と
まぁ、最も、ご本人はモーツァルトよりもベートーヴェンにシンパシーを感じておられた様ですが ^^;
実際似てますからね、ご両人は
そう言う意味に置いても、未完の絶筆で終わってしまった「ルートヴィヒ・B」が本当に残念です
『ルードウィヒ・B』
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手塚治虫本人がクラシックファンだったからこそ、こんな表現が可能だったんだと思う

彼は「続きが読みたい!!!」 と、私が多分唯一、切に願う漫画です

でも、ま、今回は音楽系では無く「生き物系」に行きます
音楽系はまた後日改めて、と致しましょう
話が長くなりすぎますので ^^;
色々と言いたい事、否、苦言を呈したい事、
平たく言えば「文句付けたい」事柄が山の様にあります故w

言う訳で(どんな訳だ? ハイ、大事な事なので2回目です ^^;)
最近、巷には「漫画」なる物が溢れておりますが、
実は、手塚治虫氏以降、まともな動物漫画が描ける漫画家が居ない!
と、思いませんか?
否、まともに「動物が描ける」漫画家すら殆ど居ません
ああ、因みに、私の言う「動物が描ける」は、人では無く「動物が主役」の漫画が描ける、と言う意味です
例えばこんな感じ
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「シャミー1000」より

今までに何個かヒットした獣医漫画がありますが、いずれも動物は添え物です
あくまでも人が主役
主人公の人間がステージの中央で一人スポットライト浴びている感じですね
其の生き物の属性と知識を元に、各々を生かした上で独立したキャラクターを作り込む
そういう事が出来ていない
最近の作品では、唯一、「銀の匙」に出て来る馬術部の馬達が其れっぽいです
流石は身近にたくさんの生き物の「素」を「観て来た」作者ならでは、と思います
生き物の個性をデフォルメした上で、判りやすく描き切れる漫画家が居ない様に思います
何故かでしょうか
理由は多々あると思いますが、恐らく其の大きな理由の一つに「動物を書くのは大変だから」が有ると思われます
人は何処まで行ってもヒトです
「ホモサピエンス」と言う一つの括りに纏められ得る単一種に過ぎません
と言う事は、骨格も筋肉も動きも概ね「一緒」と言う事です
一人の人間が描ければ、後は可成りの所で「応用」が利く訳です
生き物はそうはいかない
身近な犬にしても、猫にしても、骨格から筋肉の付き方から、動きの何から何まで全て違います
其れを一つ一つ把握した上で描かないと、ちゃんとした「絵」にならない
其れは大変な作業ですし、第一、相当な知識を要する根気の居る仕事になります
然も、鳥や虫や爬虫類まで含めたら其の総数は文字通り「膨大な」物になりますからね
生半可な事では手出し出来ません
ぶっちゃけて言えば「好き」じゃ無きゃとてもやっていられない作業だ、とは思います

手塚治虫氏は、単に生き物が好きだっただけで無く、色んな意味で好奇心の塊で、知識欲がもの凄く強い人だった様に思います
兎に角、一旦興味を覚えたらとことん調べて、じっくり観察して居たのでしょう
ご本人は、正式に絵を学んでいない事を最後まで気になさっていらっしゃった様ですが、其れを跳ね返して余り有る観察眼の持ち主だったと思います
学生時代のスケッチとか見る限り、上手い下手を通り越して居る様に思います
此は、実は薮内正幸氏のスケッチにも同じ「モノ」を感じました

薮内正幸(やぶうち まさゆき)氏 と 手塚治虫氏のスケッチ画
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それは、目の前に居る、或いはある「生き物」をくまなく観察して書き留めたい
と言う純粋な「動機」です
上手く、とか、巧みに、とかではなく、強いて言うなら「正確に描き写す」事
只其れだけ、です
其の「只其れだけ」の作業が、楽しくてたまらなかったのでしょう
対象の生き物たちをひたすら描く事から、其の生き物たちへの興味が増し、恐らくは彼等への「知識」と「見聞」も広まっていった事と思います
そうした日々の積み重ねが彼等をしてああ言う「絵」を描かせる
生き物を正確に描き分ける能力(ちから)
其れは、一朝一夕に得られる様な物ではありませんし、そもそも生き物への興味が無ければ得られない「能力(ちから)」です
しかし、此等は本来、誰にでも「有る程度までなら」得られる能力(ちから)なのですけれどね
何故なら、偶々、手塚治虫氏は其の対象が「虫」で、薮内正幸氏の其れは「鳥」だっただけだからです
興味と根気と時間さえあれば、有る程度のレベルとは言え、誰にでも出来る筈の事

只、ご両人共、絵描きや漫画家では無く、有る意味職人だったのではないかな、とは思います
今の漫画家は、其の大半が「趣味人」なのでは無いでしょうか
好きな物を好きな様に、描ける物を描ける様にしか描かない
確かに商業的に「描かせて貰えない」という側面は否めませんけれど
なんと言いますか
物分かりが良すぎる「絵」が多すぎて、貪欲さに欠ける様な気がするんですよ
此ではとても職人には適わない
職人相手に趣味人が適う訳が有りませんから
彼等はエキスパート(達人)ですし、まして手塚治虫氏は其の功罪が大きいとは言え、古今東西「神」と呼ばれた極々少数の「選ばれた」「人」達のお一人だった訳ですからね
そんな人達に対峙して、乗り越えていかなければならない訳ですから、漫画家と言う職業も大変だな、とは思います
そうそう真似の出来る話ではありませんし、後追いが誰にでも可能だとは思っておりません
只、手塚治虫氏の「動物漫画」で育った世代の生き物大好き人間としては、やはり、第2、第3の「ジャングル大帝」が此からも読みたいと思う訳です
是非、次の世代に、特に子供達に向けてそう言う「漫画」をリクエストしたいと思います

そう言う意味でも、堀越 耕平(ほりこし こうへい)氏の「逢魔ヶ刻動物園」は良く出来て居たのですがねぇ
『逢魔ヶ刻動物園』(おうまがどきどうぶつえん)
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残念です
「戦星のバルジ」も楽しみにして居たのにな
「戦星のバルジ」
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無能で名高いJの編集陣が早々に打ち切りにしやがりましてね
まぁ、現在「僕のヒーローアカデミア 」が順調なので、ホッと一息
『僕のヒーローアカデミア』(ぼくのヒーローアカデミア)
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何より此の作品は、ご本人が描いて居て愉しんでらっしゃるのがどことなく伝わって来るのがね
「逢魔ヶ刻動物園」以来のファンとしては一番嬉しい処です ^^
ああ、因みに「僕のヒーローアカデミア」では登場当初から「相沢先生」が猫叉の好みです
「相沢先生ことイレイザーヘッド」
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え? イレイザーヘッド、格好良いじゃ無いですか~w
個人的に昔からこの人の「悪(敵・てき)」の描き方は物凄く好きですね
ああ言う、闇から生まれた、或いは闇堕ちした「絶対悪」って意外と書き辛い物なんですよ
毎回、描き方が本当に上手いなぁ、、、と思います ^^

後、絵の淡泊さに騙されてはいけないのが「ワールドトリガー」の葦原 大介(あしはら だいすけ)氏です
『ワールドトリガー』(WORLD TRIGGER)
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此の人はお話を造るのが本当に上手いし、キャラクターの構成がしっかりして居ます
何よりバランス感覚が絶妙なのと、本当に良く物事を調べて書かれていらっしゃいますからね
何も考えず(眇で見る事無く、とも言うw)安心して読める数少ない漫画家のお一人です
後、何気に彼方此方にSF小ネタをちょいちょい仕込んで来ますのでね
生粋のSF小僧として、此はもの凄く愉しいし、嬉しい♪
割とアレコレ先読みしたり、考察したりする方なのですが、此の「ワールドトリガー」に関しては毎週純粋に楽しませて頂いております ^^
で、他人様の考察やアレコレを見たり聞いたりして「へ~」とか「ほ~」とか言いながら楽しんでいますw
因みに、此方での御贔屓は「レプリカ」先生と、大体胡月で真っ二つの「太刀川慶」
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無論、忍田本部長とヴィザ翁はデフォルトです故、言うまでも無い、と、、、^^;
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普段、七面倒臭くアレコレ考えながら読んだり見たり調べたりする事が多い
と言うか、そう言うのばかりが宿題と言うか、人生の課題(ライフワーク)なのでね
1つや2つは、こう言う純粋に何も考えず今を読み、先を愉しむ物が無いと疲れますよ
うん、まだまだ修行が足らないんだけどね、其れだけの事なんだけどね、、、orz

ああ、話が盛大に逸れてたw
動物漫画の話だった筈なのにな ^^;
ま、良いか

ではでは、はなはだ中途半端ではありますが今日はこの辺で、、、

と思いましたが、、追記w

動物が主役の漫画で割と最近の、、、と限定するなら
「犬神 」はかなり面白かったな
『犬神』(いぬがみ)
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ああ言う筋立てと設定、結末は嫌いじゃ無いw
後、「23」が本当に健気で可愛いんだ、、、 ^^
些かグロなシーンが多いので万民向きでは無い辺りが些か残念な所ですか

後は、可愛い系で尚且つ主役の「猫」本体がきちんと描けているのが「こなみかなた」氏
『チーズスイートホーム』 と 『ふくふくふにゃ〜ん』
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此の2つは読んで居て本当にほっこりする ^^

もう一つ、4コマギャグ漫画なんだけど
北道 正幸(きたみち まさゆき)
氏「プ~ねこ」は好きだな~w
大好きだな~ww
もの凄く好きだな~www

「プ~ねこ」
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ポチッとよろしく!

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コメント

何時も読んで下さって本当に有り難う御座います ^^
いえいえ、凄いのはそれぞれの作家さんであって
私では無いですよ(汗
興味が引かれた作品がありましたら、是非どうぞ~

投稿: LIN | 2015年2月17日 (火) 04時00分

今回も楽しく読ませていただきました。
LINさんの視点凄いと思います。
わたしだと、漫画は読んで楽しかった~、で終わってしまうので…f(^^;

投稿: Hiroayu | 2015年2月14日 (土) 09時22分

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