« 夜更けにオルガンの音色を聴くは、遠く宇宙の深遠を想うに似たり | トップページ | 人生2度目の珍事はとある初秋の昼下がり、唐突に訪れたのだった »

誤解の多い生き物

ふと気付けば11月も中旬では御座いませんか!
もう立派な「秋」と言うか、既に晩秋で御座いますね
それにしても、またもや1ヶ月も開いてしまいました (汗
ハイ、皆様今晩は
お変わり御座いませんか?
猫叉は、、、、ま、其のままです
色々と、、、orz
いやね、色々と壊れて居たんですよ、実は
9月の末に認知症を患っていた実父が急逝してからと言う物
否、その前からでしたか
本当に公私共に休み、と言うか「私の時間」が取り辛くてですね
軽くストレスMax状態です
猫叉はハッキリ言って「年寄り」で御座いますれば、本来無理の利く身体では御座いません
然も元々、身体が脆弱な質で御座いましてね
否、両師匠が居なければ精神的にも脆弱なままだったのでしょうけれどw
とうとう些かブチ切れまして
先月末、唐突に思いたちコンサートへ征って来ました
此方です ^^
Inf_det_image_126
いやぁ、良い演奏会でしたよ
昔から此処のオーケストラはファンだったのですが、実際に聴くと又、感慨深い物が有ります
其れと、色々と「熱くなる」物を見せて頂きましたし ^^
大変、満足の行く、と言うか、良い演奏会でした

と、此処まで前振りをして置いて、今日の話題は「爬虫類」だったりします ^^;
コンサートの感想と言うか、「やっほい!日記」は、又後日改めてw
ああ、其れと「宇宙戦艦ヤマト2199・最終章」の考察日記も又別途w
申し訳ございません

此は、某巨大SNSで取り上げた話題です
其の時の文章を加筆訂正してUPしてあります

先日、呟きネタに入れたコメントで、私の説明不足と言葉足らずから要らぬ誤解を招いてしまった様です
其所で、此処で少し其の話題について補足したいと思います

呟きの下になった記事が載って居たのは「カラパイア」と言うニュースサイトです
http://karapaia.livedoor.biz/
此処に「ビルマニシキヘビ」と言う記事が載りました
以下、記事の転載です
「たいていの侵入生物は小さいが、このビルマニシキヘビは巨大だ。南アジア原産だが、世界的に有名な湿地帯であるフロリダのエヴァーグレーズに持ち込まれた。地上最大のヘビで、長さ5メートル、体重90キロにもなる。強力な顎、剃刀のように鋭い歯をもち、その圧倒的な力で在来種を食い荒らし、湿地帯を混乱に陥れている。向かうところ敵なしのアメリカアリゲーターすら捕食するという。州の野生管理局によって駆除の優先対象になっているが、今のところ効果はかんばしくない。」
以上、転載終わり

確かに此の記事其の物に大きな過ちは無いのですが、個人的に物凄い違和感を感じました
(実は、精査して居ないので何とも言えないのですが、他に取り上げられた記事にも何処か引っ掛かる所が多々あります)
何と言うのか、、、
何か何処かが大きく違って居るのに、其所が何処か判らなくてモヤモヤした感じです

取り敢えず「地上最大のヘビ」と言う箇所ですが、
正確には「最大級の」が正しいと思います
大きさで言うならアナコンダが有名ですが、長さと言う観点で捉えた時はレティック(アミメニシキヘビ)に此を譲ります
Python_reticulatus
「アミメニシキヘビ(学名:Python reticulatus)」
バーミーズ(ビルマニシキヘビ)は、其の次席と言った処でしょうか
Python_molure
「ビルマニシキヘビ(学名:Python Molure bivittatus)」
アナコンダは重量的に最大級ですし、此に「気性の荒さ」を加えた場合だと文句なく彼等が最強にして最大、そして「最凶」に成ります
Eunectes
「アナコンダ(学名:Eunectes)」
次に来るのがレティックですか

バーミーズは、比較的気性が大人しい為、爬虫類系のイベントや動物園などで行われる「大蛇と一緒に写真を撮ろう」等と言うパフォーマンスに良く使われて居ます
実際、猫叉の地元に有る公立の動物園でも此の手のイベントと言うか、サービスには、アルビノバーミーズが使われていますし
其のアルビノバーミーズと言う生き物が、此処で取り上げられている「画像」の蛇なのです
Apython_molure Apython_molure1
「参考画像」
何れも日本では特定危険動物に指定されて居ますので、飼育や販売には自治体の許可が必要です
許可は保健所の立ち会い検査があり、登録料を支払い、更新をして行く義務が飼育者には課せられて居ます
因みに毒蛇を個人で飼う事は出来ません
法で規制されて居ますから
其れは蛇の大小や毒の強弱には一切関係ありません。
コブラであってもヤマカガシであっても、平等に日本で個人が飼う事は出来ません

これら大蛇と呼ばれる生き物達も様々な理由から、本来個人が趣味で簡単に飼える、
謂わば「誰でも飼える」蛇では無いと思います
一番の理由は矢張り其の大きさです
大きな蛇は其れだけで脅威となりますし、彼等とは意思疎通が出来ませんから
蛇界の犬、とさえ言われて居る彼のバーミーズ(彼等は飼い主を判別する唯一の蛇と言われて居る)ですら、意思の疎通は出来ません
後、良く誤解されて居るのですが、
此等大蛇に限らず蛇の多くは神経質であり、決して好戦的では無いと言う事です
無論、アナコンダやアフリカンロックパイソンの様な例外も有りますから、全てがと言う訳ではありません
Pythondesebasebae
「アフリカニシキヘビ(学名:Python sebae)」

只、間違いなく言える事は、こうした「神経質な」或いは「臆病さ」は、多くの野生動物に共通した特徴です
通常の野生生物は、見知らぬ者と出会した時には「逃走=其の場から去る」事を選択します
其れが適わぬ時に「威嚇」、「攻撃」へと転じるのが通常です

此も良く誤解されて居るのですが、蛇が行う攻撃行動は主に2通りあります
「威喝」と「捕殺」が其れです
其の「攻撃」が発動しやすい種類か否かで、扱い方が大きく変わって来ます
さて、此処で話題になっているバーミーズですが、
日本では其の住宅事情のお陰もあって、決してペットスネークとは呼べない範疇の生き物です
が、彼の地アメリカでは割りとポピュラーな蛇だったりします
モルフと呼ばれる色んな改良品種もありますし
Pythonmolurusbivittatusgranita19563 Python20molurus20bivittatus20leucis
同じ事はレティックにも言えます

しかし、彼等は基本野生動物です
因みに、此処で言う「野生生物」とは、「家畜では無い」と言う意味で使って居ます
流通して居るバーミーズやレティックのほぼ全てが「CB」と呼ばれる人工繁殖個体だからです
何度も言いますが、彼等と意思疎通は出来ません
其所は蜥蜴と大きく違う所です
そう言う所を理解せず、彼等を ”買う”不心得者は残念ながら彼の地にも居る訳です
そして、問題なのはそうして遺棄された個体が野生化してしまった、、、
と言う事なのです
因みに日本では、仮に遺棄されたとしても野生化するまではにはなりません
越冬出来ませんから
彼等、ボアパイソンの類は冬眠が出来ないのです
実は一般の飼育で敷居が高いのが「此処」だったりもします
冷たい空気に弱いんですね
油断するとあっと言う間に肺炎を起こします
蛇はその特殊な進化のお陰で、片肺しか機能して居ません
ですから、肺炎は即、命取りになります
彼等が居る部屋の空気を、常に暖かい湿った状態に保っておく必要がある訳です
其の当たりも日本で彼等を飼育するのが難しい一因になって居ます

さて、気候風土の問題をクリアして帰化してしまった、アメリカはフロリダ州の例ですが、
実は結構昔から此の手の話は伝わって来て居ます
此の記事の元になった話は「フロリダのエヴァーグレーズ」と言う事の様ですから、アメリカの国立公園が舞台と言う事の様ですね
そこで、一寸工夫して検索を掛けてみました
此のようです

「ワニを飲み込むが破裂したニシキヘビ(2006/09/12)」
http://bit.ly/1cB4CD0
註)画像がグロいのでお気を付け下さい
<以下転載>
フロリダのエバーグレーズ国立公園にいた、13フィート(4メートル)のバーミーズパイソン(Burmese Python)にとって不運なことに、敵を食べることは、食欲旺盛な爬虫類が内臓を破裂させる原因になったようである。
南フロリダ自然資源センター(Natural Resources Center)の野生生物研究者は、2005年10月に明らかに長さ6フィート(長さ2メートル)のミシシッピワニ(American Alligator)を消化しようとした、頭の無いニシキヘビの死体を見つけた。
完全に死んでいるワニがニシキヘビの胴の中央部の穴から突き出ているのが見つけられ、そしてワニの皮の固まりは蛇の消化管で見つけられた。
ぞっとするこの発見は、破裂したニシキヘビの最後の食事が単に多すぎたことが原因かもしれないことを示している。
ナショナルジオグラフィックではその番組で違った見解を示した。
それはパイソンがその大きい食事の後に生き残ったかもしれないが、第2のワニが救出に来てヘビの頭を噛み切ったのでは無いかと推測をしてみた。
そしてその争いでニシキヘビは破裂したのであると。
しかし、番組と関連する科学者でさえ、その新しい理論が筋が通っていると確信していない。
フロリダ・ゲインズビルの自然史博物館の爬虫類管理者のウェイン・キング(Wayne King)は、ヘビの比較的きれいな切断された首を指して、「ワニは(綺麗に)噛み切らない」と、マククラッチー紙(McClatchey Newspapers)に話した。
「彼らは噛み付いて、そしてぐるぐると回転します。もしワニがあなたの腕に噛み付いたなら、普通は腕をもぎ取られます。もしあなたのお尻に噛み付いたなら、ワニは肉の塊りをむしり取るでしょう」
ワニとパイソンとの衝突は、過去20年間、エバーグレーズで頻発するようになっていた。
沼に投げ捨てられる不必要なペットのヘビは育った。
そしてアジアの爬虫類は、現在はアメリカのワニの主要な競争相手である。
「ニシキヘビがワニを殺せるならば、彼らは明らかに他の種を殺すことができる」と、フロリダの大学の野生生物学教授であるフランク・マゾッティ(Frank Mazzotti)がAP通信に話した。
「ワニがバーミーズパイソンをコントロールすることができるという若干の望みがありました。…この事件は私に(どの生き物もエサとして)みな同じだと示しました。」
<転載終わり>

元々の記事はナショジオの様なので再度検索をしてみます
此方です
註)上記同様画像がグロいのでお気を付け下さい
http://bit.ly/15FsS2Y
古い話題の性か日本語サイトでは検索できませんでしたが、内容は翻訳サイトを使う限り転載の内容と一致して居ます
と言うか、翻訳ソフトを掛けた其のままを上げて居ますね
日本語が怪しい箇所まで一致していますから
事の真相はどうあれ、様は
「アメリカの国立公園で今一シチュエーションの判らない大蛇とワニの死骸が見つかった」
と言うのが此のニュースの趣旨です
其の考察の中で若干皮肉をこめて
「ワニがバーミーズの駆除に一役買えるかもね」
と、専門家の教授が言って居る、
と私は読んだのですがどうでしょうか
少しだけ私の見解を書くなら
ワニを仕留め獲物を呑んだまでは良かったのですが、分不相応に大きかった為動けなくなった
其所が水辺だった為、別のワニが来て件の蛇を獲物にしようとした
其の時点で件の蛇が生きて居たか否かは判りませんが
と、そう言う言う事では無かったかと思って居ます
助けに来た、と言うのは余りにおかしな解釈ですから、単純に件の蛇を獲物として狙ったのでしょう
確かにワニは獲物を食い千切るのに、噛み付いたまま回転(ローリング)します
しかし彼等の歯は物凄く鋭利だとも聞いて居ますから、切り口云々だけでは何とも判断のしようが無いのでは? とも思います
が、私は専門家でもワニの飼育経験者でも無いので、其所は何とも言えません

結局、大元リンク先の記事は概要で間違っては居なかったのですが
2~3の事実を伏せている所や、誇張した表現等に悪意を感じてしまった、
と言う事が私の感じた「違和感」の理由だった様です
1つは、此の国立公園に帰化してしまったバーミーズの問題は20年以上の歴史があると言う事と、大元の記事自体が「2005年10月」と可成り古い事を示して居ない
と言う所です
確かに現在も優先駆除対象になって居るのは事実ですが、今はもう少し落ち着いた内容の記事になって居ます
日本語サイトでの割りと新しい記事は此方
http://bit.ly/1cB4pj4>August 15, 2012のニュースです
2つ目には、「強力な顎、剃刀のように鋭い歯をもち、その圧倒的な力で在来種を食い荒らし、湿地帯を混乱に陥れている」
の記述ですね
因みに蛇の顎は骨骼的に脆弱です
Rmi20050709_223
此はバーミーズに限りません
獲物を丸呑みにする為、彼等の顎は簡単に外れる様出来て居ます
只、大きな蛇は其れなりに力がありますから、相応の怪我はしますので侮ってはいけませんが、
顎の力云々を言うなら身近に幾らでも居る犬や猫に遠く及びません
歯にしてもカミソリと言うより「針」が近い形容ですし
寧ろ此処に書かれている「強力な顎、剃刀のように鋭い歯」と言う形容は、ワニ其の物です
「在来種を食い荒らし、湿地帯を混乱」
にしても、上記のナショジオ日本語サイトの記事にある通りです
可成りの誇張がある様に見受けられます

蛇は色々と誤解の多い生き物です
生理的に駄目な方も多いと思います
ですが、彼等を色々知ると其の辿って来た進化の過程や、生き様
或いは其の種類の多さやバリエーションの豊富さ
そして、生き物としての強さや脆弱さ等、本当に色んな事を教えてくれる魅力に溢れた生き物です
蛇に限らず、生き物系の話題には誤解や偏見が潜む事が多く、ネット記事の多くは故意に情報を削り、時には捏造し、人の不安や恐怖を煽ったり同情を買おうとした物が散見されます
私が色んな情報の元を辿り多角的に見る癖を身に付けたのも、実はこうした「記事」の多さに昔から辟易して居たからに他なりません
今回の生き物系の話題に限らず、ネットの記事にはこうした表には見えない悪意や敵意が潜んで居る場合がありますので、充分お気を付け下さい

上手く纏められず非常に長文になってしまいました
申し訳御座いません
最後に、某顔本で流れて来た同様の、もっと判り易い事案を取り上げた過去日記をリンクして此の話は一旦終わらせたいと思います
最後まで有難う御座いました
「だ~か~ら~ 」http://bit.ly/WHyqYB

あと、<国内で初の死亡事故>となってしまった「レティック事故」の時に上げた記事は此方です
宜しければご参考までに
「ニュースより再び」http://bit.ly/HNAQh4
「プロの見解」http://bit.ly/ITF0Ra

Evergladesnationalpark Everglades12395

Everglades20national20park20florida
ポチッとよろしく!

|
|

« 夜更けにオルガンの音色を聴くは、遠く宇宙の深遠を想うに似たり | トップページ | 人生2度目の珍事はとある初秋の昼下がり、唐突に訪れたのだった »

コメント

>ぺりな さん
コメントを有難う御座います ^^
然もこんな、何と言うか、マニアックな話題で本当に済みません(滝汗
ああ、ヲタですねぇ 色々と(笑
生き物は背骨さえ有れば何でも平気ですし、蛇は好きな生き物だったりましますから

いえいえ、暫くは可成り不定期にはなると思いますが、又ぜひお越し下さい
お待ち申し上げております ^^

投稿: LIN | 2013年11月14日 (木) 01時35分

この間はつぶやきにお付き合いくださりありがとうございました。

読み始めまして、大変だ、お父様のお悔やみをと思いましたが、なんか、すごいヘビちゃんがいっぱいでてきまして、びっくり、そんなに嫌いってわけでも(好きでも)ありませんが、LINさん、凡人のぺりなとはかなり違う、言語ヲタクの息子に近いぞと感じました。

とりあえず足跡がわりにコメントいたしました。
それではまた。

投稿: ぺりな | 2013年11月13日 (水) 13時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 夜更けにオルガンの音色を聴くは、遠く宇宙の深遠を想うに似たり | トップページ | 人生2度目の珍事はとある初秋の昼下がり、唐突に訪れたのだった »