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マーラーの呪い

前回の「ブルックナーの祟り」ですが、些かやんごとない時間的事情があり、慌ててUPした為か誤字脱字が、、、orz
すみません、先程校正し直して少し修正を掛けました(滝汗
やっぱり、なんだな
「祟り」なんですかねぇ ^^;

と言う事で、ブルックナーより遙かに「恐ろしい」マーラーに逝きますw

で、次の「マーラーの呪い」のマーラーですが、まぁ、こんな方です

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「グスタフ・マーラー(Gustav Mahler)」

「<1860年7月7日 - 1911年5月18日>はウィーンで活躍した作曲家、指揮者。交響曲と歌曲の大家として知られる。」

御本人自身も、色々と話題に事欠かない方でいらっしゃいます ^^;
で、更に言うなら 色々と私との縁も複雑で結構根の深い物があったりもします

彼の大作曲家との最初の出逢いは、此方
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「マーラー交響曲第1番・巨人」ズービン・メータ/イスラエル・フィル」
然も此が、私が「昔の恋人」と公言して憚らないメータとの初邂逅なんですよ
更に言うなら、動機が不純でしてね
ジャケットの写真に「惚れた」と、、、 ^^;;
で、速攻レコード店に走りましてね
買った訳です
其の後の経緯は、以前の日記(「恋人を紹介しようと思う 其のⅠ」参照)に上げた通り何故かストラヴィンスキー三昧に陥る、、、と ^^;;;

次の出逢いも「マーラー交響曲第1番・巨人」繋がりですが、此方は余り嬉しくはない関わり方でした
と言うのも、此の方絡みだからです
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「キリル・ペトローヴィチ・コンドラシン(Кирилл Петрович Кондрашин)」
今でも鮮烈に覚えているのですが、この人のシェラザードを始めて聴いた時に「これぞシェラザード!」と感じた物です
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<「これぞシェラザード!」な演奏>
当時はまだラジオのエアーチェックをしてましてね
その日、何気なく流れて来た音源に吸い寄せられるよう集中し、最後のアーティスト名を慌ててチェックした記憶があります
其れが彼、コンドラシンでした
演奏は、アムステルダム・コンセルトヘボウ(現ロイヤル・コンセルトヘボウ)です
此のオーケストラは、私にとって既に「セル/シベリウス交響曲第2番」でお馴染みでしたから、余計関心を持ったのは事実です
ですが、そう言ったことを抜きに彼の演奏は素晴らしく、その後も気をつけて音源をチェックしていました
処が1978年に西側に亡命した僅か3年後の1981年、彼は心臓麻痺にて急逝します
その訃報を聞いた時、真っ先に頭に浮かんだのは「ああ、(KGBに)殺されたのか」でした
いやまぁ、其れが単なる妄想だと解ったのは実を言うと可成り後の話です
と言うのも、こんな逸話を知りましてね
<此の日、コンドラシンはクラウス・テンシュテットの代役として急遽リハーサルなしでマーラーを演奏し、戻ったホテルで心臓発作を起こして息を引き取った>  by.wiki
と、あるのですが、、、
此の日って「3月7日」なんですよ
つまり彼の誕生日の翌日です
何でも、友人達と誕生日パーティを開いて朝まで飲んでいたらしいのです ^^;
ロシア人ですからね、当然飲むと言えば「ウォッカを呑む」でしょうから、当然「振れる」様な状態ではない事は容易に察しが付きます
本人も一旦は断っているのですよ、無理だから、って
そりゃそうです
リハーサルならまだしも、本番の、然も演目がマーラーですよ?
普通は断ります
でも、結局彼は断り切れなかった
然も演奏会自体は大成功だったそうです
で、演奏会の後、心臓麻痺で亡くなった、とそう言う訳です
此の最後の演奏が他ならぬ、マーラーの交響曲第1番「巨人」なのですね
この時、少しだけマーラーの怖さを感じた物です
嗚呼、リアルに殺されるんだ、、、と

昨年秋、30ン年振りにコンサートへ征った時に、其の感想が過ちではなかった事を痛感します
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其の時の演目は、マーラー交響曲第5番でした
(其の時の感想は過去日記「コンサート雑感」「コンサート雑感 其の弐」 を御参照下さい)
ネットの画像で見るとそう感じませんが、実際のMTTは決して大柄な方でも、私がオーケストラ噺で勝手に妄想を膨らませているT.T.(ティ,ティ)の様に長身でもありません
割りと小柄な穏やかな感じの紳士です
其の彼がマーラー交響曲第5番を振っている時の気迫が凄まじいのですよ
良く、気合いで実際より大きく見せる、とか言う描写がありますが、実際其所で感じた物は一寸違います
空気が違うんですね
物凄く張り詰めた物を感じるんですよ
有無を言わさないと言うか、絶対的な、其れで居て純粋で真っ直ぐな、音楽だけの世界
其所には何も立ち入る事を許されない彼とマーラーとの対話があって、私達は其れを漏れ聞いて居るだけなんだ、と言う不思議な感覚
ああ、マーラーを振ると言う事はこう言う事なのか
成る程、此ではコンドラシンが殺されても無理のない話だ
と、心底思いました
だから余計アンコールに何度も引っ張り出されて居るMTTが気の毒でね ^^;
もう好い加減休ませてやれよ、、、と、小一時間w

で、そんな私の脳内自動再生で先日いきなり仕事中に鳴り響いたという「マーラー交響曲第6番「悲劇的」」はこう言う楽曲です
此は、某アニメファンにはすっかりお馴染みの曲だったりします
と言うのも、アニメ版「銀河英雄伝説」でローゼンリッターのテーマ代わりに多用されて居ますからね
Resen Main_200
薔薇の騎士(ローゼンリッター)隊章と隊長のワルター・フォン・シェーンコップ

で、肝心の音源をyoutubeから3つほど
ああ、無論 此には個人的な好みがバリバリに反映されておりますので悪しからずw

「Mahler: Symphony No.6 - Jansons/BRSO(2011Live) 」

http://www.youtube.com/watch?v=cvf5cCst-uw
<Gustav Mahler (1860-1911)
Symphony No.6 in A minor "Tragische"
Mariss Jansons
Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
Gasteig, MÜnchen, 6 5/2011>
演奏:バイエルン放送交響楽団(Bavarian Radio Symphony Orchestra)
指揮:マリス・ヤンソンス

「Mahler: Symphony No.6 - Haitink/CSO(2008Live) 」

http://www.youtube.com/watch?v=Zvfh_mjPLlQ
<Gustav Mahler (1860-1911)
Symphony No.6 in A minor "Tragische"
Bernard Haitink
Chicago Symphony Orchestra
Royal Albert Hall, London, 8 9/2008>
演奏:シカゴ交響楽団
指揮:ベルナルド・ハイティンク

「Mahler Symphony No 6 A minor Tragic , Claudio Abbado, Lucerne Festival Orchestra」

http://www.youtube.com/watch?v=Lqqk0cfaA8Y
演奏:ルツェルン祝祭管弦楽団(Lucerne Festival Orchestra)
指揮:クラウディオ・アバド

此の3つの内ではアバドのが一番好みですかね
昔からそうなのですが、此の人の音造りは堅実で正統派です
でも、平凡で卒がないだけの物にはならない辺り、流石だと思います
そう言えば先日、Google先生で一寸画像漁りをしていた時に一寸面白い画像を見つけたので序でに貼っておきます ^^

Ca_3
うん、真面目な「往年イケメン3羽ガラス」の面目躍如と言った所ですかなw

因みに言うまでもなく私の愛聴盤は此方
20120929114246564
「マーラー交響曲第6番『悲劇的』 セル&クリーヴランド管弦楽団」

さて、順番で征くと次は「ユリシーズの亡霊」なのですが、さて何時の更新になりますことやら ^^;
宜しければ気長にお待ち下さい

Imagescaom7gkf Abbado_2 
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