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コンサート雑感

ブログに上げる感想日記の下書として書いた物、なんですけどね
激しく箇条書き、の積もりが結構書き込んでしまったので、弱冠修正して其のまま上げる事にしました
所謂、私の「ナマ」の感想です
脈絡や根拠が無かったり、私感全開だったり、思い入れや思い込みが激しかったり、些か口汚くなっている箇所が多々ありますが、どうぞご容赦の程を ^^;

先ずは
30数年振りのコンサート行きで、正直良くも悪くもwktkでしたね

行って来たのは先日来、大騒ぎしていた此方
25_3

実は、本物のコンサートホールへ聴きに行くのは初めてなんですよ~ ^^;
先ず其所が第1のwktkポイントです
地元の演奏会は全て「市民会館」でしたからね
所謂、多目的ホールと言う奴です
此は物凄く中途半端でしてね
本来はクラシックの演奏会には不向きなんです
何しろ音響が悪すぎます
今では結構立派なのが有りますけれど、私がせっせと通っていた頃はまだこんな立派なホールはありませんでした
なので、所謂、クラシック専用のコンサートホールへは出向くのは初めての経験です

場内はこんな感じ
Ca3k0258   
本当は撮影禁止らしいw

で、やっぱりContraBassに目が征く ^^;
Ca3k0260

此処で「止めて下さい」と場内係のお姉さんから注意を受けたので、携帯の電源を切ってバックにしまいました

因みにTopSideのオジサマが目茶好みですw
127

そう、独式弓(ジャーマンボウ)の人です
とても弾き方が冷静でねぇ
格好良いんだなぁ

1つ「ほおぉ」と思ったのは、此処では場内に電波が入りません
物理的にシャットアウトして居るんですね
うん、此は賢いなw

坐席は1階席のほぼど真ん中

座ってみての感想は 「うわっ、舞台 近いっ!」
最近眼鏡の度が今一合っていないので、どうもハッキリ見えないのが残念なんですが、思いの外、舞台が近くに感じられて思わず内心「GJ!」しました ^^;

1曲目のラフマニノフは、ま、ピアノ協奏曲なんで、此方も期待半分です
基本、協奏曲には余り関心がないんですよ
ピアニストは此の人
「ユジャ・ワン」
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なんかねー
今一 期待出来なかった(色々とw)んで、半分と言うか、殆ど捨てて居ました
だけど、@姉がねー
「(ピアニストには全く期待してないけど)感想が是非聞きたい」とメールして来て居たから、ま、半分「評論家気取り」で臨んだんですけどね
結論から言えば、事前に一寸思って居た
「ま、どう言う理由と動機があろうと、MTTが売り出しに一役買ってるんなら、其の腕は確かなんだろう」
此の直感が正しかったですよ

荒削りで、青臭くて、まだまだオーケストラに負けて居るけれど
中々巧いわ、彼女
後、結構パワフルで嫌味の無い良い音を出して居ました
直に観ると可成り細くて小柄なのに結構な音量が出せて居ましたね
思いの外、甘ったるくなくて硬派なイメージです
だからなのかも知れません
「アレは無理に謳わなくて良いんじゃないかな?」 と思った箇所が何カ所か有りました
謳い方がまだまだあざといと言うか、露骨なんですよね
只、今のまま上手く育って行けばイイ感じの技巧派に成れそうな気がします
多分、そこいら当たりがMTTの気に入ったんじゃないかな?
彼もピアニストですからね
只、SFSとの相性は今一な気がしました
もう少し色気のある音が出せるオーケストラの方が似合いそうなんですよ
彼女が、 そうだなぁ
このまま順調に育って芳醇で正確なタッチを十二分に身に付けられたなら
最盛期のオーマンディ/フィラデルフィアみたいな中年女の色香が漂うような音を自在に出せるオーケストラと組み合わせてみたいですね
さぞかし絢爛豪華で退廃的なラフマニノフが聴けるだろうw
そんな「夢」を見させてくれたピアニストでした

しかし肝心の演奏自体は、と言うと
なんと言うか
ピアニストは、実力100%以上で全力疾走
でも、オーケストラは、80%
MTT自身はと言うと半分、ヘタすりゃ半分以下?
みたいな感じでしてね
全体的に荒っぽいし
何と言うか「気楽なラフマニノフ~」って言う感じ(どんな感じだw)
多分、ピアニストのお披露目とか、ま、中国の人なんでそこいら当たりも含めてのアジアンツアーなんですね~
な感じ満載です
ま、個人的には割とアレコレ面白かったんで「木戸銭返せ」には成らなかったです

ただねぇ
其の後のマーラー交響曲第5番が凄かったんですよ
此方は何も言うべき事が無い位、満足しました
一言で言うと「とても良いマーラー」なんですけどね
チラシにあるような圧倒的な感動とかではなくて、なんと言うのかなぁ
マーラーを演奏るってこう言う事なんだ、と言う気概みたいな物を感じさせてくれましてね
別の意味で「コンドラシンが死んだ理由」が心底納得、と言うか「判った」気がしました
ありゃ確かにあんなコトすれば「死ぬ」わw

初めてですよ
指揮者の「集中具合」がダイレクトに伝わって来た演奏会って

楽章の間に入り一寸間がある
其の時も緊張を解かないんですけど、次の楽章に入る前のMTTの集中する様が凄まじい
後ろ姿(位置的に私は彼の真後ろ後方になる)から、其の気配が物凄く感じ取れるんですけどね
極限まで集中しているのが判る
ああ、マーラーを振るってこう言う事なんだ
と初めて気が付きました
ありゃヘタすれば命削るわw と

因みに彼は暗譜で振っていました
今回、SFSとMTTの本気を見せて頂いた気がします

演奏その物の感想は
とても「バランスが良い」です
バランスが良いって、ともすると「バランスが良いだけ」に陥りやすいのですけど、彼等はその辺りを実に巧くこなしている
ちゃんとSFSの色があって、MTTの個性が出ている
だから「良いマーラーですね」と

改めて思った事は、SFSの音は硬派 と言うことですね
細いワイヤーみたいです
意外と(失礼)技巧派で無駄に謳わない
線は細いけど其れが弱点とか欠点になっていない
ちゃんと「個性」になっている
そこら辺りMTTの「個性」とも上手くマッチして居るのかも知れない
基本、軽やかでしなやかで優しい
だから、NYPの春の祭典と聞き比べてしまうとSFSの其れは「凶暴性」や「狂気」が足り無くなっちゃうんだろうな
力強さがダイレクトじゃなくて、柳の其れみたいな伝わり方だから、そこらは仕方がないのかも知れない
只、技術的には相当レベルが高いと思う
MTTの音造りって優しいけれど、妥協はしていないから

後、youtubeで観ていた時から一寸目を付けては居たのですが、直に聴いて確信しました
ホルンの首席奏者が凄い!
あんな豊穣な音色のホルンを聴いたのは物凄く久し振りです
ムーティ/フィラデルフィアを聴きに行った時以来かも知れない
物凄く感動しましたねぇ
アレこそまさしくホルンだ! とか思ってしまう位、良い音なんですよ
もうぅね たわわに実った小麦畑に夕日が沈む、その黄昏時みたいな
其のホルンパートに女性が2名居ましてね
此も結構珍しいと思います
然も1人は黒人(に見えた)だったし

他には、ContraBassに女性が居て、内心「わっほい♪」と嬉しくなり踊ってみたり
否、実際に踊った訳じゃなかとですよ、勿論
3ウラだったな
其の隣(3オモテ)の人が文字通り立って(椅子無し)で弾いていたので、可成り驚いたとです
でも、やっぱり私の好みはTopsaideの独式弓のオジサマ

Bass26_2

渋くて格好良いです
(因みにTopはオーバーアクションなお兄ちゃんでした)
ファンレター出そうかしらん♪ んふんふ♪
一番後ろで弾いていた人が物凄く小柄で此も吃驚しました
そう云えば此の人も独逸式弓だったな

低弦は全体的に可成りしっかりしていました
チェロのTopとか可成りの腕前何じゃないでしょうか
ContraBassのTopもオーバーアクションなのが個人的には気になりますが、音質音量共に相当なレベルだと思います
矢張り腐っても元ベーシストなので、低弦が強いオーケストラが好みです
特にマーラーのような派手な編成の難しい楽曲で低弦が強いのは嬉しい限りです ^^

オーケストラ編成が一寸変わってましたね
最近の流行なのかな
左手前から右手へ
1stVn、チェロ、ヴィオラ、2ndVn、1stの奥にContraBass(9本! 壮観!!)
其の隣に木管楽器
その後ろ左手からパーカッション(ハープ含む)、ホルン、Tp、Tb、チューバ
ふむ
確かに此だと聴く側からもバランスが良いかもしれませんね

まぁ、色んな意味で実に巧くバランスが取れているな、と思った演奏会でしたよ
あんなマーラー見せつけられたらね
ラフマニノフの事とか、青二才のピアニストの事とか、もう正直どうでも良くなります
だからマーラーの後にアンコールは無いと確信(アレじゃ無理w 特にMTTが無理w)し、思わず「ご苦労様」「お疲れさま」って労ってしまった位です
で、改めて思いましたよ
「私はクラシックが好きなんだな」って
そして
「セルの音が本当に好きなんだな」って再確認しましたよ
MTT/SFSを聴きに来て其れはないだろうとか、思わなくもないのですけれど
此が私の正直な感想なんですね
そう言う諸々を含めて、彼等に心から「有難う」と言う想いを込めて拍手を送りました
次、来日公演があったら、又、必ず行きますね
で、今度は全く別の席にしてみようと思っています

一寸面白かったと云うか、MTTが気の毒に成っちゃったのは、開場の拍手に終止符を中々打とうとしなかったコンサートマスター氏の行動です
普通、カーテンコールって3回位なんですね
其所でコンサートマスターが席を立って「もうお終い」ってアピールするんですけど
(逆にコンサートマスターが座っているウチは拍手出来たりしまするw)
P-コンの時は5回目にアンコール(MTTとピアニストとで連弾だった)、マーラーの後も4回
否、流石に気の毒になりましたよ、私は ^^;
然もコンサートマスターが引き揚げてからも拍手治まらないから、結局もう一度出て来て挨拶して居たしw
其の時は、流石に「もう勘弁して、私は休みたい」ってジェスチャーしてましたね ^^;
ハイ、本当にお疲れさまでした! ^^;;
そして心から素晴らしい演奏を有難う御座いました

Symphony_03_05_12

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コメント

>PIOさん コメントを有難うございます♪
彼女、矢張り技巧派でしたか
普通に上手いですよね ^^
衣装は流石に黒のロングドレスでしたけれど、深々とスリットが入ったまぁ、なんつーか古いオバサンからすれば軽く眉に皺が寄る様な、、、(ry
それと、某顔本でMTTの顔本頁をフォローしているのですけれど、
このコンサートの前に何度か彼女との写真が上がってきてましてね
其れが矢張り何れも「軽く眉根に皺」でして、、、^^;
いやぁMTTのプロフィールが判って居るからこそ「ふぅ~ん」で済みますけれど、普通なら「もしもし?」な物ばかりでして、、、orz
あれだけの素質と実力があるんだから、ああ言うパフォーマンスは逆効果だと思うんですかねぇ
個人的にはそう言うあざとい表現に走るのではなく、淡々とその確かな技術で静かに謳えばいいと思うのです
折角上手いのだから勿体ないなぁ、と
未だ若いし我も強そうだから余計心配で ^^;
MTTも若い頃随分と生意気で失敗し苦労していますからね
そう言う彼女の何処かに昔の自分を観て、内心ハラハラいるかも知れませんw

投稿: LIN | 2013年6月 6日 (木) 03時23分

こんにちは。
時期はずれのコメントで失礼。
「マーラーの呪い」のリンクからここに飛んできました。^^

私はユジャ・ワンのピアノリサイタル(2013年4月)に感動したもんですから、こちらの協奏曲の感想に反応しました~。
彼女、テクニックは一流間違いなし、だと思います。
ただ、あの衣装からもうかがい知れるように(協奏曲ではオーソドックスなドレスですか?ソロリサイタルだと、びっくりするような超ミニです!)、我が道を突っ走るタイプだと思うので、周りと合わせる協奏曲や室内楽はどうなのかな…と。

とっても興味深く拝読しました。
さすが、オーケストラへの造詣が深くていらっしゃる!
是非またコンサートに足を運ばれて、感想をアップしてくださいね~。楽しみにしてます。^^

投稿: PIO | 2013年6月 2日 (日) 13時52分

(*^-^)探したらこんなのがありましたよー。

「パガニーニの主題による狂詩曲」
http://youtu.be/AAu6BRWL8p8

Daniil Trifonov, Zubin Mehta - Rachmaninov,
Rhapsody on a theme by Paganini
2011.12.26

全曲バージョンです。ちょっと音質がイマイチですが
意外に正統派の演奏なのでお暇な折にでもどうぞ。
(*゚▽゚)ノ もちろんイスラエルフィルです

投稿: 清涼院コナン | 2012年11月21日 (水) 21時35分

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