« 或る指揮者の想い出 | トップページ | 絵になる人達 »

指揮者も人の子ですから

ネットのお友達のコメントに貼る動画をyutubeで捜していたらこんな可愛い(? ^^;)物を発見!

「Michael Tilson Thomas missed a cue? 」

<Composer: Gustav Mahler
Work: 7th Symphony, 1st movement
Orchestra: San Fransisco Symphony
Conductor: Michael Tilson Thomas
Venue: Royal Albert Hall, Proms 2007
Sunday 2 September 2007>

まぁ、要は「間違えた」と、、、言う事ですね ^^;

こう言うのって昔は「伝承」だったんですけど、今はこうやってバッチリ残っちゃうんですねぇ

MTT「マイケル・ティルソン・トーマス、通称MTT」のように、ストラヴィンスキーの「春の祭典」なんて言う馬鹿見たく難しい曲(此の辺りのお話しは過去日記「閑話休題的にストラヴィンスキーする 」を御参照下さい)をああも楽しげに、然もいとも簡単そうに振る、未だに数頁でスコアから振り落とされている私からすれば、超人みたいな人でさえ、こうやって「間違える」あたり、なんか可愛いというか、微笑ましくてですね
思わずまた寄り道しているわけです ^^;;


因みに「いとも簡単に振って居るように”見えて”しまう」春祭の動画は此方
「MTT/SFS: Stravinsky's Rite of Spring (I) 」

<The San Francisco Symphony conducted by Michael Tilson Thomas playing Igor Stravinsky's "Rite of Spring". Part 1 of 4.>

ああもう、何度見ても信じられないくらい軽やかに振っていますねぇ
溜息しか出ませんよ

間違いは別にMTTに限りません
彼に限らずこう言う小さな間違いは、普段から古今東西何処の指揮者にでも割と良くあります
此がまぁ、ギャップや失敗の度合いが大きくて、且つ派手なのになると晴れて「伝承」となる訳ですね

有名なのだと「尾高忠明」のお父さんかなぁ
Org_20100602000708
尾高忠明

「尾高尚忠」さんと仰有るまぁ日本の指揮者の草分け的な方です
Img_1426635_63031095_2
尾高尚忠

同世代には「山田一雄」御大がいらっしゃいます
Focd95256
山田一雄
まぁこの方も何かと逸話の多い方です ^^;
一番有名なのは指揮台から落ちた話かなぁ
もっとも落ちるだけでは「伝承」には成らない(実は良くあるw)訳で、彼の場合、客席まで転げ落ちながらも、其のまま指揮を続けながら這い上がって来た、と言う辺りが「伝承」となっている所以でしょう

この「尾高尚忠」と「山田一雄」が率いていたのがNHK交響楽団の前身となる新交響楽団ですね
この方自身は色々な不幸が重なって若くして亡くなっていらっしゃいます

で、この方の有名な逸話に、ベートーヴェン第5交響曲「運命」と、同じくベートーヴェン交響曲第6番「田園」を「振り間違えた」、というのがありましてですね

実は運命と田園の冒頭って結構どちらも印象的なんですよ
特に運命の冒頭は指揮も目立ちますしね
あれは例の「ジャジャジャジャ~ン」の前に半休符が入って居るんですね
なので、正確には
「”ン”・ジャジャジャジャ~ン」となります
此の半休符のお陰でこう言う印象的な出だしになる訳ですね
「Toscanini - Beethoven's Fifth Symphony 1st Movement 」

指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ

M_toscanini
アルトゥーロ・トスカニーニ
セルとの繋がりが深い此の人も、まぁ色々と、本当に逸話の豊富な「伝説」の指揮者です ^^;

いやもう、この先は動画を見て頂ければ解るように

こう言う派手な指揮の冒頭で
「Beethoven Symphony.5-1st Harding/Mahler Camber Orchestra 」

指揮:ダニエル・ハーディング

此の音が出て来る
「Carlos Kleiber, 1983 (Live) Beethoven, Symphony No. 6 in F major, Op. 68 "Pastoral"  」
<Ludwig van Beethoven
Symphony No. 6 in F major, Op. 68 "Pastoral"
Bayerisches Staatsorchester
Carlos Kleiber, conductor
Recorded Live 7 November 1983
Bayerische Staatsoper, München.>
演奏:バイエルン国立管弦楽団
指揮:カルロス・クライバー


実際の田園の冒頭指揮はこんな感じ

「Beethoven Symphony 6. NFZ/Kocsis movement 1」
揮:コチシュ・ゾルターン

此では激しくずっこける訳ですね ^^;
その場にベートーヴェン先生がいらっしゃったら「憤死」物かも知れません (汗
只、彼は多忙で過労死された位の方なので、そう言う或る意味有り得ないような逸話が残ってしまったのかも知れません

一寸毛色が違うのですけど、セルにも面白い逸話があります
彼は暗譜で演奏会をこなす(然も自らピアノで弾くことが出来るw)ので有名なのですが、練習の時は普通に総譜(スコア)を使っていました
ある日、楽団員がほんの冗談のつもりで、全くその日の練習曲とは違う総譜(スコア)を指揮台に置いたらしいんですね
(練習の休憩中にすり替えたという説もあります)
どうなったか、と言うと
彼は何も言わず練習を始め、其のまま何事もなかったかのように1日が終わり、件のスコアは全く手つかずのままだった、、、
そうです ^^;
此って或る意味楽団員にとっては物凄いプレッシャーだと思うんですけど ^^;;
一体どういう頭の構造をしていらしたんですかね、師匠は ^^;;;

Withszell

|
|

« 或る指揮者の想い出 | トップページ | 絵になる人達 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/184371/55708784

この記事へのトラックバック一覧です: 指揮者も人の子ですから:

« 或る指揮者の想い出 | トップページ | 絵になる人達 »