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自称「ミーハー族」の知られざる過去

こう見えても、と言うか、宇宙戦艦ヤマト2199の考察日記をバンバン上げている時点で、丸判りと言うか、みえみえなんですけどね、、、^^;
私は結構ミーハー気質を持っています
好きなアーティストの「追っ掛け」もした事があります
まぁ、最近は何かと体力も資金も続かないんで、殆どやらなくなりましたが、若い頃は結構なミーハー族でした
只、人様からなかなか理解されないのは「追っ掛け」の対象がちょっと変わっている、と言う事でしょうか

以前「取り敢えず復活 Bolero(ボレロ)編 」
で一寸だけ触れましたけど、学生時代は随分とコンサートに行っていました
まぁ大概は「学生券」と言う謂わば反則手形のような物で「漁夫の利」を貪っておったのですが、中にはちゃんと”正規”のチケットで聴きに行った物もあります

そんな1つにフィラデルフィア管弦楽団、指揮/リッカルド・ムーティと言うのがあります

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往年のイケメン三羽がらすの1人「リッカルド・ムーティ」

Google先生によると
1981(昭和56年)6月9日で、演目はチャイコフスキー/交響曲第6番、ムソルグスキー/展覧会の絵、だったようです
展覧会の絵はしっかり記憶にあるのですが、悲愴の方は云われれば、ああそう言えば悲愴だったかな? 程度ですねぇ
今では圧倒的に悲愴の方が好きなのですが、まぁ未だ花の女子大生成り立て位でしたからね
嗜好なんてそんな物です
演奏自体は、ムーティらしいキレのある情熱的で華やかな良い演奏でした
元々熱血指揮者(噂によると暴走族だそうです ^^; ベンツに乗ってかっ飛ばすのだそうで)なので、指揮振りもまぁ、推して知るべし、な、とても見応えのある素晴らしいものでしたよ
実はムーティ氏、この時が初来日でして、折しも先任のユージン・オーマンディの引退公演だったのですね
Ormandy
「ユージン・オーマンディ」

余計力が入っていたのだと思います
丁度この頃のフィラデルフィアは最盛期といっても良いくらいの円熟期です
オーマンディと造り出した実に艶っぽい豊満でグラマラスな音色が特徴的でしてね
正に音の饗宴、華麗なると言う言葉がぴったりな音を惜しみなく響かせるオーケストラでした

今ではもうこう言う「イレギュラー」な事は警備上出来ないとは思うのですが、当時はまだそんなに厳しくも無かった物ですから、色々とミーハーな事が出来ました
その時、押しも押されもせぬ「自称ミーハー族」の私がやった事は

1.演奏が終了して指揮者が挨拶をしている内に舞台まで駆け寄って用意してきた花束を渡す
2.演奏会が終わったら裏の楽器運搬口に走り目当ての団員からサインを掠め取る

です ^^;

因みに坐席は1階の最後列でしたから、演目最後の音が消えると同時にスタートダッシュ!
1階席の通路を一気に駆け寄りましたよ
花束は昼の間に花屋でしつらえて貰いましてね
外国の人に渡すのだけど何が良いだろう、と相談したらでは日本的な花が良いよね、やっぱり! 
と言う事で、咲き誇る芍薬で組んでもらった記憶があります ^^
実はムーティ氏この時、本番中に足を捻挫してましてね
その性で、演奏会後のサイン会は中止になりました
今思うと、彼ペースメーカーを入れていますから、熱演の余り体調が悪くなったのかも知れません
実際、公演中に失神した事があるようですから ^^;
従ってあの時、彼と握手し会話を交わしたのは「私」だけです ^^v

当時はまだコントラバスに傾倒する前でしたから、高校で少しだけ囓ったクラリネットの方が私の中ではメイン楽器を占めていました
なので、フィラデルフィアの主席クラリネット奏者の方には演奏前から興味津々でしてね
でもって、まぁ、なんつーか、どうして同じ楽器(厳密には同じ楽器では無いのですけどw)な筈なのにあんな音が出せるんだ~!!
なんでクラリネットなのに「にゃー」って鳴らないんだ?
とか、酷くショックと言うか、失礼な感想と言うか、大変感銘を受けまして
此は是非ともサインを頂戴せねば!と妙な方向に気合いが入った私は、演奏会が終わると同時に舞台裏に走りました
で、今から思うと顔から火が出ると言うか、穴があったら入りたいと言うか、平身低頭、五体投地(ごたいとうち)で土下座、な位「失礼」な事をしでかします
アマチュアは自分達で楽器や舞台の後片づけをしますけど、プロの方は基本其れ専門のスタッフさんがいらっしゃいまして、その時もスタッフの方がてきぱきと後片づけをされている最中でした
お目当ての方は当然其所にはいらっしゃらないので、楽器運搬中の1人を捕まえて尋ねます
自慢じゃないですが、私、英語は全く駄目なんですね
日常会話も出来ないくらいダメダメなんですけど、火事場の馬鹿力と言うヤツでしてね
手にしてきたプログラムに載っていた件のクラリネット奏者の顔写真を指し示し「Where?!」と叫びました
今思うと皆さん凄く親切だったんですよね 
彼は外を指さしゆっくり「彼は外にいる」と教えてくれました
あ、無論英語で、ですよ ^^
で、お礼を言って(多分頭下げただけだったと思う ^^;)外に出ます
その時、私は信じられない光景を眼にしたのですけど、気持は既に「外」に行って居ますから、その時は余り驚きませんでした
外には楽団の方が大勢みえました
でも、肝心の主席クラリネット奏者の姿が見あたりません
狼狽えた私は何を思ったかビオラの主席奏者を捕まえて「日本語」で尋ねます
「私はアマチュアのクラリネット奏者です、今回の演奏会で物凄く感動しました、付いては”彼”のサインが欲しい、何処にいますか?」
彼は一寸吃驚したような顔をしましたが頷くと周りの楽団員に”英語”で居場所を聞いてくれました
そして誰かが返事を返してくれ私に通訳してくれます
「彼ならもう移動のバスに乗っているそうだ、未だ彼処に停まっている筈だから一緒に行こう」
ハイ、もうお解りですね
その時のビオラの主席奏者は日本の方(日系だったかも知れません)だったんですよ
事前にプログラムで確認していましたので、パニくった私は敢えて「彼」を捜したと、、、
まぁ失礼が服来て歩いているようなヤツです、全く
其の後、ビオラの主席奏者の方は、件のバスまで私を連れて行って下さいました
本来なら絶賛「関係者以外立ち入り禁止」な筈のバス(運転手(外国の方でした)の方にも事情を説明して下さった)に乗せて頂き、当のご本人様を紹介して頂き、更に事情まで説明して頂いたにもかかわらず、私がサインを頂いて握手している間に居なくなって仕舞われたので、実は肝心のその方にろくな御礼を申し上げて居ないんですよ、私、、、、orz
ああ、本当に穴があったら入りたいです、、、orz
その穴が彼の人の元に繋がって、は居ないですね、、、orz

因みに外に出るときに眼にした「信じられない光景」とは
両肩にコントラバスを担いで歩いていくスタッフさんの姿です
文字通り「ひょい」と担いで「スタスタ」歩いて行かれたんですね
いやね、そりゃあ、中はがらんどうですから大して重くはないかも知れませんがね
其れにしても、、、 ^^;

今、彼のフィラデルフィアは財政難で苦労しているようです
でも、あの時の燦めきを直に聴いている者の1人として、何時か立ち直りまたあの「フィラデルフィア・サウンド」を聴かせてくれる物と信じています
頑張れ! フィラデルフィア管弦楽団!!

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