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「宇宙戦艦ヤマト2199」の考察 其の七

第四話を飛ばして第五話「死角なき罠」に征きます ^^;
第四話はもう少し調べ物をしてから、そのうち取り上げたいと思います

五話六話は所謂「冥王星海戦」の巻です
旧作でもなかなか見応えのある逸話でしてね
只、まぁ、SF的には色々と突っ込み処満載でもあります
例えば、冥王星なのに「海」? とか、反射衛星「砲」? とか、、、etc
宇宙戦艦ヤマト2199を見始めて気になっていたのは、此等のSF的には余りにも「はい?」な箇所をどう辻褄を合わせて行くのか、と言う事でした

木星の浮遊大陸にしても、本来の元ネタは木星の「大赤斑」です
大赤斑とは何かと言うと木星にある巨大な「渦」です
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「大赤斑(だいせきはん、Great red spot)、木星に存在する高気圧性の巨大な渦で地上の望遠鏡で観測可能。大きさは24〜40,000km×12〜14,000kmで、おおよそ地球2〜3個分の大きさである。大赤斑の渦の詳しい発生原因・構造は解明されていない。発見以来少なくとも350年以上にわたり一定の形状を維持しつづけており、あまりにも巨大な力学的エネルギーを持っているため、今後も存在しつづけるものと見られている。」by.wiki
旧作当時、此の大赤斑の下には「巨大な浮遊する大陸」が在るのではないかと言う説、と言うか、夢物語のような話がありましてね
ご存じの通り木星自体はガスを主成分とする「ガス惑星」です
本来は地殻を持つ星ではありません
其所に「浮遊する大陸」が存在する、、、かも知れない
そんな夢物語を具象化したのがヤマトの「木星浮遊大陸」の逸話です
当時は今のように鮮明な画像が観られる訳もなく、木星はまだまだ遠い未知の惑星でしたから、そんな夢物語にも素直に「wktk」出来た物です
まぁ今でも木星その物が「未知」で「遠い」星であるのは変わりませんけどね(笑

冥王星に至っては、殆ど旧作当時と状況が変わっていません
大きな違いは冥王星が「準惑星」に格下げに成った事くらいでしょうか
地球から余りにも遠いのと、未だ探査機等での接近観測等が出来ていない為です
冥王星は色々と謎の多い星でしてね
「考察の前に一寸珈琲でも如何?」
でも取り上げたように、冥王星が「惑星」なら、非常に珍しい「二重惑星」なのですが、今現在は「惑星」ではありませんからね、残念な事に
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その他にも組成とか大きさとか軌道とか、まぁ、色々と謎の多い「星」です
さてそんな「冥王星」ですが、確かなことが一つだけ在ります
本来の冥王星に「海」は在りません
水分子や氷は有るかも知れませんが「液体状」の「海」は「有り得ない」んですね
さて、此処をどうするのか
冥王星戦は「液体状」の「海」無くしては語れません
其れ位重要な要素なのに「存在しない」と言う事実
其所をどう「設定」するのかな~、と

結局、非常に無難な設定にしましたね、出渕監督 ^^;
「ガミラスフォーミング」ですか
成る程ね
其の辺りを作戦会議室での「メ2号作戦」のブリーフィングで沖田に説明させている辺り、非常に巧い持って行き方だなぁ、と思います
後、反射衛星砲が遊星爆弾を造り出す為の「装置」であり、本来は「兵器」では無かった、と言う設定には正直「おお! 其の手があったか!!」と思いました
と言うのも兵器としての反射衛星砲には色々と致命的な欠点がありましてね
例えば、射程距離が短い、とか
(此は本来反射板でフォロー出来る物では無い筈なのですが、、、^^;)
目標が水中にあるとビームが水面で遮られて効果を得られない、とか
(では何故凍結した水中から遮られる事無く「討てる」のか、、、^^;)
エネルギーの充填に時間が掛かり速やかな連射が難しいのに「1門」しかない、とか
(火縄銃1丁で戦う気ですか?、、、と ^^;  )
反射板を利用して「攻撃の死角」を無くすアイデアは良いのですが、実戦で使用するとなると大きな問題が生じます
弾道が丸見えですからねぇ
容易に「砲台」の位置を特定されてしまいます
所が旧作では、弾道の軌跡を追って砲台の位置を逆算するのではなく、装甲車により地上から「排気口」を捜す、と言う今一良く解らない作戦行動が取られます
今回は最初から艦載機での「基地索敵」なようで、結果的に砲台を発見する事になりました
同時に反射衛星砲の破壊方法も「人が砲台内に忍び込んで破壊」するのではなく、発見した艦載機から位置データをもらっての「艦砲射撃」で「時限式三式弾」を撃ち込む、に変わっていますね
その方が色々と理に適っています

威力にしても旧作では、シュルツ自身が「波動砲に負けない」と言っているのですけれど、明らかに威力小さいです
其れも極めて小さいですね、正直比較になりません ^^; 
此は凍結した水面下から発射する為のエネルギーロスが半端無い為、とか言われていますけど、なら水面下に置かなきゃ良いだろう、と ^^;
只、陽電子ビームよりかは威力が高いようですね
宇宙戦艦ヤマト2199では、真田技師長ご自慢の(笑)波動防壁を貫通していますから
このように兵器としては半端で使い勝手の悪い物を、何故「切り札」のように持ち出すのか、、、と言うのは当時から言われていました
其所をどうするのかなぁ、と思っていましたら「本来兵器では無かった」と言う見事な「説明」だった訳ですね
然もミラー反射装置がちゃんと「リフレクター衛星」になっていました

ふむ、ならば納得出来る部分が可成り増えましたね
では、今回の敗因は、と言うと本来兵器では”無い”反射衛星砲の威力を過信したシュルツの戦略ミス、と言う事でしょうか
着眼点は良かったと思うんだけどなぁ
どう考えても「詰め」が甘いですね
何度考えてもヤマトが沈んだ時に何故もう一歩踏み込んで「確認」を、或いは「トドメの攻撃」をしなかったのか、と思うんですね
トドメの攻撃に関しては「出来なかった」と言う側面があるかも知れません
少なくとも反射衛星砲は使えません
あれは水中に届きませんから
ならば、現場に艦艇を派遣し「魚雷」を落とすべきでしょう
何故そうしなかったのか
出来なかったのではないか、とも考えられます
どうもガミラス側にはロクな「対潜兵器」が無いように思えます
もう一つは、功を焦ったか、、、ですね
此方の可能性の方が高いような気がします
第2話で空母を1隻失っていますからね、彼は
その際にシュルツ自身が「失敗するわけにはいかない」と言っていますから、何かしら追い詰められていたのかも知れません
更にゲールから「1等ガミラス人」をちらつかせられ(シュルツ本人はさして期待していないようにも思えますが、、、)余計、先走った可能性も高いと思います
ゲールが普段から平等でも有能でも「無い」司令官なのは、ま、デフォルトでしょう
が、仮にそうであっても、通常であれば上長のゲールを跳び越して直接TOPであるデスラーに「報告」する事自体、重大な規律違反であり其れだけで「罰せられる」可能性も有る訳です
其れをシュルツが知らない筈はありません
其所を敢えて「直接報告」している
なにかのっぴきならぬ事情が背景に有ったとしか思えません
其れは何か
考えられるのは、第2次火星戦敗北による人員及び艦艇の損失、偽装状態のヤマトによる空母の損失、ヤマトによる惑星弾道弾の失敗(損失)、、、そして見逃せないのがゲールの存在、でしょうね
彼はガミラスに人質を置いているようですが、其れだけでなく母星自体も人質化していたのでしょう
これ以上の損失やマイナス評価は、彼の母星の存亡に関わる事態になっていた、とも思われます
彼も又母星の命運を背負って闘う「お父さん」だった訳です
だったら余計慎重さが要求されるだろうに、彼処で功を焦ってどうする? と 
其所は慎重な上にも慎重に行動しなくちゃ如何だろう、と
何故、最後の最期になって「慢心」する?

こう言う時こそ
「叩く時は 追うて追うて 根まで叩かねば駄目じゃ 叩いたら 叩いて潰せち 教わった」
Toyokubi
 
妖怪「首置いてけ」こと島津中務少輔豊久 by.ドリフターズ

でしょうがぁ~ 
追撃の手を休めたり狩りを楽しんだりしている場合じゃないでしょ? 
そんなだから、、、以下自粛
あああ、またもや「シュルツ司令の駄目な所を晒す」日記になってしまいました、、、orz

冥王星海戦の考察、もう少し続きます ^^;

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