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メ号作戦についての考察 纏め

「宇宙戦艦やまと2199」

マイフレさんのサポートによりメ号作戦の考察が凄く進みました ^^
何時も有り難う御座います
折角なので、と言うか、このままでは「勿体無いお化け」が出そうなので次の考察に移る前に、纏め日記を書いてみようと思います

先ずは"問題の動画”(第1章冒頭10分は現在リンク切れになっています)です
Tky201203180110

先ずは冒頭の「馬鹿め」ですね
非常に沖田らしくない台詞なのは、最初の日記に書いた通りです
是は、メ号作戦その物が「陽動作戦」であり、其れも只の陽動ではなく「掃滅戦」で有ると云う背景を考えると納得が行く台詞ですね
此方を向いて貰うだけで無く、此方側に集中して貰わなければならない
その為に非常に判り易い、相手側にとっては無視する事が出来ないレベルの「挑発」をする必要があった訳です
其れが非常に彼らしくない台詞であり、作戦活動中の司令官としての沖田が発する言葉としては実に的確な台詞でもある「馬鹿め」です
是は史実に「捷一号作戦の小沢艦隊」と言うのがあるそうで、其れを準えているそうです
此方に付いては只今鋭意勉強中なう!なので、今は詳しく書く程知識がないのですが、要は相手の主力艦隊に殴り込みを掛ける為に、徹底的に囮になり文字どおり全滅した艦隊のお話のようですね

其の辺りの事を念頭に置いて動画を見ると、色々と符合する言動が彼方此方に出て来るんですよ

順番に行くと「馬鹿め」の返信の直後、ガミラスの攻撃を受けて「ユウギリ」が轟沈した際にキリシマ(沖田が座乗している旗艦の名前)の艦長山南が「長官!」と攻撃を促しています
其れに対して沖田は「未だだ」と諫めている
私は初代ヤマト以外は余り観ていませんので、山南が元々どう言う人物として設定されているのか知りません
初代には居なかったキャラクターですからね
が、結構勇猛で操鑑が巧みな艦長の様な気がします
当然艦隊の旗艦艦長として山南も作戦行動の骨子は知っている筈ですから、今回の遠征が「殲滅戦」なのは認識しているでしょう
だから沖田に対して「攻撃しなくて良いんですか?!」と言う意味を込めて「長官!」と声を掛けているのだと思われます
只、ちょっと気が短いと言うか、沖田に甘えてませんか?彼
アマテラスについても「本当に来るのでしょうか?」と問うているし、古代が戦線に残る判断を下し、ユキカゼの皆が謳う軍歌が聞こえてきた時も「長官!」って沖田を促してますしね
個人的には「ヲイヲイ!」って思いますけど ^^;
まぁ、結構な損害を被っているように見えるキリシマを彼処まで繰艦出来るのですから「腕」の方は可成り確かなようです
まぁ、キリシマの艦長ですからね、キリシマの
あのキリシマの名前を持つ艦の艦長ですから当然と言えば当然です

実は初代アニメでは冥王星海戦で沖田が乗っている艦に名前は付いていませんでした
それどころか、実は、艦長も居ませんでした
つーか、沖田が艦長兼任してました ^^;
艦橋が被弾した際に乗員から「艦長?!」って呼び掛けられて居ますからね
沖田のリアルリゲイン(♪24時間闘えますか~?♪)は既にこの時、此処から始まっていますな(笑)
通常、艦隊には艦隊司令長官の座乗(実際には立っている事が多い気がするけどw)する"旗艦"が居ます
殿が乗る、旗印を背負った艦だから「旗艦」なんですね(、、、だと思います ^^;)
艦にはそれぞれ、その艦を指揮運営する「艦長」が居ます
なので、旗艦にはその旗艦を指揮運営を担当する「旗艦の"艦長”」と艦隊の指揮運営を担当する「艦隊の"司令長官"」が乗り合わせる事になります
此の辺りの事を踏まえておくと次の日記で取り上げる「ヤマト指揮系統の異常さ」が判り易いと思います
余談ですが、私は可成り後になるまで初代ヤマトのスタイルが「普通」だと思っていましたから「女王陛下のユリシーズ号」を読んだ時の混乱と困惑は半端じゃなかったです
お陰で面白い日記が書けましたが(笑)

話を戻しましょう
今回、目出度く旗艦に名前が付きました
「キリシマ」です
実は一番最初にこの動画を見た時私は、思わず結構な声で「うおぉ~~~、キリシマだ~!来たぁ~~~!!」と叫んでいました ^^;
まぁ、此の辺り最初の日記で「艦側にきりしま、とか、、、」と少しだけ触れていますけど
実は「きりしま」と言う艦は実在しているんですよ
古くは旧海軍の金剛型戦艦「霧島」、今は海上自衛隊のこんごう型護衛艦「きりしま」です
こんごう型護衛艦とは、「海上自衛隊が保有するイージスシステム搭載のミサイル護衛艦、の事 by.wiki」です
で、何故私がこんなにも興奮するかと云うとですね
一昨年の秋、こんなニュースが世界を席巻していたのを知っているからです
「日本の海上自衛隊の護衛艦「きりしま」が、ハワイ沖で大陸間弾道弾の迎撃試験を見事成功」
実は是、凄い快挙なんですよ
何気に世界初であり、世界中でもアメリカと日本の海上自衛隊しか成功していないんですね
何故か
単純な事です
打ち落とす事が非常に難しいから、、、なんですね
そう言う艦の名前が此処で出て来る
もう嬉しくてですね
思わず踊ったと ^^;
因みにその時の動画を編集してyoutubeに乗った物が此方です
「Japan Aegis BMD (JFTM-4) Stellar Taka Flight Mission Success Quicklook」

そう言う由緒ある名前が付いた艦の艦長ですから当然、山南(あ、因みに宇宙戦艦ヤマトの主要人物の名前は「新撰組」から来ています、初代のキャラクター設定時に「新撰組血録風録」を元にしているという資料が残っていますから、なので、山南は「やまなみ」と読みます、今更で済みません、、、^^;)も優秀であってしかるべきですからね

次に
「味方艦艇の損耗率80%!」と報告を受けて沖田がうめくような返答を返した直後、「アマテラスよりの信号確認」という報告を聞いて、彼、ギリッと歯を食いしばるんですね
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最初、「味方艦艇の損耗率80%」の報告を受けての事か?と思ったんですけど、何度見返しても「アマテラス、、、」の報を、と言うか「アマテラス」と言う言葉を聞いてギリってやってる
なんだろう、、、と思いましてね
是も当初「保つか、、、」と云う思いからやったのか?と反射的に思いました
その時私の頭にあったのは「味方艦艇の損耗率80%」です
この後、火星に到着するまで10分、波動コアを回収し完了報告が自分の元に来るまで10分
此の分だと誰も連れ帰れないかも知れない、、、と言う覚悟からやったのか、と思ったんですね
所が、です
事実はもっとシビアでリアルでした
マイフレさんに教えて頂いたんですけど、軍事における全滅判定って「損耗率3割」なんだそうです @@!
だとすると、8割なんてもうぅ文字どおり何時「全滅」しても可笑しくないレベルですよね
既に帰還とか云うレベルじゃないです!
アマテラス回収の隠蔽の為の陽動、と言う作戦本来の任務すら遂行が難しくなっている状態ですね
マイフレさんが指摘されたように「ここまでなんとかやってきたのに完遂出来ない、なんとかしなくては、」と言う艦隊司令長官としての沖田の表情だったように思います

此の後「ウズメ(=古代、島)がアマテラス(波動コア=サーシャ)回収に成功」の報を受けて、沖田は「撤退」を指示します
その時は既に彼の乗る旗艦キリシマと古代守の座乗するユキカゼの2隻しか残っていません
此処で古代(守)が「撤退?!」って驚くんですね
此処も引っ掛かりましてね
何故驚く? 沖田の戦術から行けば「撤退」は当然と言えます
此処でもう一度思い出したいのが、メ号作戦が只の陽動作戦では無いと言う事です
更に今回、メ号作戦が史実の「捷一号作戦の小沢艦隊」を踏まえているのなら、其れは「全滅」が前提の戦いだという事ですね
つまり平たく云えば地球本部指令からは「全員死んで来い」と言われて此処に来ている、と言う事です
だから守が「撤退」と聞いて驚く訳です
個人的には
「沖田が云うのならキリシマは地球まで帰れる(だけの余力が未だ残っている)」と判断し、また「沖田なら、山南なら、キリシマを地球に送り届けられる」
そう信じたのでしょう
だからこそ自分(ユキカゼ)が戦線に残り殿(=旗艦=沖田)を何とか地球に帰そうとしたのだと思います
でも、彼(守)も葛藤がつい言葉に出てしまったようです
「逃げません」
地球司令部から「死んで来い」と命じられた者の意地と言うか、矜恃だったのかも知れません
そして、その後に続く彼の台詞が総てを物語っています
「こんな所で死んではいけない」

此の辺り、実は次の検証というか考察に繋がって行きます

因みに「ユキカゼ」は初代ヤマトの時から「ゆきかぜ」です
元ネタがあってですね
「雪風」大日本帝国海軍の駆逐艦
日本海軍の駆逐艦は、激戦区に投入され非常に損耗率が高かったが、本艦は16回以上の主要な作戦に参加し、戦果を上げつつほとんど無傷で終戦を迎え「奇跡の駆逐艦」と呼ばれた。by.wiki
です
此の辺り知っていると今後の展開の参考にもなりますよ

暗号「アマノイワト ヒラク」
是はあの有名な伝承から来ているのはもう明白ですね
今年は図らずも5月21日(月)に金環食が起こります
そして今年は古事記編纂1300年だそうです
其の辺りも出渕監督は意図して作り上げて居るのかも知れません
兎に角、今回の「宇宙戦艦ヤマト」
非常に良く作り込まれていますし、色々な物をリサーチして上手く盛り込まれているように思います
特に「司令長官沖田」はその表情を含めとても丁寧に描かれています
個人的には「ああ、こう言う沖田司令が観たかった!」と思わざるを得ません
今後、「司令長官沖田」が「ヤマト艦長沖田」に成る、その過程と生き様をどんな風に描いてくれるのか物凄く楽しみにしています

「きりしま JS Kirishima, DDG-174」
300pxjds_kirishima__kongou_class_de


「雪風」
300pxyukikaze_2


「戦艦大和」
Battleship_yamato1


「ヤマト」
Img_364114_14992337_0

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コメント

>ロン さま
コメントを有難う御座います ^^
直ぐにお返事できなくて申し訳御座いません、、、汗
赤道祭という設定は私も良いアイデアだと思いました
個人的には、酔いつぶれた徳川機関長をバックに、帽子を被り直す沖田艦長がメチャ格好良く感じました ^^;
アレですよね~
やっぱり宇宙戦艦ヤマトって沖田十三物語ですよね ^^

投稿: LIN | 2013年5月25日 (土) 03時08分

LIN様
昨日も楽しく7話を観ました。
地球への最後の更新という暗いイメージの話を
赤道祭という華やかな祭りとかぶせると言う発想は
船乗りの感情をうまく捉えていて、とてもリアルだと思います。
実は、僕は旧作の沖田艦長の「さよ~なら~、必ず帰ってくるからな~、達者で暮らしていろよ~」
「古代、お前もさよならを言わんか」
というセリフも好きだったんですけどね。
沖田十三物語、大好き(笑)

投稿: ロン1964 | 2013年5月20日 (月) 11時43分

>ロン さま
コメントを有り難う御座います ^^
2199は本当に良く出来ていますので、安心して観ていられます
こうして色々と考察日記を書く事が出来るのは、其れだけ出渕監督を始めとしてスタッフの方々が、宇宙戦艦ヤマトを愛しちゃんと取り組んで居られるお陰だと想います
此方こそ、宜しくお願いいたします
また是非お立寄り下さいませ

投稿: LIN | 2013年5月17日 (金) 16時13分

はじめまして。
ロンと申します。
2199の考察、大変面白く読ませて頂いています。
オールドヤマトファンとしては、とても嬉しい内容です。
ありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。

投稿: ロン1964 | 2013年5月17日 (金) 11時36分

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